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漕艇部

2022.10.30

第63回全日本新人選手権大会 10月21日~23日 埼玉・戸田ボートコース

新人戦で男子エイトが優勝!メダル3つ獲得

 今年度最後の大会となる全日本新人選手権が開催された。早大は8艇が出艇し、男子エイトが優勝、女子舵手付きクォドルプルが準優勝、女子シングルスカルの猪野日向子(スポ2=岐阜・加茂)が3位となり、3つのメダルを獲得した。

男子エイト

 男子エイトが優勝を果たした。準決勝、中央大に続き2着で決勝Aに進出。決勝Aではスタートが速い中央大に500㍍地点で1艇身のリードを許す。しかし「中央大学のスタートが速いことはわかっていたので、落ち着いてコンスタントをたらさず詰めていこう」(松並大智、基理2=静岡・沼津東)と、徐々に距離を詰める。残り250㍍で並ぶと「横を見ず、全力で漕いだ」(松並)。しかし、中央大も意地を見せ、ほぼ同着でゴール。早大が0.3秒差で激戦を制した。

男子舵手付きフォア

 男子舵手付きフォアは準決勝、スタートで飛び出しレースを引っ張るも、1000㍍地点を越えたあたりで2艇に抜かれ4着で決勝Bに進出した。決勝Bでは日体大の猛追を振り切り約0.2秒差で1着でゴールした。男子シングルスカルは2艇が出艇したものの、どちらも決勝Aに進出することはできなかった。

女子舵手付きクォドルプル

 女子舵手付きクォドルプルは決勝Aで、1位の立命大に序盤から差をつけられ、逆転することはできず、2着でゴールした。女子ダブルスカルは敗者復活戦を勝ち上がり、準決勝に進出したものの、5着に終わった。女子シングルスカル、初めてのシングルスカルのレースだったという吉川真矢(創理1=東京・早実)は敗者復活戦3着に終わったが、猪野日向子(スポ2=岐阜・加茂)は安定した強さを見せ決勝A進出。決勝Aでは3位争いを制し、メダルを獲得した。

女子シングルスカル・猪野日向子(スポ2=岐阜・加茂)

 新チーム発足後初の大会となった今回の新人戦。エイト優勝という幸先の良いスタートとなった。「早慶戦優勝、インカレ優勝」(松並)という目標に向かって始動した漕艇部に注目だ。

(記事 冷水睦実 写真 森田健介、齋藤汰朗)

結果

▽男子エイト

C澁谷光太郎(政経2=東京・早大学院)
S岡山凜之(スポ1=愛媛東・松山東)
7中舛蒼士(社2=東京・早大学院)
6松並大智(基理2=静岡・沼津東)
5沢目真直(スポ1=東京・江北)
4上路達也(基理2=東京・世田谷学園)
3滿園脩吾(スポ1=福岡・東筑)
2榎本拓海(商2=東京・早大学院)
B遠矢陸人(スポ2=熊本・熊学大付)
6分21秒06 優勝

 

▽男子舵手付きフォア

C前田蓮(文1=東京・早実)
S丸山渓太(スポ2=神奈川・逗子開成)
2谷口俊之輔(政経2=東京・早大学院)
B沢木優介(スポ2=青森)
7分17秒28 決勝B1着

 

▽男子シングルスカル

原田燿輔(スポ1=静岡・浜松北)
7分41秒48 決勝B3着

齋藤智規(先理1=東京・早大学院)
8分24秒35 敗者復活戦C5着

 

▽女子舵手付きクォドルプル

C仙田早紀(文2=埼玉・浦和一女)
S片上日菜子(スポ2=愛媛・今治西)
3横田紗弥(スポ1=岐阜・加茂)
2加藤真奈(スポ1=静岡・浜松西)
B村田友佳(スポ1=東京・墨田川)
7分41秒90 準優勝

 

▽女子ダブルスカル

S矢野文愛(国教1=東京・早実)
B吉田紗英(商1=埼玉・早大本庄)
8分30秒27 準決勝D5着

 

▽女子シングルスカル

猪野日向子(スポ2=岐阜・加茂)
8分23秒80 3位

吉川真矢(創理1=東京・早実)
9分3秒49 敗者復活戦C3着

コメント

松並大智(基理2=静岡・沼津東)

――率直な気持ちをお願いします

まずは優勝できてうれしいです!一緒に乗ってくれたクルーのみんな、応援してくださった皆さん、とても感謝しています!

――目標と練習中意識していたことを教えてください

優勝を目標にしていました。そのためにも、主体性と艇速への意識を高く持ち続けていました。熱くなりぶつかり合うこともありましたが、その度に話し合って来たのでこのような結果に結びついてよかったです。

――決勝のレースプランは

スタートで勢いよく飛び出ること、コンスタントをSR38以上で通してタイムを垂らさず漕ぎ切ること、ラスト500㍍からスパートを入れること、この3つです。あとは、きついレースになることはわかっていたので、全員でやり通す覚悟を大事にしました。

――さす形での勝利となりました。序盤と終盤のレース展開とその時の心境を教えてください

序盤は明大と慶大よりは出ていいたのですが、中央には最初の500㍍で1艇身ほど離されてまう形となりました。中央大のスタートが速いことはわかっていたので、この時は落ち着いてコンスタントをたらさず詰めていこうという心境でした。実際には、少しずつですが、レースプラン通りたらさないことで詰めれて良かったです。

終盤は、ラスト250くらいで並んでさすっていう形になったんですけど、僕は全国級の大会でまだ単独優勝をしたことがなかったので、きつかったんですけどめちゃくちゃワクワクして漕いでました!ラスト250㍍で並んでからは横を見てなかったので、全力で漕いだし早稲田の方が勢いがあったから勝ってるだろうと思ったら、ほぼ同着で、その時は怖かったし、中央大の意地も感じました。でも勝ちきれて良かったです!

――今後の目標、意気込みをお願いします

早慶戦優勝、インカレ優勝、エルゴ6分25切りです!部としても個人としても成長できるよう精進していきますので、応援、サポートの程、よろしくお願いいたします。