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漕艇部

2022.09.20

第49回全日本大学選手権 9月11日 埼玉・戸田ボートコース

2艇が日本一を獲得し、女子が2年ぶりの総合優勝!

 各種目の決勝が行われた全日本大学選手権(インカレ)最終日。早大は女子シングルスカル、女子ダブルスカルが大学日本一を獲得し、早大女子は2年ぶりの総合優勝を果たした。

 決勝Aに先立ち行われた決勝B。男子ペア、男子クォドルプル、男子エイトが1着、男子フォアが4着でゴールした。惜しくも決勝Aには届かなかったものの有終の美を飾った。

女子シングルスカル

 全クルーが決勝Aに残った早大女子が存在感を見せた。女子シングルスカル、女子ダブルスカルは圧倒的な強さで優勝。強豪・立命大に挑んだ女子舵手付きフォアは惜しくも一歩届かず準優勝となった。今までの負け方からレースプランを変更し後半粘れるようにした早大は、中盤まで3、4番手につける。1500㍍地点で2位と2秒差。ゴール直前で2位の神大を差し2着でゴールした。「最後差す形で2位になれたので、ラストレースとしては全然悔いがない」と髙田涼花(社4=静岡・浜松西)は晴れやかな表情を見せた。早大男子で唯一決勝Aに進出した舵手付きフォアは日大に3秒差で敗れた。

女子ダブルスカル

 オックスフォード盾レガッタで早大は大学1位となる決勝B2着となった。序盤はスタートで頭一つ抜けた社会人クルー以外で並んだ。しかし、徐々に水をあけそのまま逃げ切った。3着は慶大。このクルー唯一の4年生、白仁隆介(社4=東京・早実)は春の早慶戦に出場できなかった。絶対に負けられない「早慶戦」に打ち勝った。

2年ぶりの総合優勝

 早大女子は総合優勝を果たした。今大会はコロナ後初の有観客のインカレだった。各大学のOB、保護者が戸田ボートコースに集まり、選手をたたえた。

(記事、写真 冷水睦実)

結果

▽男子ペア

S榎本拓海(商2=東京・早大学院)
B中舛蒼士(社2=東京・早大学院)
7分18秒32(決勝B1着)全体7位

 

▽男子クォドルプル

S市ヶ谷成真(スポ4=早稲田佐賀)
3原田燿輔(スポ1=静岡・浜松北)
2瀬川武志(商4=東京・本郷)
B植原佑太(商4=埼玉・本庄東)
6分39秒26(決勝B1着)全体7位

 

▽男子フォア

S上路達也(基理3=東京・世田谷学園)
3村岡浩旗(文構3=東京・早稲田)
2丸山渓太(スポ2=神奈川・逗子開成)
B沢木優介(スポ2=青森)
6分58秒66(決勝B4着)全体10位

 

▽男子エイト

C片倉潤樹(法3=早稲田佐賀)
S中島湧心(スポ4=富山・八尾)
7越智竣也(スポ4=愛媛・今治西)
6阿部光治(スポ4=愛知・猿投農林)
5濵野圭吾(商4=埼玉・春日部)
4小林里駆(スポ4=静岡・浜松西)
3青木洋樹(スポ3=東京・成立学園)
2三浦武蔵(商4=山梨・吉田)
B菅原陸央(政経4=秋田・本荘)
6分7分56(決勝B1着)全体7位

 

決勝A

▽女子シングルスカル

武井愛奈(スポ3=長野・諏訪清陵)
8分19秒94 優勝

 

▽女子ダブルスカル

S猪野日向子(スポ2=岐阜・加茂)
B茂内さくら(社4=秋田)
7分35秒90 優勝

 

▽女子ペア

S加藤沙也花(スポ3=愛知・猿投農林)
B長谷川理実(東京・早実)
8分16秒29 3位

 

▽女子クォドルプル

S横田紗弥(スポ1=岐阜・加茂)
3加藤真奈(スポ1=静岡・浜松西)
2片上日奈子(スポ2=愛媛・今治西)
B村田友佳(スポ1=東京・墨田川)
7分17秒97 4位

