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相撲部

2022.10.11

第71回東日本学生リーグ戦 10月8日 東京・靖国神社相撲場

国士舘大・明大に惜敗しBクラス2位 鳥居と栗田が敢闘賞!

 東日本学生リーグ戦(リーグ戦)が10月8日、靖国神社相撲場で開幕した。早大は昨年のAクラス入れ替え戦で専修大に敗れ、今年はBクラスからのスタートとなった。Bクラスで1位になれば翌日のAクラス入れ替え戦に挑むことできたが、国士舘大と明大に惜しくも敗退。Aクラスに返り咲くことはできなかった。

試合前に円になる早大相撲部

 リーグ戦は7人制、8校総当たり形式で行われ、初戦は北大と対戦した。先鋒の川副楓馬(スポ1=熊本・文徳)が勢いよく相手を押し出して最初の1勝を挙げると、白星が次々と並ぶ。ケガを抱える園田陽司(スポ2=福岡・博多)の代わりに副将で出場した鈴木大介(法1=埼玉・早大本庄)も大学初勝利を挙げ、6勝1敗で危なげなく勝利した。さらに東大を全勝で下すと、慶大にも6勝1敗で勝利。前半戦を圧倒的な強さで終えた。

鈴木は大学初勝利を挙げた

 4回戦の法大戦は一進一退の展開となった。先鋒・川副が押し出しで黒星を喫してしまうも、二陣・鳥居邦隆副将(社4=愛知・愛工大名電)が相手のまわしを両手でしっかりとつかんで寄り切る。三陣・大村晃央(社2=静岡・飛龍)も一回りも大きい相手との激しい取組を力強い押し出しで制した。2勝1敗と勝ち越しに成功したが、中堅の田太隆靖(スポ4=東京・足立新田)が立ち合いから勢いよく飛び出したのを逆手に取られ、はたき込みで再び同点に。ここで室伏渉監督(平7人卒=東京・明大中野)も期待を寄せる栗田裕有(スポ3=新潟・海洋)が土俵へ上がる。激しく衝突すると体勢を崩したが、すぐに立て直し相手を一気に土俵際まで追い込む。そのまま寄り切りで早大の勝利に王手をかけた。その後の副将・鈴木は押し出しで敗れたものの、法大の大将の棄権により不戦勝で4勝目を勝ちとった。勢いそのままに大東文化大にも5勝2敗で勝利した。

 全勝で迎えた国士舘大戦。先鋒・川副、二陣・鳥居が寄り切りで勝利して先行する。しかし、三陣・大村が送り出し、中堅・田太が引き落としで同点に追いつかれてしまう。五陣・栗田が低い姿勢で相手を押し出したが、あと1勝が挙がらず3勝4戦で敗退した。最終戦の明大戦でも二陣・鳥居の押し出しや五陣・栗田の激しい押し合いからの引き落としで善戦したが、またも一歩及ばず3勝4敗で敗れてしまった。

敢闘賞を受賞した鳥居

敢闘賞を受賞した栗田

 早大は2位でリーグ戦を終え、Aクラス昇格には届かず。室伏監督も全日本学生選手権(インカレ)へ向けて「この1カ月死ぬ気でやらないと勝てない」と部員へ厳しい言葉をかけた。しかし、鳥居と栗田が全勝で敢闘賞を受賞、鈴木も大学初勝利を挙げるなどの明るい収穫もあった。インカレでもそれぞれの力を存分に発揮し、次こそはAクラス昇格を果たしてほしい。

(記事 横松さくら、写真 髙田凜太郎)

