ハンドボール部
2022.12.03
第70回早慶定期戦 11月27日 神奈川・慶大日吉記念館
「早稲田でプレーできて本当に良かった」(永橋主将)/4年生引退コメント集
先日行われた早慶定期戦(早慶戦)で圧巻の試合運びを見せ、慶大に大勝した男子ハンドボール部。この試合をもって引退した4年生の選手・スタッフのコメントをご紹介します。
早慶戦の記事はこちらから
永橋優太朗主将(スポ4=千葉・市川)
――試合を振り返っていかがですか
最高に気持ちのいい試合ができたなと思っています。全員、気持ちが乗っていて心から楽しめていました。最後にあのようなゲームができて、とても良かったです。
――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか
全力で楽しもうという気持ちが強かったです。ただ、慶応はこの日のために多く準備をしてきており、また慶応の観客は非常に多いため、雰囲気に呑まれないようにしようとは思っていました。
――主将としてチームを率いた1年間を振り返っていかがですか
本当に貴重な体験をさせてもらったなと思います。本気で勝つために動くチームだったので、その分、苦労や難しさはありましたが、それを遥かに超える楽しさと価値があったなと思います。本当にちゃんと主将らしくできていたかはちょっとわからないのですが、本当に価値ある経験をさせていただいたなと思います。
――今年度のチームの「ワセダらしさ」とはどのようなものでしたか
粘り強さだと思います。どんな試合でも相手と競り続ける、引き離されず最後に追いつく、そんな粘り強さが今年の早稲田らしさだと思います。その屋台骨であるのが、ディフェンスと速攻でした。とにかく守って、走る。また、守るためにルーズボールや勝負際で泥臭く勝つ。それらが今年の粘り強さを生んでいたと思います。
――4年間を振り返っていかがですか
とにかく楽しかったなと思います。早稲田でプレーできて本当に良かった。伝統あるこのチームでプレーでき、その一員になれたことを誇りに思います。
――部員や親御さんなど、周囲の人たちに伝えたいことはありますか
とにかく感謝しています。それに尽きます。自分がこうして楽しく自由にハンドボールができたのは周りで支えてくれた人たち、共にプレーしてくれた人たちのおかげです。本当に本当に感謝しています。ありがとうございました。
山田和直副将(スポ4=群馬・富岡)
――試合を振り返っていかがですか
たくさんの観客のみなさんにお越しいただいて、素晴らしい会場、雰囲気の中で早慶戦を戦うことができてとてもうれしく感じています。会場を設営、運営をしていただいた慶応のみなさんや応援していただいた保護者、観客、応援部のみなさんに感謝の気持ちを伝えたいです。試合については、毎年慶応のみなさんはこの早慶戦にすべてをかけて準備をしてくるので試合の序盤は難しい展開が続くのではないかと思っていましたが、一人一人が役割を果たせたことで序盤から早稲田の流れをつくることができて終始落ち着いて戦うことができたと思います。
――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか
この早慶戦で早稲田大学ハンドボール部を引退になるので、この仲間で戦う最後の試合を全力で楽しみたいという気持ちで臨みました。
――副将としてチームを率いた1年間を振り返っていかがですか
悔いのない最高の1年間だったと言いたいところですが、目標としていたインカレ(全日本学生選手権)優勝を達成することができずに、腑に落ちない結果で終わってしまい悔いが残る1年間だったと思います。もっと自分にできることがあったと思うし、もっとハンドボールのこと、チームのことに時間を割くべきだったと今になって思います。そういった面で後輩たちには、今やれることを後回しにせずに、手を抜かずに日々積み重ねていってほしいなと思います。
――4年間を振り返っていかがですか
