メニュー

競走部

2022.05.04

第37回静岡国際 5月3日 静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム

三浦がPB更新!それぞれが実りあるレースに/静岡国際

 昨年、好記録ラッシュに沸いた静岡国際。今年も、早大からは主将の三浦励央奈(スポ4=神奈川・法政二)ら計9人の選手が出場。昨年に続く自己ベスト更新となった三浦を筆頭に、複数の選手がシーズンベストをマーク。前半シーズン最大の対校戦である関東学生対校選手権(関カレ)に向けて、チーム全体の調子が上向いてきていることを感じさせた。

自己ベストを更新した予選のレース後、笑顔の三浦

 本大会、最初に行われたのは女子400メートル障害。ルーキー大川寿美香(スポ1=東京・三田国際)と昨年の全カレ覇者である川村優佳(スポ3=東京・日大桜丘)、そして学内トップ記録を持つ津川瑠衣(スポ3=東京・八王子)が出場。B決勝に進んだ川村は棄権、津川は59秒の記録で2着フィニッシュとなった。

 予選1組に登場した大川は今回の大会がエンジデビュー戦。前半バックストレート側で周りから引き離されるも、後半に奮闘。しかし、前に追いつくことができず63秒93の7着でフィニッシュし予選敗退となった。続いて川村、津川が同じ組に登場。川村はバックストレートで抜け出したと思われたが後半の粘りが続かず4着。そして、ケガからの復帰を果たし感覚が戻りつつある津川は、前半良いリズムに乗ったことで流れをつかんだが、後半に歩数の乱れが生じ、スピードが上がりきらないまま58秒代の3着でゴール。両者ともにB決勝への進出となった。

 B決勝では川村が棄権になり、津川1名の出場となった。2着59秒という結果に対して本人は「58秒台で2本揃えたかった」と一言。歩数をうまく刻み切れなかったことが今回見つかった課題であるとして、次なるレースとなる関カレに向け、歩数を変更させる予定だ。ただ、良い感覚が戻りつつある津川にとって今大会で60秒切りを2本揃えることができたのは大きな成果である。

B決勝を走る津川

 男子200メートルは、早大からはA予選1組に三浦と澤大地(スポ4=滋賀・草津東)、2組に西裕大(教3=埼玉・栄東)、そしてB予選には島田開伸(スポ2=静岡・浜松湖東)が出場した。東京オリンピック代表の小池祐貴(住友電工)らが出場したA予選1組では、「走りの感覚としても全体的に良かった」という三浦が早大歴代4位となる20秒64の自己新記録をたたき出した。この結果により三浦はタイム順でA決勝へと進出。また、同組に出場した澤は21秒19の7着だった。続く2組には、西が登場。20秒82でB決勝へと駒を進めた。また、B予選に出場した島田は21秒38で3着だった。

 三浦は、「タイミングを取ることを意識」して臨んだA決勝でも、予選で出した自己新記録と同タイムをマークし見事6位入賞。「自分のやりたかった事ができたことを評価したい」と手応えを感じる結果となった。B決勝では、西が「疲労があった」としながらも20秒82をマーク。A決勝に残ることが出来なかったことに対する悔しさを滲ませながらも、関カレに向けて好調ぶりをうかがわせた。

決勝でゴールする三浦

 この2種目の他にも、男子400メートルでは藤好駿太(スポ3=福岡・修猷館)が47秒22のシーズンベストをマーク。昨年のこの大会で早大歴代6位となる46秒50をマークして以後、昨季後半からは47秒台後半〜48秒台のレースが続き、2週間前の日本学生個人選手権でも予選敗退となっていただけに、見えてきた復調の兆しに期待が高まる。また、女子800メートルには昨年のインターハイ4位の新入生、新田望(スポ1=神奈川・法政二)が出場。2分11秒50の組5着でエンジデビュー戦を走破した。

 選手たちの次なる目標は5月19日から行われる関カレとなる。それまでにどれだけ調子を上げられるか。また、自己の課題を改善できるか。残り2週間での取り組みが問われる。

