ハンドボール部
2022.06.27
菅記念杯春季大会 6月25日 東京・国士館大学多摩キャンパス体育館
第3セットまでもつれたが、筑波大Bに惜しくも敗れる
前の試合で法大Aに快勝し、グループ予選を2位で終えた早大B。決勝トーナメントには進むことができなかったため、研修試合として行われた最終戦・筑波大B戦に挑んだ。1セット目は相手に奪われたが、2セット目は早大がペースを握って取り返す。試合は3セット目までもつれ拮抗(きっこう)した展開となったが、中盤、筑波大Bにリードを許し惜しくも敗戦した。
早大Bは、スターティングメンバーに4人の1年生を起用して挑んだ。相手に2点を先取されたが、直後に西村悠吾(人1=千葉・市川)のシュートで応戦する。初出場となったGK大武蓮(社1=神奈川・川和)のナイスセーブもあり、まずまずの立ち上がりを見せた。しかし、徐々に流れは筑波大Bへ。攻撃時のパスミスをことごとく相手の得点につなげられ、11分で2-8と6点差を付けられた。終盤は西村や村松涼雅(商1=岩手・不来方)が速攻で得点し食い下がったものの、9-12で第1セットを落とした。
ゴールを守る大武
続く第2セットは、第1セットとは打って変わって序盤から早大Bがペースを握った。奥崇大(スポ3=北海道・札幌月寒)が立て続けに得点を挙げ、開始4分で5-1と4点のリードを奪う。その後も着実に得点を重ねた早大B。終盤は相手に追い上げられたが、GK渡辺航平(人2=神奈川・桐光学園)が要所で得点を防ぎ、逆転を許さなかった。11-9で第2セットを取り返し、勝負の行方は第3セットへ。
シュートを放つ奥
第3セット開始直後、外種子田崚汰(スポ1=鹿児島・国分)が連続してミドルシュートを決めて2点を先取する。幸先の良いスタートを切ったかに見えたが、直後に追いつかれるとそのまま逆転を許した。相手に速攻で得点され、残り4分時点で2-4。終盤はGK渡辺も攻撃に参加し、一挙3点の逆転を狙ったが実らず(※1)。5-6と1点差で第3セットを落とし、惜敗した。
攻撃に参加する渡辺
2-1で惜しくも敗戦したものの、2点にカウントされるシュートシーンが多く(※2)、菅記念杯らしい見どころのある試合となった。また、リーグ戦では出場機会の無かった1年生の活躍も見られた。この経験を秋以降の試合に生かすことができるか。彼らの実力が公式戦で発揮されるときを楽しみに待ちたい。
(※1)ゴールキーパーが得点すると3点にカウントされるため、1ゴールでの逆転を狙うことができる。
(※2)10mラインより外からの得点や、パスカットでボールを獲得した後の得点は2点にカウントされる。
(記事 澤崎円佳、写真 野中美結、澤崎円佳)
菅記念杯春季大会 | ||||
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早大B | 1 | 9ー12 11-9 5-6 |
2 | 筑波大B |
GK 大武蓮(社1=神奈川・川和) CP 速水駿太(文構2=東京・巣鴨) CP 奥崇大(スポ3=北海道・札幌月寒) CP 西村悠吾(人1=千葉・市川) CP 村松涼雅(商1=岩手・不来方) CP 外種子田崚汰(スポ1=鹿児島・国分) CP 角辻尚樹(スポ4=奈良・畝傍) |