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水泳部

2022.08.30

第98回日本学生選手権 8月29日 東京辰巳国際水泳場 

男女両主将が100m平泳ぎで悔しい2位 4継は女子3位、男子2位でメダル獲得!/日本学生選手権2日目

 初日を男女共に得点1位と最高のスタートを切った早大。2日目は100メートル平泳ぎで浅羽栞女子主将(スポ4=東京・八王子)と平河楓男子主将(スポ4=福岡・筑陽学園)が共に2位。目標としていた優勝には届かなかった。また、4×100メートルリレーでは男子が2位、女子が3位と高い成績を収めた。現在の得点は男子が124.0点で4位、女子が100.0点で3位。この後の種目で好成績を残し、目標達成なるか。

☆男子400メートル自由形で長牛が決勝進出!

 長牛は個人としては初めての決勝だった

 男子400メートルでは長牛太佑(スポ2=京都外大西)と林大輝(スポ1=大阪・同志社香里)が出場。第5組に登場した林は序盤から出遅れ、終盤に追い上げを見せたが予選17位。0.1秒差でインカレポイント獲得を逃した。一方、最終組で出場した長牛は終始安定した泳ぎを披露。終わってみれば自己新記録を上回るタイムを出し、決勝進出の最後のひと枠である8位に滑り込んだ。長牛は専門種目である200メートル個人メドレーも含めて初めてのインカレ決勝進出を果たした。

 迎えた決勝は、渡邊天馬(近大)と黒川紫唯(明大)といった実力者が引っ張る展開となる中で、長牛は中位を競り合いながら前半200メートルを6位で折り返す。その後は後半から追い上げてきた選手に追い上げられながら激しい5位争いを繰り広げたが、終盤に失速し7位でフィニッシュした。

 それでも「チャレンジャーとして挑めた結果」「個人で初の決勝を楽しむことができた」と振り返った長牛。翌日に行われる200メートル個人メドレーでも決勝を狙う。

☆男子200メートル背泳ぎ

 レースを終えた村上汰(左)と米山は握手を交わした

 男子200メートル背泳ぎに登場したのは前回5位に入った米山毅(スポ3=東京・早実)をはじめ、村上賢之慎(スポ2=熊本西)、村上汰晟(スポ1=兵庫・明石南)の3人。米山は粘り何とか決勝圏内の8位に入り、成長著しい村上汰は自己ベストを上回る泳ぎで6位。この二人が決勝に進んだ。一方、自己ベストを目標としていた村上賢はまさかの失格。100メートルで悔しさを晴らす泳ぎに期待したい。

 決勝では隣のレーンとなった米山と村上。レースは遠藤柊斗(中大)らが飛ばすハイペースな展開となる中で、二人は出遅れる。村上汰は予選に続いて自己ベストは更新したが7位にとどまり、インカレの洗礼を浴びる形に。米山は終盤に失速し、前年よりも順位を落とす8位となった。

それでも今回出場した3人はいずれも3年生以下で、来年のインカレもチャンスがある。今回の反省を活かし、さらなる成長した姿が楽しみだ。そして、100メートルでも彼らが少しでも自分を超えるために勝負に挑むだろう。

☆浅羽が女子100メートル平泳ぎで自己ベストも悔しさが残る2位

 決勝のレースを泳ぐ浅羽

 4年女子のうちの3人が出場した女子100mでは斎藤千紘(商4=東京・早実)と浅羽栞(スポ4=東京・八王子)が危なげなく決勝に進んだ。斎藤は自己記録を更新して6位で予選を通過。そして圧巻の泳ぎを見せたのは浅羽女子主将だった。自己ベストを大きく上回る1分07秒台を叩き出し、予選をトップで通過した。しかし3組目に登場した松浦優美奈(人4=沖縄・開邦)は自己ベストを出したが予選敗退となった。

 決勝は最初の50メートルでほぼ横並びのタイムとなる展開に。後半勝負となったが、斎藤は力が入ったからかペースが落ち優勝争いから脱落、7位に終わる。一方、浅羽は「理想の泳ぎができた」とハイペースで追い上げていく。浅羽は予選をさらに上回る1分07秒14と自己記録を更新したが、今大会唯一1分06秒台のタイムを出した今井月(東洋大)には及ばず。惜しくも2位となった。

優勝はできなかったが、浅羽女子主将の好調ぶりは確かで、現時点で3位と好調の女子部門を更なる高みに導くことに大きな期待が持てる一戦となった。次に待つ4×200メートルメドレーリレーと200メートル平泳ぎでもベストを尽くし、メダル獲得、そして優勝を目指す。また斎藤も今回の反省を活かして次の200メートル平泳ぎで更なる活躍に期待したい。

