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応援部

2022.11.18

東京六大学野球秋季リーグ戦 11月6日 明治神宮野球場

早稲田、美しく散る 4年生最後の神宮で『打倒慶應』!/早慶2回戦応援

 前日の1回戦で逆転サヨナラ勝利を決め、『打倒慶應』に王手を懸けた早稲田。「打倒慶應」の使命を果たすべく、最後の神宮となる4年生を筆頭に内外4学年全員でこの日もエールを送り続けた。そのエールはグラウンドに届き、連日の接戦に勝利。全力の応援活動は早慶戦2連勝という大きな花を咲かせ、美しく散った。本記事では2回戦の内野応援席での応援部の勇姿を中心に振り返る。

1回戦の記事はこちらからご覧ください!

 この日も球場入り後に曲合わせを綿密に行うと、試合前から観客を盛り上げた。一般席開門からほどなくしてダンス曲『なないろ』が始まる。下級生が大人数でのパフォーマンスで魅了すると、続いては4年生曲『大切なもの』。前日の1回戦でも披露したこの曲だが、試合結果によってはこの日が最後の披露。チアリーダーズ4年生23人が一つになりパフォーマンスを創り上げる。トスを成功させるたびに客席を沸かせ、披露を終えると割れんばかりの拍手で讃えられた。応援曲メドレーを挟み、今度は陣中見舞い。4年生にとっては最後の最後に復活したこの風習。早慶両校が敵陣の指揮台に乗り込んで互いにメドレーを見せつけ、『早慶讃歌』を斉唱した。陣中見舞いが終了すると、校旗、塾旗が入場。この日は早稲田が先攻のため校旗が『早稲田の栄光』とともに先に入場し、所狭しとそびえ立った。入場が終了し旗礼を行うと、校歌、塾歌によるエール交換を行う。早稲田がこの日勝利すれば、この代で迎える東京六大学野球リーグ戦(リーグ戦)応援は最後。4年生は一つ一つが最後になる可能性をかみしめながら、試合前の応援活動を励行した。

『大切なもの』を披露するチアリーダーズ4年生

 ついに2回戦が開始されると、齋藤巽代表委員主将(教4=青森)が指揮台に立つ。学注(学生注目)で「お日柄も良く早慶戦にふさわしい天気」と言わんばかりに、この日の神宮は雲一つない紺碧の空。学注を終え『紺碧の空』を歌う間に走者がたまっていき、一死満塁。いきなりの絶好のチャンスに応援席では『コンバットマーチ』をかけ先制を図る。リーダーとチアリーダーズが入れ替わりで突いていく中、打席の印出太一(スポ2=愛知・中京大中京)の打球はレフトスタンドへ突き刺さった。大きく勢いづける満塁本塁打に応援席は歓喜し、『紺碧の空』と『得点校歌』が響きわたった。しかし、この日負ければ優勝を逃す慶應も粘りを見せ、試合は点の取り合いに。2回裏に慶應がチャンスパターンメドレーを炸裂(さくれつ)させ3点を返せば、3回表は早稲田が『早稲田健児』と『暁』を奏功させ2点を突き放し、その裏には慶應が再び1点を返す。シーソーゲームが続く5回、早稲田は入鹿山航也広報責任者(国教4=東京・早実)の学注から攻撃が始まると『スパークリングマーチ』の間に走者がたまっていき、齋藤や井上皓介副将(法4=東京・早大学院)、江渕太朗代表委員主務(文4=東京・海城)も必死の屛風で盛り立てる。2死二、三塁を迎え『コンバットマーチ』を全力で突くと、打球は失策を誘い2点の追加に成功した。しかし慶應はその裏にすぐさま1点を返し、依然として予断を許さない。緊張感ある試合でリリーフ陣がタスキをつなぐ中、応援席は常に投球を後押しした。投手がピンチを背負えばコールと『ダイナマイトマーチ』で激励し、齋藤と井上を中心に生の声援を送る。全員でピンチ脱出を願った。しかし7回に1点を失うと、8回は2死一、三塁、逆転につながりかねない局面を迎える。齋藤は「最後の山場」「ここで抑えれば勝利に大きく近づく!」と叫び、『ダイナマイトマーチ』を送り続けた。するとそれに応えるようにマウンド上の伊藤樹(スポ1=宮城・仙台育英)は打者を三振に仕留め、この回無失点。2点リードで最終回へと突入した。

