メニュー

剣道部

2021.11.16

第40回全日本女子学生優勝大会 11月14日 愛知・春日井市総合体育館

6年ぶりの全日本 ベスト16で敗退も日本一奪還へ手応え

  全日本女子剣道優勝大会(全日本)に、6年ぶりに早大が戻ってきた。部員全員にとって初めての大舞台となったが、チームは『日本一』を目標に掲げて臨んだ。しかし、その前に立ちはだかったのは、関東女子学生優勝大会を制した筑波大。強豪を相手に大将戦まで勝負のもつれる熱戦を演じたが、最後は本数の差で敗れベスト16で大会を終えた。

  1回戦の相手は酪農学園大。先鋒に起用された中原菜月(社1=愛媛・帝京第五)が、試合開始直後に立て続けに一本を取り、役目を果たす。さらに、次鋒・佐藤桃佳(社3=山形・左沢)、副将・松下夏生(スポ3=静岡・磐田西)も二本勝ちを収め、完勝。チームで計7本を奪う完璧な試合で幸先良いスタートを切った。

 2回戦の愛知学院大戦は一転して接戦となった。この試合では次鋒を担った中原が開始30秒ごろからメンを連取。しかし中堅の浅野円花女子主将(社4=岐阜・中京)が引き分けに終わると、続く松下も苦戦を強いられる。積極的な攻めを見せるも、相手の防御を崩すことはできず、中盤にメンを決められて敗戦。それでも大将戦では、二神明日美女子副将(社4=愛媛・済美)が激しい打ち合いに耐え、引き分けのまま試合終了。本数で上回った早大の3回戦進出が決まった。

 迎えた3回戦の相手は筑波大。1年生ながら関東女子学生選手権で優勝した笠日向子と、同大会で3位に入った海津ゆきえ(2年)を擁する関東王者だ。対する早大は2回戦と同様のオーダーで臨んだ。先鋒の佐藤は4分間粘り続け、引き分けに持ち込む。しかし、ここまでチームの勝数を稼いでいた次鋒・中原が二本負けを喫する。中堅戦は浅野が果敢な攻撃を見せ、1分過ぎにメンで先制。しかし、その後打ち合いの中でコテを決められ、引き分けに終わってしまう。絶対に負けられない早大の副将は松下。海津に対して一歩も引かずに攻め続ける。試合終了間際、相手がドウを奪いにきたところに鮮やかなメンが入り、ついに一本を奪った。「絶対に一本取って大将に回そうと決めていた」という松下が大きな一勝をもたらし、勝利に希望をつなぐ。勝負を懸けた二神と笠の大将戦は、両者一歩も譲らないまま時間が過ぎる。二神も積極的に前に出るが、一本を決めきれない。そのまま試合終了となり、両校は勝ち数で並んだが、1本差で筑波大に軍配が上がった。

 日本一への夢半ばに、ベスト16で挑戦を終えた早大。それでも筑波大に対して互角に戦い、浅野が「日本一を奪還する日も遠くない」と話すように、大きな手応えを得た。今大会で4年生は引退となり、全日本での経験と課題は次代に受け継がれる。2010年以来の頂点へ、早大剣道部の新たな挑戦が始まった。

(記事 是津直子)

※今大会は写真撮影禁止だったため、写真がございません。申し訳ございません。

結果

1回戦 ○早大4(7)-(0)0酪農学園大

先鋒 中原  ドメ-    長沼

次鋒 佐藤  メコ-    江森

中堅 浅野    ×    西巻

副将 松下  メコ-    岩﨑

大将 二神   メ-    伊藤

2回戦 ○早大1(2)-(0)1愛知学院大

先鋒 佐藤    ×    杉浦

次鋒 中原  メメ-    越智

中堅 浅野    ×    寺井

副将 松下    -メ  加藤

大将 二神    ×    長田

3回戦 ●早大1(2)-(3)1筑波大

先鋒 佐藤    ×    古川

次鋒 中原    -メメ  川合

中堅 浅野   メ×コ   岩本

副将 松下   メ-    梅津

大将 二神    ×    笠

コメント

浅野円花女子主将(社4=岐阜・中京)

――今日はチームとしてどんな意気込みや目標を持って臨みましたか

チームでつないで勝ち、「日本一になろう!」と強気で臨みました。

――今大会に向けてチームで何か取り組んできたことはありますか

何度も何度もミーティングをし、学年関係なく本音で話し合って来ました。

――早大として6年ぶりの全日本ということで、誰も経験したことのない舞台だったかと思いますが、試合前のチームの雰囲気はいかがでしたか

「このチームで1試合でも多く試合がしたい」という勝ちに貪欲な雰囲気と、チーム愛あふれる暖かい雰囲気があったと思います。

――実際に全日本の舞台に立ってみてどんな思いがありますか

ラストの年に全日本の舞台に立たせてくれたみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。

――ご自身の試合内容を振り返っていかがですか

筑波大戦で一本先取したにも関わらず、取り返されてしまったことが悔しいです。大好きなチームだからこそ、チームのために勝ちたかったです。

――早大剣道部での4年間を振り返っていかがですか

早大の剣道部に入部して本当に良かったです。悔しいことも辛いこともたくさんありましたが、それ以上に楽しく、最高な4年間でした。
大学4年間で関わって下さった師範、先輩、後輩、そして同期に感謝の気持ちでいっぱいです。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

今回の全日本で早大が日本一を奪還する日も遠くないと感じました。みんななら必ずできます。ずっとずっと応援しています!私たちの分まで頑張ってください!早大剣道部の今後の発展をお祈り申し上げます。

二神明日美女子副将(社4=愛媛・済美)

――全日本の舞台はいかがでしたか

最高でした。幼少期から戦ってきた全国の選手たちとこの舞台で試合をすることができうれしかったです。

――ご自身の試合内容を振り返っていかがでしたか

1、2回戦は良かったですが、3回戦はあと一歩足りなかったと思います。

――3回戦は関東王者の筑波大との対戦でしたが、振り返っていかがですか

絶対に勝つという強い気持ちで臨みましたが、一本を取り切れず、チームを勝利に導けなくて悔しいです。

――ベスト16という結果をどう評価しますか

もっと上にいけたと思っています。しかし、チームみんなで本気で日本一を目指し取り組んできた結果に悔いはありません。

――早大剣道部での4年間を振り返っていかがですか

最高の仲間と出会い、全力で剣道に打ち込んだ4年間はすごく楽しかったです。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

今まで4年生に付いてきてくれてありがとうございます。来年は日本一を取れるよう応援しています。

松下夏生(スポ3=静岡・磐田西)

――全日本の舞台はいかがでしたか

初めての全日本ですが、緊張よりも楽しもうという気持ちで試合をしました。

――ご自身の試合内容を振り返っていかがですか

良かったところもありましたが、自分の課題がよく分かりました。

――筑波大との一戦では勝利を挙げましたが、率直な感想を教えてください

絶対一本取って大将に回そうと決めて試合に入っていたので、最後時間ギリギリで取れてほっとしました。

――これからどんなところを強化していきたいですか

もっと自分から攻めて一本を取りに行ける勝負強さを身に付けたいです。

――今後に向けて意気込みをお願いします

1年後やりきったと言えるように、課題意識を持って稽古に取り組み、日本一を目指します。