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野球部

2022.10.20

プロ野球ドラフト会議 10月20日 東京都内

蛭間副将がドラフト1位で西武へ! 中川主将は吉報届かず

 20日、プロ野球ドラフト会議が開催された。早大野球部からは先月2日に中川卓也主将(スポ4=大阪桐蔭)、17日に蛭間拓哉副将(スポ4=埼玉・浦和学院)、30日に菅原宗一郎がプロ志望届を提出(※菅原は独立リーグを志望)。計2名が運命の日に挑んだ。事前の公表どおり埼玉西武ライオンズが1位で蛭間を指名。一方で、中川主将は最後までその名前が呼ばれることなく、悔しい結果に終わった。

 

 

 「一番行きたい球団だったので、指名していただき本当に嬉しく思います」。西武からの1位指名を受け、蛭間はこう口にした。今季は春から不振が続いていた。春のリーグ戦では打率.279、2本塁打、4打点とまずまずの成績を残したものの、リーグ戦序盤は不振に喘いだ。しかし、そんな中でも早慶戦で2戦連続の本塁打を放つなど勝負強さは変わらなかった。巻き返しを図った今秋もここまで打率.143と本来の力は発揮できていない。それでも、ドラフトでは高い評価を受けた。会見では「子どもたちに夢を与えられるような選手になりたい」プロの舞台での意気込みを蛭間はこう語った。まずは外野のポジション確保、そして強力西武打線の一角を務めることに期待したい。

 

記者会見上に笑顔で顔をみせた蛭間

 

 中川主将は昨秋ベストナインに選出されるも、今季は打撃不振に苦しみ、今回の指名とはならなかった。今秋は打率.148、2打点と本来の出来とは程遠いものとなってしまった。それでも今後も野球を続け、次のステージで活躍し、プロの世界を目指し続ける。

 

 主将と副将で明暗は分かれてしまった。それでも、リーグ戦は待ってくれない。残るカードは早慶戦のみ。明立戦の結果によるが、優勝の可能性はまだ残っている。賜杯奪還に向けて早大を引っ張る二人のタクヤは最後まで共闘し続ける。

時折緊張している様子は見られたが、笑顔は終始絶えなかった

(記事 山本泰新、写真 臼井恭香)

 

◆蛭間拓哉(ひるま・たくや)

2000(平12)年9月8日生まれ。176センチ、85キロ。埼玉・浦和学院高出身。スポーツ科学部4年。外野手。左投左打。大学日本代表に選出。リーグ戦には1年春から出場し、六大学通算55安打、12本塁打、36打点、打率2割5分8厘。

◆中川卓也(なかがわ・たくや)

2000(平12)年7月28日生まれ。175センチ、75キロ。大阪桐蔭高出身。スポーツ科学部4年。内野手。右投左打。高校時代に甲子園春夏連覇を達成。リーグ戦には1年春から出場し、六大学通算56安打、0本塁打、打率2割1分6厘。

会見全文

蛭間拓哉(スポ4=埼玉・浦和学院)

――率直なお気持ちをお聞かせください

 一番行きたい球団だったので、本当に指名していただいて本当にうれしく思います。

――埼玉西武ライオンズの印象はいかがですか

 打線がすごいチームだという印象が自分はあります。

――一番行きたい球団だったというお言葉がありましたけれども、小学校時代からゆかりがあるチームだということで何か西武ライオンズへの思いがあれば教えてください。

 本当に小さい時から目標だったプロ野球選手になるために一番初めにプロ野球を観に行った球場が西武ドームで、その時から本当にプロ野球選手になるんだっていう夢を掲げて、こうやって今、西武さんから指名していただいて本当にうれしく思います。

――西武から1位指名を公言されたというニュースが出た時、どういった感覚がありましたか

 ほっとしたというか、本当にすごく行きたい球団だったので、すごくうれしくて、本当に今まで頑張ってきて良かったなと思いました。

――これからプロに入って、対戦したいピッチャーがいれば教えてください

 パ・リーグは本当にすごい投手ばかりなので、各球団のエースピッチャーと対戦できるようにこれから頑張っていきたいと思います。

――これから蛭間選手がプロに入って目指す選手像はありますか

 ライオンズはやっぱり栗山さん(巧、現埼玉西武ライオンズ)がチームの顔としているので、自分も栗山選手のように、そして目標として栗山さんを超えられるように頑張りたいと思います。

――プロでの目標を教えてください

 まだまだ実力はないので、これからしっかりと練習をして1日1日無駄にすることなく、そして、最終的にはやっぱり子どもたちに夢と希望を与えられるようなプロ野球選手になれるように頑張りたいと思います。

――西武ファンの皆さんに見てもらいたい自分のアピールポイントはどこですか

 全て走攻守でアピールするというのもそうですけど、自分は全力プレーが売りだと思うので、とにかく西武のファンの皆さんに球場に来て良かったと思ってもらえるように、全力プレーで頑張りたいと思います。

