メニュー

ハンドボール部

2021.10.12

関東学生秋季リーグ 10月10日 埼玉・駿河台大学体育館

堅守崩され今秋最多失点 筑波大に敗戦し、手痛い連敗となる

 前日の中大戦に敗れて優勝の可能性はなくなったものの、リーグ戦上位進出のためにこれ以上負けるわけにはいかない早大。 連戦となったこの日は、パワーのあるセットオフェンスを持ち味とする筑波大と対戦した。3試合ぶりの勝利をつかみとりたい早大だったが、序盤からフィジカルで押し込んでくる相手に終始ペースをにぎられる苦しい展開となった。前半は筑波大の時間をかけた攻撃の対応に苦しみ失点を重ね、6点差をつけられて折り返す。後半は一時守りからリズムをつくり点差を詰める場面もあったが、最後は突き放され28-34で敗戦。今リーグ戦初の連敗となった。

 「持ち味であるディフェンスからの速攻というプレーができず、終始相手のペースで試合が進んでしまった。」と永橋優太朗(スポ3=千葉・市川)が語るように、早大らしさが出せない苦しい試合となった。試合開始直後、先制点を奪うべく立て続けにシュートを放つも決めきることができない。逆に先制点を相手に奪われるとパワーのある相手フローター陣に押し込まれるシーンが続く。退場者が出たことで数的不利な状況になり、相手に連続得点を許す展開となってしまう。リードを奪われた早大は点差を詰めようと山田和直(スポ3=群馬・富岡)、狩野直樹(スポ2=埼玉・浦和学院)が立て続けにロングシュートを放つなど積極的な攻撃を見せる。しかしオフェンスでのミスから相手の速攻といったシーンが続いたこともあり、点差はなかなか縮まらない。 それでも前半終盤には神前伶(スポ3=埼玉・浦和実)のサイドシュートを軸に点数を重ねて粘りを見せ、12-18で前半を折り返した。

ゴールを狙う神前

 逆転を目指し、後半のスタートから勢いに乗りたい早大だったが、 得意とする速攻でのミスが続き流れを引き寄せられない。 逆に前半からの勢いに乗る相手に連続得点を奪われ、13-23と最大10点差をつけられる。 逆転のために何とか状況を打開したい早大は、後半中盤以降ディフェンスシステムの変更に踏み切る。「早め早めに相手に攻めさせてこっちのペースにというのをやっていきたかった」と青沼健太主将(社4=千葉・昭和学院)が振り返るように、徐々に早大のかたちが見え始める。 得意とするディフェンスからの速攻のかたちが徐々に表れはじめ、青沼、永橋の連続得点もあり残り5分で4点差まで詰め寄った。しかし、最後は力尽きたワセダセブン。筑波大に敗戦し、リーグ戦は4戦勝ちなしとなった。

シュートを放つ永橋

「相手はやりたいことができてこっちはやりたいことができなかった」と神前が言うように、今までの相手とは異なる、時間をかけたセットオフェンスをする筑波大への対応に苦しんだ今回の試合。早大は、得意とする堅守からの速攻をなかなか繰り出せなかった。しかし後半の中盤では、自分たちの時間をつくった場面も確かにあった。次戦は関東学生秋季リーグ最終戦となるが、その先には1年の集大成となる全日本学生選手権(インカレ)が控えている。 良い状態でインカレを迎えるためにも、ここまでの試合で出た課題を修正し、次戦で悪い流れを断ち切りたい。早大らしいハンドボールでリーグ最終戦を勝利で締めくくり、勢いに乗ることができるか。次戦、法大戦に期待したい。

(記事 出口啓貴、写真 澤崎円佳)

関東学生秋季リーグ
早大 28 12ー18
16-16
34 筑波大
GK 中村匠(スポ4=千葉・市川)
CP 山田和直(スポ3=群馬・富岡)
CP 青沼健太(社4=千葉・昭和学院)
CP 中惣健友(スポ3=石川・小松)
CP 永橋優太朗(スポ3=千葉・市川)
CP 佐藤法俊(スポ4=長野・屋代)
CP 神前伶(スポ3=埼玉・浦和実)
コメント

青沼健太主将(社4=千葉・昭和学院)

――試合を終えて、今の感想をお願いします

点差的にも前半から筑波大ペースで進んでいって、後半の中盤からようやく自分たちのペースをつかめたのですが、もう少し早く自分たちの流れに持ってくるように自分たちで鼓舞しないといけなかったなと思います。

――早大のオフェンス・ディフェンスはどれくらい機能していましたか

総評するとよくて30、40点。オフェンスは割とボールを動かせていたのですが、筑波大学がどんどん前に出てきてそれに対してうまく攻めきれなかったという印象があります。ディフェンスに関しては打たせたいところに打たせていたのですが、それがどんどん入ってくるので、向こうが調子づいて他の選手もどんどん呼応するようにいいシュートを打っていたのでそれを修正したかったですね。