1回、満塁本塁打で先制に成功し『得点校歌』を合唱するリーダーとチアリーダーズ

3回、追加点へ向け『コンバットマーチ』を突くリーダー

5回、追加点が入り指揮台でガッツポーズを見せる井上

 9回表、指揮台には再び齋藤が立つ。4年間、7季にわたり神宮で死ぬ気で応援してきたリーグ戦、そして早慶戦。「4年間が走馬灯のように蘇る」「走馬灯が見えるということはもうすぐ死ぬ」。齋藤はじめ4年生の神宮での応援は本当に最後。最後の魂を、最後の『コンバットマーチ』にぶつけた。指揮台で学ラン姿のリーダー4年生と「ユニフォームセット」姿のチアリーダーズ4年生が突く中、2死二塁。腕を振り拳を突く中、打球は二塁手の悪送球を誘い、二塁走者が生還した。勝利へさらに近づく1点に部員は抱き合い『紺碧の空』を全員で合唱。「打倒慶應」への自信をさらに高め、運命の9回裏を迎えた。この回もマウンドに上がった伊藤樹。先頭に出塁を許すも、応援席は声を張り上げ『樹コール』と『ダイナマイトマーチ』を繰り返す。「打倒慶應」へもうひと踏ん張り。全員がグラウンドから目を離さず見守り、叫び、祈り続けた。そして迎えたこの回21球目。伊藤樹のストレートは見逃し三振となり、ゲームセット。成し遂げた「打倒慶應」。応援席の全員が抱き合い、全員から笑顔がはじけた。歓喜とともに校歌を斉唱すると、齋藤が観客へ挨拶。共に応援を創り上げてきた観客への感謝を込めると、客席からは万雷の拍手が送られた。閉会式終了後のセレモニーでは、この代で最後の勝利の儀式を行う。『早稲田の栄光』では新人と西田健太朗新人監督(教4=愛媛・愛光)が指揮台に上り「早稲田の栄光」を讃えた。続いて髙橋幸太リーダー練習責任者(教4=茨城・竜ヶ崎一)が『伝統の勝利の拍手』で魅せる。海のうねりを思わせる小刻みな乱打から、3拍子、4拍子、1拍子、2拍子を挟んで、最後に勝鬨(かちどき)の声を上げた。2年生による応援曲メドレー、3年生による『紺碧の空』を披露し、最後は4年生が指揮台に上り校歌斉唱。齋藤による4拍の指揮で4年生は3番まで腕を振る。神宮で最後の校歌を歌い切り、部員たちは神宮を後にした。

最後の『コンバットマーチ』を突くリーダー4年生とチアリーダーズ4年生

値千金の1点が入り『紺碧の空』を歌う応援部

『早稲田の栄光』でテクを振る西田

『伝統の勝利の拍手』を披露する髙橋

 野球応援をけん引してきた木部昌平応援企画責任者(教4=埼玉・昌平)がこれまでさまざまな場面で口にしてきたのが、応援部は「神宮に咲く花」であるということ。4年生がこの日迎えた神宮での最後の学注、最後の演奏、最後のダンス、最後の『コンバットマーチ』、最後の『紺碧の空』、最後の校歌。最後に全てをぶつけた4年生と着実に成長してきた下級生、新人の全力の応援が大きな花を咲かせ、「打倒慶應」とともに美しく散った。しかし、来年の春には神宮に再び花が咲く。4年生が後輩に託した優勝。来年は今年よりもさらに大きな花を咲かせ、優勝とともに散ってくれるであろう。

(記事 横山勝興、写真 安齋健、横松さくら、横山勝興)

コメント

齋藤巽代表委員主将(教4=青森)

――2連勝で有終の美を飾りました! 率直な感想をお願いします

 「優勝がなくなっても、われわれは意地を見せて慶應に2連勝するんだ」ということを部員に言い続けてきて、有言実行することができて良かったです。晴れ晴れした気持ちで神宮を去ることができます。

――持ち回であった1回戦の9回で「逆転サヨナラするぞ!」と学注で叫ばれて実際に逆転サヨナラ勝利につながりました。振り返っていかがですか

 立教戦は2戦とも終盤の逆転で勝ちましたので、不思議と負ける気がしていませんでした。『紺碧』(『紺碧の空』)をしている最中に観客の反応でランナーが1人出たのが分かったので、「いけるな」と直感的に思いました。

