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レスリング部

2022.08.20

全日本学生選手権 8月18日 東京・駒沢体育館

山倉がインカレ初優勝! 山崎、藤田も表彰台に

 全日本学生選手権(インカレ)は、最終日4日目を迎え、男子フリースタイルの試合が行われた。早大からは、3日目のトーナメントを勝ち上がった4人が出場した。結果は、61キロ級島谷侃(スポ4=秋田商)が4回戦敗退、同じく61キロ級藤田颯(スポ3=埼玉・花咲徳栄)が準優勝、79キロ級山倉孝介(スポ3=千葉・日体大柏)が優勝、97キロ級山崎祥平副将(商4=茨城・土浦日大)が3位であった。

 島谷主将は、4回戦で第1シードの榊流斗(山梨学院大)とぶつかる。第1ピリオドでバックを取られて2点を先取されるものの、最小失点で抑える。逆転を狙う第2ピリオドだったが、またしても相手に背後に回られて2点を追加される。島谷主将も果敢に攻めたものの、相手の防御を崩すことはできなかった。結局0-4で敗れ、4回戦で姿を消すこととなった。

相手の足を取ろうとする島谷主将

 藤田は、4回戦をテクニカルフォール勝ちで突破すると、準々決勝では堤太一(法大)と対戦。消極的な相手に対して、冷静にポイントを積み重ねて7-0で勝利。準決勝では、野坂晃誠(専大)と対戦。第1ピリオドを1-0で折り返すと、第2ピリオドに立て続けに得点を入れ、11-0でテクニカルフォール勝ち。決勝の相手は、4回戦で島谷主将を破った第1シードの榊。開始から約1分45秒が経過したところで、油断したところを相手に取られて2点を先取される。第1ピリオドを0-2で折り返し、巻き返しを図りたい第2ピリオドだったが、相手にさらに4点を取られ、0-6で敗戦となった。藤田は惜しくも準優勝という結果でインカレを終えた。

決勝で相手と組み合う藤田

 山倉は3回戦をテクニカルフォール勝ちで突破すると、準々決勝では毛利太紀(天理大)と対戦。開始直後から1つずつ丁寧に得点を重ね、相手に反撃する隙を与えることなくテクニカルフォール勝ちを収めた。準決勝では、内田貴斗(専大)と対戦。第1ピリオドで、相手のパッシブ2回からアクティビティタイムに入ったものの、その間に相手が得点できなかったため、山倉が1点を先取。第2ピリオドでも同じように1点を追加し、さらに終了間際にはダメ押しの場外ポイントを奪う。結局3-0で勝利し、決勝へと駒を進めた。決勝の相手は山田脩(日体大)。「前に出るようなレスリングができた」という山倉の言葉通り、序盤から積極的な攻めを見せ、2分26秒でテクニカルフォール勝ちを決めた。山倉は初戦から決勝まで1ポイントも失わず、5試合中4試合がテクニカルフォール勝ちという圧倒的な成績でインカレ制覇を果たした。

決勝で相手の動きを見つめる山倉

表彰式でメダルと賞状を手にし、笑顔を見せる山倉

 山崎副将は、準々決勝を連続でローリングを決めてテクニカルフォール勝ちで突破する。そして準決勝では、山崎副将がライバルに挙げた伊藤飛未来(日体大)と対戦。第1ピリオドに相手を投げ出して4点を奪う。しかし、第2ピリオドに入ると、2点、また2点と得点を許し、同点に追いつかれてしまう。残り1分45秒、何とか粘りたいところだったが、残り30秒を切ったところでバックを取られて2点を献上。試合はそのまま終了し、4-6で敗戦。最後のインカレを優勝で飾ることはかなわなかった。

準決勝でタックルを仕掛ける山崎

 4日間にわたって開催された全日本学生選手権が幕を閉じた。早大勢は、山倉が優勝、片岡梨乃(社3=千葉・日体大柏)、玉岡颯斗(スポ3=群馬・館林)、藤田が準優勝、山崎副将、北脇香(スポ1=山梨・韮崎工)が3位という結果を残した。今大会に向けて取り組んできたことの成果が出た部員、あと一歩のところで敗れた部員など、それぞれ収穫と課題が見つかったことだろう。11月の全日本大学選手権、そして今年の集大成となる12月の全日本選手権など、重要な大会が控えている。それらの大会へ向けて個々のレベルアップに期待する。

(記事、写真 斎藤汰朗)

結果

男子フリースタイル

▽61キロ級
島谷 4回戦敗退
藤田 準優勝
▽79キロ級
山倉 優勝
▽97キロ級
山崎 3位

コメント

藤田颯(スポ3=埼玉・花咲徳栄)

――準優勝という結果でしたが、この大会を振り返っていかがですか

 明治杯(明治杯全日本選抜選手権)が終わってから筋トレを強化していて、2カ月なのであまり成果は出ないのかなと思っていたのですが、去年競った相手をテクニカル(テクニカルフォール)で勝つなど、レベルアップにつながって良かったなと思います。

――決勝での敗因は何だと思いますか

 取り切るところを取り切れなかったのが一番の敗因だと思っていて、最初の差しの展開で99%取ったと思って安心したところを逆に取られてしまって、そこから向こうに主導権を握られてしまったので、そこが反省点だと思います。1点1点が大事だなということを感じました。

――印象に残っている試合とその理由を教えてください

 やっぱり決勝ですね。去年も試合をしている相手で、去年は僕が首をケガしてしまって6分間戦えずそのまま終わってしまっていたのと、相手が全日本チャンピオンという中で結構いい勝負ができたという手ごたえを感じることができたからです。

――次の試合の意気込みをお願いします

 次は内閣(全日本大学選手権)なので、階級はまだ分かりませんが、もう少し体を強くしていきたいと思います。

山倉孝介(スポ3=千葉・日体大柏)

――インカレ初優勝でしたが、感想をお願いします

 シンプルにうれしいのと、今回第1シードとして注目されていたので、決勝の山田脩選手であったり、準決勝の内田貴斗選手だったりといった強い選手もいた中で優勝できたので、ホッとしていますね。

――決勝の勝因は何だと思いますか

 絶対優勝するぞという思いで臨んだので、前に圧をかけて、いつもなら点を与えてしまうところをトータルで1ポイントも相手に点をやらなかったのですが、それが自信にもなって決勝でも自分から前に出るようなレスリングができたかなと思います。

――今大会に向けて取り組んできたことは何ですか

 リーグ戦の時は、筋トレのしすぎで技術のほうが上手くいかなかったので、今回は筋トレを控えめにして技術やスピード重視でこの大会に臨んだのが今までとの変化です。

――次の試合への意気込みをお願いします

 12月に天皇杯(全日本選手権)があるので、このまま突っ走って優勝したいです。