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ア式蹴球部

2022.01.05

「ア女30周年という記念の年に、歴史に名を残したい」(加藤)/インカレ決勝前日コメント集

 準決勝を接戦の末に制し、4年ぶりの『日本一』まであとひとつとしたア式蹴球部女子(ア女)。加藤希主将(スポ4=アンジュヴィオレ広島)、並木千夏副将(スポ4=静岡・藤枝順心)、そして頼れるエース廣澤真穂(スポ3=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)に話を伺いました。全日本大学女子選手権(インカレ)決勝を前日に控える選手たちの胸中やいかに。

※この取材は1月5日に行われたものです。

 

「ア女30周年という記念の年に、歴史に名を残したい」(加藤)

サイドから中に鋭く切り込む加藤主将

DF加藤希主将(スポ4=アンジュヴィオレ広島)

――準決勝から一夜明けました。昨日の試合を振り返ってみていかがですか

真央(吉野、スポ3=宮城・聖和学園)のゴールうまい!(笑)。本当に助けられました。前半は自分たちのペースで(ボールを)回す時間も多かったです。前までは焦ってボールを前(線)に放り込んでしまっていましたが、焦れずに回して、かつ狙いを定めていっているのは、今までより成長できた点だと思います。後半に関しては、押される時間が多かったのですが、センターバックの二人やGKが体を張って守って、ゼロに抑えられました。そこもすごく良かったなと思います。

――なぜ焦れずに回せるようになったのでしょうか

差してしまうと取られてしまうから、それなら自分たちがボールを持って狙えるタイミングを待った方がいいということが、みんな感覚的に分かるようになってきました。ベンチからもピッチの中からもそういう声掛けがあって、「大丈夫」という自信がついたんだと思います。

――インカレ無失点優勝が目標の一つですが、守備陣のこれまでの働きぶりをどう見ていますか

澪菜(GK近澤、スポ3=JFAアカデミー福島)中心に、ゼロに抑えるというのは共通認識としてもっています。DF陣が(ボールを)取れるというのは、前の人たちがうまく(コースを)限定してくれているので、今のところは良いですね。このまま気を抜かずにやっていきたいです。

――インカレはここまでフル出場されていますが、コンディションはいかがですか

いい調子できているなと言うのが正直なところです。体も動いていますし、自分は最後まで粘り強く体を張るというのがプレーの特徴なので、そこを出していきたいなと思っています。

――決勝の相手・静岡産業大についてのどんな印象を持っていますか

去年もインカレの決勝まで行っていますし、(今大会は)帝京平成大にも勝って勢いを持っていると思います。映像を見ていても、うまいなというイメージですね。下からつないでビルドアップしてきて、中盤でも細かいパスを回してサイドに展開しています。でも、リスペクトはしているけれど格上だとは思っていなくて、今まで通り(臨む)という感じですね。

――勝っても負けても、サッカー人生最後の試合になります。意気込みを聞かせてください

一旦サッカーを辞めるので、最後の試合になります。自分が入学してから優勝した景色を見たことがないので、優勝したら4年ぶりになります。ア女30周年という記念の年に、歴史に名を残したいですし、このチーム全員で日本一をつかみ取りたいという思いです。

 

「最後だから頑張ろう!というよりかは、いつも通りですね」(並木)

献身性でチームを支える並木

MF並木千夏副将(スポ4=静岡・藤枝順心)

――準決勝を振り返って、率直な感想をお願いします

わりと主導権を握ることができましたが、最後崩しきったり決めきることがなかなかできませんでした。その中で、あのように一つのチャンスを得点につなげられたのはすごく良かったなと思います。DFラインも必死に守ってくれましたし、前線も頑張ってくれていたので、自分たちが1年間積み上げてきた総力が出た試合だったかなと思います。

