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体操部

2021.10.13

関東学生交流大会、関東学生新人選手権 10月8〜10日 茨城・笠松運動公園

交流戦で武井が個人総合優勝! ルーキーらも収穫と課題を得た大会に

 10月8日から3日間にわたって、茨城県で関東学生交流大会(交流戦)と関東学生新人選手権(新人戦)が行われた。早大からは交流戦に2年生以上の6名が出場。全ての種目に出場した武井優介(スポ3=東京・松陰)は男子個人総合で優勝し実りある大会に、齊藤司(スポ4=愛知・名城大付)は公式戦を締めくくる最後の大会となった。新人戦には、磯村周(スポ1=三重・暁)、鶴木康成(スポ1=埼玉栄)、向中野蓮(スポ1=千葉・市船橋)の3名が出場し、思い思いの演技を披露した。

  大会2日目に演技を披露したのは、交流戦に出場した齊藤、板倉子龍(スポ3=福井・鯖江)、武井、濱野魁(スポ3=京都・洛南)、小澤直也(文3=茨城・茗溪学園)、田口陸斗(スポ2=福岡・自由ヶ丘)の6選手だ。
 早大の最初の種目はあん馬。この種目で田口は難度を上げた構成で臨み見事成功。「少し自信になりました」(田口)と試合を振り返る。他方で武井はミスなく演技を通し切るも、今後の課題として「周りの選手に比べて難度点が低い」ことを挙げた。続くつり輪では、新しい力技を構成に入れて臨んだ武井。新技を点数につなげることができ、13.850の好スコアをマークした。3種目目の跳馬では板倉が14.000のスコアをマークし、種目別で3位に輝いた。
 早大の部員の応援にも拍車がかかる後半。平行棒と鉄棒で安定の演技を見せた齋藤は「自分らしい演技ができた」と振り返る。最終種目はゆか。田口が練習から意識していた着地をまとめ上げ、13.950の好スコアで種目別優勝を果たした。
 6種目全てに出場した武井が合計で81.100のスコアを記録し見事優勝。今大会の目的として、試合の感覚を取り戻すことを挙げていたが、「結果的に優勝できたのは、今後の自信になる」(武井)と笑顔をのぞかせた。

個人総合で優勝を果たした武井

 大会最終日は、体操部のルーキーらが奮闘。6種目全てに出場したのは鶴木と向中野。磯村はゆか、あん馬、つり輪、跳馬の4種目で演技を披露した。
 鶴木はゆかで、向中野は得意種目のあん馬で思わぬミス。「いつも失敗しないところで(ミスを)してしまった」(向中野)と悔しさをにじませた。気持ちを切り替え臨んだ4種目目は跳馬。鶴木は難度を下げ、安定感のある演技を披露し13.900の記録をマークした。続く平行棒で苦手意識のある中、うまくまとめ上げたのは向中野。種目別で8位入賞と結果につなげた。最終種目の鉄棒では、鶴木が健闘。苦手種目であることから演技構成に課題は残ったものの「美しさで点数を取れた」(鶴木)と演技を評価した。
 総合では、6種目全てに出場した向中野が10位、鶴木が26位を記録。コロナ禍で思うように試合経験が積めない今、試合の感覚を取り戻せたことに安堵したルーキーたち。実践経験を積み一回り大きくなった1年生が、今回得た課題を胸に今後の早大を作り上げていく。

今大会が最後の公式戦となった齊藤

 出場した選手それぞれが課題や実りを得た今大会。次戦は24日に行われる早慶戦で、部員全員が1種目以上出場する予定だ。通算68勝目に期待がかかる伝統の一戦では、ルール変更に向けた新しい演技構成や公式戦とはひと味違う攻めた演技に注目だ。

(記事、写真 足立涼子)


