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バスケットボール部

2021.10.12

第97回関東大学リーグ戦 10月10日 東京・日本体育大学世田谷キャンパス

中盤粘れず、手痛い敗戦

 全11試合を戦い抜く関東大学リーグ戦(リーグ戦)は4試合目を迎える。ここまでの戦績が1勝2敗と負け越している早大は、同じく1勝2敗で並ぶ中大と対戦した。序盤は両者ゴールに嫌われ、なかなか得点につながらない。第2Qの初め、F宮川丈クレイトン(商3=愛知・千種)が泥臭いプレーで奮闘するが、中大のディフェンスやリバウンドに苦しみ、流れをつかみきれないまま33-38で前半を終える。第3Qは開始から、点を取り合う展開となるが、「我慢ができずにファストブレイクなどで一気に離されてしまった」(宮川)ことで、試合の流れは中大に傾く。最後まで焦らないゲーム運びを見せた中大を前に、第3Qの点差を追いつくことはできず、75-91で敗戦した。

 序盤は両チームの得点が入らない状況となったが、その後は堅いディフェンスからの速攻で、中大にリードを奪われる。対する早大も宮川とG土家大輝(スポ3=福岡大大濠)のスリーポイントやバスケットカウントで応戦し、逆転。17-15と拮抗(きっこう)した点数で第1Qが終了。続く第2Q、宮川のスリーポイントで先制すると、合わせプレーやオフェンスリバウンドで得点を重ね、一気に9点差まで開く。流れを引き寄せるかと思われたが、ここで中大エース・渡部琉のドライブや高いブロックショットが冴えわたる。さらに早大のオフェンスにもミスが続き得点を奪えないまま、中大に追いつかれた。第2Q終了間際にはF宮本一樹(スポ4=神奈川・桐光学園)のアンスポーツマンライクファウルから中大に連続で得点されるなど、悪い流れの中、33-38で試合を折り返す。

泥臭いプレーでチームを鼓舞した宮川

 前半戦とは打って変わり、第3Qは外角のシュートを打ち合う展開となる。早大は6本のスリーポイントを沈めるが、中大にも6本を返され、思うように追いつけない。この均衡が破られたのは、中大のオフェンスリバウンドからだった。残り3分で12点差まで離され、たまらずタイムアウトを要求。早大は神奈川大戦でも見せた2ー3のゾーンディフェンスを仕掛けるが、「相手がゾーンディフェンスだと分かっている状態」だったと宮川。流れは変わることなく最終第4Qへ。第3Qと比べ、リバウンドへの意識は高まった。しかしオフェンスのミスなどもあり、なかなか点差は縮まらない。さらに残り3分、F星川堅信(スポ3=京都・洛南)がけがで退場。オールコートでプレッシャーをかけ続けた早大だが、中大のボール回しに時間を使われ、75-91でタイムアップ。第3Qで離れた背中に追いつくことはできなかった。

試合を通して、果敢に攻めた土家

 試合終了後、「ここを落としてしまったのはとても悔しい」と言葉を漏らした宮本。相手のリズムに乗りすぎず、自らのバスケットスタイルを押し出すことができれば、勝ち筋も見える試合だったはずだ。次戦の相手は、多くの実力者が集う白鴎大。留学生選手も擁(よう)する手強いチームだ。リーグ戦開幕から主力選手の負傷が相次ぐ苦しい状況だが、「挑戦者として今日の負けをしっかり反省して、切り替えてやっていきたい」(宮本)と4年生は勝利のために前を向く。

(記事 落合俊、写真 大滝佐和)

第97回関東大学リーグ戦 10月10日(vs中大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

17 16 23 19 75
中大 15 23 32 21 91

◇早大スターティングメンバー◇
F#7 宮本一樹(スポ4=神奈川・桐光学園)

G#12 土家大輝(スポ3=福岡大大濠)

F#13 星川堅信(スポ2=京都・洛南)

F#14 小野功稀(社1=新潟・開志国際)

F#77 石坂悠月(スポ1=東京・国学院久我山)

コメント

宮本一樹(スポ4=神奈川・桐光学園)

――試合を終えて、率直な感想をお願いします

先週神奈川大に勝って、今日勝てば白鴎大戦や日大戦につながると思っていました。中大が持っている力は自分たちと同じくらいなので、ここを落としてしまったのはとても悔しいです。

――今試合はどのような目標を持って臨みましたか

インカレチャレンジマッチの下位4チームに入らないために落とせない試合だったので、そういう気持ちで練習には臨んでいました。先週神奈川大に勝って良い流れに乗っているという感覚があり、今日も入りは悪くなかったです。けれど、津田(誠人主将、スポ4=京都・洛南)の負傷がチームとして損失が大きくて。津田は高さでも利点になっていたので、今日はリバウンドもきつかったです。そこを言い訳にしてはいられないのですが、やはり影響が大きかったです。

――インサイドでの得点が伸びなかったようでしたが、相手のディフェンスはいかがでしたか

先週までの試合で結構インサイドをやっていたこともあって、中大はインサイドを対策してきていました。僕がボールを持った瞬間に2人寄ったりして、僕があまり1対1をできず、リバウンドもなかなか取れず、インサイドでの得点があまり伸びなかったなという印象です。