 報道陣向けにメダルを掲げる浅羽

☆平河、悲願のVとはならず

 二冠に挑んだ平河

 100m平泳ぎでは平河楓男子主将(スポ4=福岡・筑陽学園高)とルーキーの松田藍青(スポ1=愛知)が出場。平泳ぎ種目二冠を目標としていた平河は「感覚があまり良くなかった」が、危なげないタイムで予選2位通過を果たす。一方松田は決勝には進めなかったが、ポイントを稼ぐことができるB決勝に進出。そこで4着に入り、チームに貢献することができた。

 決勝はほぼ横一線の中、平河は若干抜け出し前半50メートルをトップで折り返す。ここから逃げ切りたいところではあったが、「スピードを上げようと意識した時に空回りしてしまった」。その間に予選1位の間島亮太郎(筑波大)が最後に追い越して、0.26秒差の2位。この時点で二冠という野望は潰えた。

 残念な結果とはなったが、まだ4日目には本人が練習を積んできたという200メートル平泳ぎがある。100メートルでの悔しさと反省を糧に、悲願の優勝を成し遂げたい。

 平河は自信があると言う200メートルでの優勝を見据えた

☆4継で女子が3位入賞!男子も日大と死闘の末に2位!

 粘り強い泳ぎで3位に立った早大女子(左から佐々木、松本、船越、今牧)

 予選を5位で通過した早大女子。第1泳者の今牧まりあ(スポ3=長野・飯田)が独走した中京大には追いていかれながらも2位でスタート。今牧の後を泳いだ船越彩梛(スポ1=淑徳巣鴨)が一つ順位を落としたが、第3泳者の松本信歩(スポ2=東京学芸大付)が再び順位を上げる。迎えたアンカーは佐々木杏奈(スポ4=神奈川・日大藤沢)。東洋大には抜かれたが、懸命な泳ぎで池江璃花子(日大)の猛追から何とか逃げ切り3位でフィニッシュ。決勝後は全員で佐々木を讃える光景が見られた。

 早大と日大の決戦は大激戦となった(左から田中、須田、今野、菅野)

 例年同様、今年も優勝を目指す男子は予選を2位で通過し万全の態勢で臨んだ。第1泳者の田中大寛が最初の50メートルをトップで折り返したが終盤に日大の先行を許し2位で須田悠介(スポ2=湘南工大付)に繋ぐと、そのまま日大との一騎討ちに。第3走者の今野太介(スポ4=山形・羽黒)も日大を抜けなかったがアンカー勝負に持ち込む。そのアンカーを務めた菅野遼(スポ3=大分・佐伯鶴城)がラスト50メートルで0.04秒差まで詰めたが、最後は差を広げられて2位となった。しかし日大が学生記録を更新したことを考えると、それと接戦を演じた早大も十分健闘したと言える。目標の準優勝に向けた、さらなる選手の躍動が楽しみだ。

(記事 芦沢拓海、写真 藤田珠江)

