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準硬式野球部

2021.10.16

東京六大学秋季リーグ戦 10月16日 早大東伏見グラウンド

関東王座出場に向け手痛い黒星 次戦で雪辱を果たせるか/明大1回戦

TEAM
早大
明大
(早)田中爽、安在、清水、大澤―網野
◇(本塁打)渡部(3号ソロ)(5回表)

 曇天の中行われた明大1回戦は、悔しい結果に終わった。1点ビハインドで迎えた5回、渡部椋雅主将(商4=神奈川・桐光学園)の左越えソロで同点に追いつくが、終盤に暴投が重なり2失点。関東地区大学・社会人王座決定戦(関東王座)進出が遠くなる、手痛い敗北を喫した。

 序盤、試合は投手戦の様相を呈す。相手先発にはエース高島泰都(4年)が上がった。立ち上がりは軸となる鋭い直球、さらに変化球を駆使して早大打線を翻弄(ほんろう)。3回までいずれも三者凡退に抑えられた。一方の早大先発は、前試合に引き続いての登板となる田中爽稀(法4=神奈川・柏陽)だ。田中爽は冴えわたる直球を投げ分け、ストライク先行の好投を披露。3回まで走者を出さず、両校一歩も譲らない戦いを見せた。

先発した田中爽

 均衡が破れたのは4回表。1番・渡部の中前打が流れを引き寄せた。盗塁と次打者の三振で1死二塁とすると、打席には好調の川原崚(商3=東京・早実)。引っ張った打球は右翼線を割る適時打に。その後は敵失により1死満塁の好機をつくると、岡田和也(スポ1=東京・国学院久我山)が投強襲適時打を放ち、この回2点のリードを奪った。しかし、その裏に拙守が露呈した。この回から登板した安在悠真(人3=早稲田佐賀)はボール先行ながらも粘り強い投球を見せるが、味方の守備がかみ合わない。1死一、三塁の場面で右翼手が落球し、同点に。さらに、後続を一ゴロに打ち取ったものの一塁手が悪送球。その間に走者が生還し、1点を勝ち越された。

 先制の直後に逆転を許してしまった早大。だが、直後の攻撃で再び主将が魅せた。この回先頭の渡部が3球目を振り抜くと、打球は左翼スタンドへ。「とにかく出塁しようという思いが良い結果につながった」(渡部)。リーグ戦単独トップとなる3号ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。

同点ソロを放った渡部主将

 同点に追いつき勝ち越しの機会を伺うが、エース高島をなかなか打ち崩すことができない。6回以降、早大が放った安打は2本。打線がつながりを見せず、二塁を踏むことができなかった。一方の投手陣は、5回から清水佑樹(スポ4=早稲田佐賀)を投入。立ち上がりを三者凡退に抑えると、その後は要所を締める投球を見せた。

 その後、試合が動いたのは8回裏。この時間帯から暗雲が立ち込め、視界が悪くなっていた。1死二塁の場面で捕手・網野幹太(法2=東京・早実)が球を見失い、これがワイルドピッチに。次打者の内野安打の間に1点を失った。さらに、左二塁打を放たれ出塁を許すと、後続に2つの暴投を生み再び失点。その後は制球が定まらず、連続四球を与えた清水はここで降板となった。あとを託された大澤龍登(文構1=埼玉・星野)が窮地を切り抜けたが、直後の攻撃で得点できずに万事休す。3―5で手痛い黒星を喫した。

 関東王座へ出場できるのは秋季リーグ戦上位2校のみ。今回の敗北により4位となった早大は、関東王座出場がかなり困難となった。しかし、上位校の戦況次第で、まだ出場の道が残されている。残り3試合いずれも勝利をおさめ、一縷(いちる)の望みに手をかけられるか。まずは2回戦で白星をつかみ、その手で雪辱を果たしたい。

(記事 小山亜美、写真 渡邊悠太、芦沢拓海)

コメント

池田訓久監督(昭60教卒=静岡・浜松商)

――今日の試合はいかがでしたか

 相手投手の高島君(泰都、4年)はレベルの高い投手というのは分かっていましたから、彼をどう攻略するかということに尽きると思っていました。4回に2点を先制できたというラッキーなこともあり、うちのペースでいけるかなと思いましたが、最後に暗くなったという不運な出来事も含めて野球ですから、勝った明治が強かったということです。グラウンドが見づらいという話もありましたし、通常のサインからブロックサインに切り替えたという普段やっていないという点で、うまく噛み合わなかったと感じます。

――敗因は何ですか。

 今日は根本的な野球への取り組み姿勢と、相手を倒そうという気迫ですね。例えば、打ち損じてフライになったとしても、落とす可能性があるので全力疾走したり、攻守交代の時に全力でやったりということを習慣として身についていれば必然的に野球の流れが来ると信じています。また明大の気迫を考えると、うちはベンチが静かすぎました。元気だったのは渡部椋雅主将(商4=神奈川・桐光学園)だけでした。

――投手陣はどうでしたか

 安在悠真(人3=早稲田佐賀)は守備も含めて不運がありましたが、4回の3失点は想定外でした。明大の打線はいいので、目先を変えようと思い継投でやっていく方針だったので、ある程度自分の思い通りに継投ができたと思います。ただ不運が重なって、安在が1イニングしか投げられなかったことだけは想定外でした。

――安在投手自体はそこまで悪くなかったように思います

 安在自体は悪くなく、粘りの投球をしてくれました。しかし、彼をサポートするために声かけや雰囲気の盛り上げがなく、その点は明大の方が勝っていたと思います。

――打撃に関してはいかがでしたか

  好投手に対して頑張っている感じもありましたが、3得点しかしていないので。4回に関しては集中して攻められたと思いますが、粘りが欲しいですね。相手のミスにつけこもうという指示をしていますが、打席に入ったらミスを呼び込めるように相手に対して構えて欲しいです。相手の高島投手は打たれてはいけないというつもりで投げていたと思います。川原崚(商3=東京・早実)が2打席目に右翼へ打ったのは、ボールが甘く入ったからだと思います。

――今後へどういう戦いをしたいですか

 試合前は4連勝しようと言っていましたが、結果を受け止めて、4年生のラストシーズンを悔いのない様にやり切って欲しいですね。

渡部椋雅主将(商4=神奈川・桐光学園)

――今日の試合を振り返っていただきます。

 僅差(きんさ)のいい試合だったと思うのですが、今日の試合をものにできなかったというのは、チームにとって大きな痛手で悔しいです。

――今日の試合はどのような意気込みを持って臨みましたか

 関東地区・大学社会人王座決定戦(関東王座)出場の可能性があるということなので、そこを目指して4連勝しようという中で、その先駆けとなるいいピッチャーとの対戦ということが分かってたので、しっかり勝ちきりたいという気持ちで臨みました。

――5回のソロについて振り返っていただこうと思います

 ランナーのいない状況で、1番に起用してもらったので、とにかく出ようと思ったことがいい結果につながりました。

――今日の投手陣と守備陣を振り返っていただこうと思います

 投手もよく投げて、野手もしっかり守ったので、ミスをあったかもしれないが、そこをどれだけ切り替えて望めるのかと思っているので、明日も期待したいと思います。

――試合後のミーティングでは、どのような話をされましたか

 明日に向けて、とにかくやれることをやっていこうという話をしました。

――明日への意気込みをお願いします

 関東王座の可能性がどのくらいあるか分かりませんが、最後の秋リーグをしっかり勝ちきっていい形で終わりたいなと思っているので、それに向かって明日も頑張りたいです。