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JR東日本カップ2007 関東大学リーグ
4月2日 東京・江戸川区陸上競技場
今季こそエンジイヤーに!白星でリーグ戦開幕
ついに開幕した関東大学リーグ戦。初戦は昨季1勝1敗の国士大との一戦となった。早大は先制するものの一時同点に追いつかれ、苦しい展開を強いられるが、後半終了直前に鈴木がFKを直接決め、2−1で初戦を制した。
どうしても欲しい一勝だった。昨季は前・後期ともに初戦を白星で飾れず、いい波を作り出せなかった。先日のインタビューでも新主将の兵藤は昨年の反省点として、開幕後の負け続きをあげていたほど、早大にとって鬼門だったスタートダッシュ。それだけに、この勝利は1部リーグ2年目にして、新たなステージに突入したことを如実に示す一つのしるしとなった。
とはいえ、試合内容自体はピリッとしなかった。特に後半、1点リードしながらも、主導権を握れない時間が続いた。ピッチの状態も悪く、持ち味である繋ぐサッカーもできない。曇天の空模様に似たどんよりとした試合展開の中、後半36分、ゴール前の混戦から国士大意地の一発が早大ゴールに突き刺さってしまう。大事なリーグ戦初戦、勝ちたい気持ちはどちらも同じ。昨季ならこのまま引き分けの試合だ。しかし、終了直前焦った相手のチャージで得た鈴木のFKがぐんぐんとゴールに吸い込まれ、勝ち越し点に。諦めないという気持ちで、早大が勝った。
この春、大学選抜などが重なり、チームとしての練習時間は決して長くなかった。「まだバタついている感がある」(大榎監督)という言葉は真実かもしれない。しかし、その分兵藤のキャプテンシーが随所に光って、チームを助けた。ピッチを駆け巡り、仲間を鼓舞した。さらに前半早い時間帯に自ら先制点も決めてみせた。「リーグ戦初ゴールは自分で決めたかった」(兵藤)。プレー面でも抜群に頼もしい新キャプテンを中心に、コンディションが優れぬ中でも勝てるところにメンタル面での成長を感じさせる開幕戦となった。
「勝ったっていう結果はよかったですけど、まだあるべきサッカーじゃない」(鈴木)。試合後、選手たちは安堵の笑みを浮かべながらも、悔しさを滲ませた。いつだって、もっとできるはずという気持ちが拭えないで、ここまでやってきた。まだまだやりたいサッカーがある。狙うタイトルがある。勝利に居着くのではなく、より良い勝利を目指す気持ちがあるのなら、今年こそきっとその全てが手に入るはずだ。
(平野麻理子)
第1節
早大
2
1−0
1−1
1
国士大
【得点者】
(早)19兵藤、89鈴木(国士)81菅原
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
法大
3
1
0
0
2
0
2
2
早大
3
1
0
0
2
1
1
2
流経大
3
1
0
0
2
1
1
4
中大
3
1
0
0
1
0
1
5
駒大
1
0
0
1
2
2
0
5
明大
1
0
0
1
2
2
0
5
順大
1
0
0
1
2
2
0
5
東海大
1
0
0
1
2
2
0
9
国士大
0
0
1
0
1
2
−1
9
青学大
0
0
1
0
1
2
−1
11
東学大
0
0
1
0
0
1
−1
12
筑波大
0
0
1
0
0
2
−2
※第1節終了時
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
1
伊藤拓真
前橋育英
スポ3
DF
4
金守貴紀
四日市中央工
社4
5
横山知伸
帝京
スポ4
23
藤森渉
早実
教4
MF
2
塗師亮
湘南台
スポ3
7
鈴木修人
市立船橋
スポ4
17
中川翔平
国見
スポ2
→85分
首藤豪
市立千葉
スポ4
6
中島健太
國學院久我山
社4
→59分
松本怜
青森山田
スポ2
8
山本脩斗
盛岡商
スポ4
◎10
兵藤慎剛
国見
スポ4
FW
9
渡邉千真
国見
スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
(勝利おめでとうございます。劇的な開幕戦勝利となりましたね)最後まで諦めないで、素晴らしかったと思います。ただ自分たちで自分たちを苦しめるようなプレーが続いたのも、事実。(ヒヤヒヤした場面も多かったですが、GKの伊藤選手のファインプレーなども光りました)そうですね。自信を持ってプレーしてくれて、よかったと思います。(初戦を取れたのはやはり大きいですか?)はい。初戦って22分の1ではあるんだけど、勝つほうがいいですから。これは大きい一勝です。(初スタメンの選手もいましたし、新体制になりチームの仕上がりは?)一緒にやる時間が選抜などの選手もいて、短かった。ジェフ戦(J1・ジェフ千葉との練習試合)ぐらいしかチャンスがなかったので、まだバタついている感じはあります。まだまだこれからですね。(次節に向けて)もう少し自分たちのサッカーを長く出来るようにしたいですね。さすがに90分ずっと、というのは無理だけど、できるだけ長くできるようにしたい。
兵藤主将
(開幕戦勝利です。初戦が大事だと言ってましたが)内容はまだまだ課題が残る感じだったのですが、きょうは勝てたことに意味があるので。(山本選手との2シャドー。よく抜けでていましたね)きょうの狙いがそれだったので。リズムをつくってやれました。(先制ゴールを決めました。自身のゴールで勝利を飾れましたね)今年キャプテンになって、リーグ戦での初ゴールは自分で決めたいと思ってたし、それで勝てたっていうのが嬉しいですね。(課題もでたと思いますが)グラウンドがよくなかったってのもあるんですが、後半に自分たちのサッカーができなくなってしまって、悪い時間帯に失点してしまいました。しっかりディフェンスもできていなかったし、リズムが悪かった。(ピッチ上で縦横無尽に駆け回っている姿が印象的でした。まさにキャプテンですね)キャプテンになってプレーで示そうとした時に、自分は身長もないので運動量でカバーしなくちゃって。やはり去年以上に最後まで諦めない気持ちは大きくなったし、それがきょうの勝ちに繋がったと思います。次も頑張ります!