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結果

◇決勝

男子400メートル自由形

長牛太佑 3分54秒01【7位】

男子200メートル背泳ぎ

村上汰晟 2分00秒02【7位】自己新記録

米山 毅 2分01秒93【8位】

女子100メートル平泳ぎ

浅羽 栞 1分07秒14【2位】自己新記録

斎藤千紘 1分09秒28【7位】

男子100メートル平泳ぎ

平河  楓 1分00秒26【2位】

女子4×100メートルフリーリレー

早大(今牧、船越、松本、佐々木) 3分45秒65【3位】

男子4×100メートルフリーリレー

早大(田中、須田、今野、菅野)  3分18秒24【2位】

◇B決勝

女子200メートル背泳ぎ

亀井涼子 2分16秒75【2位】自己新記録

男子100メートル平泳ぎ

松田藍青 分秒【位】自己新記録

◇予選

女子400メートル自由形

小原天寧 4分21秒11【18位】

男子400メートル自由形

長牛太佑 3分53秒78【8位】

林 大輝 3分57秒21【17位】

男子200メートルバタフライ

山本拓武 2分01秒40【23位】自己新記録

金 直輝 2分03秒33【31位】自己新記録

浅野 健 2分05秒22【44位】

女子200メートル背泳ぎ

亀井涼子 2分17秒43【13位】

男子200メートル背泳ぎ

村上 汰晟 2分00秒24【6位】

米山  毅 2分00秒75【8位】

村上賢之慎 失格

女子100メートル平泳ぎ

浅羽 栞  1分07秒49【1位】

斎藤 千紘 1分08秒60【5位】自己新記録

松浦優美奈 1分11秒73【23位】自己新記録

男子100メートル平泳ぎ

平河 楓 1分00秒59【2位】

松田藍青 1分01秒38【14位】

女子4×100メートルフリーリレー

早大(船越、今牧、松本、佐々木) 3分46秒54【5位】

男子4×100メートルフリーリレー

早大(田中、原、菅野、今野)   3分20秒02【4位】

コメント

長牛太佑(スポ2=京都外大西)

――7位ということですが、率直な感想は

 チャレンジャーとして挑めた結果でしたしタイムは満足の行くものではないですけど予選から順位を上げる事ができましたし、個人で初の決勝を楽しむことができました。

――予選の泳ぎを振り返っていかがですか

 ベストを出したかったですが感覚良く泳ぐことができましたし決勝にも残れたので良かったです。

――迎えた決勝、泳いだ感想は

 ベストを狙っていましたが少し落としてしまいました。しかし個人初の決勝にも残れましたし予選から順位も上がれたので満足のいく結果です。

――決勝の泳ぎを振り返っていかがですか

 落ち着いたレースができました。しかしもう少しラストスパートをかけたかったです。

――個人メドレーの意気込み

 明日も決勝で戦えるように頑張ります。

米山毅(スポ3=東京・早実)

――今回の決勝はどうでしたか

 去年は順位を意識しすぎたのと、今年はあまり調子が良くなかったので、楽しく泳ごうと思いました。

――予選での泳ぎはどのように振り返りますか

 気持ちとそれまでのみんなの勢いで8番に入れたのかなと思います。

――決勝は苦しみましたが

 8番なので、突っ込んでみようかなと思いましたが、あまり突っ込みきれず中途半端だったかなと思います。

――今後の意気込みをお願いします。

 残り2日間、チームの勢いを借りながら自分も与えられるように頑張ります。

村上汰晟(スポ1=兵庫・明石南)

――ルーキーながら決勝に行きましたがいかがでしたか

 初めてのインカレということで、独特の雰囲気、チーム対抗というところがインカレだなという感じで、すごい緊張のある中で、予選も決勝もベストタイムを更新できたことは良かったと思います。

――予選の泳ぎはどうでしたか

 予選は自分の中でラップタイムに近いタイムで泳げて、自己ベストを更新することができたと思いました。

――決勝の泳ぎを振り返っていかがですか

 チーム対抗の大会ではあるのですが、自分らしいレース展開ができたかなと思います。

――今後の意気込みを

 これからもリレーとかがあって、白熱したレースがあると思うので、自分も早大に貢献できるように点数を取っていきたいなと思います。

斎藤千紘(商4=東京・早実)

――決勝のレースはいかがでしたか

やっぱり力みすぎてしまって、予選がベストだった分、決勝もタイムを狙っていたんですけれども、やっぱりちょっと力んでしまって、タイムを落としてしまいました。

――予選は自己ベストでしたが、いかがでしたか

この試合前は本当に不調で、ベストを狙うというか、本当に決勝にも残れるかも分からなくて、2回泳げるかも分からないくらいで、本当に不安がいっぱいあったんですけど、学生最後の試合ということで、自分の持ち味であるスピードは絶対生かして、レースをしようと思って挑みました。

――決勝は振り返っていかがでしたか

決勝は本当に最初から力んでしまって、結構後半もその疲れがどっと出て、粘り切れなかったなという感じです。

――浅羽栞選手(スポ4=東京・八王子学園八王子)は2位でしたが、同学年としてどのように感じていますか

もう本当に栞ちゃんは今回の試合で最後ということで、覚悟を持って練習をしていた分、それが数字にも出ていて、栞ちゃんにとっては優勝を狙っていたから2番というのはもしかしたら悔しいのかもしれないんですけど、一緒にこの決勝の舞台で泳げてとても私はうれしかったです。

――まだレースが続くと思いますが、最後に今後に向けた意気込みをお願いします

そうですね、3月の選考会と4月の日本選手権、去年のインカレもそうなんですけど、100メートルが前の日にあって、200メートルが後の日にあって、200メートルでどうしてもタイムを落としてしまったり、ベストが出ないということがあったので、ちゃんと明日休養をしっかりとって、2ブレも自己ベストを更新できるように頑張りたいと思います。