(記事 及川知世、川上璃々、戸祭華子 写真 及川知世)

結果

▽男子200メートル

B予選

島田開伸(スポ2=静岡・浜松湖東) 21秒38 (+0・8)(3着)


A予選

(3組2着+2)

三浦励央奈主将(スポ4=神奈川・法政二)  20秒64 (+1・3)(1組3着)

自己新 A決勝進出

澤大地(スポ4=滋賀・草津東) 21秒19(+1・3)(1組7着)

西裕大(教3=埼玉・栄東)20秒82(+1・5)(2組3着)B決勝進出


B決勝

西  20秒82(+0・2)(2着)


A決勝

三浦  20秒64 (ー0・4)(6着)


▽男子400メートル

タイムレース決勝

藤好駿太(スポ3=福岡・修猷館) 47秒22  (3組4着)


▽女子800メートル

タイムレース決勝

新田望(スポ1=神奈川・法政二) 2分11秒50 (1組5着)


▽女子400メートル障害

予選

(3組2着+2)

大川寿美香(スポ1=東京・三田国際)   63秒93 (1組7着)

津川瑠衣(スポ3=東京・八王子)  58秒56 (3組3着)B決勝進出

川村優佳(スポ3=東京・日大桜丘)  59秒09 (3組4着)B決勝進出


B決勝

津川  59秒00(2着)

川村 棄権


コメント

三浦励央奈主将(スポ4=神奈川・法政二)

――今日の調子、コンディションはいかがでしたか

体はよく動くなと感じていて、走りの感覚としても全体的に良かったと感じています。

――今日の目標はどのようなものでしたか

自己ベストを出して決勝に残り、そこで3番に入りたいと思っていました。

――自己ベストとA決勝というところは達成できて、どのように感じていますか

率直にスタートリストを見た時に僕の組に強い選手がたくさんいて、自己ベストを出すくらいでないと決勝に残れないなと感じていて、その最低条件は達成できて、自分の狙いを達成するというのは簡単そうでなかなか出来ないなと感じていたのですが、それを達成できるようになったのは良かったです。

――予選の走りは振り返っていかがですか

200メートルを100メートル100メートルで前後半分けて考えたのですが、前半しっかり入って後半しっかり粘れました。後半すこし動きが雑になってしまった部分があったので、そこを修正出来ればいいかなという感じです。それでもベストが出たので状態は良かったのだと思います。

――予選から決勝までに修正したことはありますか

タイミングをとれと先輩からアドバイスを頂いたのでそこを修正しました。

――決勝の走りは振り返っていかがですか

自分が持っている力をある程度出せた、予選と決勝で風が2メートルくらいひっくり返ったのですが、その中で予選と同じタイムを出せたので、自分の力、動きを出せたと思います。

――順位についてはどのように感じていますか

周りが本当に速かったので、これで6番なら仕方ないかなという感じです。

――順位はそこまで今日は狙っていなかったという感じですか

いや、3番以内は取りたかったですが、周りも速くて20秒3とか4とかがたくさん出るレースだったので、取れて6番という言い方はおかしいですが、6位かしょうもないなという感じではないです。それよりも、自分のやりたかった事ができたことを評価したいなと思います。本当は3位に入りたかったところはあるのですが、まあ順位はそんなもんです。

――今後の目標をお願いします

関東インカレ、日本選手権、ユニバーシアードと2週間空かないくらいでポンポンポンと連続するのですが、しっかりその中で自己ベストを出せるようにしたいと思います。関東インカレは結構日程がハードで、身体的にも精神的にもしんどくなると思うのですが、4年生として、主将として心が折れないようにしっかり走りきりたいと思います。

西裕大(教3=埼玉・栄東)

――今日の調子はいかがでしたか

僕は東京選手権で、一昨日とその前の日に400メートルを1本ずつ走っていて、疲労がある中で、どこまで戦えるかというところでした。調子自体はそこまで悪くなかったですが、すぐ疲労が来るというか、すぐ乳酸が溜まるという感じでした。

