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競走部

2021.09.30

第10回早稲田大学競技会 9月29日 埼玉・織田幹雄記念陸上競技場

半年ぶりレース復帰の鈴木がチームトップでゴール! 出雲を前に6人が13分台

 気温約20度と走りやすいコンディションの中、第10回早大競技会が行われ、出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)を前に早大の主力選手が多く出場した。

 第1組には河合陽平(スポ4=愛知・時習館)や和田悠都(先理1=東京・早実)ら9人が出場した。レース序盤から集団が二つに分かれると、先頭付近に河合、和田、伊福陽太(政経1=京都・洛南)らがつく。その後、終盤にかけてその集団もばらけ始め、河合だけが先頭に食らいつき、14分29秒91の4着。和田、菅野雄太(教1=埼玉・西武文理)、伊福は先頭からは離れたが最後まで粘り、14分46秒から14分50秒台でフィニッシュした。

 

先頭を引っ張る山口

 続く第2組には、正月の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)以来のレースとなった山口賢助(文4=鹿児島・鶴丸)らが出場した。「14分前後を目標にしていた」という山口はその言葉通りに、東洋大の松山和希が引っ張る集団の中で落ち着いてレースを進め、自己ベストにあと2秒と迫る14分03秒をマークした。

 

ゴール手前でスパートをかける鈴木

 第3組には千明龍之佑駅伝主将(スポ4=群馬・東農大二)、太田直希(スポ4=静岡・浜松日体)、菖蒲敦司(スポ2=山口・西京)ら主力選手が多く登場した。レースは一色恭志(GMOアスリーツ)が引っ張るかたちで縦長の集団でスタートした。集団は1周66秒から67秒の安定したペースでレースを進める。3000メートル過ぎに太田が先頭に立ち、千明や菖蒲、伊藤大志(スポ1=長野・佐久長聖)、石塚陽士(教1=東京・早実)らがそれに続いた。ラスト1キロを切ったあたりで千明が先頭に出ると、それに太田や鈴木創士(スポ3=静岡・浜松日体)、菖蒲、伊藤、石塚らが食らいつく。最後は鈴木がスパートし、全体2位のチーム内トップでゴール。約7カ月ぶりのレースとなった鈴木は、3年ぶりに自己ベストを更新し、「次(の1万メートルや駅伝)につながるレースができた」と充足感を口にした。今シーズンを通して好調な菖蒲をはじめ、千明や太田らの最上級生、さらには1年生の石塚、伊藤も13分台でフィニッシュし、調子の良さをうかがわせた。

 レース後、駅伝主将の千明は「チームとして順調に練習ができている」と話した。今季の目標である学生駅伝3冠に向けて、まずは約1週間後に迫った出雲の勝利を、チーム一丸となってつかみにいく。

(記事 加藤志保、写真 及川知世)

結果

▽男子5000メートル

 ▽1組

河合陽平(スポ4=愛知・時習館)  14分29秒91(4着)

和田悠都(先理1=東京・早実)   14分46秒56(9着)

菅野雄太(教1=埼玉・西武文理)  14分49秒57(10着)自己新記録

伊福陽太(政経1=京都・洛南)   14分50秒87(11着)

白井航平(文構3=愛知・豊橋東)  14分54秒74(12着)

濱本寛人(スポ2=熊本・宇土)   15分09秒37(17着)

草野洸正(商1=埼玉・浦和)    15分26秒83(18着)自己新記録

佐藤皓星(人4=千葉・幕張総合)  15分40秒25(19着)

日野斗馬(商1=愛媛・松山東)   途中棄権

 ▽2組

山口賢助(文4=鹿児島・鶴丸)   14分03秒09(5着)

室伏祐吾(商4=東京・早実)    15分00秒02(19着)

 ▽3組

鈴木創士(スポ3=静岡・浜松日体) 13分54秒40(2着)自己新記録

伊藤大志(スポ1=長野・佐久長聖) 13分55秒34(4着)

石塚陽士(教1=東京・早実)    13分55秒39(5着)自己新記録

菖蒲敦司(スポ2=山口・西京)   13分56秒84(6着)

太田直希(スポ4=静岡・浜松日体) 13分57秒72(8着)

千明龍之佑(スポ4=群馬・東農大二)13分58秒59(10着)

辻文哉(政経2=東京・早実)    14分13秒48(11着)

安田博登(スポ3=千葉・市船橋)  14分24秒52(14着)

半澤黎斗(スポ4=福島・学法石川) 14分37秒57(15着)

本匡哉(スポ2=愛知・豊川)   14分47秒03(16着)

コメント

千明龍之佑駅伝主将(スポ4=群馬・東農大二)

――今日はどんな位置づけのレースでしたか

出雲が近かったので、あまり出し切らずに刺激が入れられるように、みんなで13分50秒から14分の間で走れるようにということでした。僕は先週くらいに足が痛い時期があったので、14分00秒くらいでいこうかなと。ちょうどそれくらいのベストなかたちで走れました。

――では想定していた通りに走れましたか

そうですね。思ったよりも足の状態が良かったので、問題なく走れました。

――出雲も近いですが、体の感触としては

8月から走り始めて、1、2カ月ちょうどやれているところで、調子も8割くらいまでは来ています。いつもレースを走ってから調子が上がってくるので、また上げられればいいなと思います。

