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水泳部

2022.07.05

第94回早慶対抗大会 7月3日 東京・辰巳国際水泳場

選手全員が躍動し、男女でアベック優勝を達成!

 東京辰巳国際水泳場で開催された今年の早慶対抗大会(早慶戦)。昨年は新型コロナウイルスの影響で出場選手も一部に限定されていたが、今年は3年ぶりの有観客開催となり、早慶戦ならではの雰囲気も随所に感じられた。試合は、女子200メートル個人メドレーを大会新記録で制した松本信歩(スポ2=東京・東学大付)や、男子200メートル平泳ぎで佐藤翔馬(慶大)とのデッドヒートを制して優勝した平河楓男子主将(スポ4=福岡・筑陽学園)をはじめ、それぞれが持てる力を存分に発揮。男女のアベック優勝で大会は幕を閉じた。

今大会二種目を制覇した平河

 男子部では、接戦を制した選手が多く見られた。その筆頭が、今大会一番の盛り上がりを見せた200メートル平泳ぎ。レースは東京五輪同種目代表の佐藤、深沢(慶大)、平河の3人を中心に進んでいく。150メートルまでは横一線だったが、最後は、ラスト50メートルで切り替えた平河と佐藤の一騎討ちに。平河が最後までピッチを落とすことなく見事に競り勝ち、優勝を果たした。また、52年ぶりの開催となった1500メートルでは、金星洋将(スポ2=大阪・桃山学院)が大会記録を2分近く更新する15分49秒83で優勝。武井凜太郎(スポ4=東京・早実)も従来の大会記録を更新して2位に入った。さらに、200メートル自由形の田中大寛(スポ3=大分・別府翔青)も前半から積極的な泳ぎを見せ、大会新記録を樹立。今大会の最終種目として行われた4×200メートルフリーリレーには、AチームとBチームが出場。Aチームが第一泳者の長牛太佑(スポ2=京都外大西)からリードを奪い、そのまま逃げ切って優勝。Bチームも最後まで粘り、3着でフィニッシュした。

松本も二種目で大会記録を更新した

 女子部も、選手それぞれが力を発揮。早大選手同士の争いとなった女子200メートル個人メドレーでは、スタートから松本が飛び出す展開となる。松本は昨年のインカレ同種目覇者として、最後まで他を寄せ付けない圧倒的な泳ぎを見せ、見事大会新記録での優勝を飾った。また、50メートル自由形でも今牧まりあ(スポ3=長野・飯田)と松本が大会記録を更新し、ワンツーフィニッシュ。女子の最終種目として実施された4×200メートルフリーリレーは、今牧、松本、小原天寧(スポ2=東京・目黒日大)、ルーキー船越彩椰(スポ1=東京・淑徳巣鴨)のオーダーで臨み、大会記録に迫る8分18秒82をマーク。慶大を相手に大差をつけ圧勝した。

 また、今大会では、須田悠介(スポ3=神奈川・湘南工科大)と金直輝(スポ2=群馬・高崎)がそれぞれ出場2種目で、また、女子50メートルでは松本が自己記録を更新した。そのほかにも多くの選手が、自己ベストを更新し、インカレの標準記録を突破した。

 久しぶりの有観客開催となった早慶戦で、選手全員が輝きを放ち、男女そろって優勝という結果で締めくくった早大。平河主将も「自己記録を更新した人や、それに近いタイムで泳いだ人が多く、全体的に良かった」と手応えを感じている。8月に控えるインカレでも男子部は準優勝、女子部はシード権確保という目標をチーム一丸となって達成したい。

集合写真

(記事 加藤志保、写真 芦沢拓海)

★飛込は金子が連覇達成!ASもエキシビションで会場を盛り上げる

今年も好成績を残した金子

 飛込競技では早大勢から唯一金子舜汰(社4=東京・青山学院)が出場した。高難易度の技を連発し会場を沸かせた金子。昨年の自身の点数を上回る点数で慶大の選手を圧倒し、見事に連覇を果たした。また、エキシビションとして早大からはAS部門が演技を披露。上場のパフォーマンスで、水泳部員や観客の目を楽しませた。部員数が少ない飛込とAS部門だが、それぞれが目標に向かって結果を残す。