――逆転サヨナラ勝利後に伝統の勝利の拍手を披露されていましたが、初めての披露でしたか

 そうですね、最初で最後だったと思います。

――伝統の勝利の拍手を披露された感想はいかがでしたか

 髙橋(幸太リーダー練習責任者、教4=茨城・竜ヶ崎一)に劣らない伝拍(伝統の勝利の拍手)を振ろうと思って用意してきました。下級生の間は屛風をやっていて、伝拍が長く続く中で屛風の大変さを感じていましたが、センターリーダーとして伝拍を振ってみて、振っている身としては一瞬で終わった感じがして不思議な感じでした。

――2回戦の9回も持ち回をされていて、最後の『コンバットマーチ』が貴重な追加点につながりました。振り返っていかがですか

 結果につながったことは結果論でしかないのですが、神宮の指揮台に立って突ける最後の『コンバット』(『コンバットマーチ』)だったので、4年生全員で本当に死ぬ気で突きました。結果に結びついて本当に良かったです。

――最後の神宮での校歌はいかがでしたか

 勝ったら校歌を4拍で振ることを決めていました。自分のイチヨン(新人時代のリーダー4年生)の下田さん(隆博氏、令2政経卒=東京・早大学院)が校歌を4拍で振っていたので、自分も早慶戦2回戦で勝ったら(下田さん)になぞらえました。文化を継承して意思をつなげるというのがこの代の一つのテーマでもあったので、3番まで全部4拍で振りました。おこがましいですけど、4拍の校歌で勝利に花を添えられたかなと思います。

――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします

 1年間通じてわれわれのことを気にかけてくださって、支えてくださって誠にありがとうございました。大変なことも多かった中で、われわれは皆さんの支えがなければこの1年間活動できていなかったと思います。今年1年皆さんの手助けのおかげで満足して活動することができました。本当にありがとうございました。ぜひ次年度も応援部のことを気にかけていただいて神宮に足を運んでいただいて、後輩たちを見守っていただけたらと思います。

玉城大基学生誘導対策責任者(基理4=沖縄・昭和薬科大付)

――2連勝で有終の美を飾りました! 率直な感想をお願いします

 うれしかったですね。もちろんリーダー4年生として最後に神宮で早慶戦で2連勝して終われたことはうれしいことなのですが、応援している野球部が春は5位で秋は途中で優勝がなくなってしまった中で最後の早慶戦で2連勝してくれたことはうれしかったですね。

――持ち回であった1回戦の6回では蛭間副将から2ランが飛び出し、応援が実るかたちとなりました。振り返っていかがですか

 応援部のリーダー4年生にしか分からないことだと思いますが、自分の持ち回で点が入ることは非常にうれしいですね。 でもいろいろな考え方があるにせよ、私はここまで頑張った野球部のおかげだと思っていますし、点数が自分のおかげで入ったとは少しも思っていないです。ただ、学注や持ち回で自分なりに応援席を盛り上げることができて、それが野球部を後押しして結果につながったと野球部が言ってくれるならば、すごくうれしいですね。

――一方でもう一つの持ち回であった8回には同点に追いつかれる展開となりました

 悔しかったですね。6回で点数を取ってそのまま逃げ切りたいところでしたが、なかなか流れを完全に引き寄せることができず、野球部が苦戦しているのを見て悔しかったです。あとは守備中は『ダイナマイトマーチ』を使って応援をしていて体力的にもきつかったですが、応援に熱が入りましたね。

――それでも勝ち越し点は許しませんでした

 勝ち越されなかったにせよ、流れが慶應側にいっていたのがまずいなと思っていました。

――2回戦は外野で応援をされていましたが、いかがでしたか

 内野と比べて人数や座席数が少ないのが率直な感想でした。しかしながら座席数が少ない分、お客さんとの距離感は物理的にも精神的にも近いような気がして一人一人のお客さんの方々の様子を拝見しながら応援をリードすることができたと思います。そういった意味で内野とは違った良さがあったと思います。

――学生誘導対策責任者として、2日間の集客状況はいかがでしたか

 100点ではないですよね。私が1年生の時に見た神宮球場での早慶戦はもっと人が入っていたと思います。早稲田祭やコロナの影響があるといった言い訳もできるのですが、もっといろいろな手を打って、もっと現役の学生さんにアプローチをして集客につなげることはできたかなと思います。

――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします

 神宮球場に来てください。ただそれだけかもしれないです。応援部として4年間リーグ戦を神宮球場で応援させていただきましたが、一試合一試合にドラマがあって熱い試合が繰り広げられているんですね。野球という競技の観点から見ても、大学野球で一番レベルの高い試合をしているのが東京六大学野球リーグ戦だと思いますし、応援の熱も他の大学野球の試合に負けないと思っています。特に最後の早慶戦は早稲田と慶應の2校の意地のぶつかり合いだと思っています。通常リーグ戦にはなかなか来れなくてもせめて早慶戦には神宮まで足を運んでください!