結果

1回戦 対北大 6勝1敗
先鋒〇川副参段(押し出し)太上初段

二陣〇鳥居参段(押し出し)吉田選手

三陣〇大村弐段(寄り切り)横山選手

中堅〇田太弐段(寄り切り)伊藤選手

五陣〇栗田参段(押し出し)斎藤選手

副将〇鈴木選手(寄り切り)大谷初段

大将●大貫選手(押し出し)鈴木選手



2回戦 対東大 7勝0敗
先鋒〇川副参段(寄り切り)小山初段

二陣〇鳥居参段(押し出し)斉藤選手

三陣〇大村弐段(押し出し)浅川選手

中堅〇田太弐段(押し出し)佐賀初段

五陣〇栗田参段(押し出し)有井選手

副将〇鈴木選手(寄り倒し)松本初段

大将〇大貫選手(はたき込み)奥山選手



3回戦 対慶大 6勝1敗
先鋒〇川副参段(はたき込み)鈴木弐段

二陣〇鳥居参段(押し出し)橋本弐段

三陣〇大村弐段(押し出し)小松選手

中堅〇田太弐段(押し出し)村永選手

五陣〇栗田参段(押し出し)ガスマン選手

副将〇鈴木選手(不戦勝)渥美選手

大将●大貫選手(寄り切り)佐々木選手



4回戦 対法大 4勝3敗
先鋒●川副参段(押し出し)佐藤参段

二陣〇鳥居参段(寄り倒し)畠山初段

三陣〇大村弐段(押し出し)栄弐段

中堅●田太弐段(はたき込み)橋本参段

五陣〇栗田参段(寄り切り)高橋弐段

副将●鈴木選手(押し出し)松浦弐段

大将〇大貫選手(不戦勝)伊藤初段



5回戦 対大東文化大 5勝2敗
先鋒〇川副参段(寄り切り)吉村参段

二陣〇鳥居参段(はたき込み)境川弐段

三陣〇大村弐段(はたき込み)小松参段

中堅〇田太弐段(突き倒し)橋本参段

五陣〇栗田参段(押し出し)相田弐段

副将●鈴木選手(突き倒し)阿部参段

大将●大貫選手(押し出し)高橋初段



6回戦 対国士舘大 3勝4敗
先鋒〇川副参段(寄り切り)吉田初段

二陣〇鳥居参段(寄り切り)吉岡弐段

三陣●大村弐段(送り出し)神谷弐段

五陣〇栗田参段(押し出し)登里初段

副将●鈴木選手(切り返し)金子初段

大将●大貫選手(押し倒し)山野井初段



7回戦 対明大 3勝4敗
先鋒●川副参段(はたき込み)神弐段

二陣〇鳥居参段(押し出し)永山弐段

三陣〇大村弐段(はたき込み)田村弐段

中堅●田太弐段(はたき込み)赤間初段

五陣〇栗田参段(引き落とし)美麗弐段

副将●鈴木選手(引き落とし)斎藤弐段

大将●大貫選手(押し倒し)成田初段


コメント

室伏渉監督(平7人卒=東京・明大中野)

――2位という結果をどのように受け止めていますか

 正直、悔しです。ただ、人数的に万全なメンバーではなかったので、園田もそうですし、土屋も出場できなかったので。それでも2位になったのは一応良かったです。それでも国士舘大に負けてしまったのは「うーん」と思います。

――鈴木選手の大学初勝利についてはいかがですか

 すごくうれしいですね。彼は大学から初めてなかなか勝てなかったですが、でもとても一生懸命にやっているからそういう結果が出たのではないかなと思います。

――特に目に留まった取組を教えてください

 きょうは鳥居がよく頑張っていました。栗田もしっかりと取っていたので、そこも良かったと思います。

――栗田さんは全国学生個人体重別選手権(全国体重別)からの調整もあったと思いますが、そのあたりはいかがでしたか

 期間があまりなかったので難しかったとは思います。そういった中で結果が出ましたが、それを当然にしなければいけないと思いました。

――最後にインカレに向けての意気込みをお願いいたします

 インカレもBクラスからのスタートなので厳しいと思います。でも、それをどう乗り越えるかというところで、部員にもあえて厳しく「この1カ月死ぬ気でやらないと勝てないよ」と話しました。そうじゃないと目標のAクラスに返り咲くのは程遠いと思うので。あとは本人たちがどうしたいか。そこを追究したいなと思います。


田太隆靖(スポ4=東京・足立新田)

――本日のご自身の取組を振り返っていかがですか

 きょうは体がよく動いていて、内容もいい試合が多かったと思います。これまでと違って2部リーグでしたが、課題の部分も出てしまいました。土俵際で引かれて落ちてしまうところ、焦ると上体が起きてしまうところ、決めきるところで決めきれないところ、などが敗因になってしまったと思います。

