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ラグビー部

2022.12.18

ジュニア冬季オープン戦 12月17日 対白鷗大 早大上井草グラウンド

白鷗大から12トライを奪い、大勝!!

 寒空の下、上井草グラウンドで早大Dは2022年最終戦となる、白鷗大戦に挑んだ。前半は、グラウンドを左右に大きく使う展開ラグビーから7トライと相手を翻弄(ほんろう)。前半を43ー0で折り返した。後半はトライを奪われるものの、交代選手の活躍もあり、74ー5と大勝。最終戦を良い形で締めくくった。

 キックオフ直後から、早大Dは速いテンポでフェーズを重ねる。前半4分、SH桝谷連太郎(スポ2=東京・本郷)の素早い持ち出しからWTB高栁壮史(基理1=東京・早大学院)が巧みなクロスでパスを受け取り、先制トライを挙げた。その後も積極的なパス回しから早大の猛攻が続く。10分にはCTB田尻遥也(文2=埼玉・早大本庄)が敵ディフェンスのギャップを突いてトライ。16分には再び高柳が右大外でボールを受け、華麗なスワーブから60メートルの独走トライを決めた。ディフェンス面では、SO仲山倫平(法1=ニュージーランド・ウェリントン・カレッジ)の刺さるタックルが目立ち、敵の攻撃を上手く防ぐ。その後も4トライを取り、43ー0で前半を終えた。

 

独走トライを挙げるWTB高栁

 後半は開始早々、敵のキックをSO黒川和音(人1=茨城・茗渓学園)がチャージし、こぼれ球を拾った田尻がトライ。その後もグランドをワイドに使いながらゲインするも、細かな連携ミスからペナルティを取られ、中々得点を取ることができない。膠着(こうちゃく)状態が打開されたのは17分、WTB鈴木陽結(政経3=東京・早大学院)が持ち前のスピードを活かしたトライを奪う。しかし20分、右サイドからラインアウトモールで押し込まれる。白鷗大に得点を許し、55ー5。そこで相手ペースになりかけるが、FWを中心に立て直した。25分、連続攻撃から最後はロック玉川皇一(創理1=東京・青山学院)がフィニッシュ。その後も2トライを追加し、74ー5でノーサイドとなった。

 

スピードあるランでトライを挙げたWTB鈴木陽

 今試合では序盤から展開ラグビーでトライを量産。細かなミスはあったものの、チャレンジし続ける姿勢が随所に見えた。ゲームキャプテンを務めたCTB鳥海雄図(教3=東京・早実)は、「タテに圧力をかけるのか、ヨコに展開するのかという使い分け、判断の部分が上手くできたところがあったので良かった」と試合を振り返る。今年の当カテゴリーの試合は最後となったが、シーズンはまだ終わっていない。日本一に向けて選手たちの挑戦は続く。

(記事 阿部健、写真 谷口花、山田彩愛)

コメント

CTB鳥海雄図ゲームキャプテン(教3=東京・早実)

――今日の試合を振り返って

 まず自分たちにチャレンジし続けるというところと、試合の中で成長することをテーマに掲げていました。それを各々ができた点と課題に残ったところがあったと思います。その課題を次に向けてしっかりと修正していきたいです。

――試合の中で成長することがテーマということですが、鳥海選手自身が試合の中で成長を感じた部分はありますか

 タテに圧力をかけるのか、ヨコに展開するのかという使い分け、判断の部分が上手くできたところがあったので良かったのかなと思います。ですが、ブレイクダウンで負けてターンオーバーされた場面があったので、そこは一つ課題かなと思いました。

――ミスも多かった印象でしたが、ゲームキャプテンとして意識的に試合中行ったことはありますか

 チームのメンバーが若いということもあって、試合中にミスが起こるだろうということは想定していました。起こったミスに対してしっかり全員で反応していくことを意識していました。

――この試合を通してチームとしての収穫はありましたか

 前半は特にボールキャリーのところはブレイクダウンまでを含めても良かったのかなと思います。モーメントごとに良いアタックをできた場面が多かったので、そこは収穫かなと思います。

――最後の試合ということで、来年に向けてオフシーズン鍛えていきたい部分はありますか

 来年に向けてまずはもう一度体づくりからしっかりと取り組んで、もっと上のチームでプレーできるように頑張っていきたいと思います。

――来年は最上級生になるということで、ラストイヤーに向けた意気込みをお願いします!

