ハンドボール部
2022.06.19
菅記念杯春季大会 6月18日 東京・国士館大学多摩キャンパス体育館
早大Aは快勝も、早大Bは苦戦 両チームで明暗分かれる結果に
初夏を感じさせる暑さの中、早大Bが日体大Cと、早大Aが日大Aと対戦した。強力なフローターを擁する両チームに対して早大ディフェンスがどのように機能するかが勝負の分かれ目となる試合であった。
1試合目、早大Bは苦しい立ち上がりとなった。序盤から日体大の猛攻を受け、8点を連取されてしまう。試合開始5分に奥崇大(スポ3=北海道・札幌月寒)のサイドシュートで初得点を挙げるも、オフェンスがかみ合わず苦しい展開が続く。その後は西村悠吾(人1=千葉・市川)がブラインドシュートや1次速攻などで応戦するが、点差を縮めることができずに第1セットを6-12で落とす。第2セットは最初の攻撃で外種子田崚汰(スポ1=鹿児島・国分)がステップシュートで先制点を挙げたが、その後は点の取り合いとなった。村松涼雅(商1=岩手・不来方)のポストシュートや速水駿太(文構2=東京・巣鴨)が力強いカットインシュートを決めるも、日体大の勢いある攻撃を止めることができない。試合終盤には日体大フローター陣のロングシュートで連続失点を喫し、そのまま試合終了。相手の猛攻を最後まで跳ね返すことができず、セットカウント0-2で敗戦となった。
シュートを放つ村松
2試合目、早大Aの相手は1部昇格を果たし勢いに乗る日大A。関東学生秋季リーグでは早大のライバルとなる存在だ。早大は序盤から田中奨三(創理1=東京・早大学院)のサイドシュートや守屋雄司(スポ1=神奈川・法政二)のポストシュートで得点を積み重ねていく。ディフェンスでは、永橋優太朗主将(スポ4=千葉・市川)を中心に組織的な動きで相手に自由なプレーをさせなかった。15分過ぎには相手のミスから田井健志(スポ3=香川中央)の速攻で突き放し、第1セットを17-10と大量リードでものにした。第2セットも早大らしい堅い守りから速攻で得点を重ね、序盤から優位に試合を進める。日大はディフェンスシステムを1-5に変更し、流れを引き寄せようとするが、広く空いたスペースから田中と小笹紘大(法4=東京・拓大第一)が着実にサイドシュートを決めていく。第2セットも安定した試合運びを見せ、12-5で勝利した。
ゴールを狙う田中
2セット通じて29得点と快勝した早大A。持ち味である堅守速攻を遺憾なく発揮し、終始主導権を握り続けた。一方の早大Bは攻守でミスが目立ち、課題が浮き彫りになった。早大Bは明日、法大Aと対戦する。今日の敗戦を糧に、実りある勝ちをつかみ取りたい。
(記事 小澤慶大、写真 澤崎円佳)
菅記念杯春季大会 | ||||
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早大B | 0 | 6ー12 9-12 |
2 | 日体大C |
GK 渡辺航平(人2=神奈川・桐光学園) CP 奥崇大(スポ3=北海道・札幌月寒) CP 山田和直(スポ4=群馬・富岡) CP 西村悠吾(人1=千葉・市川) CP 村松涼雅(商1=岩手・不来方) CP 速水駿太(文構2=東京・巣鴨) CP 外種子田崚汰(スポ1=鹿児島・国分) |
菅記念杯春季大会 | ||||
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早大A | 2 | 17ー10 12-5 |
0 | 日大A |
GK 井上元(教1=埼玉・大宮北) CP 白築琢磨(文構2=東京・早実) CP 田井健志(スポ3=香川中央) CP 永橋優太朗(スポ4=千葉・市川) CP 守屋雄司(スポ1=神奈川・法政二) CP 菅原七海(社4=東京・早実) CP 田中奨三(創理1=東京・早大学院) |