結果
交流戦 男子個人総合
選手名 ゆか あん馬 つり輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計点 順位
齊藤(スポ4) 11.800 10.950 11.700 12.250 12.800 12.750 72.250 10位
板倉(スポ3) 10.800 14.000 13.750
小澤(文3) 9.050 11.700
武井(スポ3) 13.900 12.900 13.850 13.750 13.750 12.950 81.100 1位
濱野(スポ3) 13.050 13.200
田口(スポ2) 13.950 13.200 13.800


新人戦 男子個人総合
選手名 ゆか あん馬 つり輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計点 順位
磯村(スポ1) 11.500 9.800 12.150 12.100
鶴木(スポ1) 11.450 11.150 12.100 13.900 12.700 12.400 73.700 26位
向中野(スポ1) 13.050 12.500 12.000 13.550 13.150 12.300 76.550 10位


コメント※このインタビューは後日リモートで行われたものです

齊藤司(スポ4=愛知・名城大付)

――最後の公式戦となったと思います。試合を終えて現在の心境はいかがですか

インカレが辞退という形になったので、最後試合で締めれて良かったなと思います。

――コンディションはいかがでしたか

練習できない期間が続いて、それが明けて短い期間での試合となったので正直良くはなかったです。試合の内容も良くはなかったと思います。

――順位や点数はどのように受け止めていますか

正直、良くないですね。ただ今回は締めるということで、出ることに意味を持っていたので気にしてないです。

――全体を振り返っていただき、良かった点と反省点があれば教えてください

最初のあん馬やつり輪では、久しぶりの試合で結構固くなってしまって、失敗とかも出てしまったんですけど、後半は仲間とかが励ましてくれていい演技ができたんじゃないかなと思います。

――特に良かった種目はありますか

良かったのは平行棒と鉄棒なんですけど、昔からやっている演技構成で、自分らしい演技ができたかなと思います。

――中止や延期などコロナ禍でイレギュラーな2年間だったと思います。先輩として引っ張る2年間はどんな年になりましたか

そうですね、中止になったりもそうなんですけど、先輩として部の管理というのが少し甘かったかなと反省しています。ただ、その中でも部の仲間たちと残念だったけれど次頑張ろうというふうに励まし合って、先輩としてはそういうところでは引っ張っていけたのかなと思います。

――後輩に期待することはありますか

武井とか今回優勝していますし、その学年でも強い選手がいっぱいいるし、その下の渡邉(渡邉向祥、スポ2=千葉・市船橋)も今年NHK杯とか出場していますから、競技力の面では何も心配していないので、今後すごく期待したいなと思います。

――残すところ早慶戦のみとなりました。現在のチームの状態はいかがですか

インカレ辞退のちょっと後とかは、落ち込みムードだったと思うんですけど、今は次頑張ろうというふうに前を向いたよい雰囲気になっていると思うので、早慶戦から励んでいけばいいんじゃないかなと思います。

――次期主将はもう決まっているのでしょうか

はい。もう代替わりも済んでいて私は副将は降りて、任せています。

――どなたが引っ張っていくのでしょうか

藤尾(藤尾拓海、スポ3=岡山・関西)です。彼に任せれば問題ないと思います。

――齊藤選手自身は、どんな試合にしたいですか

交流戦は内容はあまり良くなかったんですけど、ゆかは自分が一番得意だなと思っている種目で、早稲田に入る際に監督が目をつけてくれたのがゆかだったので、それで締められるというのはいいかなと思うので、いい試合をしたいと思います。

武井優介(スポ3=東京・松陰)

――久しぶりの試合だったと思いますが、試合を終えて現在の心境はいかがですか

今思い返すと、久しぶりだったので結構緊張した試合だったかなと思うんですけど、でも早稲田のみんなで盛り上げてできた試合だったので、楽しくできたかなと思います。

――個人総合で優勝されましたが、この順位や記録はどのように捉えていますか

試合前は優勝しようという意識はちょっとはあったんですけど、どちらかというと試合の感覚とかを取り戻すという感じで。今年初めての試合だったので、そっちの方の意識がすごいあって。でも結果的に優勝できたのは、今後の自信になるかなと思います。