木部昌平応援企画責任者兼稲穂祭実行委員長(教4=埼玉・昌平)

――2連勝で有終の美を飾りました! 率直な感想をお願いします

 率直にうれしかったです。応援を内野と外野で行うということで事前の打ち合わせもいろいろあって、いつもの応援より神経を使うところが多かったのです。ですが、応援企画責任者は応援の全ての責任を取るので応援を完全に純粋な気持ちで楽しめるわけではないのですが、いろいろ考えているうちに終わってしまったなと思いました。ただ、僕らも野球部と仲良くさせてもらって一緒に頑張る雰囲気はつくれていたので、2連勝というかたちで終われたので、本当に良かったと思います。

――持ち回であった1回戦の1回には熊田選手から先頭打者本塁打が飛び出し幸先よい出だしとなりました。振り返っていかがですか

 めちゃくちゃうれしかったですね。稲穂祭実行委員長として野球部を鼓舞することをしゃべっていたことや試合前から力を入れていた応援が選手の力にもなれたのかなと思っていて。野球部から『得点校歌』を聞きたいという話があって、事前に先制点が入った場合は『得点校歌』を流す話をしていたので、『得点校歌』を実際に入れて盛り上がって早稲田の勢いがついたところはあると思います。熊田選手に「ありがとう」という気持ちでいっぱいですし、われわれが準備したところにちゃんと応えてくれたのはうれしかったです。

――9回には4年生で『コンバットマーチ』を突かれて逆転サヨナラ勝利につながりました

 1回戦は出塁するまで『紺碧の空』を流して、出塁したら内野の4年生が全員指揮台に上ってエンドレスで『コンバット』をやろうとなっていました。エンドレスの『コンバット』が選手に届いて良かったです。

――2回戦も最終回に4年生で最後の『コンバットマーチ』を突かれているのが印象的でした。最後の『コンバットマーチ』はいかがでしたか

 慶應にリードしている状況ではありましたが、攻撃の勢いを緩めないでいこうという意識で最初から『コンバット』を入れてひたすらやろうという話は事前にしていました。実際に『コンバット』に選手が応えてくれてダメ押しの1点が入って、本当にうれしかったですね。

――サイン出しで意識されていたことはありましたか

 内野と外野で試合状況に対する認識を合わせるために内野に曲を合わせてもらうかたちを取っていました。色のついた手旗を使って伝達していて、内野が『スパークリングマーチ』をやっている時は外野も『スパークリングマーチ』、内野が『コンバット』をやっている時は外野も『コンバット』をやるようにしていました。あと『暁』に関しては、曲ができた時にアニメの処刑用BGMの立ち位置で使えたらいいよね、という話をしていたので、点が入った直後や代わったピッチャーの投球練習中に流して終わったタイミングで『コンバット』をやるようにしていましたね。

――応援部は「神宮に咲く花」で早稲田の勝利と共に散っていくと以前からおっしゃられていましたが、まさにその通りになったのではないでしょうか

 終わっちゃったなぁと感じていますね。神宮引退までいろいろありましたが、最後にいいかたちで花が大きく咲いたと思います。

――後輩に伝えたいことはありますか

 今年は野球部と応援部の距離が近くて一致団結した雰囲気を稲穂祭から早慶戦までつくることができたのがすごく大きかったので、後輩にはしっかり引き継いでいってほしいですね。

――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします

 今年は内野での応援や内外合同での応援、稲穂祭の対面開催などいろいろなことをやらせてもらえて、新しい曲を作ったり新たな試みにも取り組めたりしたので、「復活の年」でいい秋シーズンだったと心から思っています。今年のかなりグレードアップしましたが、来年度以降も早稲田の応援はどんどん進化していくので、ぜひ神宮球場に来ていただけたらと思います。後輩たちをよろしくお願いします。

富山智恵理応援企画責任者(政経4=埼玉・早大本庄)

