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ラグビー部

2021.10.09

関東大学対抗戦 10月9日 対筑波大 東京・江戸川区陸上競技場

序盤のヤマ場 筑波大戦を1トライ差で勝利!

 秋晴れの青空の下、関東大学対抗戦(対抗戦)第3節となる筑波大戦を迎えた早大。東京・江戸川区陸上競技場で行われた今試合は、手に汗握る拮抗(きっこう)したゲームとなった。前半は何度か好機を演出したものの、相手のプレッシャーを受けなかなか点を取り切れない。前半終了間際まで一進一退の攻防が続いたが、ラストプレーでCTB長田智希(スポ4=大阪・東海大仰星)がトライ。リードして迎えた後半は、安定したスクラムとBKのワイドに展開するアタックで徐々にペースを取り戻し、2トライを追加。スコアを21―14とし、1トライ差で白熱した試合を制した。

 

 試合開始早々、自らの反則から自陣ゴール前まで攻め込まれてしまった早大。堅実なディフェンスでボールを獲得し、素早い展開の攻撃を試みるが、前節の慶大戦でも光った筑波大のブレイクダウンでのプレッシャーを前になかなか敵陣に攻め入ることができない。しかし、9分にNO・8佐藤健次(スポ1=神奈川・桐蔭学園)が相手を大きく押し返すビッグタックルを見せると、流れは一変。一気に敵陣まで前進し、スクラムでは相手に連続で反則を与えるなど優位に立った。トライまであと一歩のところまで攻め込んだものの、ミスやペナルティを重ねて好機を逃してしまう。再び自陣での攻防が続いた21分、今度は自陣ゴール前でFB河瀬諒介(スポ4=大阪・東海大仰星)が相手のこぼれ球に反応し、約80メートルの独走で大きなチャンスをつくる。しかしここでもトライを取ることはできず、前半終了間際まで苦しい時間が続いた。48分にその突破口を開いたのは主将・長田。敵陣ゴール前のマイボールスクラムから展開し相手を抜き去ると、この日初となるトライを挙げ、7―0とリードして試合を折り返した。

この試合のMOMに選出された河瀬

 

 前半は相手のプレッシャーを前にやや焦りも見られた早大だったが、後半は冷静沈着にアタックを重ねる。「前半、相手のプレッシャーによってできなかった自分たちのやるべきことをまずはやろう」というハーフタイムでの長田の声かけをチームが徹底。グラウンドを広く使い、着実にフェーズを重ねるという春から積み上げてきたアタックでペースを取り戻していく。5分には敵陣10メートルラインから河瀬がゲインラインを突破すると、左サイドにいた長田がパスを受け取りグラウンディング。続く14分にも河瀬が追加点を挙げ、点差を3トライ差まで広げた。その後筑波大の猛攻で2トライを献上したものの、最後は粘り強いディフェンスで守り切り、最終スコアは21―14でノーサイドとなった。

試合を通して安定したスクラムを組んでいた

 

 今試合のテーマは『ハード』。堅実なプレーで試合を展開するという点においては良さが見られた。ただ前節でのテーマであった『アキュラシー(精度)』はどうか。ペナルティの数は相手より少なかったものの、決定的な場面でのハンドリングミスやラインアウトの精度など、修正できればさらに点差を広げられる場面はまだまだあったのも事実だ。しかし、これまで早大の課題とされてきたスクラムは、試合を通して優勢。攻撃の起点をいくつも作る武器となった。さらに、「コミュニケーションの量が増えた」と河瀬も振り返るように、今日の試合ではFWとBKが互いに鼓舞し合うような声かけも目立っていた。大学日本一を目指していく中で、今後はより苦しい試合展開も予想される。だが、今日の『我慢して勝ち切ることができた』という経験は必ず糧となり、『荒ぶる』へと前進させてくれるだろう。2週間後に控える青学大戦では、さらに成長した姿を見せてくれるに違いない。

(記事 塩塚梨子、写真 大滝佐和)

