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競走部

2022.05.30

第3回早稲田大学競技会 5月29日 埼玉・早稲田大学織田幹雄記念陸上競技場

向暑の早大競技会、チーム内で連携し充実した練習に

 熱戦が繰り広げられた関東学生対校選手権(関カレ)から1週間。 長距離ブロックの選手たちがホームグラウンド、織田幹雄記念陸上競技場で行われた第3回早稲田大学競技会に臨んだ。レースには、昨週の関カレにも出場した井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)らも練習の一環で参加し、下級生の記録をアシストした。

 早大勢は5000メートル2組と、1万メートルに別れて出場。先に行われた5000メートル2組には、今競技会が早稲田でのレースデビューとなる伊藤幸太郎(スポ1=埼玉・春日部)をはじめ、下級生を中心に8人が出走した。レースは序盤、東洋大の選手たちが前方で集団を作り、早大勢は後方で集団を作る展開。先頭が1キロメートル3分を切るペースで進む中、序盤から全体の中での順位を大きく変えることなく走り切った伊藤大河(教1=福島・会津)が早大勢トップでゴールした。後方では、チームメイトからの激を受け、中田歩夢(人2=埼玉・所沢北)が自身初の15分台をマーク。また、尾座本赳至(スポ2=福岡・筑紫丘)、小玉瑞葵(文2=福島・安積)もそれぞれ自己ベストを更新した。

ゴールする伊藤大河

 5000メートル1組を挟んだ後にスタートを迎えた1万メートルには、早大から6人が出走。日は落ちはじめたものの、まだ気温が高い中のスタートとなり、給水も設置された。レースは序盤、創価大の嶋津が引く大集団が1周68秒ほどのペースで刻み、その後ろに北村光(スポ3=群馬・樹徳)、佐藤航希(スポ3=宮崎日大)、栁本匡哉(スポ3=愛知・豊川)がそれぞれ単独で位置するかたちに。井川は後方で草野洸正(商2=埼玉・浦和)、宮岡凜太(商1=神奈川・鎌倉学園)を引っ張った。

後続を鼓舞する井川

 レースが中盤に差しかかるにつれ、井川の引く集団が栁本、佐藤、北村を順に吸収。ペースが落ち、集団から離されそうになる草野、宮岡には、頻繁に井川がジェスチャーや声かけで鼓舞した。7000メートルを過ぎると、北村、佐藤、栁本の3年生3人の集団が井川らの前に形成される。残り2000メートルで、「まだ余力があった」という佐藤が1周70秒を切るペースまで上げ、北村、栁本を離し、早大勢トップに位置を上げる。そのままゴールするかと思われたが、最後はラスト2周で大幅にペースアップした井川が猛追し、スパート勝負に。最終的には井川がスパートで佐藤を上回り、早大勢トップでフィニッシュ。現状確認のレースとして出場した佐藤は30分06秒83の早大勢2着でゴールした。下級生では、井川のペースメイクに何度か離れそうになりながらも粘って食らいついた宮岡が30分48秒48でフィニッシュ。草野も、7000メートル付近で集団から離れたものの、その後単独でペースを刻み、31分19秒52でゴール。それぞれ東京箱根間往復大学駅伝予選会の標準記録を突破した。

レース後半、集団を形成する栁本(右)、佐藤(中央)、北村

 レース後、栁本、佐藤ら上級生と宮岡はそれぞれ600メートル程度の練習を追加。レースを引っ張った井川が宮岡らにアドバイスする姿も見られ、それぞれにとって充実した競技会となったようだ。

(記事 及川知世、写真 川上璃々、及川知世)

結果

▽男子5000メートル2組

伊藤大河(教1=福島・会津)  15分31秒04 (15着)

小玉瑞葵(文2=福島・安積)  15分35秒36 (16着)自己新

伊藤幸太郎(スポ1=埼玉・春日部)  15分36秒55 (17着)

中田歩夢(人2=埼玉・所沢北)  15分54秒24(19着) 自己新

増永峰土(商1=神奈川・逗子開成)  15分57秒00 (20着)

尾座本赳至(スポ2=福岡・筑紫丘)  16分04秒10 (21着)自己新

相川賢人(スポ2=神奈川・生田)  16分18秒57 (23着)

白井航平(文構4=愛知・豊橋東)  16分33秒20 (24着)


▽男子1万メートル

井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)  30分04秒21 (8着)

佐藤航希(スポ3=宮崎日大)  30分06秒83(9着)

北村光(スポ3=群馬・樹徳)  30分24秒01(11着)

栁本匡哉(スポ3=愛知・豊川)  30分28秒26

宮岡凜太(商1=神奈川・鎌倉学園)  30分48秒48(15着)

草野洸正(商2=埼玉・浦和)  31分19秒52(18着)

コメント

佐藤航希(スポ3=宮崎日大)

――今日のレースの位置付けを教えてください

箱根(東京箱根間往復大学駅伝)が終わってから大体3カ月以上走れない期間があったのですが、前回早大競技会の5000メートルに出場した時はまだポイント練習もしてなくてジョグだけでつないでいて、体力がどれだけ落ちているのか確認するために出場していました。今回はそれからポイント練習を何回かして、まだ完全ではないですけど、サイクルがある程度回るようになってきた中でどれだけ体力が戻っているのかっていうのを確認する位置づけで臨みました。

――設定タイムは定めていましたか

設定タイムは30分から30分半ぐらいを目安に、それぐらいで走れればいいよねって言われていたので予定通りではいけました。

――序盤は単独で走っていましたがそれは予定通りでしたか

創価大学さんがある程度ペースを決めていくっていうレースだったので、そのペースについていくにはまだ自分の体力が戻りきっていないっていう部分がありました。後ろの集団も5000を15分10秒くらいでいく予定だったので、自分の現状の力で走る集団がなくて単独走になったのは予定通りです。

――栁本匡哉選手(スポ3=愛知・豊川)、北村光選手(スポ3=群馬・樹徳)と一緒に走る場面がありましたが、それは計画していたのですか

それは予定してはなかったのですが、同期で同じ組に入った中で久しぶりに一緒に走る機会でたまたま3人並んだ感じで。お互いに意識しあっているので自然に交代で引っ張りあったのかなと思います。

――井川龍人選手(スポ4=熊本・九州学院)とのラストスパートでは余力はありましたか

単発的なスパートの部分では井川さんの方が上なので、全くそこに関しては自分のスピードがなかったのですが、スパートに入る前まではまだ余力があったのでその点良かったのかなと思います。

――今回の結果、タイムをどう捉えていますか

もっと集団をうまく使えたら29分40秒前後は出たと思います。今回に関しては、練習ととらえればプラスアルファな練習もできましたし、いいレースになったのではないかなと思います。

――次回のレースへの意気込みをお願いします

大体3試合先ぐらいまで予定は決まっているのですが、そこに向けて徐々に練習もうまく積んで本来の状態に戻して結果を出していけたらと思います。