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JR東日本カップ2007 関東大学リーグ
5月27日 東京・国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場
6得点快勝!4位で前期を終える
「自分たちのやりたいサッカー」(金守)は、観客を魅了する、負ける気がしない、華麗なパス回しのワセダサッカー。それが勝利の方程式! 最終節となった中大戦、終始ボールを支配した早大が6−2で圧勝。これで一つ順位が上がり、4位で前期リーグを終えた。
的確なポジショニングと絶妙な球出しをするボランチ、ワンツーで抜け出す兵藤に山本、復活のストライカー・渡邉。すべてが交じり合った化学反応で、攻撃が大爆発。立ち上がりから流れをつかみ、中大ゴールに襲いかかった。先制点は15分、FKからポストとなった兵藤を経由して、鈴木があげた浮き球を渡邉が頭で合わせゴール。渡邉は24分にもFKではじかれたボールに反応し、ドリブルで相手GKを交わし2点目を決めた。そして44分には鈴木が、FKを珍しく低く蹴りこんで3点目。ディフェンスも、前節で手ごたえを感じた4バックがうまく機能し、相手を寄せ付けずにラインを押し上げ、積極的に攻撃参加。流れるようなリズムでボールを操り、理想的なサッカーを魅せた。
後半も途中出場の松本怜や糸井が、相手GKのこぼれ球を押し込んで点数を重ねた。そして前節で「流れの中で(ゴールを)決めたい」と話していた兵藤主将が有言実行のゴール。結果6得点と、猛撃をみせた早大の圧勝だった。
しかし、その反面で後半に2失点。「最近全然ゼロで抑えた試合がない」(大榎監督)ことが課題となった。ひとつはファールからのPKでの失点。そしてもう一つは、「集中力を欠いた」時間帯に攻め込まれてラインが崩れ、相手シュートを止めきれないままにオウンゴールとなってしまう。リーグ戦では得失点も関係あるため、失点をしないにはこしたことはない。
前期リーグ戦が終わったとはいえ、息つくまもなく総理大臣杯予選が始まる。今季も教育実習のために多くの4年生が予選に出ることができない。その中には兵藤主将をはじめとした主力の選手が含まれている。これがワセダサッカーの勢いを色あせる原因となるのではなく、出場のチャンスを得た選手の新たなる色付けの場であってほしい。そして必ず予選を突破し、昨季のあの屈辱を果たしてほしい。
(菊地梨絵子)
第11節
早大
6
3−0
3−2
2
中大
【得点者】
(早)15渡邉、24渡邉、44鈴木、62松本怜、75兵藤、88糸井(中)59大瀧、84オウン
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
流経大
21
6
2
3
22
12
10
2
駒大
21
6
2
3
18
15
3
3
法大
20
6
3
2
17
11
6
4
早大
19
6
4
1
26
18
8
5
明大
19
5
2
4
17
9
8
6
東学大
15
4
4
3
10
11
−1
7
順大
13
3
4
4
16
16
0
8
青学大
13
4
6
1
20
23
−3
9
国士大
12
3
5
3
18
20
−2
10
東海大
12
3
5
3
14
21
−7
11
中大
9
3
7
0
10
23
−13
12
筑波大
7
2
7
1
13
22
−9
※第11節終了時
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
1
伊藤拓真
前橋育英
スポ3
DF
4
金守貴紀
四日市中央工
社4
5
横山知伸
帝京
スポ4
23
藤森渉
早実
教4
31
幸田一亮
港北
スポ1
MF
2
塗師亮
湘南台
スポ3
7
鈴木修人
市立船橋
スポ4
6
中島健太
国学院久我山
社4
→60分
松本怜
青森山田
スポ2
◎10
兵藤慎剛
国見
スポ4
FW
8
山本脩斗
盛岡商
スポ4
→81分
糸井正
早実
国教4
9
渡邉千真
国見
スポ3
→69分
首藤豪
市立千葉
スポ4
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
