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バスケットボール部

2021.10.31

第97回関東大学リーグ戦 10月30日 東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場

堅い守りを見せるも、残り1分で逆転負け

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)第7節は未だ白星がない拓大との対戦。ここまで1勝5敗と苦境に立たされている早大にとって「勝たなければいけない試合」(G神田誠仁、社3=静岡・浜松開誠館)であったが、序盤から拓大の猛攻を受け、第1クオーター(Q)で14点差。しかし、それ以降は早大らしい走るバスケットで得点を重ね、第3Qでついに逆転した。第4Qの初めは拮抗(きっこう)した展開となったが、拓大のゾーンディフェンスとスリーポイントに流れを奪われ、再逆転を許すと、追いつけないまま試合終了のブザーが鳴り響く。最終スコア57−62で惜敗した。

 F宮本一樹(スポ4=神奈川・桐光学園)が「僕たちの徹底力が甘かった」と振り返るように、早大は開始7分で17点のビハインドを背負って戦いが始まった。それでもG土家大輝(スポ3=福岡大大濠)やF小野功稀(社1=新潟・開志国際)のスリーポイントが決まると、焦りはなくなり、徐々にディフェンスが機能し始める。また相手のゾーンディフェンスに対しては宮本のハイポストを生かした攻撃で対抗し、12−26で第1Qが終了した。続く第2Qでは、早大のディフェンスとリバウンドが光った。F石坂悠月(スポ1=東京・国学院久我山)のボールマンへの激しいプレッシャーを起点に、拓大にペイントタッチをさせない、堅い守りを見せる。またゴール下のリバウンドでも宮本が奮闘し、このクオーターでの失点を9点に抑えた。29−35と6点ビハインドではありながらも、早大が確実に流れを握ったまま試合は後半戦へ。

ミドルシュートを打つ宮本

 第3Qに入ると早大が猛追を見せる。2―3のゾーンディフェンスが奏功したことで、拓大にリングアタックされる回数は大きく減り、早大優位な時間帯が続いた。土家とF星川堅信(スポ3=京都・洛南)がスリーポイントを沈め、小野が速攻からアリウープを決めるなど多彩な攻撃で相手を揺さぶる。また神田のスティールからの速攻や巧みなステップも飛び出した。早大の持ち味である走るバスケットを駆使し、49−45で逆転して第3Qを終える。第4Qの初め、両者の気持ちがぶつかる一進一退の状況が続いた。しかし拓大の激しいゾーンディフェンスで早大の得点が停滞したところに、スリーポイントが襲いかかった。残り3分で同点に追いつかれると、そのまま残り1分に57−60で逆転された。早大はファウルゲームでチャンスを狙ったが、最後に土家の放ったスリーポイントはリングには届かず。あと一歩のところで、白星を逃した。

果敢に攻め入る土家

 神田は「最後点差が離れたところで少し緩んでしまって勝ちきれなかった」。一方で第2、3Qについては、「ゾーンからスティールとかリバウンドを取ってブレイクという形が何本も見られました。そこは1つ収穫だった」と振り返る。試合の入りと終わりの部分で、チーム全員が勝利への照準を合わせることの大切さを感じた一戦となった。しかし試合中盤は、今大会の中でも、かなり良い仕上がりのバスケットができていたはずだ。次戦の相手は、現在1部リーグ2位の東海大。宮本は「切り替えてまた明日頑張っていきたい」と落ち着いた表情で意気込みを語った。

(記事 落合俊、写真 吉岡直哉)

第97回関東大学リーグ戦 10月30日(vs拓大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

12 17 20 57
拓大 26 10 17 62

◇早大スターティングメンバー◇
G#1 神田誠仁(社3=静岡・浜松開誠館)

F#7 宮本一樹(スポ4=神奈川・桐光学園)

G#12 土家大輝(スポ3=福岡大大濠)

F#13 星川堅信(スポ2=京都・洛南)

F#14 小野功稀(社1=新潟・開志国際)

コメント

宮本一樹(スポ4=神奈川・桐光学園)

――今日の試合を振り返っていかがですか

毎試合言っているのですが、今日が結構山場でした。残り今日を入れないで4試合で、今は1勝しかできてなくてここが正念場だと試合前のミーティングでも話していました。毎試合入りが悪くて、今日もそれをやってしまって、後半はいい感じに乗れたのですが、そこで勝ち切ることができなくて、非常に悔しいです。

