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水泳部

2022.10.23

第64回日本選手権(25m) 10月22日 東京辰巳国際水泳場

新体制移行後初の大会 それぞれが収穫と課題を手にする/第64回日本選手権(25m)1日目

 日本学生選手権(インカレ)から1ヶ月半が経過し、田丸敬也(スポ3=大阪・太成学院)が新男子主将に、今牧まりあ(スポ3=長野・飯田)が新女子主将に就任して新体制となった早大水泳部。その中で数人の部員が短水路で行われる日本選手権に参加した。この日は8人がのべ9種目に出場し、それぞれが手応えと課題を口にした。

★船越が2種目で決勝進出!

100メートル個人メドレーを泳ぐ船越

 この日の種目で、最も輝きを放ったのは船越彩梛(スポ1=東京・淑徳巣鴨)だろう。インカレで思うようなタイムで泳げなかった悔しさと得意分野である短水路で勝負をかける思いで臨んだ今大会で、出場した100メートル個人メドレーと50メートル自由形で決勝に進んだ。「予選で緊張でガチガチにならなりすぎず落ち着いてレースをすることができた」と振り返った。
 100メートル個人メドレーは船越の専門としている種目ではないが、泳ぎの幅を広げるために出場。前半を2位で折り返したが、「最後の自由形勝負」と感じていた船越は石原愛依(神奈川大3年)と激しい3位争いを繰り広げるが、結果は0.1秒及ばず4位に。しかし、毎日練習していたバケットターンに成功したことが功を奏したか自己ベストを更新した。一方、50メートル自由形は悔しい結果となった。コンマ単位を争う大接戦となったが、スタートの反応で遅れたことが響き6位。それでも日本トップレベルの選手と対戦したことの収穫は大きく、今後に向けていい経験になったに違いない。
 翌年以降は短水路の決勝に行けることを当たり前にしたいという船越。これからの3年間でどのような成長を見せていくか楽しみだ。

★須田はメダルには届かずも自己ベストを更新

レースを終えた須田

 インカレで合計4つものメダルを獲得した須田悠介(スポ3=湘南工大付)も2年連続で参戦。1日目は50メートル自由形に登場し、4位通過で決勝に進んだ。「余力をかなり残したレースとなった。」と語った須田の目標はメダルだった。前半のスピードを活かして後半のドルフィンキックで先頭に立つプランを考えた須田。自己ベストを更新したが、強豪たちの壁は厚く4位タイにとどまった。「自身の不足している点が浮き彫りになった」と課題を口にした。
 インカレ後は最上級生となった須田。記録、順位や結果で引っ張れる最上級生を目指していると言う。さらに目標は日本の若手スプリンターを引っ張れる存在になること。自慢のスピードに磨きをかけ、さらなる躍進を須田は誓う。

★斎藤は本来の泳ぎができず

斎藤は2日目の巻き返しに期待

 100メートル平泳ぎには、インカレ後も現役を続けている斎藤千紘(商4=東京・早実)が登場。「記録と順位を狙った」と言う斎藤だったが、後半にペースを落として6位で予選を通過。この時点で自分の泳ぎが固いことを感じていた。「周りの人たちも前半の入りを上げてくることはわかっていたので、まずはそこで焦らず、力まずに前半から突っ込もう」と臨んだ決勝では、青木玲緒樹(ミズノ)がハイペースで飛ばしていく展開に。斎藤もレースプラン通りに前半50メートルを3位で折り返す。しかし、泳ぎの固さの修正ができずにペースダウン。「予選と同じ泳ぎになってしまった」斎藤は後半に順位を落とし、8位でのフィニッシュとなった。
 今回は翌日には前回3位に輝いた50メートル平泳ぎなどの2種目を控えている斎藤。特に課題として認識していた手のかきを修正し、さらなる結果を残したい。

(記事・写真 芦沢拓海)

結果

◇決勝

男子50メートル自由形

須田悠介 21秒39【4位】自己新記録

女子50メートル自由形

船越彩梛 25秒14【6位】

女子100メートル平泳ぎ

斎藤千紘 1分06秒45【8位】

女子100メートル個人メドレー

船越彩梛 1分00秒57【4位】自己新記録

◇タイム決勝

男子1500メートル自由形

金星洋将 15分13秒80【17位】

女子800メートル自由形

小原天寧 8分34秒37【7位】自己新記録

◇B決勝

男子200メートル背泳ぎ

米山毅  1分55秒06【3位】

◇予選

男子50メートル自由形

須田悠介 21秒65【4位】

男子50メートル背泳ぎ

米山毅  25秒03【26位】

男子200メートル背泳ぎ

米山毅  1分53秒43【14位】

男子200メートルバタフライ

山本拓武 1分57秒16【19位】

女子50メートル自由形

船越彩梛 25秒30【4位】

女子100メートル平泳ぎ

斎藤千紘 1分06秒18

女子100メートル個人メドレー

船越彩梛 1分01秒09【4位】自己新記録

木崎京香 1分03秒56【18位】

コメント

須田悠介(スポ3=神奈川・湘南工大付)

