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ラグビー部

2022.08.29

ジュニア夏季オープン戦 8月28日 対同大B 菅平サニアパークDグラウンド

夏の成果を発揮! 同大Bに勝利で合宿を終える

 霧のかかったA戦とは一転、晴れ間も見える中で、早大Bと同志社大B(同大B)の試合が行われた。前半は守備の乱れから相手にリードを許したものの、後半には修正を見せ見事逆転。最終的には43ー35で勝利し、A戦に続いて白星を付けた。

 先に得点を挙げたのは同大B。前半4分、自陣22メートル付近のラインアウトからフェーズを重ねられ、同大Bに先制を許す。さらに、相手WTBに右自陣を破られる場面もあったが持ちこたえ、14分、早大BはSO久富連太郎(政経3=島根・石見智翠館)のキックパスを受けたWTB槇瑛人(スポ4=東京・国学院久我山)が右隅にトライし初得点。続く20分には、左サイドでのマイボールラインアウトから最後はフッカー安恒直人(スポ2=福岡)が押し込んだ。22分には、早大ノックオンによる相手ボールスクラムから、ディフェンスラインの穴を破られ、トライを奪われるが、その5分後、敵陣5メートル付近のラインアウトからモールで再び安恒が押し込み、7点を追加。前半スコアは、19ー21とわずかに追いかける展開で終えた。

今試合4本決めたモールトライ

 後半開始直後、早大はディフェンスラインの乱れから同大Bにトライを献上し、点差は一時9点に。しかし、9分の安恒、12分には、交代してすぐのSH小西泰聖(スポ4=神奈川・桐蔭学園)がキックチェイスからインゴールに転がったボールをそのまま抑えてトライ。キックも確実に決め、早大Bは逆転に成功した。20分、27分にはラインアウトモールからフッカー佐々木柊(スポ2=東京・本郷)が連続でインゴールをこじ開ける。それ以降は、「ハイプレッシャーディフェンスを心がけた」と試合を振り返ったWTB磯崎錬太郎(商3=徳島・城東)などの活躍もあり、堅実な守りで相手に流れを渡さず。後半だけで4トライを挙げ、最終スコア43ー35で勝利した。

交代後にトライを挙げたSH小西

 ミスを修正することができず敗れた帝京大B戦の反省を生かし、ディフェンス面で後半に立て直しを図り奮闘した早大B。「モールで取り切る」(安恒)と今夏目標に掲げたように、今試合ではモールトライを4本挙げるなど、セットプレーの成長ぶりは著しいものだ。「目標に向けてチーム全員でアクションをできた」(磯崎)、「いい形で終われた」(安恒)と口を揃えるように、手応えを感じ夏合宿最終戦を終えた。来たる秋シーズンへ。チーム一丸となって『荒ぶる』への戦いが始まる。

(記事 戸祭華子、写真 坂田真彩、谷口花)

コメント

フッカー安恒直人(スポ2=福岡)

――今日の試合を振り返って

 FWとしては今までやってきたセットプレーっていうところで、モールとかスクラムとか、いい形で終われたんじゃないかなと思います。

――モールトライが目立ちましたが合宿中から意識していたことですか

 そうですね。合宿始まる前からFWでモールで(トライを)取り切ることを目標としていました。今日は4本取れたのですが、8人全員で組めたところがいい収穫だなと思います。

――セットプレーに対する評価をお願いします

 モールは今日満点くらいの勢いだったのですが、ラインアウトはクリーンキャッチできなかったり完全に相手に勝ってたとは言えないので、点数でいうと70点くらいですね。

――夏合宿でのご自身の成長はいかがでしたか

 最初の試合であった帝京大B戦の時は、主にスクラムもやられてしまったり、ラインアウトではノットストレートを投げてしまったりというフッカーとしてセットプレーを安定させることができなかったのですが、今日の試合では、合宿を通してそこの部分を改善できたかなと思います。

――秋への意気込みをお願いします

 これから対抗戦(関東大学対抗戦)が始まるので、全力で頑張ります。

フランカー植野智也(法4=東京・早実)

――今日の試合テーマを教えてください

 全体的なテーマとしては、先に仕掛ける、自分たちから仕掛けていくことを意識しました。アタックではブレイクダウン、ディフェンスでは一人一人のコリジョンの部分を意識していました。

――試合を振り返っていかがですか

 苦しい時間帯が多かったですが、FWでモールトライが取れたり、スクラムでペナルティーが取れたりしたのでそこは収穫だと思います。

――今日の試合が復帰戦でしたがいかがですか

 まだまだシーズンに向けて(自身の)プレーは良くないですが、これからどんどん調子を戻して赤黒を着れるように頑張ります。

――夏合宿を振り返っていかがですか

 大田尾さん(大田尾監督)もおっしゃっていました、FWの部分が一番の収穫だと思います。スクラムもですし、モールでも何本かトライを取れたので、FWの強化の部分が今回の合宿の大きな収穫だと思います。