コメント ※関東大学ラグビー協会提供

大田尾竜彦監督(平16人卒=佐賀工)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 得点が伸びない中で難しい試合だったと思うのですが、スクラムで安定できてゲームをつくれたのが非常に大きかったと思います。プレッシャーがある試合をどんなかたちであれ勝って乗り越えるというのが一歩一歩前進につながると思うので、今日は選手たちもよくがんばったなと思います。

――――今日のゲームのテーマを教えてください

 今日のテーマは『ハード』です。意味としては、個人が激しくプレーするというのもそうですが、組織として堅いプレーをしていこうということでこのテーマでやっていました。点差こそ詰まってしまったのですが、組織として良かった点は非常に多くありますので、そこのテーマに対しては悪くない集中を見せてくれたと思っています。

――大学日本一に向けて、今の段階の感触はいかがですか

 3トライ差がついた時に、(さらに点を)取れるチャンスがあったのにと取り切れなかったところはチームとして成熟していかなければいけないところだと思いますし、前半、筑波大学さんがボールを持っている時間が長い中で我慢できたところは評価できますので、そういうところは今の時点で練習したことが積み上がってきていると思います。

――筑波大学を相手にここまでのスクラムを組めたことに関して評価はいかがですか

 おそらく今日はコラプシングが一回もなかったと思います。スクラムが落ちない状態でコンテストをして、まっすぐ押すというのを目指している中で、それができたのは十分評価できると思います。それを支えているのが1年生がいるスクラムなので、伸びしろという意味ではまだまだだと思っています。

CTB長田智希主将(スポ4=大阪・東海大仰星)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 筑波大学のプレッシャーに対して、僕たちがやるべきプレー、やりたいプレーとして準備してきたことがなかなか出せず、苦しい試合だったと思います。ただ、その中でも勝ち切れたことは大きかったと感じています。

――前半最後にスコアできたこと、後半最初のトライについて長田主将の心境を教えてください

 前半最後のトライに関しては、プレッシャーを受けていて苦しい状況でもスクラムは優勢で、FWがよく頑張ってくれていました。最後のトライについても、ゴール前でのスクラムで優勢になってくれたことが得点につながったと思います。後半は継続したアタックの中でのトライでした。

――ハーフタイムでどのようなことを話されたのですか

 前半、相手のプレッシャーによって自分たちのやるべきところができていなかったので、そこをまずはやろうということで後半に入りました。

FB河瀬諒介(スポ4=大阪・東海大仰星)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 大事なところでミスがあって、なかなか(点を)取り切れない中でも結果的に勝てたのは良かったと思います。

――後半の突破など、かなり体の調子が良いように見受けられましたが、コンディション面での手ごたえはありますか

 コンディションのところは、練習後のリカバリーを以前よりするようにはしています。プレーではコミュニケーションの量がいつもより増えているので、チームとして良いアタックができているのかなと思います。

 

関東大学対抗戦
早大 スコア 筑波大
前半 後半 得点 前半 後半
14
21 合計 14
【得点】▽トライ 長田2、河瀬 ▽ゴール 吉村(3G)
※得点者は早大のみ記載
  