 引っ張っていく立場になるので、しっかり周りとコミュニケーションを取りながら、チームをけん引できるように頑張りたいです!

SO仲山倫平(法1=ニュージーランド・ウェリントン・カレッジ)

――今日の試合を振り返って

 今シーズン最後の試合で、監督からはこの試合が来週の早明戦に繋がると言われていました。しっかりと覚悟を持って来週に繋がるいい試合ができたのかなと思います。

――チームとして浮かび上がった課題はありますか

 やっぱりまだ一人一人のスキルのクオリティがシニアに比べて低いですね。戦術にスキルを落とし込めていない部分もありましたが、いい形で今年を締めくくれたと思います。

――個人面で、タックルが上手く刺さっていたかと思いますが、意識していたことはありますか

 タックルはずっと課題で、いいタックルを決めようと思っていました。アタック面では、深く立って攻撃的な早稲田のアタックを体現しようと考えていました。

――来年に向けた目標は

 個人的には、体重を増やしてフィジカル面での強化を図りたいです。体力を落とさず、スキルも含めて総合的にレベルアップしていきながら赤黒に絡んでいきたいと思います。チームとしては、スタートの時点から荒ぶるを取るという意識をみんなが持って頑張っていければと思います。

 

ジュニア冬季オープン戦
早大D スコア 白鷗大
前半 後半 得点 前半 後半
43 31
74 合計
【得点】▽トライ 高栁(2T)、田尻(2T)、仲山、杉野、三浦哲、勝矢、鈴木陽、玉川、清、谷 ▽ゴール 仲山(4G)、黒川(2G)、北田(1G)
※得点者は早大のみ記載
早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
蜂谷 謙介 基理1 東京・早大学院
渡辺 駿斗 商3 東京・早実
門脇 浩志 スポ2 神奈川・桐蔭学園
折戸 健介 法2 東京・早実
成戸 風太 スポ1 埼玉・川越東
山本 竜大 教1 東京・早実
山下 広一朗 創理1 東京・早大学院
勝矢 紘史 スポ1 長崎北陽台
桝谷 連太郎 スポ2 東京・本郷
10 仲山 倫平 法1 ニュージーランド・ウェリントン・カレッジ
11 三浦 哲 文構2 東京・早実
12 ◎鳥海 雄図 教3 東京・早実
13 田尻 遥也 文2 埼玉・早大本庄
14 高栁 壮史 創理1 東京・早大学院
15 杉野 駿太 政経2 東京・早大学院
リザーブ
16 松永 拓実 スポ2 埼玉・県浦和
18 山野 裕都 教3 東京・早実
19 玉川 皇一 創理1 東京・早大学院
20 荒田 明彦 商1 北海道・函館ラサール
20′ 谷口 宗太郎 人1 福岡・修猷館
21 糸瀬 真周 スポ1 福岡・修猷館
9′ 井上 泰志 スポ2 福岡・東筑
22 黒川 和音 人1 茨城・茗渓学園
10′ 山田 航太郎 政経2 大阪・早稲田摂陵
22′ 茂木 陸生 社3 埼玉・早大本庄
12′ 北田 琢磨 スポ1 埼玉・川越東
13′ 谷 司馬人 教1 東京・早実
11′ 渡邉 琉斗 法1 東京・本郷
23 鈴木 陽結 政経3 東京・早大学院
14′ 木村 晴 スポ3 北海道・函館ラサール
21′ 國富 平 基理3 東京・早実
23′ 清 透馬 商2 茨城・茗渓学園
15′ 米重 皓己 商2 北海道・函館ラサール
※◎はゲームキャプテン、監督は大田尾竜彦(平16人卒=佐賀工)