――課題が見つかったということでしょうか

 課題が新たに見つかったというよりは、これまでの課題が鮮明に結果に表れてしまいました。

――2位という結果をどのように受け止めていますか

 1位を取りたかったというのが自分としては1番です。特に、落としてしまった国士舘戦では自分が負けてしまったのが痛かったです。そこで勝てていたら続く明治戦の結果も変わってきていたのではないかと思います。

――一方で部としては二人が敢闘賞を受賞されました。これについてはいかがですか

 すごくうれしいことですね。ですが、そこ(表彰式)に自分が立っていなければならなかったと思っています。

――インカレの団体戦ではどこを目標にしていますか

 1日目でまずは勝ち上がって、2日目の第一部で入賞の4位以上を目指したいです。

――最後のインカレに向けての意気込みをお願いします

 4年生として臨む最後のインカレで、今回のような結果では満足して終われないと思います。なので、自分の弱点や課題を1カ月という短い間で克服した上で、自分が4年間で学んだことを後輩たちに伝えていければと思います。


鳥居邦隆副将(社4=愛知・愛工大名電)

――本日は全勝で敢闘賞を受賞ということでしたが、この結果をどのようにとらえていますか

 今年の東日本(学生選手権)と体重別(東日本体重別選手権)では全敗で、昨年は体が結構動いていたのに今年は不甲斐ない結果ばかりで悲しかったです。ただ、4年生も終わりに近くなったころにこうして結果を残せたのも集大成になりましたし、自信にもつながりました。インカレにつなげられるように気持ちを作っていきたいですね。

――うまくいかなかった時期、ご自身の課題についてはどのように向き合ってきたのですか

 相撲は前に押していくのが一応のセオリーではあるんですが、自分の良さは引っ掛けたり廻しをつかんで動かしたりするところにあります。実業団やCリーグのチームに出稽古に行くなどして、自分の良さに立ち返りながら試して組み立て続けました。

――インカレの個人戦に向けてはどこを目標に頑張っていきますか

 まずはBクラスを脱出すること、そしてAクラスで勝っていくことですね。4年生のこれまでが不甲斐ないので大きなことは言えないですが、表彰台には上りたいですし、そうしたら4年間の集大成になるのではないかと思います。

――期待される団体戦メンバーとしての意気込みを最後にお願いしま

 東日本(学生選手権)では自分が大将として臨んで、自分が負けたことでチームが負けて2部に落ちてしまいました。いくら声を出してもそれだけじゃダメなんだと気がつきましたし、(今回の結果に)うかれていちゃだめだと思うので、田太とともに今日の課題を持ち帰って話し合いたいです。チームとして盛り上がっている状態、そしてしっかり勝ち切れるチームの状態を両立させてみせます。


栗田裕有(スポ3=新潟・海洋)

――2位という結果をどのように受け止めていますか

 思ったよりもやれたんじゃないかなというのが正直な感想です。土屋和也(スポ3=静岡・飛龍)と園田がケガをしていてフルメンバーではない中だったので。勝ちたかったですが、別にすごく悪い結果ではなかったのでそこは良かったかなと思います。

――ご自身の取組を振り返っていかがですか

 結果的に負けはありませんでしたが、もっと攻めることもできたと思いますし、徹底的に相手に取らせないとかもっとやれることはあったのかなとは思います。特に、自分は負けられないという立場で挑んでいて、明大や国士舘大、法大などしっかり取らないといけないところで取れたのは良かったですが、もっと厳しい相撲を取って何もさせないというのができたらいいなと思います。

――全国体重別からリーグ戦までの2週間はどのように過ごしてきましたか

 全国体重別が終わってめちゃくちゃ悔しかったので、気持ちの整理をしたりやらないといけないことを考えたりしました。夏休みが終わって大学が始まったのですが、しっかりとここに集中して、ウエイトトレーニングとかはできませんでしたが土俵での稽古で調整できたので良かったです。

――インカレに向けての意気込みをお願いします

 4年生に花を持って卒業させてあげたいので、自分らがしっかり押し上げて、チーム一丸となっていきたいです。Bクラスからのスタートなのでゆとりがあるわけではありませんが、自分たちがしっかりとやるという感じで頑張りたいです。