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バレーボール部

2023.02.07

第12回WASEDA CUP 2月5日

バレーボールを通して現役部員とOB、OGらが交流!

 この日、バレーボール好きたちの活気ある声が体育館に響いた。WASEDA CUPは、現役部員とOB、OGや早稲田大学バレー部関係者の交流を目的として2011年に始まったイベントだ。昨年は新型コロナウイルスの影響で学生のみの参加であったが、今年は従来通り開催し、老若男女問わずバレーボールを通じて親交を深めた。

 チーム単位ではなく、個人単位でのエントリーとなるこのイベントでは、朝にくじでチームが決まる仕組み。ほとんど初めて顔を合わせるメンバーのため、自己紹介の後にミニゲームが行われた。9個並んだマーカーコーンを使い、自チームの色を3つ並べる〇×ゲームリレーや、オーバーハンドパスをつなぎ、バスケットゴールに入れるリレーでアイスブレイクをした。

レクリエーションの様子

 試合は、工夫を凝らした特別ルールで行われた。22点先取で行われ、ローテーションはないが11点で前後が交代となる。現役男子部員は15点以降にフロントスパイクが可能、女子のスパイクは2点入る。また、サーブ時に使用し、得点したならば自チームに5点、失点したならば相手チームに5点入るというゴールデンポイント制が採用された。1試合につき1回のみのオプションということで、各チーム使いどころを考えて使用。一発逆転もあり得ることから試合のスパイスとなった。

得点後に喜ぶ黄色チーム

OB、OGらに親子参加も推奨しているWASEDA CUP。バレーに参加できない小さな子どもたちとも交流した

 2コートに分かれ総当たり戦を行った後、順位決定戦を実施した。交流が目的とはいえ、1プレー、1試合ごとに一喜一憂。得点後に喜びを爆発させる姿、そして慣れない柔らかいボールゆえに、普段は絶対に起こり得ないミスで膝から崩れ落ちる姿が印象的であった。小学生や、アナリストなどのスタッフも参加し、経験値や性別、年齢の垣根を越えてバレーボールを楽しんだ。2試合目には、松井泰二男子部監督(平3人卒=千葉・八千代)らオレンジチームと、馬場泰光女子部監督(平8人卒=京都・洛南)ら青チームという、ここでしかない対戦カードが実現。松井監督のサーブで追い上げ、大いに盛り上がった。個人賞としては、秋重若菜(スポ新3=大阪・金蘭会)がMVP、荒尾怜音(スポ新4=熊本・鎮西)がベストレシーバーに選ばれた。

サーブを打つ小室麻由アナリスト(政経4=埼玉・早大本庄)

MVPの秋重

 試合後には、今年度男子部主将を務める水町泰杜(スポ新4=熊本・鎮西)、女子部主将を務める秋重が感謝の言葉を述べ、抱負を語った。男子は『大胆』、女子は『一心』をスローガンに掲げ、さらなる高みを目指す。「様々な方に支えられていることを実感した(秋重)」というように、早大バレー部の結びつきの強さを再確認し、さらに結び目を固くした今回のイベント。今年度もOB、OGのみならず、学生たちを巻き込み、早大が一体となって「早稲田のバレー」を後押ししたい。

(記事、写真 五十嵐香音)