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
小林 賢太 スポ4 東福岡
  後半28分交代→17小沼     
川﨑 太雅 スポ2 東福岡
  後半22分交代→16宮武     
亀山 昇太郎 スポ1 茨城・茗渓学園
  後半28分交代→18木村     
大﨑 哲徳 文構4 東京・国学院久我山
桑田 陽介 スポ4 愛知・明和
村田 陣悟 スポ2 京都成章
植野 智也 法3 東京・早実
佐藤 健次 スポ1 神奈川・桐蔭学園
  後半43分交代→20小川     
宮尾 昌典 スポ1 京都成章
  後半37分交代→21河村     
10 吉村 紘 スポ3 東福岡
  後半43分交代→22久富     
11 今駒 有喜 文3 東京・早実
  後半18分交代→23伊藤     
12 ◎長田 智希 スポ4 大阪・東海大仰星
13 岡﨑 颯馬 スポ2 長崎北陽台
14 槇 瑛人 スポ3 東京・国学院久我山
15 河瀬 諒介 スポ4 大阪・東海大仰星
リザーブ
16 宮武 海人 政経4 東京・早大学院
17 小沼 宏太 スポ4 茨城・清真学園
18 木村 陽季 社4 東京・早実
19 前田 知暉 社3 大阪・東海大仰星
20 小川 瑞樹 文4 東京・早実
21 河村 謙尚 社4 大阪・常翔学園
22 久富 連太郎 政経2 島根・石見智翠館
23 伊藤 大祐 スポ2 神奈川・桐蔭学園
※◎はゲームキャプテン、監督は大田尾竜彦監督(平16人卒)
 
関東大学対抗戦Aグループ得点表(10月9日現在)
チーム 勝ち点 試合 得点 失点 得失 トライ
明大 15 3 3 0 0 166 20 146 26
早大 14 3 3 0 0 187 14 173 29
帝京大 9 2 2 0 0 69 7 62 10
慶大 5 2 1 0 1 55 39 16 9
筑波大 5 3 1 0 2 55 50 5 7
青学大 0 3 0 0 2 3 104 ‐101 0
立大 0 2 0 0 2 7 138 -131 1
日体大 0 3 0 0 3 15 185 -170 2
関東大学対抗戦Aグループ星取表(10月9日現在)
  明大 早大 慶大 帝京大 筑波大 日体大 立大 青学大
明大

12/5 14:00

秩父宮

11/3 14:00

駒沢

11/20 14:00

秩父宮

10/24 13:00

セナリオH

〇46-10
8T3G

〇68-7
10T9G

〇52-3
8T6G

早大

12/5 14:00

秩父宮

11/23 14:00

秩父宮

11/3 11:30

駒沢

〇21-14
3T3G

〇96-0
14T13G

〇70-0
12T5G

10/23 13:00

敷島

慶大

11/3 14:00

駒沢

11/23 14:00

秩父宮

12/4 13:00

秩父宮

〇12-34
2T1G

〇43-5
7T4G

10/23 13:00
セナリオH

10/10 13:00

慶大G

帝京大

11/20 14:00

秩父宮

11/3 11:30

駒沢

12/4 13:00

秩父宮

〇17-7
2T2G1PG

10/24 13:00

帝京大G

10/10 13:00

帝京大G

9/25 12:30

上柚木

筑波大

10/24 13:00

セナリオH

●14-21
2T2G

〇34-12
3T1PT

1PG1DG

●7-17
1T1G

11/27 14:00

江戸川

11/20 11:30

秩父宮

11/7 13:00

青学大G

日体大

●10-46
1T1G

1PG

●5-43
1T0G

10/24 13:00

帝京大G

11/27 14:00

江戸川

11/7 13:00

日体大G

11/20 13:00

大和

立大

●7-68
1T1G

●0-70

10/23 13:00
セナリオH

10/10 13:00

帝京大G

11/20 11:30

秩父宮

11/7 13:00

日体大G

11/27 11:30

江戸川

青学大

●3-52
1PG

10/23 13:00

敷島

10/10 13:00

慶大G

●0-52

11/7 13:00

青学大G

11/20 13:00

大和

11/27 11:30

江戸川

※秩父宮は秩父宮ラグビー場、熊谷および熊谷Bは熊谷ラグビー場、帝京大Gは帝京大学百草園グラウンド、早大Gは早大上井草グラウンド、足利は足利市総合運動公園陸上競技場、江戸川は江戸川区陸上競技場、秋葉台は秋葉台公園球技場、明大Gは明大八幡山グラウンド、敷島は群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場、上柚木は上柚木公園陸上競技場、大和は神奈川大和スポーツセンター競技場、駒沢は駒沢オリンピック公園陸上競技場。