――後半の中盤持ち直したような印象がありましたが、どのようなことを意識してプレーしていましたか

そうですね、システム変更をして1人が高く出るディフェンスにしました。ぼくらが下がっていると相手は時間を使ってオフェンスをできるのですが、そうするとぼくらが速攻に出られるというタイミングが少なくて。それで1人トップを出したことで早め早めに相手に攻めさせてこっちのペースにというのをやっていきたかったのですが、それが後半の中盤に出ました。たらればですが、前半からそういうディフェンスができればもう少し楽だったと思います。

――試合後にはどんな話をされましたか

前半のうちの勝負したいところで勝負したのですが、結果としてシュートを決められてしまったところで試合中にコートの中で修正できる選手が出てこないと、これからインカレ(全日本学生選手権)では知らない選手がいるチームと対戦するので厳しいという話をしました。来週も最終戦があるので、ここで気を落とさずモチベーションを保ってやっていこうと思います。

――来週の最終戦に向けて意気込みをお願いします

インカレに向けて1つ勝ちきって、インカレ本番、早慶戦に向けて頑張っていきたいです。

永橋優太朗(スポ3=千葉・市川)

――試合を終えて、今の感想をお願いします

今回の敗戦は結構重い敗戦だと思います。これまでのチームと筑波大は傾向が違うチームで、あまり速攻で攻めてこずにセットで崩してボールの離しも違って。そういったところにぼくらが自信を持っていたディフェンスがかみ合わなかったので、インカレに向けて修正していかなければいけないなと今回の敗戦を受け止めています。

――ディフェンスの課題は具体的にはどのようなところにあるとお考えですか

単純に、フィジカルですかね。筑波はトレーニングをしっかりやって、力強く相手を引きずっていくプレーとかもあるので、そういったプレーに負けてしまう部分がありました。ぼくらもフィジカルを強化して、なおかつ相手が1人で突っ込んでくるところに対してちゃんと2人で守るとか、フォローの面を意識してこれからもう1回がんばっていこうかなと思います。

――試合全体として、敗因はどこにあるとお考えですか

しっかりと相手にシュートを打ちきられてしまって、ぼくらの持ち味であるディフェンスからの速攻というプレーができず、終始相手のペースで試合が進んでしまったかなと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

僕としては、序盤0-6のディフェンスをしたときにあまりうまくいかなくて、点をとらなきゃというフラストレーションがたまっていて。1-5に切り替えてからは速攻にいくチャンスが増えて、少しでも早く点をとろうという気持ちをもっていけたので、速攻の面では良かったのですが、ディフェンスという面ではあまり良くなかったかなと思います。

――次週、最終戦である法大戦への意気込みをお願いします

僕が1年生で初めて試合に出たときに初得点を決めたのが法大戦で。相手のキーパーがその頃からぼくの高校の同期で、高校の後輩も今レギュラーで活躍しているので、ぼくは負けてられないなと思っています。キーパーの中村さん(中村匠、スポ4=千葉・市川)は高校の子弟対決のような感じなので、ぼくら千葉県の高校出身の人たちは特別な思いで、がんばっていければいいかなと思います。

神前伶(スポ3=埼玉・浦和実)

――試合を終えて、今の感想をお願いします

今回勝ったら上位に食い込めるということで結構気合を入れてきたのですが、試合序盤から5-1という展開で、うまく試合に入れなかったことが悔しいですね。インカレ(全日本学生選手権)とかだとぶっつけ本番で負けたら終わりなので、そういうところはしっかりと修正しなければいけないなと思いました。

――チームのオフェンスの総評をお願いします

セットオフェンスは元々うちの課題で、普段はディフェンスからの速攻で点を重ねていくというところがあったのですが、今日はディフェンスでも波に乗れなくて。速攻が無い中セットで取るしかない状況で、どうしても相手が大きいのでうまくとれなかった印象です。

――その中でもチームの中心として得点を挙げられていましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

今日は確かに確率的には良かったかなとは思うのですが、最後のサイドシュートや1本目など、競って追い越そうというときの大事なシュートは1点以上の価値があると思うので、そういうところもしっかり決めていきたいなと思います。

――今回の試合の敗因はどこにあるとお考えですか

ディフェンスからの速攻という僕らのやりたいことができず、相手にはスローペースで得意なセットオフェンスで時間をかけて得点されるっていう、相手はやりたいことができてこっちはやりたいことができなかったっていうのが敗因かなと思います。

――次戦が関東学生秋季リーグ最終戦になりますが、意気込みをお願いします

上位はいけないかもしれないですけど、(秋季リーグが)終わってから2,3週間後にインカレが始まるので、最後勝って波に乗ったままインカレに向かえるように頑張りたいと思います。