――今大会の位置付けは

4月の日本選手権に並ぶ重要な試合と位置付けております。

――予選の泳ぎを振り返ってください

余力をかなり残したレースとなりました。前半は全力でしたが後半は周りを見ながら泳ぎ上手く予選は立ち回ることができたと思います。

――決勝のレースプランは何だったのでしょうか

得意なスタートで遅れをとることなく25メートルをターンし後半のドルフィンキックで先頭に出るというプランでした。

――決勝の泳ぎを振り返ってください

タイムとしては良かったと思います。しかし、狙っていたのがメダルだったので悔しい結果でした。自身の不足しているところが浮き彫りになったため、まだまだだと感じています。

――部内では最上級生となりましたが、今後の目標は何でしょうか

記録、順位や結果で引っ張れる最上級生を目指しています。全国規模の試合では決勝進出だけではなくメダル争いを繰り広げることのできる選手になりたいです。また、学生では圧倒できるような安定感と力を付けたいです。

――今後の意気込みをお願いします。

日本の若手スプリンターを引っ張れるような存在になります。

船越彩梛(スポ1=東京・淑徳巣鴨)

――今回のレースはどのような位置付けで望みましたか

去年のこの大会で初めて、念願の決勝に残ることが出来たので今回も必ず決勝に残ってさらに去年を越えるべく、自己ベスト更新も目標に臨みました。私は毎年50,100m自由形しか出場していませんでしたが今回は100,200m個人メドレーの2つも追加し、今の実力でどこまで通用するのか試す試合にもなりました。満遍なく泳げる選手を日々目指して取り組んでいます。

――インカレ以降、どのような練習をしてきましたか

大学水泳において一番のメイン大会であるインカレで良い結果を残したい、と一生懸命練習してきましたが思うようなタイムで泳げなかった悔しさと、クラブの担当コーチと去年からこの試合を特にかけている、頑張ろうという話もしていました。なのでインカレ終わってからオフを入れることなく練習してきました。この試合をインカレ並みにかけている選手はなかなかいないと思いますが私は短水路が昔から得意なので自分が今度こそ満足できる泳ぎが出来るように持ち味であるスピードやパワー、そして苦手な後半の失速も耐えられるような練習をたくさんしてきました。 日本のトップ選手に交えて決勝の舞台で戦えることをずっと考えてきました。

――2種目いずれも決勝に進めたことについては

とても嬉しかったです。去年は8番通過ですが今年は4位通過と7位通過を果たせて、成長出来たことを実感しました。いつもの日本短水路選手権ではあまり自信がなく、決勝に残りたいとは思っていましたがその程度の気持ちでした。しかし今回はなぜか、前日にふと決勝進める気がする。と自分自身感じていました。その差だったのかなと思います。予選でガチガチになりすぎず落ち着いてレース出来たことが決勝に進めた理由の1つだと思いました。

――100m個人メドレーの決勝の泳ぎを振り返ってください

バタフライから積極的に入れたと思います。平泳ぎは苦手ではないですが他の選手が特に速いので追いつかれることは分かっていました。最後の自由形勝負だと思っていて、あと少しでメダルだったので惜しかったです。毎日練習していたバケットターンも、予選と決勝どちらも成功できたことが自己ベストにつながったと思います。

――50m自由形の泳ぎを振り返ってください

去年のB決勝での自己ベストを0、03秒超えられなかったことがとても悔しいです。スピードもパワーもつけて自信がありましたが一番の原因はスタートの反応だと感じています。私はいつも0、5秒台で飛ぶのですが今回0、6秒台だったのでもったいなかったです。他の選手よりも先に水中に入り、そのままのスピードで泳ぎ切るのがいつものプランです。 泳ぎに関しては50m種目は緊張したら本来の力を発揮できないことが今までの経験として分かっているのでリラックスして臨みました。力まないように大きい泳ぎで早く手を回すことをずっと意識しました。もっと頑張らないといけないのはターン後の動作だと改めて気づいたのでもっと練習してマスターしたいです。

――今後の課題は何でしょうか

日本トップレベルの選手にも引けを取らないスタートの出だしターン後に置いていかれない技術を身につけたいです。また、50m自由形では決勝上位の選手は呼吸の回数が0回や少なくても1回のみということを知ったので私も繰り返し練習して取り組んでいきたいです。 平泳ぎも泳ぎを少しずつ改善してもっと速くして、個人メドレーのタイムも上げたいです。

――今後の意気込みをお願いします

日本短水路での決勝進出をあたりまえにしたいです。数年前の私なら想像できないことですが大学生になって力もついてきて、目標も高くなりました。 100m個人メドレーで4番を取れたことに満足せず、来年はメダルを目標に、さらに他の種目の標準タイムも切ってもたくさんレースしたいです。 目標は10種目で標準タイムを突破することです。

斎藤千紘(商4=東京・早実)

――今回のレースの位置付けはどのようなものだったのでしょうか

記録と順位を狙った試合でした。

――予選の泳ぎを振り返ってください

泳ぎが固く、空回りをしていた泳ぎでした。

――決勝のレースプランはどのようなものだったのでしょうか

決勝では周りの人たちも前半の入りを上げてくることはわかっていたので、まずはそこで焦らず、力まずに前半から突っ込もうと思っていました。

――決勝の泳ぎを振り返ってください

予選と同じ泳ぎになってしまい、修正することができなかったです。

――明日のレースをに臨む上でやるべきことはありますか

手のかきに課題があると思うので、明日のアップではそこをしっかり見直そうと思います。