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馬術部

2021.10.06

第67回全学習院対全早稲田定期戦 10月3日 早大東伏見馬場

伝統の定期戦 一致団結してつかんだ13連覇

 2年ぶりの全学習院対全早稲田定期戦(早学戦)は、台風一過の青空のもとでの開催となった。今年で67回目と長い歴史を持つこの定期戦では、早大が2008年以降勝利を譲らず、12連覇を達成している。今回は例年実施されている高校生やOBによる競技が実施されず、大学馬術部の部員のみで競われた。早大は今年も強さを発揮して序盤から優勢を譲らず、見事13連覇を達成。記録をさらに伸ばすこととなった。

 第1競技の馬場馬術競技L1課目では「コンビとしては1ヶ月もしないくらいで、公の試合に出るのは今回が初めて」という髙田雅(人3=大阪女学院)と如月のコンビが最終得点率63.800%となり1位を獲得。そのほか、マギー絵莉加(政経3=国際)と稲彩が2位、青田尚宏(人4=奈良北)とグランダーマが3位と上位を独占し幸先の良いスタートを切った。続く第2竸技の馬場馬術竸技S1課目でも、半年程のコンビ歴で「今までで一番手ごたえがよかった」という吉田光佑副将(スポ3=東福岡)とロッキーロイヤルが最終得点率63.397%で1位、添川セレナ(政経4=東京・東学大国際中教校)とカプチーノAのコンビが2位となる。

L1課目で演技をする髙田と如月

S1課目での演技を終えた吉田とロッキーロイヤル

 第3竸技の現役小障害飛越竸技では、牛尾哉太主将(人4=兵庫・福崎)とアイシングラー、吉田とエメラルドフローラの2組が最初の走行で減点がなく、ジャンプオフに進出。「高齢馬ということもあるので、あまり無理をさせないように」との意識で臨んだ牛尾が減点なし、吉田が減点4という結果になった。第4競技はオープン小障害飛越競技が実施され、迎えた最終の第5競技、現役中障害飛越競技には髙田とプリンチペスコ、鶴見汐花(スポ2=栃木・佐野日大中教校)と稲嵐の2組が出場。学習院大が参加条件を満たさず不戦勝となったため、あまり気負わずに臨めたと両者がそろってジャンプオフに進み、鶴見は減点なし、全体的にちぐはぐな部分があったという髙田は最後の障害でミスが出て減点4となった。

小障害のジャンプオフを制した牛尾

 歴代の部員たちが積み重ねてきた記録をさらに伸ばした早大。次に控えるのは11月の全日本学生となる。選手たちも既に次戦を見据えており、13連覇の自信を胸にチーム一丸となって大舞台での飛躍を誓う。

(記事 齋藤すず、写真 樋本岳、齋藤すず)

結果

▽第1競技 JFE馬場馬術競技L1課目 2013(2021年更新版)

○早大

優勝 髙田、如月 最終得点率63.800%

2位 マギー、稲彩 最終得点率62.33%

3位 青田、グランダーマ 最終得点率59.400%

5位 牛尾、稲翼 最終得点率58.000%

6位 森、カプチーノA 最終得点率57.667%

7位 坂藤、ラトゥールブリエ 最終得点率55.867%

▽第2競技 JFE馬場馬術競技S1課目 2013(2021年更新版)

○早大

優勝 吉田、ロッキーロイヤル 最終得点率63.397%

2位 添川、カプチーノA 最終得点率61.154%

5位 鶴見、稲彩 最終得点率56.025%

▽第3竸技 現役小障害飛越竸技(90cm)

○早大

優勝 牛尾、アイシングラー 減点0 タイム54.07 JOタイム35.13 総減点0

2位 吉田、エメラルドフローラ 減点0 タイム53.48 JOタイム37.10 総減点4

3位 吉實、稲蓮 減点0 タイム52.92 JOタイム WD

5位 森、稲煌 減点4 タイム52.42

二反抗E 熊田、バックハウス

二反抗E 坂藤、ラトゥールブリエ

▽第4競技 小障害飛越オープン竸技(80cm)

張歆漪、エメラルドフローラ 減点0 タイム43.57

▽第5競技 現役中障害飛越竸技(110cm)

○早大

優勝 鶴見、稲嵐 減点0 タイム74.69 JOタイム33.37 総減点0

2位 髙田、プリンチペスコ 減点0 タイム71.22 JOタイム32.04 総減点4

▽最終結果

優勝 早稲田大学

2位 学習院大学

コメント

牛尾哉太主将(人4=兵庫・福崎)

――試合が始まる前のチームの雰囲気はどう感じていましたか

チームとしての一体感も出てきた中で、記録会などの機会も含め一致団結して頑張ってこられたと思います。

――馬場の演技を振り返っていかがでしたか

ベースのリズムやテンポは練習以上の、今までで一番いいものを出せたと思います。ただ、2、3箇所ミスを出してしまったところがあって点数を引かれてしまい、上位に食い込めなかったですね。