本当にあっという間でした。2年生の頃には、膝のケガで1年間プレーできない期間もあって、苦しい経験をしました。この4年間で起きた1番大きな変化は何かなと考えると、考えてハンドボールができるようになったことだと思います。下級生の頃は、自分の感覚的な部分でプレーしてしまうことが多く何度も指導された記憶があります。そのおかげで、今では意図のあるプレーができるようになってきたのではないかなと思います。
――後輩にはどのようなプレーを期待しますか
今の後輩たちは遠慮がちな選手が多いので、もっと仲間たちと意見をぶつけ合ってチームをつくっていってほしいなと思います。そして、早稲田らしく全員の力を合わせて、大きな目標を達成してほしいと思います。
――部員や親御さんなど、周囲の人たちに伝えたいことはありますか
1番に感謝を伝えたいのは両親です。今までの22年間ずっと自分たちよりも私のことを優先してくれました。これからも迷惑や苦労をかけてしまうことはあると思いますが、少しずつ恩を返していきたいと思います。また、今まで早稲田ハンドボールを通して関わった人たちに感謝の気持ちを伝えたいです。そして、この先もここで得たつながりを大事にしていきたいです。とくに、同期は長い時間を共にしてくれて最高の理解者だと思うので、これからもよろしくと伝えたいです。これからもハンドボールを続けていくつもりなので、応援していただきたいし、応援してもらえるような選手を目指して頑張っていきたいと思います。
角辻尚樹(スポ4=奈良・畝傍)
――試合を振り返っていかがですか
競技人生最後の試合で、運動量のあるディフェンスという自分自身の持ち味が出せたのでホッとしています。あとは、やっぱり同期のみんなはたくましいなぁと改めて実感しました。
――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか
インカレはそれまでの練習も含め、勝たなきゃというプレッシャーもあり正直楽しくなかったので、最後の早慶戦はとにかく楽しもうという気持ちで挑みました。
――早慶戦特有の盛り上がりがありましたが、会場の雰囲気はいかがでしたか
僕が1年生の頃以来、3年ぶりの有観客試合で観客の多さや応援の大きさにびっくりしました。こんなに多くの方々に応援してもらいながらプレーすることはもう二度とないと思うので、一生忘れられない良い思い出になりました。
――4年間を振り返っていかがですか
「終わりよければすべてよし」という言葉では片付けられないほど、苦しい時期が圧倒的に多い4年間でしたが、同期をはじめチームのみんなに支えてもらいながら最後まで走り抜くことができました。もうみんなと毎日会えなくなると思うと、正直ちょっと寂しいです。
――後輩にはどのようなプレーを期待しますか
ミスを恐れて小さくならないこと。早稲田は各選手の「強み」をとても評価してくれる文化があるので、ミスを恐れずに自分自身の強みを存分に発揮してほしいですね。特に同じポジションで3年生の奥くん(崇大、スポ3=北海道・札幌月寒)、来年暴れてくれることを本当に期待しています。
――部員や親御さんなど、周囲の人たちに伝えたいことはありますか
4年間関わってくれた全ての人々にありがとうと伝えたいですが、特に同期や両親なんかには照れ臭くてありがとうなんて直接言えたもんじゃないので、この場にそっと残させていただきます。ありがとう。
神前怜(スポ4=埼玉・浦和実)
――試合を振り返っていかがですか
最高に楽しかったです!
――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか
最後の試合を楽しみたい気持ちと一番目立ってやろうって気持ちで臨みました。
――早慶戦特有の盛り上がりがありましたが、会場の雰囲気はいかがでしたか
最高ですね。あの雰囲気でプレーできる学生は本当に数少ないと思うので、幸せでした。運営に携わっていただいた方や応援に駆けつけてくれた人に感謝したいです。
――回転シュートを含めたくさんのシュートが見られました、ご自身のプレーを振り返っていかがですか
チームメイトのアシストもあり、回転シュート含め、身につけてきたプレーの全てを出し切ることができたと思います。
――4年間を振り返っていかがですか
本当に色々あったけど、とにかく最高でした!
