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野球部

2022.04.22

打線をつなぎ、投打ともに隙のない明大を打ち破れ/明大戦展望

 東京六大学野球春季リーグ戦(リーグ戦)は第3週を迎える。早大は開幕の法大戦に2連敗し、令和2年秋以来の優勝へ、もう負けられない状況だ。明日から明大との戦いが始まる。初戦である先週の東大戦を、2戦連続の2桁得点で圧倒的な勝利を飾っている明大。投打ともに隙のないチームに、いかに勝機を見出すか。

 明大は、リーグ戦通算11勝を挙げた絶対的エースの竹田祐(現三菱重工West)が卒業するも、次世代投手の台頭が見られる。先発は東大戦同様、蒔田稔(3年)、村田賢一(3年)の3年生コンビが予想される。蒔田は昨秋神宮デビューし、先週の東大戦で初勝利を挙げた。村田は1年時から神宮のマウンドに上がっており、東大戦で第2先発すると、テンポの良い投球で5回2安打無失点の好成績を残している。今季のチーム防御率は1.00と現在リーグトップ。打ち崩すのは容易ではない。

初戦の法大戦で好投した加藤の投球に注目だ

 また、防御率同様チーム打率もここまで.395と、リーグトップの成績だ。特に注意したいのは1年生ながら今季6番・右翼でスタメン出場している瀬千皓(1年)。3月末に行われた社会人対抗戦では4番に座り、リーグ戦でもその存在感を高めている期待のスラッガーだ。先週のリーグ戦初打席では、カウント1-1から軽々と左翼スタンド中段への2ラン本塁打を放っている。3番・遊撃の宗山塁(2年)にも油断がならない。昨秋は満票でベストナインに選ばれており、その実力は折り紙付きだ。今季は9打数6安打、すでに本塁打も1本飛び出しており、強打の明大をけん引している。

 対する早大は二枚看板である徳山壮磨(令4スポ卒=現横浜DeNAベイスターズ)、西垣雅矢(令4スポ卒=現東北楽天ゴールデンイーグルス)が卒業し、いまだ投手陣の柱は定まっていない。しかし光明は差し始めている。開幕の法大戦で第1先発を務めた齋藤正貴(商3=千葉・佐倉)は走者を背負い苦しい場面を何度か迎えたが、粘りの投球を見せた。第2先発を務めた加藤孝太郎(人3=茨城・下妻一)も、6回に同点に追いつかれてしまったものの、4回までは直球で押しカウントを有利に進め、無安打無失点に抑える好投を続けていた。伊藤大征(社3=東京・早実)や、中森光希(文構2=大阪・明星)など、若い世代の中継ぎも健闘している。

チームに勢いを作るためにもリードオフマンの熊田にかかる期待は大きい

 打撃においても、2試合11安打と安打が出ていない訳ではない。昨年度不振に陥った遊撃熊田任洋(スポ3=愛知・東邦)はコンスタントに安打を放っており、調子が上がってきていることは確かだ。今春からスタメンに定着した生沼弥真人(教3=東京・早実)も、リーグ戦初の打点を挙げるなど、早大の打線を支えている。春季オープン戦で好調の吉納翼(愛知・東邦)や、昨秋は出場機会のなかった野村健太(スポ3=山梨・山梨学院)にも安打が出ており、けして打線が湿り切っているわけではない。課題は打線のつながりだ。強力な投手擁する明大相手に、1本の安打をどれだけ大切につなげられるかどうかに今季初の勝利がかかっている。

 開幕カード2連敗とはいえ、まだリーグ戦は始まったばかりだ。昨秋も開幕の立大戦では2連敗するも、早慶戦では優勝争いにまで持ち込んだ。明大から勝ち星をもぎ取り、賜杯への望みをつなぎたい。

(記事 荒井結月、写真 臼井恭香、玉置理沙子)

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