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ハンドボール部

2021.10.18

関東学生秋季リーグ 10月17日 東京・国士館大学多摩キャンパス体育館

勢いに押され法大に敗北 秋季リーグを5位で終える

 9月4日に開幕した関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)も、遂に最終戦を迎えた。直近4試合で勝利から遠ざかっている早大は、法大と対戦。終始、退場や警告が相次ぐ難しい試合となった。前半はお互いに点を取り合うかたちとなる。早大が4連続得点を奪ったかと思えば、法大も負けじと4連続得点。序盤に良いリズムをつくった早大が前に出るかと思われたが、13-13と同点で折り返した。後半は、相手にペースをにぎられる。開始直後に連続得点を許すとその後は常に先行される展開に。最後まで食らいついたものの、勢いづく相手を止められず。秋季リーグ最終戦を勝利で飾ることはできなかった。

 「序盤の良い流れを保てなかった」と青沼健太(社4=千葉・昭和学院)が振り返ったように、後半で失速し、相手に勝利を献上してしまった。試合開始直後、青沼と狩野直樹(スポ2=埼玉・浦和学院)が立て続けにミドルシュートを叩き込み、上々の立ち上がりを見せる。その後も攻撃の手を緩めず、鈴木雄大(政経4=東京・早実)のポストシュートや青沼の連続得点で相手を引き離し、このまま早大が有利に試合を進めるかに見えた。しかし、相手オフェンスも黙っておらず、前半終盤には法大が4連続得点を挙げて逆転。早大は、前半終了間際に神前伶(スポ3=埼玉・浦和実)のサイドシュートで追いついたものの、にぎっていたはずの主導権を相手に奪われて前半を終えることとなった。

チームに指示を出す青沼主将

 守備から自分たちのリズムをつくりたい早大だったが、後半開始直後、相手に連続得点を許してしまう。早大ディフェンスは押し込まれ、相手の攻撃を食い止められない。オフェンスでは見事な連携から金龍洙(スポ4=兵庫・須磨学園)がサイドシュートを決めてチームを盛り上げたものの、その後は軌道に乗りきれず。気持ちが先走り、攻撃が単調になった早大が攻めあぐねる一方で、法大は勢いを増して得点を重ねていった。試合終了間際には福田友貴(スポ4=神奈川・法政二)が2得点を挙げ意地を見せたが、万事休す。持ち味である「堅守速攻」を発揮できず法大に敗戦し、5戦目以降勝利を挙げられないまま、早大の秋季リーグは幕を閉じた。

ゴールを狙う金

 今リーグを、4勝4敗1分けという結果で終えた早大。「うちの持ち味を忘れちゃったのかな」と鈴木健文監督(昭52教卒)が振り返るように、4連勝を挙げた前半戦に対し、後半戦では強みを生かしきれず連敗を喫した。しかし、主将の青沼は「マイナス面を見つめ直せるリーグだった」と前を向く。いよいよ3週間後に迫った全日本学生選手権。一人一人がそれぞれの役割を果たし、勝利を挙げられるか。学生日本一をかけ、ワセダセブンの真価を発揮するときがやってくる。

(記事 澤崎円佳、写真 出口啓貴)

関東学生秋季リーグ
早大 22 13ー13
9-12
25 法大
GK 中村匠(スポ4=千葉・市川)
CP 山田和直(スポ3=群馬・富岡)
CP 青沼健太(社4=千葉・昭和学院)
CP 狩野直樹(スポ2=埼玉・浦和学院)
CP 永橋優太朗(スポ3=千葉・市川)
CP 佐藤法俊(スポ4=長野・屋代)
CP 神前伶(スポ3=埼玉・浦和実)
コメント

鈴木健文監督(昭52教卒)

――試合全体を振り返っていかがですか

ミスも多く反省もあるので、全日本学生選手権(インカレ)にぶつけるしかないです。

――早大のオフェンス、ディフェンスの総評をお願いします

うちの強みはしっかり守って速攻にもっていくというところでしたが、逆に攻めて失敗して逆にやられるという逆パターンでした。守ってディフェンスしてしまったのでやられてしまいました。もっとアグレッシブにディフェンスをしていれば、相手のミスを誘いながらということもできましたが、やはり少し、勝てるのではないかという変な過信が失敗だったのではないかと思います。

――タイムアウトを積極的にとっている印象を受けましたが、どのような意図がありましたか

ちょっと雰囲気も悪かったのでメンバーを変えるなど、その辺りはいろいろなパターンを準備しています。本当は1-5の高いディフェンスをやればよかったのですが、相手もそんなにロングシューターがいないので、高くして間をあけるのが嫌だったので下げさせました。しかしそれが中途半端だったのかなと思います。

――リーグ戦の総括をお願いします

うちの持ち味を忘れちゃったのかなという感じです。持ち味というのは堅守速攻というのを言い続けてきましたが、それができませんでした。みんながっくりきている感じだと思いますが、インカレに向けてしっかりやっていくしかないですね。

――インカレに向けての改善点と意気込みをお願いします

やはりディフェンス、うちはディフェンスしかないと思いますので。ロングシューターがいるわけではないのでロングシュートで確実に点は取れないです。だからディフェンスで守って、相手をずらして、うちのペースで相手の嫌なプレーをするしかないですね。

青沼健太主将(社4=千葉・昭和学院)

――試合を振り返っていかがですか

序盤の良い流れを保てず、そこから自分たちの流れを一回も持ってくることができず、なんというか、このまま終わっていいのかという試合でした。

――早大のオフェンス、ディフェンスの総評をお願いします

ディフェンスは真ん中が少し低くなることはありましたが、全体としてボールにしっかりとあたることができていたし、簡単にカットインやサイドシュートを打たれていないというところでしっかり機能していたという感じです。オフェンスに関しては、速攻も含めて自分たちが課題としていた前に行き過ぎるというところが出てしまいました。そこは修正ポイントではありますが、気持ちの部分で前に前にというのは否定したくないので、その塩梅が難しかったという感じです。

――前半得点を重ねていましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

オフェンスに関しては、あれくらいやらないとチームに貢献したとは言えないと自分では思っています。ディフェンスに関しては、自分のところで低くなってカットインされたりパスカットを不用意に狙いに行って簡単にずらされたりしてしまいました。そういった部分で、オフェンスだけの選手みたいな印象がついてしまう試合になったのかなと感じています。

――点差が競る展開が続きましたが、チームとしてどのようなことを意識していましたか

やはりディフェンスからの速攻といったところでしたが、ルーズボールがなかなか取れなかったり横にはじいてしまったりして、速攻を出しきれないということが多々ありました。そこでセットオフェンスでしっかり時間を使うことや、単発でシュートを決めるということが1つも出てこなかったのが、自分たちで悪いリズムにしてしまった要因かなというところです。

――リーグ戦の総括と今後に向けた意気込みをお願いします

序盤は4連勝をして良い流れを作れました。逆に、そのまま連勝して優勝をして、と高ぶった気持ちでインカレに入るよりも、マイナス面のほうを見つめ直せるリーグだったと思います。この2週間で技術的な面は難しいかもしれませんが、気持ちはあげていくという意味で、インカレに向けて修正していければいいかなと思います。