――後輩にはどのようなプレーを期待しますか
ありきたりですが、自分の長所を伸ばし切ってほしいです。あとは何より楽しんでプレーしてほしいです。
――部員や親御さんなど、周囲の人たちに伝えたいことはありますか
13年間のハンドボール生活を支えてくれた全ての人に感謝したいです。ありがとうございました。
中惣健友(スポ4=石川・小松)
――試合を振り返っていかがですか
とてもキヨキヨしいです。ただシュートを外しまくったのでキヨキヨしさ4割減といったところでしょうか。
――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか
キヨキヨしくなって終わろうという気持ちで臨みました。
――早慶戦特有の盛り上がりがありましたが、会場の雰囲気はいかがでしたか
慶応の応援が多くてちびりそうになったのですが、逆に差を見せつけることで慶応の応援に勢いがなくなりとてもキヨキヨしさに満ち溢れました。
――4年間を振り返っていかがですか
これからの自分の人生を支えてくれるような出会いがたくさんあった4年間だったと思います。みなさん本当にありがとうございました。
――後輩にはどのようなプレーを期待しますか
今の3年生以下は良くも悪くも指導者の肝を冷やさせるような行動をする人間が少ないと感じています。人間としてはそれで万々歳なのですが、不本意ながら我々のようなスタープレイヤーが不在と言われる雑草チームは、如何にして相手の肝を冷やし続けられるかというのをどのチームよりも考え抜かなければいけないと思っています。ですので、これから3年生以下はとにかくありとあらゆる人間の肝をどうすれば冷やすことができるのかを考え抜いて、色々な意味で常人では手に負えないチームになってほしいなと心から願っております。
――部員や親御さんなど、周囲の人たちに伝えたいことはありますか
後輩。みんな大好きです。差し入れ持って体育館行くからそのときはよろしくね。同期。末永くよろしくお願いします。家族。1日でも早く、これまで受けた恩を還元できるように日々精進します。友達。地元に帰ったときはこんな私ですが一緒に飲みにでも行っていただけると大変有り難いです。みなさん本当にありがとうございました。
菅原七海(社4=東京・早実)
――試合を振り返っていかがですか
まずは、苦楽を共にした同期と支えてくれた後輩たちと一緒に現役最後の試合である早慶戦の舞台に立ててうれしかったです。ケガで4年間の集大成を思う存分表現することはできませんでしたが、同期たちの活躍が見られて良かったです。4年生全員得点も達成できて、試合にも勝利することができて、もう競技に未練はなく、やり切った感がすごいです。
――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか
試合には、7mスローでしか貢献することができなかったので、「絶対に7mスローを決めてやるぞ」という気持ちで臨みました。
――7mスローのみの出場となりましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか
外してもいいから、思い切り打つことだけを考えていました(笑)。練習では、何本か枠外に外れることがあったので、本番でちゃんと枠内にボールを投げられてホッとしました。
――4年間を振り返っていかがですか
チームメイトに支えられた4年間でした。実力のある選手が多数所属する早稲田大学で他の選手と比べては、何度も挫けそうになりました。しかし、どんなに上手くいかなくても前を向いて直向きに努力しているチームメイトを見たら僕も頑張ろうと思えました。また、同期には数え切れないほどのアドバイスをもらいました。見捨てずに、どんなときも気にかけてくれたチームメイトには感謝しかないです。そして、全力で4年間部活動に向き合い続けたことで人間として成長できたと思います。早稲田大学ハンドボール部で過ごした日々に誇りを持って頑張ります。
――後輩にはどのようなプレーを期待しますか
どんな場面でも消極的にならずに、強い気持ちを持ってプレーして欲しいです。私自身は気持ちの面ですごく苦労したので。
――部員や親御さんなど、周囲の人たちに伝えたいことはありますか
早稲田大学ハンドボール部の一員として競技に熱中することができたのも両親や部員、その他大勢の関わってくださった方たちのおかげです。その方々に感謝の気持ちを伝えたいです。
小笹紘大(法4=東京・拓大第一)
――試合を振り返っていかがですか
3年ぶりの有観客開催ということで、応援部の方々をはじめ多くの人の声援を受けながらプレーすることができてとても楽しかったです。また試合では4年生全員がそれぞれの強みを発揮し、最後まで走り抜くことができたので良かったと思います。
――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか
早慶戦という最高の舞台で競技人生を終えることができるということに感謝し、全力で楽しもうと試合に臨みました。
――先制点を含めたくさん得点を挙げていましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか
春リーグ(関東学生春季リーグ)以降、不甲斐ないプレーを続けてしまい自信を失うことも多かったのですが、自分の得意としていたシュートで得点を重ねることができ、最高に楽しみながらプレーすることができました。またインカレ前の対談で角辻君と約束していた例のあのシュート(流し上にしゃくりあげるシュート)を決めることができたので、良かったと思います。
