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ヨット部

2021.10.15

第88回関東学生選手権 10月9、10日 神奈川・葉山沖

盤石の走りで総合5連覇を達成

 秋の気配も濃くなる10月中旬。全日本学生選手権(全日本インカレ)の前哨戦とも呼ばれる関東学生選手権の決勝レースが幕を上げた。今大会では3日間で8レースが行われたが、470チーム、スナイプチーム共に盤石の走りを披露。2位の慶大と81点の差を付け、総合5連覇を達成した。

 

 日によって風向きが変わり、微風と強風が吹く中でのレースとなった今大会。470級では2日目までトップフィニッシュこそないものの、全艇が安定感のある走りを見せる。すると、迎えた最終日。1レースのみが行われる中で、倉橋直暉(スポ3=福岡・中村学園三陽)・松本健汰(政経4=東京・早大学院)組が1位を獲得。「昨日の反省が今日の順位につながった」とこのレースを振り返った。

 

マーク付近でスピネーカーを張る倉橋・松本組

 

 一方のスナイプ級では、蜂須賀晋之介(スポ4=茨城・霞ケ浦)・河崎元紀(スポ2=神奈川・鎌倉学園)組が8レースの内、4レースでトップを飾るなど快走。エースとしての実力を示した。加えて、尾道佳諭(スポ4=山口・光)・白石誉輝(スポ2=神奈川・深沢)組も最後の8レース目を1位でフィニッシュし、服部陸太(スポ1=神奈川・鎌倉学園)・川合大貴(商4=埼玉・早大本庄)/鶴岡由梨奈(社3=東京・立教女学院)/芝崎鉄平(スポ4=東京・三鷹中教高)も順位を大きく崩すことなく、レースを展開。この結果、両クラスで首位となり、5年連続の総合優勝を果たした。

 

レースに向かう尾道・白石組(左奥)と大久保/服部・川合/鶴岡/芝崎組

 

 慶大、日大といった関東の猛者を退け、完全優勝を飾った早大。470級、スナイプ級の両チームで順調な様子をうかがわせた。しかし、「冷静さを欠いた時に大きく順位を落としてしまった」(尾道)と話すように課題も残る。今月末から開催される全日本個人選手権、そして連覇が懸かる全日本インカレに向けては、万全の状態でレースに臨みたいところだ。

(記事 足立優大、写真 七澤拓未)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

▽470級

早大(倉橋・松本組、小泉凱皇(スポ4=山口・光)・田中丸武(商2=早稲田佐賀)/上園田明真海(スポ4=大分・別府翔青)組、西村宗至朗(社4=大阪・清風)・新井健伸主将(商4=東京・筑波大付)組) 184点 1位

 

▽スナイプ級

早大(蜂須賀・河崎組、尾道・白石組、大久保/服部・川合/鶴岡/芝崎組) 209点 1位

コメント

スナイプ級スキッパー尾道佳諭(スポ4=山口・光)

――大会全体を振り返っていかがですか

前半は上手くレースを運べていたのですが、2日目の最初の2レースでは、いつものようなスタートが切れず、走りとコース展開で後れを取ってしまいました。冷静にレースができた時は前を走れるのですが、冷静さを欠いた時に大きく順位を落としてしまったので、そこは課題ですね。

――2日目は北風でのレースとなりましたが、その影響はありましたか

元々北風は得意な風なのですが、いつもならしないような走りを前半の2本でしてしまいました。ただ、後半の2本では改善できて順位も上がったので、そこはよかったです。

――スナイプチームとしてはどういった走りを展開することを、今日のレースでは考えていましたか

昨日の反省を生かしながらシンプルにスタートラインに早く並び始めて、ロスが少なく、風があるところを走ろうということを話していました。その中でスタートは全艇が成功したのですが、そこから徐々に大久保(優輝、創理3=東京・早実)や蜂須賀(晋之介、スポ4=茨城・霞ケ浦)の艇が順位を落としてしまったので、改善点や反省は多くあります。それでも、大久保と蜂須賀も順位を上げてくることができたので、その点はよかったと思います。

――ご自身としては最後のレースを1位でフィニッシュしました。感触はいかがでしたか

スタートした時点で、1位が取れると思っていました。そもそも微風が好きということもあるのですが、走る場所によって風速差が大きくなるという微風の特徴を意識しながら走っていました。

――最後に今後の意気込みをお願いします

チームとしては全日本学生選手権で総合優勝することと、個人としては全日本個人選手権で優勝したいと思っています。

470級スキッパー倉橋直暉(スポ3=福岡・中村学園三陽)

――大会全体を振り返っていかがですか

個人的な話で言えば、練習通りのことができていなかったということが一番の反省です。特に動作でミスがあり、いつもであれば落ち着いてできるところを手間取って、雑になってしまいました。また、そういった防げたミスがほとんどのレースで見られたので、動作の質が焦りから低いレベルになってしまったことは今後、改善していきたいです。

――1日目のレースはいかがでしたか

1日目は追いかけるレースが多く、自分のスタートがよくない中でどう順位を上げるかを常に考えていました。1、3レース目はそれで追い上げることができたのですが、2レース目で焦りからレースが上手く展開できなかったので、それはかなりマイナスに働いてしまいました。

――2日目は北風の中でのレースとなりました。何か対策などはありましたか

艇団の外の風ををつかめば、風に乗って艇を進めることができるので、対策としては艇団の外にいて、内側に入らないということを意識していました。

――クルーの松本健汰(政経4=東京・早大学院)選手とはどういった言葉を交わしていましたか

自分が焦った時に頑張って次で抜かそうということを言ってくれて、僕もそれで立ち直ることができました。さらには、風や艇団などを見てもらい、僕が走りに集中するためにそういった周りの状況を伝えてもらうことで、コミュニケーションは多く取っています。

――最後の8レース目はトップで終わりました。感触としてはいかがでしたか

昨日、動作の質というところを反省して、それを生かすことができました。今日は質の高いジャイブで艇を前に進めることができていたので、昨日の反省が今日の順位につながったのかなと思います。

――470チームとして、全日本学生選手権(全日本インカレ)までに克服したい課題はありますか

風が強い時のランニングですかね。特に日本大学に対しては、ランニングのゲインで抜かれていることが多いので、チームとしてはそこを全日本インカレまでに強化したいと思います。