――2連勝で有終の美を飾りました! 率直な感想をお願いします

 2連勝して「打倒慶應」を果たせたことは純粋にうれしく思っています。ただその一方で、最後に塾歌を聴いていて、慶應は2連敗で神宮を引退していくと思ったらすごく涙が出てしまって。負けた相手のことを思いやって涙を流したのは初めてで、自分にとって特別な早慶戦になったと思います。

――事前に意識されていたことはありましたか

 応援形態が内外に分かれたり内外合同、早慶合同で演奏する企画があったので、通常リーグ戦とは違って応援をつくる上で注意していたことは多かったと思います。

――合同で演奏されていたのはどちらの企画になりましたか

 『早慶讃歌』は早慶の内外計4カ所で合わせていました。早稲田の内外で合わせていたのは校旗入場と試合前後のエール交換と7回のエール(校歌)とその後の応援曲メドレーも全て合同でした。

――内外で演奏を合わせる時には難しさも感じましたか

 中継指揮を置いて、内外の指揮者がそれに合わせて指揮を振って演奏を行っていたので、テンポのキープなど大変な部分がありました。

――2試合とも得点する場面が多く『紺碧の空』もたくさん奏でられました

 『得点紺碧』(得点時の『紺碧の空』)はもちろんなのですが、早慶戦では野球部からの要望もあって先制点を入れた場合は『得点紺碧』のつなぎで『得点校歌』を入れることを決めていました。『得点校歌』は応援部の中では大量得点時に使う曲目なのですが、土日どちらも先制点を入れて『得点校歌』を演奏できたことが部員として盛り上がった瞬間でしたし、野球部と一緒に盛り上がれた瞬間だったと思います。

――雰囲気の高まった瞬間は

 2試合とも外野で応援していたので外野のことしか分からないのですが、2回戦の9回裏の守備中はみんなが「抑え切って勝つぞ」と思っていて、みんなの思いが全面に出ていて外野席が一体となって応援できた瞬間だったと思います。

――最後の神宮だったことに関して感じている部分はありますか

 「もう最後」みたいな実感はまだないですね。来年下級生たちが応援をしている姿を見て実感すると思います。でも、最後に2連勝というかたちで終えられたには純粋にうれしいです。

――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします

 応援は1人でできるものではなくて、野球部や選手の存在であったり応援部の仲間の存在であったり観客の方々の存在であったり、いろいろな方々の関わりで成り立っているものだと思っているので、「なくてもいいようでいなければならない」存在を今後も皆さんで支えていただけたらと思います。

横田奈々応援企画責任者(教4=東京・明治)

――2連勝で有終の美を飾りました! 率直な感想をお願いします

 結果はもちろんですが、何より無事に終わったことにほっとしています。

――事前に意識されていたことはありましたか、また意識されていたことを振り返っていかがですか

 4年生にとっては最後の早慶戦ということで「出し切る」ことを意識していましたが、下級生にとっては令和5年度東京六大学野球春季リーグ戦0回戦目と同じ扱いになると思っていたので、来年度私たちがいなくなっても後輩たちがこの応援を人に見せられる状況に持っていくのが目標でした。自分なりに全力を出し切った上で良かった点や改善点がたくさん見つかったと思います。

――同期と披露した4年生曲『大切なもの』を振り返っていかがですか

 指揮台演技でやらせていただくことはありましたが、他の応援活動との兼ね合いで全員でやることはあまりなかったので、全員で一つのものをつくるということで4年生らしく自分たちの持ちうる実力を発揮できるように、落ち着いて演技できるように、アピールで観客の方々を楽しませられるように気を付けていました。

――雰囲気の高まった瞬間は

 要所要所に雰囲気の高まった瞬間は転がっていたと思うのですが、あえて言うなら今まで初回の盛り上がりに欠けてしまう課題を持っていた中で2回戦の初回は勢いづけて応援できて、それをその後も継続できたと思います。

――最後の神宮だったことに関して感じている部分はありますか

 未だに終わった実感がないですね。すごくてんやわんやで目の前のことをやっていたら終わってしまいました。来年の春に後輩たちが応援しているのを見て「自分が野球応援をできることはないんだな」と実感すると思います。

――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします

 私たちは今年度『一戦必勝』をうたっていて、目の前の一戦一戦や一振りに懸けて応援をつくってきましたし、チアリーダーズとしては『こだわる』を掲げて一名一名のこだわりを発揮できる応援席をつくってきました。ですが、来年は来年の子たちらしく応援をつくっていくと思うので、来年の変化にも注目していただけたらと思います。