――第1Qでは大きく離されてしまいましたが、久しぶりの試合ということで固さなどもありましたか

練習で、ヘッドコーチの倉石さん(倉石平、昭54教卒)がおっしゃることを僕たちがあまり遂行できずに3線のヘルプのところで4本くらいレイアップを打たれてしまいました。あそこで無駄なタイムアウトを取らせてしまったというところで、僕たちの徹底力が甘かったです。

――第2Q以降は点差を戻すことができましたが、特にディフェンスについて意識していたことは何ですか

第1Qはオフェンスリバウンドを相手に取られて、そこからの失点も多かったので、とにかくリバウンドを意識しました。徐々にリバウンドを取り始めてからはトランジションで僕らが走って逆にレイアップで得点を重ねられました。そこから点差が徐々に詰まっていったので、走れたところは非常に良かったと思います。

――今日は留学生とのマッチアップでしたがインサイドの意識はどうでしたか

他の留学生と違ってアウトサイドなプレイヤーで、スリーもこのシーズン中38%くらいと当たっていたのでスリーは打たせないということです。ピックから中に入ってくることもあるので、そこの体の張り合いとリバウンドは絶対に負けないつもりで戦っていました。

――次戦への意気込みをお願いします

春と夏に練習試合をやりました。相手はけが人が多かったのですが、そこでは結構いい勝負ができたので、体のぶつかり合いや相手選手の特徴については慣れています。今日負けたことはしっかり反省して、切り替えてまた明日頑張っていきたいと思います。

神田誠仁(社3=静岡・浜松開誠館)

――試合を振り返って率直な今の気持ちをお願いします

拓殖さんも勝ちがなく絶対に勝ちたい一戦で、僕らも1勝しかしていない中で勝たなければいけない試合だったので、そこを勝ちきれなかったのが悔しいと感じています。

――第1Qは大きく離されてしまいましたが、久しぶりの試合ということで固さもありましたか

チーム内でのイメージはやっていたのですが、公式戦ということで固さが見られたと思います。

――第2Q以降は点差を縮めましたが、チームや個人として意識していたことはありましたか

第1Qで21点取られてしまったディフェンスをしっかり修正することです。オフェンスはディフェンスがうまくいけばだんだん良くなっていくものだと思っていました。とにかくディフェンスとリバウンドにもう一回戻ろうと話していました。

――途中2―3のゾーンディフェンスもしていたと思いますが、効いているなという感じはありましたか

やはりゾーンはとても効いていて、ゾーンからスティールとかリバウンドを取ってブレイクという形が何本も見られました。そこは1つ収穫だったなと思います。

――チームとして修正していかなければならないという点はありましたか

入りのところで4−21という流れになってしまったのは修正しないといけないし、これまでの課題でもあるので直しきれてないところは引き続き取り組んでいかなければいけないです。また、最後点差が離れたところで少し緩んでしまって勝ちきれなかったというか、勝負どころで守り切って勝つということができませんでした。入りの部分とゲームの勝敗がかかる部分でもっとチームで意識を高くもってやっていきたいと思います。

――リーグ戦はまだ続くと思うのですが、神田さんに任されている役割はどのような部分だと思いますか

やはりディフェンスでハッスルしてスティールを狙ったりとか、体を張ってリバウンドを取ったりというところは引き続き求められると思っています。オフェンスの面ではシューターが揃っているので、シューターにどれだけ撃たせられるかとか、どんどん自分からリングにアタックしてペイントタッチして、キックアウトをしてシューターに打たせたり、自分がシュートを撃ったりというところは引き続き大事になるかなと思っています。

――次は東海大との一戦ですが、どのような試合にしていきたいですか

対戦相手に囚われず、自分たちはとにかくディフェンスから、80点取るバスケットというのを目標に掲げています。今日は50点ほどしか取れなかったのは反省でもあるので80点に近づけられるように速いテンポで確実なオフェンスをやるということです。ディフェンスは徹底して、東海大は体が強くてアウトサイドも上手いですが、そこはしっかりスカウティングしながらやるべき事はやって勝ちに向かっていきたいなと思います。