ASは今年も華麗な演技で会場を盛り上げた

(記事・写真 芦沢拓海)

結果

競泳男子

◯早大64点—慶大14点

競泳女子

◯早大42点—慶大4点

飛込

●早大3点—慶大8点

男子50メートル自由形

須田悠介 22秒48【1位】自己新記録

今野太介 22秒62【2位】

菅野遼  23秒33【3位】

男子100メートル自由形

須田悠介 49秒66【1位】自己新記録

田中大寛 49秒66【1位】

今野太介 50秒60【5位】

菅野遼  50秒88【OP】

原空輝  51秒66【OP】

男子200メートル自由形

田中大寛 1分49秒98【1位】大会新記録

林大輝  1分51秒23【2位】

原空輝  1分55秒61【4位】

蓑田圭太 棄権

男子400メートル自由形

長牛太佑 3分58秒35【1位】

林大輝  4分00秒63【2位】

男子1500メートル自由形

金星洋将  15分49秒83【1位】大会新記録

武井凛太郎 16分03秒05【2位】大会新記録

男子100メートル背泳ぎ

米山毅   56秒27【1位】

村上汰晟  56秒41【2位】

村上賢之慎 棄権

男子200メートル背泳ぎ

米山毅   2分03秒63【1位】

村上汰晟  2分04秒27【2位】

村上賢之慎 棄権

男子100メートル平泳ぎ

平河楓  1分00秒31【1位】

松田藍青 1分01秒08【3位】

田丸敬也 1分02秒76【5位】自己新記録

男子200メートル平泳ぎ

平河楓  2分10秒61【1位】

白石崇大 2分15秒62【4位】

松田藍青 2分17秒22【5位】

男子100メートルバタフライ

山本拓武 54秒18【1位】

峯野友輔 55秒06【3位】

金直輝  55秒36【4位】自己新記録

浅野健  57秒00【OP】

男子200メートルバタフライ

山本拓武 2分01秒66【1位】

金直輝  2分03秒52【2位】自己新記録

浅野健  2分05秒36【4位】

峯野友輔 失格(OP)

男子200メートル個人メドレー

田丸敬也 2分01秒69【1位】

白石崇大 2分04秒02【2位】

長牛太佑 2分04秒42【3位】

男子4×200メートルフリーリレー

早大A(長牛、田中、米山、林) 7分24秒23【1位】

早大B(山本、金星、原、田丸) 7分35秒95【OP】

男子4×100メートルメドレーリレー

早大A(米山、平河、田中、須田)3分39秒96【1位】

早大B(村上、松田、今野、原) 3分42秒07【OP】

女子50メートル自由形

今牧まりあ 25秒66【1位】大会新記録

松本信歩  25秒79【2位】大会新記録・自己新記録

女子100メートル自由形

今牧まりあ 56秒60【1位】

佐々木杏奈 58秒01【2位】

女子200メートル自由形

小原天寧 2分05秒31【OP】

女子400メートル自由形

小原天寧 4分23秒61【1位】

中道穂香 6分08秒40【2位】

女子100メートル背泳ぎ

亀井涼子 1分03秒33【1位】

中道穂香 1分29秒13【2位】

女子200メートル背泳ぎ

亀井涼子 2分18秒77【OP】

木崎京香 2分20秒12【OP】

女子100メートル平泳ぎ

浅羽栞   1分08秒86【1位】

斎藤千紘  1分10秒76【2位】

松浦優美奈 1分11秒93【3位】自己新記録

女子200メートル平泳ぎ

浅羽栞   2分27秒52【OP】

松浦優美奈 2分32秒69【OP】

女子100メートルバタフライ

船越彩椰  1分2秒39【1位】

佐々木杏奈 1分2秒67【2位】

女子200メートル個人メドレー

松本信歩 2分12秒45【1位】

船越彩椰 2分19秒38【2位】

齋藤千紘 2分20秒91【3位】

木崎京香 2分20秒24【OP】自己新記録

女子4×200メートルフリーリレー

早大(今牧、松本、小原、船越) 8分18秒82【1位】

女子4×100メートルメドレーリレー

早大(亀井、浅羽、松本、今牧)4分09秒03【1位】

男子3メートル飛板飛込

金子舜汰 429.40【1位】

コメント

平河楓男子主将(スポ4=福岡・筑陽学園)

