メニュー

レスリング部

2022.06.19

明治杯全日本選抜選手権 6月18日 東京・駒沢体育館

片岡、尾西が3位決定戦に進出! 今後へ向けて課題も見つかる

 明治杯全日本選抜選手権は、3日目を迎え、早大からは男子グレコローマン55キロ級に尾西大河(スポ1=佐賀・鳥栖工)、同82キロ級に玉岡颯斗(スポ3=群馬・館林)、女子フリースタイル53キロ級に片岡梨乃(社3=千葉・日体大柏)の3人が出場した。結果は、片岡と尾西が3位決定戦まで駒を進めたものの、勝利することはできず4位、玉岡は3・5位決定戦で敗戦し、5位という成績だった。

 尾西は1回戦で岡本景虎(専大)と対戦。終始尾西が攻める展開となり、9-0のテクニカルフォールで危なげなく勝利。続く2回戦は第2シードの松井謙(日体大)と対戦。4点を先に取ったものの、直後に5点を取り返され、その後は両者ともに得点を取ることができず、4-5で惜敗した。強敵相手に良い試合運びをしていただけに、悔しい敗戦となった。尾西は3・5位決定戦に回り、荒木瑞生(九州共立大)と対戦。4点の技を決められる場面もあったが、残り1分を切ったところで場外ポイントを奪い、6-5と接戦をものにした。3位決定戦では塩崎泰隆(日体大)と対戦し、相手のパワーに押されるような展開となり、1-9でテクニカルフォールでの負けとなった。

3・5位決定戦で決勝点となる場外ポイントを奪う尾西

 玉岡は2回戦からの登場となり、初戦で高原崇陽(専大)と対戦。第1ピリオドで4点を取ると、そのまま試合が動くことなく4-0の勝利をもって準決勝進出を決めた。準決勝では第2シードの田中真男(天理教校学園高校コーチ)と対戦。投げ技を決められるなど、主導権を握ることができず、2分16秒で0-8のテクニカルフォールでの敗戦が決まった。3・5位決定戦では山口蓮汰(神奈川大)と対戦し、なかなか技に持ち込むことができず、1-5で敗戦となった。

相手と押し合いになる玉岡

 片岡も2回戦から登場し、木村彩夏(法大)と対戦。第1ピリオドを8-0で折り返すと、リードを守り抜き、8-2で準決勝へと駒を進めた。準決勝では、藤波朱理(日体大)と対戦し、昨年の世界選手権とアジア選手権を制した女王を前に、自分のペースに持ち込むことができず、テクニカルフォール負けを喫した。片岡も3・5位決定戦に臨み、佐々木花恋(日大)と対戦。コツコツとポイントを重ね、第1ピリオドを終えた時点で4-0に。その後相手の反撃をかわし続け、8-2で勝利し、3位決定戦へと進出する。3位決定戦では昨年の全日本選手権で2位に入った実力者の入江ななみ(ミキハウス)と対戦。片岡が「6分間戦うメンタルが戻ってきた」と述べたように、スコア上は3-0で敗れたものの、粘り強く組む合う姿勢が見られた。

3位決定戦にて相手と組み合う片岡

 大会3日目は、出場した3人のうち2人が3位決定戦に進んだが、惜しくもそこでの勝利をつかむことはできなかった。各選手が言うように、確かな収穫があり、同時に課題も見つけることができた1日だった。最終日の4日目は、男子フリースタイル57キロ級に山口太一(スポ2=東京・自由ヶ丘学園)、女子フリースタイル50キロ級に伊藤海(社2=京都・網野)、そして同階級には東京五輪金メダリスト・須崎優衣(令4スポ卒=現キッツ)がエントリーしている。須崎にとっては東京五輪以来の実戦であり、また、女子の最軽量級は激戦の階級であるため、伊藤、須崎両者がどんな試合を見せてくれるのかに注目したい。早大として有終の美を飾れるよう、それぞれが持てる力を惜しみなく発揮することに期待する。

