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競走部

2022.09.08

日本学生対校選手権 9月9〜11日 たけびしスタジアム京都

いざ勝負の3日間 力を出し切り会場を臙脂で染めろ/全カレ展望

 9月9日から3日間に渡ってたけびしスタジアム京都で開催される日本学生対校選手権(全カレ)。早大からは19種目に計32人がエントリー。学生日本一を決める大会で、「臙脂(えんじ)で染めろ」のチームスローガン通り、会場を臙脂で染め上げることができるか。激戦必至の3日間の展望をお伝えする。

★男子トラック種目

 総合優勝を目標に掲げる男子。関東学生対校選手権(関カレ)では、トラック優勝を目標にしながら3位に終わったが、それ以後、自己記録を更新する選手が続出している。全カレにエントリーしている男子短・中距離の選手18人中13人が関カレから全カレまでの間に自己記録を更新。自己新ラッシュの中迎える今大会で、おのおのが大舞台で自身の力を出し切ることができるかが鍵となる。

 特に大量得点が期待されるのが男子200メートル。昨年、一昨年ともに決勝に2選手を送り込んでいるこの種目では、主将の三浦励央奈(スポ4=神奈川・法政二)が今季自己記録を複数回更新し、資格記録でトップ。最後の全カレでタイトルを狙う。

 4月の学生個人選手権200メートルで三浦とともに表彰台に立った西裕大(教3=埼玉・栄東)、そして7月に追風参考ながら20秒6台をマークした澤大地(スポ4=滋賀・草津東)もそれぞれ資格記録では8位以内にランクイン。今年こそ悲願の「3枚残し」へ。舞台は整っている。

三浦(左)、西(中央)、澤

★男女400メートル障害

 また、近年早大の全カレを語る上で欠かせないのが400メートル障害(ヨンパー)だ。昨年は男女6選手全員が決勝に残り、アベック優勝も達成したこの種目。東京五輪代表の山内大夢(令4スポ卒=現東邦銀行)や、早稲田記録保持者の関本萌香氏(令4スポ卒)をはじめとする強力な世代は卒業したが、今年も資格記録上位者が複数揃う。

 男子では田中天智龍(スポ3=鹿児島南)が資格記録3位。エントリー締め切り後の富士北麓ワールドトライアルでも自己記録をさらに縮め、調子は上向きだ。昨年のファイナリスト後藤颯汰(スポ4=長崎・五島)も7月に自己記録を大幅更新。最後の全カレで更なる自己記録の更新と表彰台を目指す。また、初の対校戦代表となるルーキーの盛岡優喜(スポ1=千葉・八千代松蔭)も今年のU20日本選手権5位の実力者。今年も決勝の舞台で黒川和樹(法大)対早大勢複数の勝負が見られるだろうか。

 もちろん女子も実力は十分だ。昨年覇者の川村優佳(スポ3=東京・日大桜丘)はシーズン序盤はケガに苦しみ、関カレでは表彰台を逃したが、6月の日本選手権では58秒台までシーズンベストを戻した。昨年はケガでヨンパーへの出場が少なかった2020年全カレファイナリストの津川瑠衣(スポ3=東京・八王子)も今年は継続的に試合に出場しており、全カレに向けては「力が発揮できるように気を引き締めて頑張る」と意気込む。下級生時より早大女子の主翼として活躍する2人に、ルーキーの大川寿美香(スポ1=東京・三田国際学園)を加えた3人で、お家芸女子ヨンパーの強さが世代交代後も衰えないことを証明したい。

昨年の全カレで決勝に残った早大6選手。上段左から後藤、川村、関本氏、山内、村上夏美氏(令4スポ卒)、田中。手前は黒川(法大)(©︎EKIDEN News)

★男子リレー

 そして忘れてはいけないのがリレー。2連覇中の男子4×100メートルリレー(4継)は、3連覇の達成と、学生記録の更新を目標に掲げる。2連覇したメンバーは2人が卒業したが、100メートルで10秒3台の記録を持つ稲毛碧(スポ3=新潟・東京学館新潟)や島田開伸(スポ2=静岡・浜松湖東)らも関カレでは4継に出走しており、戦力は十分。加えて、高校時代より世代トップクラスの実力を持つルーキーの井上直紀(スポ1=群馬・高崎)、寺澤大地(スポ1=京都・洛南)らのフレッシュな面々もメンバー入り。関カレ2位の雪辱を果たすべく、短短ブロック一丸となって学生トップの座の防衛を目指す。