――400メートルから短期間で200メートルのレースに合わせるにあたって意識されたことはありますか

400から200メートルは純粋に(距離が)半分なので、前半から行ってもたれないだろうと思って前半から積極的に行きました。

――逆に400メートルを意識して最近は走っていたかたちですか

400メートルは日本選手権の標準を目指していて、結果的に切れなかったのですが、そこを目指してどちらかというとこのゴールデンウィークは400メートルをメインにという感じです。

――予選と決勝がともに同じタイムだったと思うのですが、それぞれのレースはどう言った捉え方をしていますか

予選の走りとしては、正直全然いいものではなくて、スタートも遅れていて、自分の得意なカーブ抜けからのもう一段階の加速も、遠心力に負けてしまってできず、課題が多く見つかった予選でした。風のお陰でまあまあ良いタイムが出たという感じだったのですが、決勝はほぼ無風の中で、予選で出た課題を解決しようと思って走り、決勝はタイムの割にはすごく内容の良いレースでした。

――予選から決勝の間で修正した点はありますか

コーチ陣と色々話をして、まず予選でスタートの反応が遅れてしまったので反応を良くすることと、体をしっかり低いままで、しっかり抑えてカーブの抜けでもう一段階加速する自分の長所をしっかり出すというところを意識しました。

――タイムについてはどう考えていますか

疲労がある中の20秒82で、個人的にはすごく満足しています。内容自体も良くて、決勝で風が吹いていたらベストも出たんじゃないかな、という内容だったし、セカンドベストでもあるので、普通にうれしいです。

――日本学生個人選手権後に静岡国際でトップの選手に食らいついていきたいというお話をされていましたが、そういった目標に対する達成率はいかがですか

やはりA決勝に残れなかったので、そこは勝負できなかったというところで悔しい部分はあります。でもそもそも自分はグランプリが初めてだったので、その中で、B決勝の面々も僕より実績を持っている方々ばかりでしっかり戦えたのは楽しかったし、良かったと思っています。

――そういった面々の中で戦って得た収穫はありますか

再来週関東インカレがあり、さらにその2週間後に日本選手権がある中で、日本選手権で戦うというイメージがすごくしやすい試合でした。

――最後に今後への目標や意気込みをお願いします

2週間後に関東インカレがあり、そこで4継の優勝、マイルの優勝、200も優勝、今シーズン三浦さんに負け続けているので、こんなことばかり言っていますが、関カレこそは三浦さんに200で勝って優勝を目指します。

津川瑠衣(スポ3=東京・八王子)

――今日のコンディションはどうでしたか

久しぶりに練習を積めてきていたので、自分の中ではいいほうだったと思います。

――今日のレースの目標はどのように定めていましたか

今シーズンまだ60秒切れていないので、とりあえず60秒切りで日本選手権の標準タイムを目標にと思っていました。

――予選の手応えはいかがでしたか

昔の良かった時の感覚が少し戻ってきて、前半いい感じに入れたんですが、後半で歩数が合わなくなってしまったので少し残念に思います。

――川村さんのいない中での決勝になりましたが、お気持ちの変化やレースへの影響はありましたか

川村がいなかったのは心細かったという気持ちがありました。決勝では、前半で体が疲れてしまって後半にうまくつなげられなかったです。

――決勝レースでバックストレートの歩数がつまっているように思えたのですが、タイミングが合わなかったのでしょうか

歩数はあっていたのですが、刻みが間に合っていなかったと思います。そこでおかしく見えてたのかなと。

――決勝のタイム、結果をどう受け止めていますか

58秒で2本揃えられたらいいなと思っていたのですが、59秒かかってしまい残念な気持ちがあります。でも、1分切りを2本揃えられたのは自信になったかなと思います 。

――直近の試合である関東学生対校選手権(関カレ)にむけて修正したい課題は見つかりましたか

17歩で前半行くのではなく2歩減らした15歩で行けるように残り2週間、関カレまで頑張りたいと思います。