(最終戦を勝利で飾りました)どうしても欲しい勝利だったからとにかく勝てて良かった。4点差以上をつけて勝てば4位になれるというのがきのうの結果(駒大体流経大戦と法大対明大戦)を見てわかっていたから、試合前にはそんな意識していなかったんだけど、3−0になってから4点差をつけにいこうと。失点して3点差に詰められたけど、よく糸井が1点取ってくれた。4位になれば最終戦を西ヶ丘でできるからね(※最終戦の西ヶ丘では前期1位×2位、3位×4位で行われる)。最後はたくさんのお客さんの前でやりたいですし。その時は優勝に絡んでいる状況でできればいいですね。(きょうは交代選手が結果を出しました)(松本)怜も糸井も投入した選手が得点という結果を出してくれるのは、やっぱり使う側としても嬉しいです。でもPKの失点シーンなど課題もまた見えてきましたから練習で修正していかないと。最近全然ゼロで抑えた試合がないでしょう。完封するにこしたことはないですから。(次は総理杯の予選)教育実習で選手が結構抜けてしまうんだけど、でる選手が良いチャンスと思ってプレーしてくれればいいと思います。チーム一丸でやっていきます。
兵藤主将
(きょうの試合、ワセダのサッカーができていたように思えますが)前半はよかったんですけど、後半は足が止まってしまって。守備でも2失点してしまったり、最近毎試合失点しているので、0に抑えたいところですね。そういう点でも、まだまだ課題はいっぱいあると思います。(前期振り返って)3連敗とかして、チームも悪かったなりにそこまで上位(チーム)と離れなかったので、よくやれたかなとは思います。(総理杯予選に向けて)ワセダは俺らが入学してから一回も全国優勝してないので、今年は優勝できるメンバーがいると思うし、予選で結果を残して優勝したいと思います。
鈴木副将
(中大相手に大勝でした)やっぱりワセダは攻撃が魅力なんで、6点とれたのは良かったです。けど2点とられちゃったんで。そこは悪かったですね。(自身もフリーキックから得点しました)いつも練習で誰にも触られないところに蹴るようにしてて、きょうはみんな触れたけど誰も触らないでスルーして入りました(笑)。(2失点の原因は)ディフェンスラインだけの責任じゃない。6点とったけど締まらないゲームをしてしまった。守備の意識が足りない部分があって、自分らにも責任あります。(北京五輪2次予選候補に選ばれました)やっぱりそういうのに呼ばれるのは嬉しいですね、知り合いも出てたし。でも、大事なのはこれからなんで。地道にやっていきます。(自身のアピールポイントは)展開力とかキック、あとはFKを見てもらいたいですね。(高校時代のチームメイトの増嶋竜也選手(=J1・ヴァンフォーレ甲府)も選出されました)多分一緒に(集合場所の静岡に)行くんですけど、一緒にサッカーするのは久々なんで楽しみです。飲みに行ったりはするんですけど。カレン(ロバート・J1・ジュビロ磐田)もいたら良かったですけどね。(帰ってきたら総理杯予選があります)(教育実習で)欠ける人も多くてメンバーも新しくなるけど、頑張っていきます。兵藤もいないんで、自分が引っ張っていかなきゃいけないですね。
山本
(前節よい流れのままワセダのつなぐサッカーができた)前回久しぶりによい試合ができて、きょうもこのまえのような試合ができるようにとみんなで言っていた。(前半にループシュートがポストに当たってしまう惜しい場面があった)後半にも決めなければならない場面があったのに決められなかったので、そのへんがこれからの課題。(総理杯予選が控えているが、教育実習で出られないのですか)そうです。母校に行きます。みんなに頑張ってもらってぜひ勝ってほしい。(きょうで前期が終わりますが、アシストランキングで上位)ここ四試合得点に絡んでなかったんですけど、きょうランキング見て他の人ものびてなくて自分が上位にいるんだなと思った。アシストもそうですけど、やっぱり得点もとりたい。そしてチームに貢献したい。
金守
(ワセダのサッカーができた)いいサッカーができていたと思います。自信を持って攻めていくことができていた。(中大の中盤がスカスカだった)前半はプレッシャーもなくていい感じで攻めていけましたね。(駒大戦でもうまく機能した4バックがよい効果を)だんだんしっくりして、うまくラインコントロールとかできるようになりました。(金守選手が前線に上がったり、ポジションが流動的だった)ボールを持ってディフェンスの間をリスクを犯さずにあがったりは自己判断でやりました。あとはボランチの抜けた穴をうまく処理したり、ですね。(後半途中、相手のペースにラインが崩れた)集中力を欠いたと思います。ちゃんと最後までしっかりプレーを続けなくてはいけないです。(前期リーグが終了)出だしは勝ちを重ねることができてよかったけれども、3連敗をしてしまったりして順位も下がってしまった。でもここで2連勝できて、しかも自分たちのやりたいサッカーができてよかった。この流れのまま総理杯も勝ちたいです。