(記事、写真 斎藤汰朗)

結果

男子グレコローマンスタイル

▽55キロ級
尾西 4位
▽82キロ級
玉岡 5位

女子フリースタイル

▽53キロ級
片岡 4位

コメント

片岡梨乃(社3=千葉・日体大柏)

――今日を振り返っていかがですか

 最近負けが続いていて、今日も結果負けてしまったのですが、2試合目(準決勝)も本当に何もできなくて。今の試合(3位決定戦)も全部相手のペースだったので、すごく悔しい気持ちはあるのですが、気持ちで負けて接戦を最近ものにできていなかったので、そこではしっかり6分間戦うというメンタルが戻ってきたという感じですね。

――準決勝で藤波選手に敗れた後はどのように気持ちを切り替えたのでしょうか

 正直前半は少し組手の対応ができていたのですが、内容としては完敗だったので、逆にもう終わった瞬間に切り替えて、今までも5位が最高だったので、3位に絶対なろうという気持ちで切り替えました。

――見つかった課題、今後取り組んでいきたいことを教えてください

 入江選手も全日本トップの選手なので、そういう選手と組手ができるようになったのは、成長なのですが、今回スタミナが課題だなと思ったので、技術ももちろんなのですが、走り込みとフィジカルを鍛え直そうと思います。

――次の目標を教えてください

 2週間後に東日本学生選手権と全日本社会人選手権がすぐ来るので、止まっていられないので、反省を生かして優勝できるように頑張りたいと思います。

玉岡颯斗(スポ3=群馬・館林)

――今大会はどんな目標で臨んだのでしょうか

 今回は楽しむことを目標としてやっていたので、インカレ(全日本大学選手権)、全グレ(全日本グレコローマン選手権)がこの後あるので、それは絶対優勝するぞという気持ちだったのですが、今回は社会人の人たちがいるので、自分の実力がどこまで試せるかというチャレンジをする気持ちで臨みました。

――今日の試合内容を振り返っていかがですか

 マイナス100点です。反省点だらけの試合だし、これから改善していかなくてはいけない試合内容でした。

――今後重点的に練習していきたいポイントはどこですか

 技術や肉体的な部分ではなく、メンタル的な部分でもっと余裕を持って、自分は結構熱くなりやすいので、視野を広く余裕を持ってレスリングができるようにメンタルを鍛えていかなくてはいけないなと思います。

――次の大会の目標を教えてください

 次の大会はインカレで、学生の大会なので、そこで優勝して、自分自身早稲田に入って成績を残せるというのを証明したいです。

尾西大河(スポ1=佐賀・鳥栖工)

――今日を振り返っていかがですか

 良かった点とこれからの課題点が分かったかなという感じですね。

――良かった点、悪かった点など、具体的に教えてください

 この大会の前から2回目(準決勝)の相手である松井選手が絶対勝負だなと思っていて、昨年のこの大会の決勝で負けた相手で、世界選手権で優勝してチャンピオンになっているので、昨年よりもいい試合をしようということで集中していました。流れも良かったのですが、詰めが甘かったというか、足りないところがあったかなと思います。その後敗者復活戦で体力を使ってしまって、3位決定戦でバテてしまい、集中が切れてしまってなかなか切り替えられない状況で負けてしまったので、これからの課題としては、優勝するとなったら4、5試合戦わなくてはいけないので、それを戦い抜く体力や、スタンドのオフェンスは練習してきてレベルも上がってきたのですが、グラウンドのディフェンスがあまり良くなかったので、グラウンドのディフェンスにも取り組んでいきたいと思います。

――4位という結果に関してはいかがですか

 優勝できなかったから悔しいですが、あと少しで勝てたという収穫もあったし、課題も見えた大会だったと思います。

――次の目標を教えてください

 次はU 20の世界選手権になるので、そこでもレベルの高い選手が集まり、また、海外だと調整の仕方も異なるので、そういった部分で1つでも上の順位を目指してこれからも頑張っていきます。