鈴木副将
勝ったっていう結果はよかったですけど、まだあるべきサッカーじゃない。もっとつないで、精神的な成長が必要。セットプレーはあまり練習できなかった。(代表とかで)チームに合流したのが遅かったから、1週間くらいしか練習できませんでした。でも、今の4年とかはみんな前から試合に出てるんで、あまり問題はなかったです。あのフリーキックは狙い通りでした、よかったです。次はもっとつないで、ワセダらしい試合をしていきたいです。
山本
前半はうちのペースだったけど、後半におしこまれてしまいました。でも、開幕戦は難しいので、勝ててよかったです。(決勝点となったFKは山本選手が得たものでしたが)きょうはミスが多かったんですけど、監督に「ボール持ったら積極的に行け」っていつもいわれてるんで、それが起点になってよかったです。(今日はヘディングで競っていました)中盤で競っていかないと、守備に負担かけるのでヘディングがんばりました。(五輪代表やプロとの練習試合を通して)負けてしまったけど、内容的には良かったです。いい経験になりました。(次はあんまり相性の良くない東学大ですが)去年は苦手だったんですが、今年はお互いチーム変わってるし、大丈夫です。試合への入り方が大事なんで、きょうみたいに早い時間帯で点とって、しっかり勝ちたいです。
横山
(開幕戦勝利で飾りました)(鈴木)修人のおかげです。あいつの勝負強さがでました。(昨年のチームと変わったところは)始まったばかりなんでまだまだこれからな部分はあるんですけど、徐々に練習から厳しさを出していけているところです。(後半は攻め込まれました)流れを切りたかったんですけど、ズルズルいっちゃいましたね。(GKとの連携は)私生活から仲がいいんで、わかりあえてるはずです。大丈夫です。(DFラインには藤森さんが入りました)自分より上手いし、高さもある。後ろはスピードへの対応はしきれない場面もあるけれど、高さの面では問題ないです。(次戦に向けて)1戦1戦しっかり戦って勝っていきたいです。リーグ戦優勝っていうタイトルが欲しいんで。
藤森
(公式戦初スタメンでした)監督からはいつも通りやれとだけ言われました。緊張しました。今日は前半はよかったんですけど、後半は1点入ってたから甘えが出て、攻めに行けなかったのがよくなかったと思います。自分のできは全然だめ。ヘディングで勝てませんでした。DFラインは後半はバタバタしたけど、全員同じ学年だし、練習して連携は高めていきたいです。修正点としては相手が枚数を増やして攻撃してきたときに両サイドが行くのか、ボランチが行くのかはっきりしてないところ。あとはカバーリングを誰が行くのかとか基本的なところですね。(自身の持ち味、得意なプレーは?)体が強いわけではないので、DFだけどロングボールなどで攻撃の基点になるところです。(次戦への課題と豊富は?)今日はヘディングで勝てなかったのでヘディングと、もうちょっと緊張しないでプレーして、次も勝ちたいです。
伊藤
きょうは、グラウンド状況も悪くて、ロングボールが多くなった。つなぐ場面もあったが、相手のラインが上がっていて、スペースがあったので、そこを狙うという意味では、狙い通りのサッカーができました。(後半、危ないシーンがいくつか見られた)そういう時間帯もあると、割り切っています。(開幕戦の勝利は)大きいですね。昨季は最初に波に乗れなかったので、きょう勝てたことで、今後のチームのプラスになると思う。(兵藤主将は後ろから見ていて)キャプテンシーは前からあるし、チームを鼓舞するいいキャプテンです。下の代もよく見ているので、ぼくら下の代からしてもいいですね。(レギュラーとして迎えるシーズンだが)自分も含めて、全員がレギュラーと決まったわけではない。1試合ずついいプレーをしてくことだけを考えています。
松本怜
(今季初戦は白星発進でした)勝てたってことで結果には満足してます。ただ内容が後半押され気味だったし、駄目でしたね。(ご自身の出来は)監督には「国士大の11番が高い位置に張っているからいつもよりディフェンスの意識を高く」って言われました。ディフェンスの機会が多かったけどまだまだで。その中からオーバーラップで上がれた部分はよかったですけど。途中交代で流れを変えることが出来なかったのが悔しかったです。今日は左サイドだったけど右も左も、特に支障ないです。左足のクロスもふかさなかったのは良かったかな。(チーム全体については)ピッチが悪かったのもあるけど、内容が悪かったですね。リズムも良くなかったし、つなぐサッカーができなかった。その中で勝てたのは大きいと思います。(リーグ戦の目標を)チームとしてはやっぱ優勝。自分はまずスタメン復帰ですね。得点、アシストともに昨年の数を上回れるように頑張ります。
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