――4年間を振り返っていかがですか
この4年間なかなか結果が出ず、苦しいことも多かったのですが、支え合い、切磋琢磨(せっさたくま)し合った仲間がいたからこそ最後までやり抜くことができました。早稲田大学という伝統ある素晴らしいチームで4年間プレーできたことをとても誇りに思います。
――後輩にはどのようなプレーを期待しますか
毎年誰かが言っていることだとは思いますが、早稲田大学は他の大学と比べてスター選手が多くいるわけでもなく、厳しい戦いを強いられると思います。それでも一人一人がそれぞれの強みを生かし、「早稲田らしさ」を存分に発揮して戦うことができれば、決して他にも劣らない素晴らしいチームであると思うので、後輩たちも「早稲田らしく」強気にプレーしてほしいと思います。
――部員や親御さんなど、周囲の人たちに伝えたいことはありますか
4年間苦しいことが多かったのですが最後までやり抜くことができたのは、先輩方やスタッフ、OBの皆様に支えられたこと、また切磋琢磨(せっさたくま)し合い、苦しいときも励まし合った仲間がいたからこそでした。そして何より、大学生になっても自宅通いで、部費を支払い、食事・洗濯などあらゆる面でサポートしてくれた両親にはとても感謝しています。
尾形菜々マネジャー(法4=東京・立川国際中教校)
――ベンチからご覧になって、今日の試合はいかがでしたか
前半の早い段階で4年生全員が得点することができ、自分たちのプレーをのびのびとできていて、集大成という言葉がぴったりでした。
――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか
ただの引退試合というだけでなく、伝統の一戦なのでそれを壊さないよう運営に取り組みました。
――入部してからこれまでを振り返っていかがですか
あっという間だったなと思います。2年の途中で入部したので物理的にも他の同期よりかは短いですが、部活に入って毎日が新しいことの連続で本当に刺激的でした。嫌なことや辛いことももちろんあったけれど、それを乗り越えてこのように引退を迎えることができて本当にうれしいです。
――マネジャーの後輩にはどのような働きを期待しますか
まずは、マネジャーを楽しんでほしいです。大変なこともたくさんあるかと思いますが、やりがいを忘れず最後まで駆け抜けていってほしいです。あとは、マネジャー業務をしっかりと引き継いでいきつつ、新しくできるところはどんどん変えていってほしいです。私自身、仕事をしていてちょっと古いやり方だなと思う部分もありました。そういうところを、現代に合わせて効率的に変えていってもらえるといいかなと思います。
――部員や親御さんなど、周囲の人たちに伝えたいことはありますか
ありがとうと伝えたいです。部活に入らなかったら絶対に見ることのできなかった光景を見せてくれた部員のみんな、辛いときにそばにいて話を聞いてくれたマネジャーの同期、朝早く家を出て、夜遅く家に帰っても文句ひとつ言わずに支えてくれた家族、簡単に一言では表しきれませんが、本当にありがとう。
空諒アナリスト(社4=神奈川・横浜緑ヶ丘)
――ベンチからご覧になって、今日の試合はいかがでしたか
まず、試合に勝利することができ、ほっとしています。慶応さんも試合開始から7人攻撃を仕掛けてきて、この試合にかける思いというのが伝わってきたので、試合の雰囲気に呑まれてしまわないか心配なところはあったのですが、落ち着いて1年間大事にしてきた堅守速攻を発揮できた良い試合になったと思います。
――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか
このチームでできる最後の試合になるので、思いっきり試合を楽しめたらと思っていました。そのなかで、今年の個人としての課題だった試合中の修正という部分は常に意識しようと考えていました。
――今日の試合で、分析が生きたところはありますか
今年最後の試合ということで1年間やってきたことを試合でどれだけ出せるかというところが大事だと考えていて、慶応対策を重点的に行ったわけではないのですが、これまでの試合を振り返ってチームとしてやるべきことというのを全体で再確認することができたことがよかったのではないかと思います。
――入部してからこれまでを振り返っていかがですか
右も左もわからない状態からアナリストとしての活動を始めましたが、このチームのために働くことができて本当に良かったです。最後まで思うような結果が出せず、悔しい思いをしましたが、この2年間の取り組みが未来の早稲田大学ハンドボール部につながってくれると嬉しいなと思っています。
――アナリストの後輩にはどのような働きを期待しますか
まだまだアナリストというポジションの役割が確立されたわけではないと思っています。今年取り組んできたことが正解ではないので、それぞれがチームにとって必要なことは何かということを常に考えて行動してほしいです。
――部員や親御さんなど、周囲の人たちに伝えたいことはありますか
まず何よりも途中入部でアナリストという新しいことを始めようとしている自分を受け入れてくださった皆様に本当に感謝しています。また、突然部活に入るなどと言い出してびっくりさせたと思いますが、これまで支えてくれた両親にもありがとうと伝えたいです。
(編集、写真 澤崎円佳 小澤慶大 落合俊 齋藤汰朗 出口啓貴 野中美結 板東萌)