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ラグビー部

2022.11.22

関東大学対抗戦 11月23日 対慶大 東京・秩父宮ラグビー場

「自分たちのスタイルにしっかりフォーカスする」(大田尾監督)/早慶戦前日練習レポート

 夕刻の早大・上井草グラウンド。全部員に囲まれながら、早大は早慶戦前日練習を行った。グラウンドには『緊張』と『慶應』という文字が掲げられ、伝統の一戦に向け士気を高める様子が伺えた。全体練習後にはメンバー一人一人が決意表明を行い、打倒慶大を全員で誓った。全体練習は約1時間ほどで終了し、練習後はセットプレーの確認など入念な準備が行われた。

タックルに入る選手

 今年の早慶戦は100周年というメモリアルイヤーを迎える。過去の対戦成績は早大が71勝20敗7分と大きく勝ち越している。だが、昨年は40ー33の1トライ1ゴール差の接戦となっており、決して油断はできない。今後の宿敵・明大戦や全国大学選手権への確かな自信をつかみ取るためにも、この一戦はなんとしてでも勝ち切りたいところだ。

 明日は東京・秩父宮ラグビー場で14時にキックオフ。100周年という節目で赤黒を背負い、早大は勝利を挙げることができるか。記念すべき日に刻まれる、白熱した試合に目が離せない。

 (記事 森田健介、写真 山田彩愛)

コメント 

大田尾竜彦監督(平16人卒=佐賀工)

――帝京戦で敗戦してから、どこにフォーカスしてきましたか

 帝京戦でできたこと、できなかったこと、次こうやったら変えられるよねってところをみんなで共有しました。その中でブレイクダウンと、自分たちがどういうラグビーをしていきたいかを再認識しました。

――明日のゲームテーマは『ブレイクダウン』ですか

 そうですね。『ブレイクダウン』と『自分たちのスタイルにしっかりフォーカスする』ということがテーマです。

――慶大の警戒している点は

 22メートルに入ってきた時の、FWの決定力が高いので、一貫したゲーム作りを1年間通じてやっているなと感じます。明日の天気が雨なので、その辺りがどう動くかなとところもあります。一貫性やブレイクダウンのこだわりに警戒しています。

――ここまでの練習を見られてきて、明日の試合への手応えというのはいかがでしょうか

 手応えはあります。勝ってくれるんじゃないかなと思っています。

――最後に明日の意気込みをお願いします!

 2月から始まったチームで、8ヶ月とやっていく中で今年のチームは「こうやって戦う」という型みたいなものはできてきたと思っています。その中で自分たちがやるべきことをプレッシャーの中でやり切ることができるかどうかがカギになるのかなと思っています。そういうところを選手に期待したいと思っています。

フランカー相良昌彦主将(社4=東京・早実)

――帝京大戦から2週間、どこにフォーカスして練習してきましたか

 ブレイクダウンとコンタクトの部分やFWでいえばラインアウトのモールディフェンスの部分です。

――明日のゲームテーマは

 ゲームテーマは『早稲田スタイル』です。帝京戦に関しては、帝京に対策して準備して、相手に対応したラグビーをしましたが、自分たちのラグビーを出せていませんでした。今回はこれまで1年間やってきたアタックの部分を生かして、自分たちでボールを保持して、多彩なアタックをしていきたいです。ブレイクダウンでドミネートして、自分たちが準備してきた速くて多彩なアタックを明日見せようと話しています。

――慶大対策は

  Bチームが再現してくれて目は慣らしています。相手はディフェンスのブレイクダウンが強みなので、まずは自分たちが受けるのではなく、ブレイクダウンでドミネートしていきたいと思います。

――早慶戦への意気込み

 明日は雨で、どのような試合展開になるか分かりませんが、前回慶応は明治に大敗していて、自分たちも帝京に差をつけられて負けていて、どちらも普通の試合よりも気合の入った展開になると思います。さらに早慶戦ということで、気持ちと気持ちのぶつかり合いになると思うので、まずは気持ちの入りの部分で自分たちが仕掛けられるようにしていきたいと思います。

CTB吉村紘副将(スポ4=東福岡)

――前日ですが今の心境は

準備をやるべきことはできたなっていう印象なので、あとはその準備を慶應大学にぶつけるだけかなと思います。

――帝京大戦から個人としてはどのようなところにフォーカスして取り組んできましたか

センターとして、ゲームコントロールのスキルだけでなく、スペースにボールを運ぶというところを今まで通りやってきました。それ以上にコンタクトエリアのところでチームを前に出すというところは、帝京戦が終わってから強く意識してるところなので、慶應戦はそこをちょっと見てほしいなと思います。

――チームとしてはいかがですか

帝京戦でショック受けた選手もいると思いますが、その悔しさというのをうまくエネルギーに変えて練習できてると思うので、先々週よりはすごい早稲田を見せるための準備は今できてると思います。

――早慶戦を勝ち切るポイントは

もちろん戦術的なところはあるのですが、ビッグマッチで、しかも100周年っていう記念試合ですし、何が起こるかわからないので、一瞬一瞬の戦う気持ちとコンタクトエリアでどっちが引くか、どっちが前に出るかというところが大事になると思います。コンタクトエリアとマインドの部分がカギになると思います。

――早慶戦への意気込みをお願いします!

早慶戦っていう憧れの舞台に立てること感謝して、今までしてきた準備をしっかりと80分間体現続けたいなと思います!