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バレーボール部

2021.10.19

秋季関東大学リーグ戦 10月16日

苦しみながらも貫いた笑顔 江戸川大に競り勝ち2連勝を飾る

 セット率も絡む上位争いが続く秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ)。1部昇格に向けて勝ちを重ねるしかない早大は、第5戦で江戸川大と対戦した。前戦で神奈川大にストレート勝利を収め勢いづく早大は、大量得点ですべり出し第1セットをものにする。第2セットも最大5点差を逆転しつかみ取るが、第3セットは序盤から相手にリードを許し奪われてしまう。第4セットは気持ちを切り替えて着実に得点を重ね、セットカウント3-1(25-19、25-22、20-25、25-18)で勝利。昇格争いにおいて一歩後退を余儀なくされたが、1点を喜ぶ姿勢で2連勝とした。

 第1セットは互いに譲らず、拮抗した展開で幕を開けた。均衡を破ったのは秋重若菜(スポ1=大阪・金蘭会)のストレートを打ち抜くスパイク。後衛に回った秋重の2連続ノータッチエースを含む4連続得点で13-6とする。その後もリベロの神戸彩有(文構2=長野・松本県ケ丘)の好守備もあり得点を重ねるが、後半は江戸川大に追い上げられた。一時8点差あったリードを22―18まで詰められるものの、その後は反撃を許さず、最後は中澤恵(スポ3=大阪・金蘭会)のスパイクで25-19とした。

力強いスパイクを打ち込む中澤

 第2セットも中盤までもつれた展開となった。ブロックを利用し攻撃してくる江戸川大に対し、早大はレフトの二人を中心に攻撃を展開。藤井陽奈子(政経1=香川・高松一)のノータッチエースや橋本美久主将(社4=福島・郡山女大付)のツーアタックも光った。しかし中盤、江戸川大の流れを止められず13-18と大きくリードされる。20点にも先に到達される厳しい展開のなか、チームを救ったのは中澤と山下日和(社3=千葉・市船橋)の3年生コンビだった。それぞれのブロックポイントを含む3連続得点で20-21と猛追すると、勢いそのままに逆転した。藤井のサービスエースで最後の1点を奪い、セットを連取した。

 流れに乗って第3セットも取りたい早大だったが、前半から5-11と引き離される。その後も両翼を中心に攻撃を組み立てるが、長いラリーを落とすなど流れをつかめない。終盤には秋重が二段トスを打ち切り17-21まで追い上げるものの、点差を縮められず22-25でこのセットを落とした。迎えた第4セットは序盤から攻撃陣が躍動し、じりじりと点差を広げる。山下のクイック、藤井の粘り強い守備が飛び出すと、16-9。その後も流れを渡し切ることなくサイドアタッカーを中心に得点を重ね、25-18で勝利を決めた。

藤井(右奥)が得点し、コートに笑顔があふれる

 勝利したとはいえ1セットを落としたこの一戦。中澤副将は「やってきたことをしっかり出せたというよりは『勝ててよかった』という試合になってしまった」と振り返る。クイックへの対応や長いラリーにおいて防げる失点が散見され、課題の残る試合となったことは確かだ。しかし一貫するのは、全員でバレーボールを楽しみ、目の前の1プレー、1ゲームを見つめるという姿勢。秋季リーグ最終戦となる次戦でも、まぶしい笑顔で喜びを表現し、そして勝利をつかむ彼女たちが見られるはずだ。

(記事 新井沙奈、写真 平林幹太)

セットカウント
早大 25-19
25-22
20-25
25-18
江戸川大
スタメン
レフト 中澤恵(スポ3=大阪・金蘭会)
レフト 秋重若菜(スポ1=大阪・金蘭会)
センター 橋本彩里(教3=東京・早実)
センター 山下日和(社3=千葉・市船橋)
ライト 藤井陽奈子(政経1=香川・高松一)
セッター 橋本美久(社4=福島・郡山女大付)
リベロ 神戸彩有(文構2=長野・松本県ケ丘)
コメント

中澤恵副将(スポ3=大阪・金蘭会)

――セットカウント3-1での勝利となりました。どのように評価されていますか

2セット目を取ったのですが、ずっとリードされていたというのもあって、(3セット目と併せて)実質2セット取られたような雰囲気がありました。取られた理由も、ミスやサーブミスの後の連続失点という自分たちの課題としてきた部分でした。やってきたことをしっかり出せたというよりは「勝ててよかった」という試合になってしまったので、まだまだ詰めるところがたくさんあると思います。しっかり課題を見直してもう一度頑張りたいと思う試合でした。

――第2セットの終盤は流れをつかみ、第3セットは序盤からリードを許しました。雰囲気など振り返っていかがですか

2セット目の終盤は、思い切ってやろうという雰囲気で皆の表情もよかったです。「勝たなきゃ」という意識より「いくぞ」という雰囲気が皆にあったので、自然といいプレーも出ました。個人としても前衛でしっかり点を取れて、ブロックでも貢献できました。3セット目の序盤に崩れたのはサーブカットが入らなくなったり、ミドルがうまく使えなかったりというのが要因で、練習でできていることを出し切る経験の不足を感じました。来週の試合や全日本インカレへの練習試合の中で、メンタルも強化していきたいです。

――きょうの試合は特に、エースとして攻守にわたり活躍されている印象でした。ご自身のプレーはどのように評価されますか

以前ミーティングをした時に、自分の笑顔がチームを笑顔にしていると皆から言ってもらって、何点取るかというよりも自分がバレーを楽しむことで、皆もバレーが楽しめるということに気付きました。今週の練習試合では楽しんでバレーができて結果がついてきたので、良いイメージで今日に臨めました。相手に押される場面もありましたが、笑顔で皆を巻き込んで楽しさを表現できたと思います。

――常にブロックに2枚付かれる状況の中で、プレッシャーなどはありますか

マークされることは分かっているので、2枚いることをプレッシャーに感じるというよりかはそれをポジティブにとらえています。自分がブロックアウトなどを利用できれば全く問題ないですし、卒業後にバレーを続けるという目標に向けても良い経験ができていると思います。怖いなという思いより、自分がうまくなるんだという姿勢で戦うことができています。エースとして成長できる環境が嬉しいです。

――リーグ戦は残り1戦となります。意気込みをお願いします

リーグ戦最後の試合なので、楽しんで思い切ってやることは最低条件だと思っています。4年生の橋本さんが最後になるので、思い切ってやってもらえるように皆で盛り上げて、笑顔でできたらいいなと思います。