 

▽女子舵手付きフォア

C勝又真央(スポ4=東京・小松川)
S髙田涼花(社4=静岡・浜松西)
3中尾咲月(スポ4=三重・津)
2郡磨璃(スポ3=東京・文京学院大女)
B桐原初菜(文構3=早稲田佐賀)
7分42秒48 準優勝

 

▽男子舵手付きフォア

C仙田早紀(文2=埼玉・浦和一女)
S岡山凜之(スポ1=愛媛・松山東)
3森長佑(スポ4=福井・若狭)
2沢目真直(スポ1=東京・江北)
B松並大智(基理2=静岡・沼津東)
6分48秒30 準優勝

 

 

▽オックスフォード盾レガッタ

C澁谷光太郎(政経2=東京・早大学院)
S瀬口篤優(社3=東京・早実)
7滿園脩吾(スポ1=福岡・東筑)
6小山知起(創理1=東京・早実)
5樊経緯(経営管理研究科修士1=アメリカ・バージニア大学)
4齋藤智規(先理1=東京・早実)
3佐竹伶文(国教3=東京・国際基督教大)
2田邊虎太朗(スポ3=山口)
B白仁隆介(社4=東京・早実)
6分42秒64 決勝B2着

 

 

武井愛奈(スポ3=長野・諏訪清陵)

――今の率直な気持ちを教えてください

幸せです。いつも応援してくれる方とか、私を信じて期待してくれた先輩とかが喜んでくれてる姿が見れたことが一番幸せでした、

――今日のレース展開は

大会中毎日コンディションがばらけてたんですけど、今日はスタート500㍍は順風って言って追い風で、そのあと1500㍍ずっと向かい風が続いてたんですけど、風に押し戻される中で(艇を)進めるっていうのは自信があったので、そこで相手と着実に差を広げられたのは良かったなと思います。

――今後の目標をお願いします

まだ来年の種目とかが決まってなくてざっくりしてしまうんですけど、今まで1、2年生の時にクルー組んでくれた先輩たちがすごくかっこよくて、憧れの姿としてずっと追っかけていたので、自分も来年引退するときにそんな先輩になれたらいいなと思います。

髙田涼花(社4=静岡・浜松西)

――素直な気持ちをお願いします

立命大に勝とうという気持ちで練習はしていたので、予想通りだったみたいな感じではないです。でも、私たちの中で自分たちの100パーセントの力を出し切って、 最後差す形で2位になれたので、ラストレースとしては全然悔いがないですし、すごくやりきった感じで気持ちいい2位だったなと思います。

――メッセージをお願いします

じわじわと立命大には近づいてる気がするので、後輩たちにはいつか必ず勝ってほしいなと思います。

勝又真央(スポ4=東京・小松川)

――素直な気持ちをお願いします

私も一番の目標が達成できたってわけではないけど、それに対して悔いはなくって。今までこう差して勝つっていうレース展開があんまりなかったのと、今までで一番立命大に近い距離でゴールできたので、全員の成長がレースに出たのかなと思います。全体的にすごくいいレース展開だったなと思って清々しい気持ちでした。

――メッセージをお願いします

今年は総合優勝ちゃんとできたので、来年以降も絶やさずにやり遂げてくれたらうれしいです。

茂内さくら(社4=秋田)

――大会を振り返っていかがですか

ダブルでも優勝できて、総合優勝もできて、本当にうれしいです。

――ダブルは去年の準優勝からリベンジという形になりました

去年1位と10秒差とか結構大差で負けてしまったので悔しい思いをして。そこから自分たちでスピードにこだわってやってきたので、その成果が出てよかったなと思います。

――最後に一言お願いします

女子部のみんなに、総合優勝を取るっていう目標に向かって全員で頑張ってくれて、ちゃんと目標も達成してくれて全種目点数も取ることできたので、ほんとにみんなよく頑張ってくれたなっていう、感謝の気持ちでいっぱいです。