――小障害はいかがでしたか

障害はジャンプオフも勝てて優勝できたので、結果には満足しています。ただ、内容としては馬に頼ってしまった部分も少し多くなってしまったので、より丁寧に走行する必要があるのかなと思います。

――小障害のジャンプオフではどのようなことを意識されましたか

(組んでいたアイシングラーが)高齢馬ということもあるので、あまり無理をさせないようにというところは意識していました。なので、斜めから障害を飛んだり、急に曲がったりしたりするのではなくて、できる限り自然に小回りをしたり、全体的なロスを少なくしていこうと考えていました。

――全日本学生も控えていますが、次戦以降に向けての意気込みをお願いします

全日本学生に出場する選手も、今回の定期戦で自分の課題だったり得意なところがより明確になったと思うので、得意なところはより伸ばして、苦手なところを残り1カ月くらいでなんとか補っていけるようにチーム一丸となって努力していきたいと思っています。

吉田光佑(スポ3=東福岡)

――本日の試合を全体的に振り返っていかがですか

全体的に自分が考えていたプラン通りにできたので、非常によかったです。久々の試合で様子を見ながらだったのですが、今月末の全日本学生に向けても、馬場に関してはいい結果だったので満足しています。

――ロッキーロイヤルと出場した馬場は安定していたように見えました

コンビを組んでから半年ほどなのですが、今までで一番手ごたえがよかったです。ただ、今よりもう一段階上げなければ全国で勝負はできないので、今回できたことやできなかったことを、しっかり研究していきたいと思います。

――具体的にどのような点を改善したいですか

今までは馬のペースで走ったり、わがまましていたのですが、今回は自分の指示通りに動いてくれました。これからは動きをさらによくしていきたいので、そこを重点的にやっていこうと思います。

――小障害ではエメラルドフローラと出場されましたが、いつ頃から乗られているのですか

今週の火曜からなので、まだ3、4回ぐらいしか乗っていなかったです。オーナーさんの馬に乗せてもらうことになって、元々能力があることは知っていたのですが、まだ5歳と若くて経験が浅く、馬の性格も女の子っぽくわがままするところもあるので、気を使いながら臨みました。全日本学生の方には、もう1頭の方で出場することになります。

――その全日本学生は今月末に控えています

個人的には障害と馬場ともに優勝を狙っていきたいですが、一番狙っているのは障害の団体です。3人馬で出場する予定なのですが、どの馬も能力が高く、他の2頭は最近優勝経験もあるので、僕の頑張り次第だと思います。力を合わせてやっていきます。

――では最後に、全日本学生に向けて意気込みをお願いします

昨年関東学生では勝てたのですが、全日本学生では勝てなかったです。障害や馬場で、大学卒業するまでに1度は勝利したいという願いがあるので、今年こそは成し遂げたいと思います。

髙田雅(人3=大阪女学院)

――今日の馬場の馬(如月)とはどれくらいコンビを組んでいるのでしょうか

コンビとしては1カ月もしないくらいで、公の試合に出るのは今回が初めてです。練習として経路を踏むために記録会には一回出させていただいたんですが、試合は今回が初めてで、デビューがいい成績で終わることができたのでホッとしています。

――1カ月前にコンビが決まって、それからの調整だったんですね

そうですね、学習院さんは馬場馬が強いので、今日のL1に向けてこちらも歩様の良い馬場馬で誰か出ないといけないとなり、私が乗せてもらうことになってから、ちょこちょこ練習してって感じですね。

――今日の調子はいかがでしたか

経路に入る前に、入場の直前で(隣の)アメフト場から少し物音があったのと、(次の競技の)障害が置いてあったのを見てしまって、「ここで?」とも思ったんですけど(笑)、ぐぐっとこらえて入場しました。経路中もアメフト場側を気にして緊張が見られたということがジャッジペーパーに書かれていましたし、乗った感覚でもやはりアメフト場側に行くとテンション上がっているぞ、というのを感じました。

――障害に関してはいかがですか

関東学生では一走目で失権してしまったので、夏休みでどれだけ挽回できるかというところでした。OBさんとか聞ける人に聞いて、練習方法とかこれからどのように馬と成長したらいいのかということを話し合いながら次の全日本学生に向けて頑張っているところです。

――全日本学生で出場される予定の障害について目標を教えてください

全日本学生は高さが人も馬も経験がなくて不安な部分はあったのですが、コロナの影響で(練習不足を懸念して)、レベルが下がったのでチャンスは増えたなと思います。落ち着いて、自分と馬ができることは何かを考えて、あまり背伸びしすぎずにやっていけたらなと思っています。