――今大会のコンディションはいかがでしたか

正直言って調子はあまり良くなくて。自粛が明けて3〜4週間くらいしか練習できなくて、いつもだったら練習を積めているところだったんですけど、練習も積めていなかったし体も結構きつい状態で臨んで、良くはなかったんですけど、気持ちでなんとかしたという感じですね。

――最も良かった種目と反省点が残る種目があれば教えてください

良かった種目はつり輪です。新しい力技を入れて臨んだんですけど、ちゃんと技としてとってもらえたりして、点数的にも6種目の中でもいい点数を取ることができたのでそこは良かったかなと思います。良くなかった種目で言うと、あん馬と跳馬です。あん馬は苦手種目なんですけど、難度点が結構低くて。ミスなく通し切ったことは良かったんですけど、周りの選手に比べて難度点が低いとうのが、これからの課題になると思います。跳馬も難度点が低いし、着地が乱れてしまったので、そこは今後の課題にしていきたいと思います。

――今大会で得た収穫はありますか

大学に入った試合で初めて個人総合で80点以上を取れたというのが、すごい大きな収穫になったかなと思います。今後の試合に自信がつくような大会になったのかなと思います。

――早慶戦では何の種目に出場されるのでしょうか

6種目全てに出場予定です。

――どんな演技をしたいですか

年明けからルールが変わるので、それに向けて構成も少し変えて、難度とかも上げていこうかなと思います。

――早慶戦に向けてチームの状態はいかがですか

けがをしていない選手は、シーズンが終わって新しい技とかに取り組んでいて。進んで新しい技に取り組もうという雰囲気にはなっていて、新ルールに向けて頑張ろうというよい雰囲気になっていると思います。

田口陸斗(スポ2=福岡・自由ヶ丘)

――久しぶりの試合だったと思いますが、試合を終えて現在の心境はいかがですか

久しぶりの試合で緊張もあったんですけど、ワクワクする気持ちもあって、楽しかったなという印象です。

――今大会のコンディションはいかがでしたか

試合前からいい感じだったので、自信もまあまあありました。

――演技の構成はこれまでと変更されたのでしょうか

あん馬は難度を上げて初めての試合だったので、それで成功できて少し自信になりました。

――それぞれの種目を振り返っていただき、良かった点があれば教えてください

あん馬は、そこでちょっと危ない部分もあったけど、大きなミスなくできたので、いい流れができたかなと思います。跳馬は、かなりいい出来だったので良かったです。最終種目はゆかで、着地を練習から意識していたので、そこをいい感じにまとめられて良かったです。

――反省点の残る場面はありましたか

あん馬はまだ危なっかしいところがあったので、そこをもう少し修正してEスコアを取れるように練習していきたいなと思います。

――今大会で得た収穫はありますか

今回の試合は、試合中の雰囲気とかが結構良くて、緊張もしたけど力に変えられたので、そこは良かったなと思います。また来年に向けて、ルール変更があるので、それに対応していけるように冬場頑張りたいと思います。

――早慶戦ではどのような演技をしたいですか

ゆか、あん馬の2種目出場する予定ですが、今回の反省も活かしつつ、今の所あん馬は新しい技を入れられたらと思います。

――早慶戦に向けてチームの状態はいかがですか

今回出れていない人は、試合自体が久しぶりになると思うので、全員1種目は出場する感じになっていて、みんなで団結して頑張れたらなと思います。

鶴木康成(スポ1=埼玉栄)

――早大で初めての公式戦だったと思います。試合をどのように位置付けていましたか

大学で出る初めての大会だったので、やっぱり思い切った演技ができたらいいなと思っていました。

――試合を終えて現在の心境はいかがですか

実際に試合が終わってみて、内容的にはまだ全然ダメで、力不足だなと感じたので、この冬もっと練習を積んでいきたいなと改めて感じました。

――今大会のコンディションはいかがでしたか

コンディション自体は、試合前からそんなに良くはなくて、試合大丈夫かなという不安のままいって、その不安通りになってしまったかなと思います。

――構成に関してはどんなふうにして臨んでいましたか

インカレに出る予定だったんですけど、それがなくなってしまってしばらく体操ができなくて。新人戦に向けて練習を始めたときに体力とかが落ちてしまっていて、やりたかった構成とかはできなくて少し難度を落とした構成になってしまいました。Eスコアで取ろうという構成にしたんですけど、最初の種目でミスが出てしまって、ぼろぼろと言ってしまったかなという感じです。