――まず個人の話を伺います。早慶戦はどのような位置付けで臨みましたか

最後の早慶戦でしたので、タイムよりも勝ちにこだわって挑みました。インカレまであと約2ヶ月ですので、記録的には先々週の試合よりも記録を上げられるように挑みました。

――早慶戦までの調子はいかがでしたか

泳ぎの感覚はあまり良くありませんでしたが、いい練習を先週から詰めてたので前回の試合よりタイムを上げられる自信はありました。

――今回は平泳ぎ二種目で優勝されましたが、その時の泳ぎを振り返ってください

メドレーリレーの直後・水球の応援直後で疲労とアップを上手くできなかったので、消極的なレースになってしまいましたが、落ち着いて周りを見ながら泳ぐことが出来たので良かったです。

――最後の早慶戦となりましたが、感想はありますか

今年は無事に開催されることが出来て、運営をして下さった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。他部門の試合も3年振りに観戦することが出来て、とても楽しかったと思う反面、寂しい気持ちもあります。

――インカレの個人目標を教えてください。

2種目で優勝することです

――続いてチームについて伺います。チーム全体の成績としてはどのように考えていますか

自己記録を更新した人、自己記録に近い記録で泳いだ人が多く全体的に良かったと思います。

――チームの雰囲気はどうでしょうか

インカレに向けて課題や目標が明確になってきている人が増えてきて、士気がより一層高まってきていると思います。

――インカレが近いですが、やるべきことはありますか

主将としてまず自分の記録をあげること。そしてチーム全体を引っ張るために普段の練習から周りを見て行動できるように心掛けたいです。

――チームの目標である準優勝に向けて、意気込みをお願いします

必ず達成させます。

松本信歩(スポ2=東京・東学大付)

――本日のレースの位置付けはどのようなものだったのでしょうか

日本学生選手権に向けた強化期間の中でのレースだったので、強化状況の確認として臨みました。

――早慶戦に向けて取り組んだことはありましたか

長水路の練習で、持久力強化をしてきました。

――早慶戦の雰囲気はどうでしたか

昨年は早稲田大学の出場者が少なかったので、今年は全員で戦えたのが新鮮で楽しかったです。応援が禁止されておらず、関係者の方々が応援してくださったのが久しぶりで、とてもいい雰囲気だったと思います。水泳のほかの競技(水球、飛び込み、AS)を見たのも初めてで、盛り上がりました。

――今日を臨むまでの調子はどうでしたか

泳ぎの歯車が狂ってしまっていて、不調でした。高いスピードでの練習だけは、かろうじて悪くないタイムで泳いでいました。

――二種目で大会記録を上回るタイムを出されましたが、まずは200メートル個人メドレーの泳ぎを振り返っていただけますか

今回は、後半100mを頑張ろうと思ってレースをしていました。バタフライ・背泳ぎは調子が悪く、泳ぎもよくなかったですが、平泳ぎと自由形は久しぶりにいい泳ぎができたと思います。4月の日本選手権とは違った展開で、予想以上の好記録が出たことには驚きました。自分のレース展開レパートリーが増やせてよかったです。

――続いて、50メートル自由形はいかがでしょうか

0.04秒ですが、3年ぶりにベストを出すことができたのはよかったです。今回は呼吸を1回で行こうということを考えて泳いでいたのですが、それが達成できたので満足です。泳ぎは、改善点がたくさん見つかるレースでした。

――一方で、インカレに向けて、これからやるべきことはありますか

4泳法の調子が安定しないのが課題なので、ただ強化するだけでなく、泳ぎを整えていくことが必要だと考えています。また、今回のレース展開ではベスト更新は難しいと思うので、どの展開で行くべきかこれから考えていきたいと思います。

――インカレへの意気込みをお願いします

早稲田大学の女子でシード権を獲得したいので、そのために頑張りたいと思います。個人はもちろん、リレーも重要になるので、昨年の自分を超えられるように準備して臨みます。