 また、関カレでは悔しい7位に沈んだ男子4×400メートルリレー(マイル)チームも、上位を虎視眈々(こしたんたん)と狙う。関カレ以後のチーム内での自己記録ラッシュを経て、マイルチームはどのような進化を遂げたのか。400メートル専門以外の選手の出走もあるか。注目して見ていきたい。

関カレでは2位となった男子4継。上段左から西、稲毛、澤、三浦

★長距離

 長距離勢からは5000メートルに井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)と山口智規(スポ1=福島・学法石川)、3000メートル障害に諸冨湧(文3=京都・洛南)がエントリー。

 最後の全カレとなる井川は、昨年、同学年の近藤幸太郎(青学大)、丹所健(東国大)に上位を譲った悔しさを晴らすことができるか。また、トラックを主戦場にしたいと話し、資格記録でも上位にランクインするルーキーの山口や、昨年4位の諸冨も上位を狙う。駅伝シーズンを目前にし、調整の難しい大会であることが予想されるが、実力を発揮してくれることを期待したい。

井川(左)、山口(中央)、諸冨

 その他にも、今年複数回ベストを更新している男子800メートルの筒井航佑(スポ2=愛知・時習館)、男子110メートル障害の池田海(スポ2=愛媛・松山北)も上位進出は十分射程圏内。U20日本選手権入賞者の下級生が複数エントリーしている女子短距離陣にも注目だ。

 また、男子棒高跳の平川巧(スポ4=静岡・磐田南)、女子800メートルの髙田真菜(商4=東京・早実)、女子1万メートル競歩の木村和(人4=秋田・横手)、女子走高跳の山田実来(人4=神奈川・桐光学園)ら4年生も今シーズンは自己ベスト、もしくはそれに近い記録をマーク。最後の全カレに向け、機運は高まる。

 1年間で最大の対校戦であり、今年のチーム全体の力が示される舞台でもある全カレで、早大の選手たちはどんな戦いを見せてくれるだろうか。3日間の熱戦は明日から始まる。

(記事 及川知世)

エントリー

▼男子

▽100メートル

三浦励央奈主将(スポ4=神奈川・法政二)

稲毛碧(スポ3=新潟・東京学館新潟)

島田開伸(スポ2=静岡・浜松湖東)


▽200メートル

三浦

澤大地(スポ4=滋賀・草津東)

西裕大(教3=埼玉・栄東)


▽400メートル

新上健太(人3=東京・早実)

竹内彰基(スポ3=愛知・瑞陵)

藤好駿太(スポ3=福岡・修猷館)


▽800メートル

筒井航佑(スポ2=愛知・時習館)


▽5000メートル

井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)

山口智規(スポ1=福島・学法石川)


▽110メートル障害

池田海(スポ2=愛媛・松山北)


▽400メートル障害

後藤颯汰(スポ4=長崎・五島)

田中天智龍(スポ3=鹿児島南)

盛岡優喜(スポ1=千葉・八千代松蔭)


▽3000メートル障害

諸冨湧(文3=京都・洛南)


▽棒高跳

平川巧(スポ4=静岡・磐田南)


▽4×100メートルリレー

三浦

池淵秀(法3=京都・洛南)

千田杜真寿(スポ2=茨城キリスト教学園)

井上直紀(スポ1=群馬・高崎)

寺澤大地(スポ1=京都・洛南)


▽4×400メートルリレー

新上

竹内

田中

西

藤好

眞々田洸大(スポ2=千葉・成田)


▼女子

▽100メートル

鷺麻耶子(スポ2=東京・八王子東)

山越理子(人1=東京・富士)


▽200メートル

山越


▽400メートル

新田望(スポ1=神奈川・法政二)


▽800メートル

髙田真菜(商4=東京・早実)

新田


▽400メートル障害

川村優佳(スポ3=東京・日大桜丘)

津川瑠衣(スポ3=東京・八王子)

大川寿美香(スポ1=東京・三田国際学園)


▽1万メートル競歩

木村和(人4=秋田・横手)


▽走高跳

山田実来(人4=神奈川・桐光学園)


▽4×400メートルリレー

川村

津川

大川

清水奈々子(文構1=北海道・札幌南)

新田

山越