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インカレ終幕、男子エペ団体が2位

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2018.11.20

 5日間にわたって繰り広げられた全日本学生選手権(インカレ)も終わりを迎えた。最終日に行われた試合は、男子エペ団体と女子サーブル団体。男子エペ団体は、決勝戦で法大に敗北を喫し、惜しくも優勝を逃した。一方女子サーブル団体は、初戦に強豪・日大と対戦。日大のカベは高く、初戦敗退となった。

☆終盤に逆転を許し、優勝を逃す(男子エペ団体)

 インカレ3日目の個人戦で3人も入賞を果たした早大男子エペ陣。加納虹輝(スポ3=山口・岩国工)が不在ではあるが、優勝できる戦力は十分そろっての戦いとなった。初戦、準々決勝と、順調に白星を挙げ、準決勝に進む。準決勝では、ロースコアな試合展開となったが、第8セットで、小野真英主将(スポ4=埼玉栄)が同時突きを含む14得点を挙げる。スコアをマックスの40点に乗せて、次の安雅人(スポ3=茨城・水戸一)につなぐ。続く安も最後回りの役目を果たし、無事決勝戦へ駒を進めた。迎えた決勝の相手は法大。第2セットで、安が同時突きを含む6連取をし、5—10で次に回す。その後もリードを守り切り、早大が有利の展開が続く。しかし、第6セットでついに法大に追い付かれてしまう。第7、8セットも同点で終え、勝敗は最終セットの安に託されることとなった。だが、まず2点を相手に奪われ、追う展開に。安は巻き返しを図り、一時は1点差にまで詰め寄った。しかし、無念にも、逆転に成功することなくタイムアップ。試合終了後、安は肩を落とし、悔しさをにじませた。

決勝戦で果敢に攻める安

 惜しくも敗れ、悔しさが残る結果となった男子エペ団体。しかし、ルーキーから4年生までどの選手が出ても強い早大男子エペの層の厚さは、今後の試合で武器になるだろう。今シーズン残る試合は、12月に行われる全日本選手権(全日本)。小野は「最後の試合なのでチームワセダとして全日本取れるように頑張っていきたい」と意気込みを語った。今シーズン最後の全日本では栄冠をつかみたい。

(記事 本野日向子、写真 藤岡小雪)

☆無念の1回戦敗退、全日本出場権を獲得できず…(女子サーブル団体)

 女子サーブル団体は、初戦から強豪・日大と対戦。早大は必死に食らい付くが及ばず、39−45で1回戦敗退に。インカレ14位となり、男女計6種目で唯一、全日本団体戦の出場権を獲得することができなかった。

エースとしてチームを引っ張ってきた佐々木

 序盤から苦戦を強いられた。第3セット終了時点での日大との差は10点。簡単には逆転できないほどに点差が広がっていた。しかしここから、早大も意地を見せる。佐野友香(スポ3=静岡・沼津西)が相手から5連取を奪うなどの活躍を見せ、3点分差を縮める。第6セットでは佐々木陽菜(スポ4=東京・大原学園)の5連取を含む猛攻で、5点差まで詰め寄った。しかし、日大はこれ以上付け入る隙を見せなかった。

 年末の全日本に出場できないことが決まってしまったため、次戦の早慶対抗定期戦(早慶戦)が佐々木の出場する最後の団体戦になる。「陽菜先輩をしっかり送り出せるようにしたい」(佐野)。絶対に負けられない早慶戦で圧倒的な勝利をつかみ、長年エースとして活躍してきた佐々木の門出に花を添えたい。

(記事、写真 藤岡小雪)

インカレ最終日での集合写真

 ※フェンシングの団体戦は3人、または4人の選手が交代で出場し、1試合当たり3分という持ち時間内で争う。あるいは3分以内にどちらかが先に5得点先取すると、そこで次の選手に交替となる。最終的には9試合戦い、45点を先取、または持ち時間が終了した場合は得点が高い方が勝ちとなる。

 ※エペ:全身が有効面となる上に、両選手が同時突きをすると両者にポイントが与えられる。より慎重な攻め方が求められるため、時として両者が睨み合ったまま時間が過ぎることは稀な話ではない。

 ※サーブル:両腕も含む上半身への突きと切り(剣先ではなく剣の胴部分で相手の体に触れること)が得点となる。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の攻撃を防御してから攻撃しなければならない。この攻撃権の奪い合いにより、両選手はピスト上を常に前後に往復し合うため、サーブルは3種目の中で最も全身運動が激しい種目だと言える。

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結果

▽男子エペ
早大[小野真英主将(スポ4=埼玉栄)、十河昌也(スポ3=香川・三本松)、安雅人(スポ3=茨城・水戸一)、増田陽人(商1=岡山大安寺中教校)] 2位
 2回戦:○45−34愛知工大
 準々決勝:○45−38朝日大
 準決勝:◯45−31日大
 決勝:●37−45法大
 

▽女子サーブル
早大[佐々木陽菜(社4=東京・大原学園)、佐野友香(スポ3=静岡・沼津西)、服部美優(文1=千葉・東葛飾)、村上万里亜(スポ1=愛媛・三島)] 初戦敗退
 1回戦:●39—45日大

コメント

小野真英主将(スポ4=埼玉栄)

――2位となりましたが今の心境はいかがですか

優勝を目標としてやってきていたので、2位では満足していないんですけど、最後の最後で入賞できたので良かったかなと思っています。

――エペだけではなく、フルーレの試合にも出場していましたが、疲れとはどう戦っていましたか

フルーレは全然練習していなかったんで、慣れない動きをずっとやっていて、疲労はたまっていました。だけど、疲労も痛いとかではなくて、体が重いなって感じだったので、しっかり早く寝たり、アップ前に入念なストレッチをやったりして、できるだけ試合に影響が出ないようにしていました。