浅羽栞女子主将(スポ4=東京・八王子)

――2位という順位はいかがでしたか

順位はすごく悔しいです。

――予選はすごいタイムでしたが、これについてはどうでしょうか

自分で思ったよりタイムが出て、調子が良いことを確認できました。

――決勝の前には何を思っていましたか

ラスト余力が余っていたところを上げ、あとは冷静にいこうと思いました。

――決勝の泳ぎを振り返ってください

すごく浮いていて、キックがかかっている理想の泳ぎだっと思います。

――今後の意気込みをお願いします。

メドレーリレーと200mではさらにタイムを上げメダル獲得と優勝をし、納得の行く引退試合にします。

平河楓男子主将(スポ4=福岡・筑陽学園)

――2位という結果については

正直、今大会は本当に優勝することだけを見ていたので、タイムどうこうと言うよりも、やっぱり勝ちにこだわっていたレースだったので、そこを勝ち切れなかったというのは、すごく悔しく思います。

――予選のレースはいかがでしたか

2カ月ほど200の練習をメインにやっていたので、スピードを出すというところがあまりうまくいっていなくて、感覚があまり良くなかったので、ちょっと不安要素がいっぱいあったんですけど、100の決勝はすごく修正してできたと思うんですけど、そこは勝てなかったのでまだまだかなと思います。

――予選から決勝に向けてはどのような調整を行ってきましたか

そうですね、ちょっとストローク数が多いとあまり水が当たっていない感じがしていたので、そこをやっぱり減らして、一掻き一掻きの出力を上げるというところを意識しました。

――決勝の泳ぎを今振り返ってどのように思いますか

そうですね、本当に前半から理想通りのストローク数と、落ち着いてレースを運べたんですけど、どうしてもラスト15メートルでスピードを上げようと意識した時に空回りしてしまった部分がダメだったかなと思います。

――200メートルに向けた意気込みをお願いします

200メートルはしっかり練習を積んできて、自信はあるので、そこはしっかり勝ち切りたいなと思います。

 佐々木杏奈(スポ4=神奈川・日大藤沢)

――ご自身に2位で回ってきた時の感想は

会場内の実況で早稲田が上がってきていることはわかっていました。飛び込む前は手が震えてしまうほど緊張していましたが、メンバーと自分を信じて飛び込んでいきました。

――3位という結果になりましたが、どうですか

このレースに賭けている部分があったので、嬉しさと安堵の気持ちでいっぱいです。最後まで負んぶに抱っこになってしまいましたが、頼もしい3人をはじめとして、不安を消し去る言葉をかけてくれたマネージャーの言葉にも感謝しています。

――アンカーとして池江璃花子選手の追い上げから逃げ切りましたが、いかがでしたか

隣のレーンの選手のキックで見えにくかったのですが、呼吸をするたびに近づいているのは見えていました。もし隣のレーンだったら怖くて全身が固まっていたと思いますし、呼吸の反対側のレーンを泳がれていたら見えていなかったので、予選の結果も含めて運が良かったなと思っています。

――チームメイトの反応は

よく耐えた!よく頑張った!かっこよかった!と褒めていただきました。(笑)自分のことのように嬉しそうな顔を見せてくれる人がいて、その姿を見て幸せを感じていました。

――今後の意気込みをお願いします

初日の50m自由型から始まり、男女共に好調さを維持していると思います。 チームになるべく多い得点を持って帰ってくるという目標は変わっていませんが、得点だけでなく早稲田みんなが最大限の力を発揮できるよう、良い影響を与えるレース・行動をしていきたいと思います!

 菅野遼(スポ3=大分・佐伯鶴城)

――アンカーとして泳ぎ切りましたがどうでしたか

アンカーを泳ぐと伝えられた時は一瞬不安になりましたが、すぐに気持ちを入れて、思い切り闘えてよかったです。

――リレーの目標は何だったのですか

チームの目標は優勝。個人の目標は、引き継ぎタイムで49秒台を出すことでした。

――それを受けて、2位という順位はどうでしょうか

自分の力を出し切ることはできたと思いますが、正直レースを振り返ると最後に差し切りたかったという気持ちが強いです。

――3分17秒47というタイム自体はどうでしょうか

去年よりも速いタイムで泳げたので良かったと思います。藤井さん(拓郎監督、平20スポ卒=大阪・太成学院)にも褒めていただけたので(笑)

――今後の意気込みをお願いします

来年リベンジを果たします!それと、まだインカレは続くので自分のできることを精一杯やりたいと思います!!