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競走部

2022.01.03

第98回東京箱根間往復大学駅伝 1月2・3日 東京・大手町読売新聞東京本社前⇔神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場入口

まさか…総合13位で3年ぶりにシード逃す/箱根復路

 遠かった『優勝』。届かなかったシード権。東京箱根間往復大学駅伝(箱根)の往路を11位で終えた早大は巻き返しを誓い、復路のスタートラインに立った。しかし6区で14位に順位を落としてからは、一度もシード圏内に入ることはできず総合13位に沈み、3年ぶりにシードを逃す結果となった。

 6区に起用されたのはこれが大学駅伝デビューとなった栁本匡哉(スポ2=愛知・豊川)。1秒前にスタートした10位の東海大とともに前を追った。しかしなかなかペースが上がらないまま後続にかわされ、シード圏との差も開く苦しい展開に。小田原中継所では、シードまで1分20秒差の総合14位になっていた。流れを変えたい7区を務めたのは、当日変更で投入された鈴木創士(スポ3=静岡・浜松日体)。1年時に区間2位と好走したこの区間で前との差を詰めていく。持ち前の粘り強さを発揮して順位を2つ上げ、シードとの差も1分3秒にまで詰めた。


タスキを渡す7区鈴木(左)と8区千明

 8区には、今季ケガに苦しんだ千明龍之佑駅伝主将(スポ4=群馬・東農大二)がついに駅伝復帰を果たした。11月下旬に本格的な練習を始めると問題なく消化できてはいたが、昨年ほどの自信はなかったという。しかし「意地を見せてください」との鈴木からの言葉にも背中を押され、「前を追うしかない」と覚悟を決めて走り出す。序盤は腹痛もあり区間二桁ペースで進んだが、終盤の遊行寺坂から意地を見せる。最終的にはシードとの差を44秒にまで詰め、11位でタスキをつないだ。

 勝負はいよいよ終盤の9区に。復路最長区間を任された佐藤航希(スポ2=宮崎日大)は、中継所で6秒後ろにいた法大との並走状態が続く。しかし15キロ手前の給水後に離されると、苦しい単独走に。シードとは1分46秒にまで差が開き、最後の望みはアンカー山口賢助(文4=鹿児島・鶴丸)に託されることになった。「シードを取ることしか考えていなかった」と山口は必死に前を追う。しかしなかなかペースは上がらない。シードとの差は2分以上に開いたまま詰まらず、終盤には後方のチームの足音も迫ってきた。ラスト3キロで神奈川大に並ばれると、再び抜き返すことはできないまま13位でゴールに飛び込んだ。

単独走をする10区山口

 目標の総合優勝、そしてシード権にも届かずに幕を閉じた箱根。「まさか自分たちの代でシードを取りこぼすとは思っていなかった」(太田)、「(気持ちは)まだ整理できていない」(千明)と選手たちはショックを隠せない。3年ぶりにシードを逃した早大。予選会に向けて、そして再びこの舞台で輝きを取り戻すために、チームは再出発する。

(記事 布村果暖、写真提供 関東学連/陸上競技社 ※禁転載)

結果
第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(復路・総合成績)
区間 距離 名前 記録 区間/総合
6区 20.8キロ 栁本匡哉(2) 1時間00分13秒 19/14
7区 21.3キロ 鈴木創士(3) 1時間03分48秒 5/12
8区 21.4キロ 千明龍之佑(4) 1時間05分23秒 5/11
9区 23.1キロ 佐藤航希(2) 1時間10分42秒 14/12
10区 23.0キロ 山口賢助(4) 1時間10分42秒 13/13
早大 復路  5時間30分48秒 第12位
早大 総合 11時間00分03秒 第13位