卓球部
2022.07.07
全日本大学総合選手権(団体の部) 7月7日 愛知・スカイホール豊田
昨年の悔しさを晴らすべく 全国制覇に向け好調な滑り出しを飾る
7月7日、第91回全日本大学総合卓球選手権大会が愛知のスカイホール豊田で開幕した。初日団体の部、男子予選リーグを迎えた早大は鎮西学院大学と中京学院大学の両校に対して3ー0という好調な滑り出しを見せ、明日に向けて弾みをつけた。
早大は鎮西学院大学に対し、杉本和也(スポ3=福岡・希望が丘)がチームの先陣を切った。杉本は勢いのあるプレーで好発進すると常にリードしたまま2ゲームを終える。3ゲーム目は相手の好プレーが決まる場面もあり接戦となる。それでもデュースの末に制し、「1戦目は大事な試合なので出だしから声を出して盛り上げていこうと思いプレーした」と述べたようにチームに勢いを付けることに成功した。先月の関東学生選手権でベスト8入りを果たした荒井和也(スポ2=福岡・希望が丘)は2番手に登場し、安定したプレーを見せた。1ゲーム目から力強い攻撃が続き、常にリードを許さなかった。相手の攻撃が決まっても動じることなくストレート勝ちを収めた。ダブルスで登場したのは、岩永宜久主将(スポ4=福島・帝京安積)・浜田一輝(スポ1=愛知・愛工大名電)組だ。相手の際どいコースの攻撃にも冷静に対応し、強打をたくさん決めた。息の合ったプレーで連続点を奪い、危険な場面無くストレート勝ちで終えた。
フォアハンドを放つ杉本
次の中京学院大学に対しては柏竹琉(スポ3=エリートアカデミー)が1番手で登場した。序盤、鋭い攻撃を決めるもバックハンドがネットになり点が決まらない場面も多く、2ゲーム目を落とす展開となった。しかしすぐに持ち直し反撃を始める。3ゲーム目では、先制点を奪うと流れをつかみ、ラリーにも打ち勝った。その後は際どいコースを攻め、常に優勢なまま勝利を収めた。流れに乗った早大は、関東大学選手権準優勝の浜田一輝が登場する。1ゲーム目は浜田らしい力強いプレーが光った。相手のペースに飲み込まれる場面もあり、2、3ゲーム目は接戦となったが、緩急を付けた攻撃が決まり両ゲームとも奪取。最後に登場した岩永・浜田組は、鎮西学院戦同様安定したプレーを見せた。早大は1ゲームも落とさず予選リーグ1日目を終えた。
2戦目、トップバッターを務めた柏
初日の2試合をストレート勝ちで終えた早大は、8日からの決勝トーナメント出場を決めた。昨年度の全日本大学総合卓球選手権大会ではベスト8という悔しい結果に終わった早大。「昨年のベスト8を超えられるように頑張りたい」(杉本)と、そのリベンジに向けて燃えているだろう。8日は強豪との試合も予想されるが、早大らしいプレーで決勝トーナメントへと駒を進めてほしい。
(記事 芳田彩歌、写真 藤田珠江、是津直子)
結果
▽男子 予選リーグ第1戦
対鎮西学院大 〇3-0
〇杉本3-0本村
〇荒井3-0但馬
〇岩永・浜田組3-0小林・進藤組
浜田 小松
岩永 兼島
予選リーグ第2戦
対中京学院大 〇3-0
〇柏3-0堀川
〇浜田3-0薮崎
〇岩永・浜田組3-0川渕・北原組
岩永 立藤
杉本 服部
杉本和也(スポ3=福岡・希望が丘)
――本日試合のトップバッターを務めていたと思いますが、試合を振り返っていかがですか
1戦目は大事な試合だと思ったので出だしから声を出して盛り上げていこうと思い、プレーしました。
――昨年のインカレはベスト8という結果でしたが、今年のインカレではそのリベンジに向けてチーム全体でどのような気持ちで挑んでいますか
1年生の浜田が入ってきてくれたことで上を目指せるチームになったと思います。そこで昨年のベスト8を超えられるように頑張りたいと思います。
――明日への意気込みをお願いします
明日は相手がもっと強くなると思うので自分が引っ張ってチームに貢献したいと思います。
柏竹琉(スポ3=エリートアカデミー)
――本日のチーム全体の試合を振り返っていかがですか
予選リーグの2試合とも3-0で勝てたので、チームの雰囲気はとても良かったです。
――試合では2ゲーム目を落としてからの3、4ゲーム目でとても勢いが付いたように感じましたが、どのような気持ちで臨みましたか
1ゲーム目は大差で負けていて、そこからギリギリで勝って、2ゲーム目はデュースで負けたので、少しヤバいなと思いました。そこで監督からもっとフォアを狙うようにと作戦をもらって、それを意識するようにしたら流れが良くなりました。また、相手がロングサーブをたくさん使ってきたので、対策をすることで、自分のペースで試合をできるようになったと思います。
――明日への意気込みをお願いします
優勝します!