――今後の意気込みをお願いします

 荒ぶるを取るためにはもっともっと成長しないといけないと思うので、対抗戦一戦一戦を通して成長して、荒ぶるに向けて全部員一丸となってやっていけたらなと思います。

SH小西泰聖(スポ4=神奈川・桐蔭学園)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 みんな言ってると思うのですが、前半最初の方は受けてしまう展開が続いて、そういった場面は合宿通して、全部のグレードであったことなので、それを最後の試合で修正できたらと思ったのですが、そこは少し課題が残る部分でした。ただ、勝ち切れたというところは非常に良かったです。結局、最後に勝つというのが一番大事なので、こだわることが出来て良かったです。

――夏合宿を通して個人の収穫は

 これをできるようになりたいとかいうのは特に持たず、合宿はとにかく ゲーム間を取り戻す、ラグビーを楽しむというところにフォーカスしてやっていたので、そういった意味では、とても楽しくラグビーできたので目標を達成したいという風に思います。

――合宿を生かしてこれからの意気込みを

 復帰したと言っても、合計時間はまだ90分ちょっとないぐらいで、全然ゲームの経験も浅いですし、 ゲーム間も取り戻していないので、いちプレーヤーとして、スキルアップ、レベルアップするというのを心がけながら出れる試合一つ一つを大切にしていきたいです。ラグビーするという嬉しさだったり、楽しさだったりをもう一回実感できましたし、またこうしてラグビーできるというのは、すごく嬉しいことなので、楽しんでいきたいと思います。

WTB磯崎錬太郎(商3=徳島・城東)

――今日の試合を振り返っていかがですか

  合宿の最後の試合ということで、目標に向けてチーム全員でアクションをできたというのが今日の収穫です。

――ディフェンスで特に活躍されていました、意識した点はありますか

 相手にできるだけプレッシャーをかけるハイプレッシャーディフェンスを心がけました。

――夏合宿の手応えはどのくらいありますか

 勝ちきれなかった試合としっかり勝ちきれた試合があって、そこの違いは細部にこだわるという点にあったかなと感じています。最後にミスをしてしまって負けてしまった試合が帝京大戦で、京産大戦と同志社大戦ではそこの反省点をしっかり修正することができました。

――ポジションが変わってからうまくいっている要因は何ですか

 自分の強みをより活かせるのがこのポジションだと思っています。NO・8だと、自分の強みのスピードを生かせないというふうに捉えていたので、WTBでしっかり大外でボールをもらってしっかり走り切るというのが仕事だと思っているので、そこに自分の強みがしっかりマッチしていると思います。

――最後に秋シーズンへ向けての意気込みをお願いします

 B戦だけではなく、しっかりAチームで試合に出て活躍できるようにこれからもっと精進していきたいと思います。

 

ジュニア夏季オープン戦
早大B スコア 同大B
前半 後半 得点 前半 後半
19 24 21 14
43 合計 35
【得点】▽トライ 槇、安恒(3T)、佐々木(2T)、小西 ▽ゴール 久富(4G)
※得点者は早大のみ記載
早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
川﨑 太雅 スポ3 東福岡
安恒 直人 スポ2 福岡
平山 貴喜 スポ4 北海道・函館ラサール
栗田 文介 スポ1 愛知・千種
藤井 将吾 スポ3 大阪・早稲田摂陵
田中 勇成 教1 東京・早実
植野 智也 法4 東京・早実
永嶋 仁 商3 東福岡
島本 陽太 スポ3 神奈川・桐蔭学園
10 久富 連太郎 政経3 島根・石見智翠館
11 磯崎 連太郎 商3 徳島・城東
12 中谷 波一土 人2 東京・本郷
13 岡本 大輝 スポ3 東京・本郷
14 槇 瑛人 スポ4 東京・国学院久我山
15 ◎平田 楓太 スポ4 福岡・東筑
リザーブ
16 佐々木 柊 スポ2 東京・本郷
17 山口 湧太郎 スポ1 神奈川・桐蔭学園
18 米澤 結人 スポ3 東京・国学院久我山
19 細川 大斗 社3 東京・早実
20 中島 潤一郎 教1 神奈川・桐蔭学園
20′ 鈴木 風詩 社2 国学院栃木
21 小西 泰聖 スポ4 神奈川・桐蔭学園
22 京山 秀勇 人3 福岡・東筑
22′ 金子 礼人 法1 福岡・西南学院
23 今駒 有喜 文構4 東京・早実
15′ 山下 一吹 教1 東京・早実
※◎はゲームキャプテン、監督は大田尾竜彦(平16人卒=佐賀工)