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ハンドボール部

2022.06.13

菅記念杯春季大会 6月12日 東京・国士館大学多摩キャンパス体育館

国士館大Cに惜敗 終了間際に逆転を許す

 関東学生春季リーグが閉幕して3週間、菅記念杯春季大会が開幕した。1つの大学から複数チームの参加が認められており、さまざまな選手の力試しの場となっている。リーグ戦とは異なるルールで行われ、2セットを先取したチームの勝利となる(※1)。さらに、10mラインの外からの得点や、パスカットでボールを獲得した後の得点などは2点にカウントされる。早大はAとBの2チームで参加し、初週は早大Aが国士館大Cと対戦。第1セットと第2セットを互いに取り合ったが、第3セットは終盤に逆転を許し惜しくも敗戦した。

 第1セットは、相手に主導権を握られた。序盤にGK井上元(教1=埼玉・大宮北)の好セーブが見られたが、直後に押し込まれ先制を許す。早大は菅原七海(社4=東京・早実)のミドルシュートや白築琢磨(文構2=東京・早実)のサイドシュートで応戦し、3-3。しかし、6分に相手の速攻が決まると、徐々に突き放された。終盤には井上のロングパスから田中奨三(創理1=東京・早大学院)がサイドシュートを決めて追いすがったが、結果的には7-13で第1セットを落とした。

ゴールを守る井上

 第2セットは、拮抗(きっこう)した展開となる。開始直後に狩野直樹(スポ3=埼玉・浦和学院)のロングシュートで2点を獲得すると、続けて守屋雄司(スポ1=神奈川・法政二)が速攻で確実に得点し6-3と3点差をつける。しかし、11分には早大のオフェンスミスから相手に速攻を許し8-7と1点差に迫られる。その後も相手にゴールを脅かされる時間帯が続いたが、ここで粘りを見せた早大。GK塚本智宇(スポ3=富山・高岡向陵)の好セーブや、永橋優太朗主将(スポ4=千葉・市川)、守屋を中心とした堅い守りで相手の攻撃をしのいだ。9-8と1点差でこのセットをものにし、試合は第3セットまでもつれることとなった。

シュートを放つ狩野

 第3セットは、序盤に白築のミドルシュート、田中のサイドシュートが決まり2-0とリードを奪ったが、その後は思うように攻撃を展開できない。7分には狩野が7mスローを獲得したが、これを得点につなげられず。試合終了間際に逆転され、3-4で第3セットを落とした。

ゴールを狙う田中

 セットカウント1-2で惜しくも敗戦した今回の試合。勝ち切れなかったものの、リーグ戦では出場機会が無かった1年生の活躍が見られた。今週末は、早大Aが日大A、早大Bが日体大C、法大Aと対戦する。多様な選手の起用が見込まれる今大会。関東学生秋季リーグや全日本学生選手権に向け、チームの底上げに期待したい。

(※1)第1セット、第2セットともに17分。第3セットは10分。ただし第3セットは、時間内に10点を先取したチームの勝利となる。

(記事 澤崎円佳、写真 澤崎円佳、栗田優大)

菅記念杯春季大会
早大A 7ー13
9-8
3-4
国士館大C
GK 井上元(教1=埼玉・大宮北)
CP 白築琢磨(文構2=東京・早実)
CP 神前怜(スポ4=埼玉・浦和実)
CP 永橋優太朗(スポ4=千葉・市川)
CP 守屋雄司(スポ1=神奈川・法政二)
CP 菅原七海(社4=東京・早実)
CP 田中奨三(創理1=東京・早大学院)