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競走部

2021.11.14

第16回世田谷246ハーフマラソン 11月14日 東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場発着

先頭争いを意識した辻と、復調途上の諸冨がそれぞれ一定の手応え得る

 全日本大学駅伝対校選手権(全日本)から1週間、そこでの出走がかなわなかった辻文哉(政経2=東京・早実)と諸冨湧(文2=京都・洛南)がハーフマラソンに挑んだ。辻は先頭集団での勝負を意識して臨み、1時間4分12秒(20位)でゴール。初のハーフとなった諸冨は現状確認という位置付けで、終始自分のペースで刻み、1時間5分54秒(50位)でレースを終えた。

 

終盤公園内のカーブを曲がる辻

 スタート位置が第2ブロックとなり、大学生の先頭集団からやや遅れてスタートした二人。辻は、先週の全日本に向けて仕上げていた流れで、上位を狙う意識でスタート。早い段階で先頭に追いつくと、2キロから5キロにかけて30メートルほど下るコースでスピードに乗り、先頭集団でレースを展開した。しかし、9キロ付近のアップダウンでまさかの転倒。痛みと気持ちの面でリズムが乱れ、結果的に先頭からは離れてしまう。それでも、15キロまでは自分のリズムで走り、第2集団の先頭を引っ張る場面も見られた。最後は青学大の倉本玄太と駒大の円健介に競り勝ち、20位でゴールした。

 一方の諸冨は、本格的に練習を始めたのが1週間前。スタート位置から無理にペースを上げて先頭に追いつくことはせず、「自分のペースで、(1キロ)3分5秒前後で押していけるか、というのを目的として」自分の走りに徹する。序盤は抑え目で入り、4キロから15キロ付近はプラン通りのペースを刻む。しかし「後半のアップダウンで少しきつくなったので、そこは練習を積めていないスタミナ不足の部分が出た」(諸冨)と、後半部分の課題を口にした。

 

中間地点付近を通過する諸冨

 全日本に合わせていた辻と、1週間前から練習を本格的に始めた諸冨。状態や出場の目的、レース運びが異なる中で、「休みながら走るような感覚がつかめた。(中略)今後箱根を意識する上で一つ自信になった」(辻)、「現状を知る目的はしっかり達成できた」(諸冨)と一定の手応えを得たようだ。昨年度駅伝に出走しながら、今季はまだ出番がない二人。東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に向けてどこまで仕上げることができるか。夏に語っていた『4年生に頼るのではなく、自分たちが担う覚悟』を体現する日は近づいている。

(記事 布村果暖、写真 及川知世、朝岡里奈)

結果

▽ハーフマラソン陸連登録者男子(11月14日暫定版)

辻  1時間4分12秒(20位)

諸冨 1時間5分54秒(50位)

コメント

辻文哉(政経2=東京・早実)

――最近の調子と、今日のレースの目標はいかがでしたか

全日本に向けて調子を上げていたので、力を出せるかなという状態でした。先頭集団で勝負したいなという気持ちで臨みました。

――学生ランナーのスタート位置から少し離れた第2ブロックからのスタートでした。どのように位置取りしましたか

Bブロックだったのですが、そこは思ったより不利に働かなかったかなとは思います。2、3キロですぐに先頭には追いつけて、9キロくらいまでは先頭集団でリズム良く走れていました。ですが、一気に上って一気に下る所で転倒してしまいました。そこから15キロぐらいまでは自分のリズムでなんとか刻めていたのですが、正直転倒で気持ちが切れかけちゃったこともあって、大崩れはしなかったのですが、もったいなかったかなという感じです。

――痛みとかはどうでしたか

正直痛かったですね。

――序盤の展開を振り返っていただけますか

追いついて、入りの5キロで思ったより一気に下るところがあって、4キロから5キロとかは2分48秒ほどで走ったので、多少きついところはありました。5キロから9キロくらいまでは1キロ3分少し切るようなペースだったんですが、そこで休みながら走るような感覚がつかめました。そういう点ではハーフのレースを経験して良かったです。今後箱根を意識する上で一つ自信になったかなと思います。

――ペースは想定通りでしたか

そうですね、想定ぐらいの速さでした。

――体の動きなどはどうでしたか

9キロまでは結構スムーズに体も動いていたので、しっかり走れていたのかなと思います。

――途中で第2集団を引っ張っていたと思いますが、それは意図して前に出ましたか

余力あることはあったのですが、痛みとか、気持ちの面で多少力が残っているのになかなか動かない、みたいなことがありました。集団を引っ張るとかついていくとか気にせずに自分のリズムで走っていました。

――レース全体を振り返って、結果はどう捉えていますか

正直、転倒で自分のリズムを刻みきれなかったのはもったいなかったとは思うのですが、転倒がなければ良いかたちで走れたんじゃないかなというのはちょっと一つ自信というか、見えたところはあります。これから7週間、練習していけば力は出せるのかなと思うので、箱根に向けて頑張っていきたいです。

諸冨湧(文2=京都・洛南)

――最近の調子と、今日のレースの目標は

本格的に練習を始めたのが1週間前くらいで、現状を知る目的でこのハーフに出ました。それでも後半少しばててしまったので、現状はそこまで調子は良くないなと感じました。

――先頭から離れた位置からのスタートとなりましたが、どのように位置取りましたか

先頭争いをするつもりは最初からなく、自分のペースで、(1キロ)3分5秒前後で押していけるかというところを目的としてしました。最初スタートが後ろだったので、ちょっと遅いペースで入って、中盤は思った通りのペースで押せました。ですが、後半のアップダウンのところで少しきつくなったので、そこは練習を積めていないスタミナ不足の部分が出たかなと思います。

――レースプランは現状把握できれば、という感じですか

そうですね。

――まず序盤の展開を振り返っていただけますか

後ろにつかれることが多かったのですが、ずっとそういう感じで走っていたので、あまり周りは気にせず自分のペースで押していくことを考えて走っていました。

――ペースは、想定通りにいけましたか

中盤は、4キロから14、15キロくらいまで自分の思ったペースでいけました。ですが、最初ちょっと遅かったというのと、後半スタミナ不足というのが出て、垂れてしまったのが課題だと思います。

――体の動きは

中盤もペース通りでいけていました。てすが、自分の調子良かった時の動きとは程遠いなと感じてるので、もう少ししっかり地道な練習を通して、鍛え直していく必要があると思います。

――中盤は複数で走られていました。前後との差は意識していましたか

8キロ、9キロまではつかれていたのですが、そのあとはずっと一人で、一個前の選手を見ながら一人ひとり抜いていくという感じでした。なので、周りはあまり意識していなかったです。

――レース全体を振り返って、結果はどう捉えていますか

現状を知るという目的はしっかり達成できました。大きいレースは箱根だけになるのですが、それに向けてはまだまだ力が足りません。12月の集中練習に向けて、一旦ハーフの疲労を抜いて、集中練習をしっかり100パーセントこなせるように頑張っていきたいと思ってます。

――今後への意気込みをお願いします

昨年悔しい思いをしているので、しっかり自分の悔しさを晴らしたいです。また、昨年は応援してくださった方々の期待を裏切るような結果になってしまったので、恩返しできるような走りをしていきたいなと思っています。