――第3Qでゾーンを仕掛けた意図は

第1Qは同点くらいで、第2Qで最初に流れが来て自分たちが10点差くらいつけたあとに、くだらないターンオーバーやミスから逆に20点差くらいつけられるという展開になってしまって。そこで我慢をすればよかったのですが、第3Qの入りで何か仕掛けないと負けてしまうかたちになったので仕掛けました。でも、それが戦術のミスというか、裏目に出てしまって。最初はスリーポイントを打ち合って両チームとも入っていましたが、途中から中大の勢いを止められなくなってしまいました。

――なかなか追いつくことができませんでしたが、試合中はどのようなことを考えていましたか

あまり良くないのですが、僕らは今日のようなゲーム展開になることが多いです。でも、10点差以内でついていけば、第4Qの最後につなげられるという感覚を持っています。今日もそのようにやっていましたが、第3Qで相手を止められなかったときに点差がどうしても開いてしまって。思い切ってシュートを打つしかないとクイックな攻めでスリーポイントを打っていましたが、追いつくことができずに終わってしまいました。

――次戦に向けて、意気込みをお願いします

今までは中2日や3日で試合がありましたが、今週は大きく空くので、僕らは人数も少ないですし、体をしっかり休めたいと思います。白鴎大も日大も強いチームですが、僕らは絶対に負けないです。挑戦者として今日の負けをしっかり反省して、切り替えてやっていきたいと思います。

宮川丈クレイトン(商3=愛知・千種)

――試合を終えて、率直な感想をお願いします

前半はかなり粘り強く戦えていました。津田さんと龍海(兪龍海、スポ3=神奈川・桐光学園)という、中心的に活躍している2人がおらず力がない中でも、必ず勝たなければならないという気持ちでした。中大はここ3試合調子が良く、流れに乗せないような入りにしようと話していて、前半の終わり方以外はオフェンスリバウンドなどで粘り強くできていたのは良かったと思います。けれど後半に入って、お互いスリーポイントが当たっていました。そこで我慢できずに外のシュートに頼りすぎて、インサイドを使えなかったです。そこの我慢ができずにファストブレイクなどで一気に離されてしまったところが、勝負の分かれ目だったなと感じています。

――相手にオフェンスリバウンドを取られる場面が見られました。中大のインサイドに対するディフェンスはどのように感じていましたか

ポストアップなどファーストオプションとしてのディフェンスは、そこまでやられたというイメージはないのですが、やはりリバウンドのところで中大の古河ウェスリー選手と吉田崇紘選手につながれすぎだと思います。こっちもオフェンスリバウンドでつなぐことはできていましたが、ディフェンスでそこを止められなかったのは大きかったです。

――オフェンスリバウンドを取りに行く時、どのような部分を意識していましたか

いつも上のポジションをやっていて、あまり4番ポジションはやらないので、向こうも油断しているというか隙がありました。初めは行くつもりは見せずに、いきなり飛び込むことを意識していました。倉石平ヘッドコーチ(昭和54教卒)も、オフェンスリバウンドは飛び込みに行けと言っていたので、小野(功稀、社1=新潟・開志国際)や星川もいるのですが、彼らシューター以上に自分は泥臭いところでやらなければいけないと思っていました。

――試合を通して課題はありましたか

2つあると思います。1つはガードのターンオーバーです。前半の最後では、神田(誠仁、社3=静岡・浜松開誠館)のターンオーバーが出てしまい、そこで離れてしまいました。倉石ヘッドコーチに、ボールは早めに離して、ガードが持ちすぎるなとよく言われるのですが、そこが課題として出てしまい、ターンオーバーが増えて、チームの安定性が失われたと思います。もう1つは、ディフェンスリバウンドです。特に後半のゾーンでは、マッチアップではない時に、ズレができて、体をぶつけてリバウンドを取りきれないことは課題として出たかなと思います。

――ゾーンディフェンスはどのような意図を持って仕掛けましたか

身長がないので、マンツーマン以外の変則的なディフェンスを仕掛けることで、相手を混乱させることを考えていました。いつものゾーンディフェンスでは、マンツーマンかゾーンか分からないディフェンスのやり方を意識しているのですが、相手がゾーンディフェンスだと分かっている状態で、ゾーンに対するアタックを仕掛けられるということが多かったです。変則的なディフェンスで流れを変えたいというのはあったのですが、相手はそれに順応しつつ落ち着いてシュートを打って、最後リバウンドまで来るという流れがあったので、そこは相手の方がうまかったと思います。

――次戦に向けて、意気込みをお願いします

星川が途中で抜けてしまって、次出られるか分からない状況です。龍海も出られるか分からず、不安定なチーム状況ではありますが、今回出たガードの課題とリバウンドというところを突き詰めたいです。最後はシューター陣のシュートが入れば、身長が低くても勝てる実力はあると思うので、しっかりと課題を直していきたいと思います。