――新人の個人総合で26位という順位はどう受け止めていますか

もっと上に行けたかなと思っています。ミスをいくつかしてしまったので、そのミスがなければもっと上に行けたのではないかなと思っています。

――最も良かった種目について教えてください

最も良かった種目は鉄棒ですかね。自分の苦手種目で、難度とか演技構成自体は難しい構成ではないんですけど、美しさで点数を取れたのかなと思います。

――反対に、反省点の残る種目について教えてください

ゆかとあん馬です。ゆかは本来ミスをしないようなところでミスをしてしまったので、気が抜けてしまったのかなという感じがします。

――スコアは跳馬が最も良かったと思います。この点数はどう受け止めていますか

跳馬は、本来跳びたかった技より一個下の技になってしまったんですけど、その分安定した演技ができて、いい跳躍はできたのかなと思います。

――6種目全て出場されたと思いますが今大会で得た収穫は何かありましたか

6種目の試合をするのが1年ぶりだったので、試合感を久しぶりに感じられたのかなと思います。その試合感を意識した練習をしていかないといけないのではないかなと思いました。

――今後どのような課題に取り組む予定ですか

自分は演技構成自体はそんなに難しくないので、もっと難度を上げた技とかを取り組んで、来年の東日本インカレや全日本インカレに出れるように頑張っていきたいなと思います。

――早慶戦では、どのような演技をしたいですか。意気込みを教えてください

早慶戦では、ゆかとあん馬と跳馬に出るんですけど、どれも苦手ではなくて、自分の中では点数を取れる種目なので、点をとってチームに貢献できたらなと思います。

向中野蓮(スポ1=千葉・市船橋)

――全日本体操種目別選手権以来の大会だったと思います。試合をどのように位置付けていましたか

関東の新人戦だったので、上位を狙いに行くというよりは、自分が満足できる演技をしたいなと思っていました。

――緊張などはしましたか

緊張はそこまでしませんでした。演技直前は少ししましたが、そんなにでもなかったです。

――全体を振り返っていかがでしたか

練習の段階からあまり仕上がりというか、完成度が高くなくて。その中で臨んだ試合だったのですが、大きなミスは一つしてしまいました。それ以外はまとめることができたんですけど、所々小さいミスをしてしまったので、反省すべき点だと思います。

――構成に関してはどんなふうにして臨んでいましたか

ほとんど変えず、そのままやりました。

――最も良かった種目、反省が残った種目について教えてください

最も良かった種目は平行棒で、一番反省が残ったのはあん馬です。

――その理由はどういったところにあるのでしょうか

平行棒は、普段から苦手というか、通らないことが多い種目だったのですが、今回はちゃんとまとめられたのが良かったかなと思います。あん馬は、得意種目だったのですが、いつも失敗しないところでしてしまったので、油断がちょっとあったかなと思います。

――今大会で得た収穫は何かありましたか

6種目やるという試合が1年ぶりとかだったんですよ、コロナとかの関係で。なので、その試合の感覚を久しぶりに味わったというか、体に思い出させて感覚が戻ったというのが良かったかなと思います。

――今後どのような課題に取り組む予定ですか

今後は、関東圏内なら今のままで戦えるかもしれないですけど、インカレとかなった時に通用する演技構成にまだなっていないので、しっかり揃えられるようにしたいなと思います。

――早慶戦では、どのような演技をしたいですか。意気込みを教えてください

早慶戦は、色々チャレンジしたいことがあるので、攻めた演技をしたいと思います。