――並木選手のサイドチェンジから得点に結びつきましたが、どういった意図があのプレーにつながったのですか

右に人数がいたことは分かっていて、あかり(蔵田、スポ4=東京・十文字)からパスをもらった時に逆が空いているのは見えていました。自分のイメージとしては、ひろ(廣澤真穂、スポ3=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)も左に流れていたのでもう一個前に配球したかったです。相手が5枚ですごく引いてきていたので、2列目からロングボールで頭を越して、意表を突く配球ができる位置に和夏(船木、スポ3=日テレ・メニーナ)がいてくれました。自分のボール次第でどちらでもいけました。あとは真央(吉野、スポ3=宮城・聖和学園)ナイス!って感じですね。

――ご自身のプレーへの評価を聞かせてください

昨日はファーストタッチが全部悪かったです。前と絡めなかったりして、自分的には納得いくプレーではありませんでした。ぼちぼちですかね。

――ライバルが敗退していく現状に関して、どう捉えていますか

自分たちも去年初戦で敗退していて、去年あっての今年だと痛感しています。何とも言えないのですが、自分たちが敗戦を経て目の前の一試合一試合を大事にしてきたので、そこがあったからこそ今があると思います。

――決勝であたる静岡産業大学に対するイメージを教えてください

戦ったことがないのですが、試合を観る限りすごくハードワークをしますし、パスをつなぐいいサッカーをするチームです。しっかりリスペクトしながら、それでも自分たちは絶対に勝ちたいです。自分たちが今年やってきたことは絶対に通用すると思うので、そこはみんなを信じて戦いたいです。

――最後に、大学ラストマッチへの意気込みをお願いします

みんなで楽しめたらいいです。最後だから頑張ろう!というよりかは、いつも通りですね。まだ引退するという実感がないので、みんなで楽しみたいです。

 

「巡ってきた日本一のチャンスをチーム全員でつかみ取りたい」(廣澤)

1対1のドルブル突破を試みる廣澤

FW廣澤真穂(スポ3=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)

――まず、準決勝を振り返っていかがですか

2年ぶりに西が丘のピッチに立つことができて緊張もあったのですが、有観客で試合をすることの楽しさ、全員で勝利をつかんだ時の喜びを味わえたのは良かったです。

――自身のプレーをどう振り返りますか

サイドのポジションということもあってチャンスメイクに重きを置いていたので、点を取ることができなかったという面でも、自分としては納得はいかなかったです。でもチームが勝てたのでそれは良かったです。

――相手の静岡産業大は初対戦で未知な部分も多いと思いますが、今はどう戦おうと思っていますか

いつも通り自分がやってきたことには自信を持っているし、今の仲間を信頼しているので、いつも通りで楽しんで相手に合わせず自分たちのサッカーをしたいなと思っています。

――相手の10番、金丸選手とは高校時代のチームメイトです。インカレ決勝の舞台での4年ぶりの再会となりますが、何か思いはありますか

同じピッチで元チームメイトと戦えるのはうれしいことですし感慨深いです。決勝という舞台ということも滅多にないチャンスなので、自分が成長した姿をみせるというか。チームとして勝ちたいです。

――今大会は3試合2ゴールと好調だと思います。そして中1日というタイトな日程ですが、前日の練習を終えてコンディションはどうですか

(今日の練習は)調整で負荷のかからない練習でした。中1日で全員きついと思いますが、気持ちというか最後の1試合なので全力で出し切りたいなと思います。

――決勝で4年生と戦うのは最後になります。先輩たちへの思いはありますか

この1年間色んなことがあって4年生は大変だったと思いますし、チームを引っ張るという面でも苦労したと思います。でも、最後までチームをひとつにしてみんなを引っ張ってくれたので、恩返しができたらなと思います。

――2年ぶりの決勝です。悲願の日本一に向けて意気込みをお願いします

入学してから日本一を成し遂げたことがないので、巡ってきた日本一のチャンスをチーム全員でつかみ取りたいと思います。

(取材・写真 手代木慶、前田篤宏、大幡拓登)