――指名された瞬間、寮で見られていたと思うのですが、周りはどのような雰囲気というか、どういう環境でしたか

 自分は部屋で見ていて、同期の何人かと部屋で見ていたので、指名された瞬間はすごくうれしかったです。

――なんと声を掛けられましたか

 本当におめでとうと言ってもらいました。

――小宮山監督(悟、平2教卒=千葉・芝浦工大柏)からは声を掛けられましたか

 直接連絡をいただいて、そのあとに自分から球場の方に行って、練習をしていたので、本当にありがとうございますということを伝えました。

――先程、まだまだ実力ない、もっと練習するとおっしゃっていましたけど、1年目、狙いたいタイトルはありますか

 新人王と言いたいところなんですけど、まだ言える実力がないと思うので、これから1日1日が自分にとって勝負になってくると思うので、とにかく努力して掴みたいと思います。

――西武には高校時代一緒に戦った渡邉選手(勇太朗、現埼玉西武ライオンズ)も在籍していますが、事前に何かやりとりなどはありましたか

 来れたら本当にいいねっていうのは言っていたので、それが現実になったので本当に自分としてもうれしく思っています。

――来年以降、もしまた一緒に戦うということになったらどんな気持ちで戦いたいですか

 ずっと目標としていた勇太朗がピッチャーで投げて自分がバッターで打って、二人でヒーローインタビューをするっていうのが自分の一つの目標でもあるので、これから西武を代表するバッターになれるように頑張っていきたいと思います。

――大学4年間で一番の思い出はなんですか

 一番の思い出はやっぱり仲間とともに厳しい練習を乗り越えたということが一番の自分としては思い出です。

――西武の渡辺選手からはなにか連絡はありましたか

 まだ見ていないので、分からないですが、たぶんおそらく連絡来ていると思います。

――早稲田大学で4年間で学んだことやご自身の中で成長したところを教えてください

 学んだことはやっぱり人として生き方だったり、高校の時もそうだったんですけど、さらに、監督をはじめコーチの方にもそういうところを教えていただいたので、そういうところが一番成長した点かなと思います。

――先ほど質問で答えていた、小さい時初めてプロの試合を観に行ったのが西武球場だったというお話ですけれども、具体的にいつだったのかと、観に行った時、どのように感じたのか、その時のことをもう少し具体的に教えてください

 小学校2年生とかだと思うのですが、父親が野球をやっていて、自分も群馬県出身ということで、西武ドームがその時一番近かったので、観に行こうとお父さんに言ってもらって、そのとき相手が日本ハムだったんですけど、本当に体も大きくて遠くに飛ばしていたり、自分にとってはかっこいいなの一言だったので、そこで夢はもともとプロ野球選手ではなかったのですが、そこでプロ野球選手になりたいなと思うようになりました。

――さっき栗山選手の名前が上がったのですが、栗山選手のバッティングのどういうところを見習いたいですか

 見習いたいところは考え方であったり、練習の取り組みだったりいろいろあるんですけど、やっぱり2000本安打を達成しているというところで、すごく厳しい試練を乗り越えてきて、とにかく栗山選手はライオンズの顔だと自分は思っているので、全てを吸収できるように本当にいろいろ聞きたいなと思います。

――来年お会いする機会があると思うのですが、そのときは直接アドバイスを受けたりしたいと考えていますか

 栗山さんもそうですし、いろいろな方々にいろいろ聞いて、学びたいなと言う気持ちはあります。

――高校生の時、甲子園では準々決勝で大阪桐蔭に敗れましたが、当時の対戦相手で他球団に入っている選手もいます。今後渡辺勇太朗選手と共に戦ううえでリベンジしたい相手はいますか

 リベンジというよりは、同じ外野手の藤原(恭大、現千葉ロッテマリーンズ)には、高校生の時には全然負けていました。大学で4年間プレーして、まだまだ今でも負けているとは思うのですが、これからプロの世界に入ったら、負けているとか言っていられないので、藤原には勝てるようになんとか頑張っていきたいと思います。

――地元である桐生市の皆さんにメッセージを

 桐生市は自分が生まれ育った場所で、本当に小さい頃から野球の盛んな地域だったので、自分も先輩方にいろいろ教えてもらって、こうやって今早大で野球ができていると思います。これからは自分が桐生市を野球で盛り上げられるように、子どもたちに夢や希望を与えられるような選手になれるように頑張りたいなと思っています。自分が桐生を活気づけられればいいかなと思います。

――現在行われているリーグ戦(東京六大学秋季リーグ戦)では苦しんでいますが、その中でも球団が高く評価し続けたことについてどう感じていますか

 今年の秋は全く駄目で、春も思うような結果が出ずに苦しい1年となった中で、自分が小さい時から夢見ていたライオンズに入ることができて、評価していただいて、本当に感謝しています。これからはライオンズの顔になれるように、自分の個人の成績もそうなのですが、とにかくプレーで恩返しできたらいいなと思っています。

――西武の松井稼頭央新監督が「自分が目指したバッティングだ」と言っていましたが、どう感じますか。また、監督の印象はいかがですか

 実力はまだまだないので、これから松井監督をはじめとするいろいろな方々に様々なことを聞いて様々なことを学んで、超えられればいいかなと思っています。印象としては、すごいクールでかっこいいなという印象があります。