横山
(全体としてオフェンスもディフェンスもよかった)最初からボールを繋げていけたのでよかった。(中大のラインが崩れて2極化していた)まとまった守備をしていなくて、スペースが結構あって、そこを攻めていくって感じでした。(中大・辻尾選手のマークについていましたよね)はい。でも攻撃もまとまっていなくて孤立してて、辻尾だけが主に攻撃してました。(終盤押にされて失点も喫した)熱かったんで。しかも連戦でみんなつかれていました。(前期を振り返って)まだリーグ戦は半分まできたところで終わってないんで、まだまだこれからです。(総理杯予選は)教育実習に行ってしまうんで、多分でれません。
中島
(きょうの中島選手の調子は)普通。熱くてあまり走れなかった。(チームの出来は)攻撃はうまくボールをつなぐことができた。守備は、2点とられたが、しっかり守れてよかった。(きょうはボールがよくつながりましたが)ワセダは中盤が4枚だから。塗師と兵藤が中盤からロングシュートを打つように心がけた。(前半戦の総括を)3連敗もあったが、首位に勝ち点2差と、いい位置に付けているので、後半戦は巻き返せる。前半戦はよかった。(総理杯予選へ向けての意気込みを)教育実習なので、出るメンバーにがんばってほしい。
糸井
(今季初得点ですが)素直に嬉しいです。(短い出場時間でしたが試合にはすんなり入れましたか)はい、やることは決まっていたんで。流れを相手に渡さないという意味でもいいゴールだったと思います。(前期リーグの総括と総理杯への抱負を)前期はあまり多く試合に出れなかったので、もっと出れるようがんばりたい。早く監督に認められてゴールをたくさん決めたいです。
渡邉
(チームに勢いを与える2得点を挙げましたが、きょうの調子は?)調子はいつもと同じくらいだったと思います。2点は取ったんですけどもっと取れる場面があったと思うんで、そこが課題です。(チームとして良かった点は?中盤でボールが支配できていたように感じたのですが)前半は自分達のパスサッカーができていたと思います。でも後半はダメでした。2失点してしまったんで。(前節から中3日での戦いでしたが疲労は)確かに暑くて疲労もあったと思います。でもとにかくボールを動かせばあまり汗もかかないんで、あまり問題はなかったです。(前期の戦いを終えての総括を)自分たちのサッカーはできたんですけど、波がありました。粘り強く戦えて得点を多く取れたのは良かったんですが、失点が多いので減らしていきたいです。(総理杯が控えていますが)教育実習で抜ける選手もいるので厳しい戦いになると思うんですけど、予選を突破したいです。
塗師
(きょうの結果について)2失点したので満足はできないですね。勝つのが目標なのでそれはいいんですけど。もっと勝ち方にもこだわらないと。失点しないようにしたいですね。(中大の印象)守備がバラバラという感じがしました。ワセダは玉離れを速くするようにしていきました。でも、それを一試合通してできるようにしないと。終盤は良くなかったので。(駒大戦から中3日と期間が短かった影響は)全然なかったですね。やりやすかったです。(前期の戦いを振り返って)負けが多かったですね。もっと引き分けにもっていければ。勝ちきれなくても負けないサッカーができれば、もっと上に行けたはずです。(総理杯へ向けて)まずはしっかり予選から勝ちたいです。しっかり準備していきたいですね。
松本怜
(今季初ゴールですね)やっぱ嬉しいです。ようやくチームの役に立てた感じですね。ごっつぁんゴールだったけど1点は1点だから。(その前にも長い距離を走って右サイドを突破)あれはかなり良い形だったんだけどね。スピードにも乗れてたし。縦に切り込んでシュート打とうと思ったんだけど、角度がなくて、中に2枚いたからパスを選択しました。(これで前期は終了)悪い時期もあって苦しかったけど、前節に駒大に勝ってからはチームの雰囲気は良いです。これから総理杯の予選なんで、スタメンでも途中からでも頑張ってやっていきます。きょう決めて嬉しかったんで点とりたいですね。もちろん勝つことが大前提で!
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