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庭球部

2021.11.03

全日本選手権 11月3日 兵庫・ブルボンビーンズドーム

白石がシングルスでベスト8、ダブルスでベスト4進出!

 白熱した戦いが続く全日本選手権。単複ともに初戦を突破した白石光(スポ3=千葉・秀明大秀明八千代)は男子シングルスの3回戦、ダブルスの2回戦に臨んだ。シングルスでは年下の磯村志(やすいそ庭球部)相手に緊張もある中で逆転勝ちを収め、ベスト8進出。ダブルスでも江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ)・片山翔(平25卒=現伊予銀行)組を相手に、サービスゲームをわずか1ゲームしか落とさない戦いぶりで勝利し、ベスト4進出を決めた。

 

シングルスで逆転勝ちの白石

 シングルスの相手は18歳の磯村。ジュニアのグランドスラムにも出場経験があり、今大会では2回戦でシードの選手を破るなど勢いのある相手だ。第1セットは「ラリーに付き合いすぎてしまった」(白石)と長いラリーが続く中で先に球が浅くなり、相手に強打されて奪われるポイントが多かった。先にブレークを許し、相手の流れのままこのセットを落としてしまう。第2セットは一球一球で声を出し、気迫のプレーで自らを盛り上げる。「ネットに行く回数を増やしました」(白石)とサーブアンドボレーなどで積極的に攻めた。攻撃的なプレーで第2ゲームをブレーク。直後のサービスゲームをデュースの末にキープし、流れを引き寄せた。第4ゲームでもブレークし、第2セットは6-1と差をつけて勝負は第3セットへ。ここでも第2セットからの攻撃的なプレーの姿勢を継続。ブレイクバックを許して2-2とされてから3ゲームを連取。6-3で第3セットも獲得し、見事逆転勝利を収めた。

 ダブルスでは2017年の全日本選手権で優勝の経験を持つ江原・片山組との対戦に臨んだ。経験豊富な相手だったが、序盤から白石・田島組のペースで試合が進む。1回戦同様、サービスゲームを安定してキープ。すると「先に主導権を握るというかたちがリターンゲームでも多かった」(白石)と相手のサーブにしっかり対応した。2人とも前に出てのボレーやラリーが冴えわたり、第4ゲームで早くもブレークに成功。そのままリードして第8ゲームでもブレークし、6-2で第1セットを獲得した。第2セットも第4ゲームでブレークを奪うが、直後にブレイクバックされてしまう。しかし、このゲームが唯一、相手に与えたサービスゲームであった。その後のサービスゲームは3ゲーム合計でわずか2ポイントしか与えないなど、抜群の安定感でキープする。並行カウントで試合は進み、迎えた第12ゲーム。相手にプレッシャーがかかる中で冷静にプレーした。見事ブレークに成功し、ベスト4進出を決めた。

 

ダブルスではストレート勝ちだった

 現時点での結果について白石はあくまでも「通過点として考えなければいけない」とした一方で「素直にうれしい」と充実した様子を見せる。明日のシングルス準々決勝の相手は山﨑純平(日清紡ホールディングス)。昨年の全日本選手権ではベスト4という成績を収めた日本のトップクラスの選手だ。「絶対勝つぞという気持ちはまだ捨てずにファイトしたい」(白石)。チャレンジャーの気持ちを持って強敵に立ち向かう。

(記事・写真 山床啓太)

結果

男子シングルス
▽3回戦
〇白石光 [3-6、6-1、6-3] 磯村志
男子ダブルス
▽2回戦
○白石光・田島尚輝(やまやコミュニケーションズ) [6-2、7-5] 江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ)・片山翔(伊予銀行)

コメント

白石光(スポ3=千葉・秀明大秀明八千代)

――シングルスの試合について第2セットではどのようなところを切り替えましたか

具体的に言うとネットに行く回数を増やしました。サーブアンドボレーだったり、リターンダッシュだったり、先に展開する攻撃を増やしました。それが磯村の時間を奪って焦らすことにつながりました。第1セットに関して反省としては、ラリーに付き合いすぎてしまったというところだと思います。

――ダブルスの試合については振り返っていかがですか

田島のサーブで1回ブレークされましたが、今日も結果としてお互い、基本的にキープ力が良くて。僕のサーブも1回、0-40はありましたが、1回もブレークされなかったというところでリズムが良かったです。リターンも今日はお互いにすごく良くて。江原さんのサービスゲームを最初にブレークしたことで、やはり江原さんのキープにプレッシャーがかかっている状況が続いて最後にブレークできました。自分たちが簡単にキープして江原さんのサービスゲームでブレークするというのができていたので、こっちとしては精神的には落ち着けていました。逃げ切れたという感じだと思うので良かったと思います。

――ペアの動きが1回戦の時よりも良くなっている感じがありましたが実際はどうでしたか

そうですね。今日は本当に田島に助けられて、ボレーの質もすごく良くて。タイプ的にたぶん1回戦のビッグサーブより僕自身も田島もリターンしやすかったと思うし、そういうところで先に主導権を握るというかたちがリターンゲームでも多かったかなと思います。

――シングルスでベスト8、ダブルスでベスト4という今の結果についてはどのように考えていますか

素直にうれしいです。正直こっち(会場)に来た時、単複ともに2週目の金曜日まで残れるとは思っていなかったので、そこは素直に喜んでいいと思いますが、やはりまだまだここからというか、満足したい気持ちはありますが、通過点として考えなければいけないです。でもかっこいいこと言っていますが、素直にうれしいというのも一番大きいです。

――明日のシングルスに向けて意気込みをお願いします

完全に(こちらが)チャレンジャーで、昨年のベスト4で今の日本の中だったらトップと言っても過言ではないぐらいの選手なので。それでも対戦成績で言ったら1勝0敗で1回勝っているので、それは強い気持ちを持っていいと思うし、向こうもそれは意識しているところだと思います。(相手が)粘り強いのでそれに付き合いすぎず、今日のサーブアンドボレーみたいに先にネットにどれだけ行けるか。迷わず前に行くという気持ちで逃げないところが重要だと思うので、絶対勝つぞという気持ちでファイトしたいと思います。