――インカレ4日目に行われたエペ団体の初戦では、小野選手が早回り、増田選手が中回りだったところ、きょうの試合は全てその順番が逆であったのは、作戦だったのでしょうか

きのうはフルーレの試合もあったので、自分が出る予定はなかったんですけど、フルーレをした後にすぐにエペに入ると、感覚的なミスマッチが起こるので、最初十河昌也(スポ3=香川・三本松)に試合に出てもらって、エペの感覚を取り戻そうということで、最後はチェンジしました。

――準決勝では、第8セットで小野さんが大量得点を挙げましたが振り返っていかがでしたか

相手が高校の後輩で、癖も知っていますし、自分がどこと当たったとしても自分がここで取っていい流れをつくろうと思っていたので、最初からロースコアだったんですけど、マックスまで取るつもりで、前に出て勝負しました。

――決勝戦では、序盤はリードしていましたが、第8、9セットで小野選手、増田選手が同点で終えました。振り返っていかがでしたか

最初の入りとしてはすごい良かったかなと思います。でも、向こうも弱くはないので、拮抗(きっこう)した試合になる、展開的にもどっちが有利になってもおかしくないと思っていました。途中までは予想通りだったんですけど、あそこで自分と陽人(増田陽人)が無理して点数を取られて、雅人(安雅人)が苦しい展開になるより、雅人が個人戦の決勝でも当たっていますし、やり慣れている相手なので、最後に雅人が勝負をかけた方がうちとしては分があると思ったんで、ロースコアで回して無理せずに、雅人に頼んだって感じです。

――小野選手は4年間で個人戦も団体戦も最高順位となりましたが、振り返って今回のインカレはどのようなインカレになりましたか

個人団体共に優勝を目指していたので、悔しいですけど、今までベスト16で止まっていたのがやっと1つ上に上がってベスト8に上がれたのは個人的にはすごい嬉しかったです。加納(虹輝、スポ3=山口・岩国工)がいなかったんですけど、それでもしっかり下馬評通りか分からないんですけど、ちゃんと最低限の決勝までいくという目標は達成できたので、個人的にそこは満足しています。

――全日本選手権に向けて一言

個人戦に関しては昨年がベスト8だったんで、ベスト8以上。全日本団体は、一昨年準優勝、昨年1回戦敗退で、全日本を取ることが達成できていなくて。最後の試合なので、チームワセダとして全日本取れるように頑張っていきたいと思います。

佐野友香(スポ3=静岡・沼津西)

――日大に負けて全日本出場権を失いましたが、今の率直なお気持ちは

悔しいの一言ですね。関カレも日大に負けたんですけど、インカレの前に日大に練習に行かせていただいて。団体戦も何回かやらせてもらって、メンバーも今回とは違ったんですけど、1回も勝てなくて。きょうが一番点数では迫れたんですけど、やっぱり実力が日大には及びませんでした。

――2、3試合目はプラスで回していましたが、個人としてのプレーを振り返っていかがですか

自分は前回、早回りで出させていただいて。最初は相手の2番手とだったんですけど、そこでまずマイナスになってしまって。次に相手のアンカーとの勝負で、1点も点数を取ることができずに、流れを非常に悪くしてしまいました。今回は中回りということで、最初相手のアンカーとの試合だったので、いかに最初で点数を取るかが勝負だと思っていました。前回0点を食らってしまった相手だったので、絶対に点を取って帰ってくるということを意識していて。最初個人的に一番強いと感じている相手が終わってしまったので、あとは自分のプレーに集中できたかなと思っています。

――チーム全体の敗因は

やはり陽菜先輩(佐々木陽菜、スポ4=東京・大原学園)は点を取ってきてくださるんですけど、残りのリザーブ入れて3人が点を取れなかったところがあったので、個々の実力不足ですね。あと1つあるのは、自分が先に対戦し終わった相手について、次に対戦する仲間に「相手はこう狙ってくるから、この技が決まるよ」というのを伝えそびれてしまった場面があって。その伝達ミスを防いでいたら、流れが変わって、もう少し点を稼げていたのではないかと、村上万里亜(スポ1=愛媛・三島)と反省しました。

――中回りを務めるにあたって特に気を付けた点を、さらにあれば教えてください

個人的に感じているのは、早回りは自分より強い選手がいる中で、どれだけ耐えるかというのが自分の中での勝負で。女子フルーレみたいに全員が点を取れる選手だったら、相手との相性を見て変えることもできると思うんですけど、今の女子サーブルの相手より実力が劣っている状態だと、いかに食らい付けるかが重要だと思っていて。でも中回りは、早回りが食らい付いてくれたところを最後回りにしっかりつなげていくことが大事だと思っていたので。関カレは後ろがいるから少し気楽に行けた部分もあるんですけど、きょうは自分もしっかり点を取っていこうという気持ちで臨みました。

――これから試合が続いていくと思うので、今後の試合に向けて意気込みをお願いします

まず最初にあるのは早慶戦(早慶対抗定期戦)です。陽菜先輩と組む最後の団体戦になると思うので、陽菜先輩をしっかり送り出せるようにしたいです。きょうの団体戦で流れをつかめてきたところがあると思うので、みんなで雰囲気を大事にやっていきたいと思います。また来年は強い1年生が帰ってきて、木村(結、社3=山口・柳井学園)も戻ってくるので、また一から新しいサーブルをつくり直せるようにしたいです。