――他のメンバーの調子も含め、今日のレースをどう評価しますか

メンバーに絡んでくるであろう選手たちはしっかり14分を切って走れたので、そこは順調にチームとして作れていると思います。あとは全カレ(日本学生対校選手権)に出たメンバーも調子を上げて、みんなで最後頑張りたいです。

――出雲に向けて、一言目標をお願いします

去年も出るはずで出られなくて、今年が僕にとっては最初で最後の出雲駅伝なので、やっぱり優勝したいです。個人的にも区間賞を狙っているので、残り少ない日数ですが、チームをまとめてまた引っ張っていきたいと思います。

太田直希(スポ4=静岡・浜松日体)

――今日のレースを振り返って

最初は余裕があったんですが、自分で(ペースを)上げだしてから若干狂い始めて。少しきつくなったので、まだ調子は上がり切ってないかなという感じです。

――ラストはいかがでしたか

欲を言えばもう少し気持ちよくラストスパートで上げられたら良かったのですが、いっぱいいっぱいでそこまで出し切れなかったです。

山口賢助(文4=鹿児島・鶴丸)

――久しぶりの試合でしたが、どういった気持ちで臨みましたか

いろいろな思いがあったのですが、一番はまずようやく箱根(東京箱根間往復大学駅伝)からずっとレースに出られない中で、ちゃんと帰ってこられて、ほっとしているというか、安心しているという気持ちが大きいです。

――今回の目標は

13分50秒あたりを目標にしていたのですが、1週間前に肉離れ気味になってしまい、調整がうまくいかない部分があったので、直前で14分前後を目標に切り替えました。目標通りの走りはできたかなと思っています。

――タイムはセカンドベストでしたがどう捉えていますか

今日に関しては、正直自分でもどれくらいのタイムが出るか読めない部分があったのですが、本来の自分の力では14分03(秒)というのはまだ50~60パーセントくらいの状態にあると思います。5000メートルも大学に入ってからあまり走っていないので、セカンドベストということはそれほど気にしていないです。

――序盤から集団前方にいましたが、レースプランはどのように考えていましたか

東洋の松山(和希)くんが3000メートルを8分20~25秒くらいで引っ張ってくれる、という話だったので、とりあえず一番走りやすい2、3番手に位置取ろうと思っていました。そこはしっかりやろうと思っていたことができたという感じです。

――終盤の位置取りはいかがでしたか

3000メートルで松山くんが抜けて自分が先頭を引っ張るとなった時に、前にいたら感覚が少し変わってしまい、そこから一気にきつくなりペースが落ちてしまいました。今後1万メートルがあり、もっと長い距離になるので、しっかりここ2週間で練習を積み直して、今回は課題の残った後半にミスのないようにしていこうと思います。

――今後は距離を伸ばしていく、という形になりますか

夏合宿があまりペースを上げず長い距離を踏むことをメインにやってきたので、レースで走る距離自体は長くなっていくのですが、これからスピードのキレを出していくような練習をしていかないといけないかなと思っています。

――今後への意気込みをお願いします

箱根が終わってから本当にここまで、ようやくある意味でスタートラインに立つことができました。1年前も同じような状態で1月のレースから9月が復帰レースという中で全日本(全日本大学駅伝対校選手権)、箱根とつなげてこられましたが、ただ去年と同じ道をたどるのではなく、去年の経験をもとに、全日本と箱根で区間賞を取れるようにするためには何をすれば良いかを考えて練習していきたいなと思っています。

鈴木創士(スポ3=静岡・浜松日体)

――今日は3月の日本学生ハーフマラソン選手権ぶりのレースでしたが、振り返るといかがですか

調子も良くなかったのですが、次に1万メートルを走るので、それにつながる良いレースができたのかなと思います。

――故障されていた期間は、どのような練習をされていましたか

筋トレをしていました。結構ひどいけがだったので、ほとんどがリハビリでした。

――故障はどれくらいの期間されていたのでしょうか

立川(日本学生ハーフマラソン選手権)が終わってからなので、3月の中旬から7月くらいまでの3カ月くらいでした。結構長かったですね。

――レースの位置づけはどのようなものでしたか

11月の全日本につながるレースをしようと、今回のレースを位置づけていました。

――レースプランはどのように考えていましたか

千明さんが14分フラットあたりで行くと決まっていたので、ついていこうと思っていましたが、余裕があっても(前に)出るつもりはなかったです。ここで5000メートルの記録を出すよりも、1万メートルや全日本への通過点として、余裕を持っていければいいかなと思っていました。プランとしては、ついていって、最後に申し訳程度に前に出るというものでした。

――タイムがチームトップでしたが、タイムについてはどのように考えていますか

特に意識はしていないですね。ただ、自己ベストを3年ぶりにやっと更新できました。他にも千明さんとか(伊藤)大志とか、速い人ばかりなので、自己ベストが出てほっとしているというところと、今日は無難に走れて良かったかなと思います。

――夏合宿も終わりましたが、現在の調子はいかがですか

合宿はほとんど別メニューでした。こっち(所沢)に残って、ほとんど一人で練習をしていた中で、その割には自分のやってきたことがうまくつながっています。全体に比べると僕は走り込みが遅れていて9月まで結構走り込んていたこともあり、今日は調子もあまり良くなかったですが、無難に走れました。ぼちぼちでした。

――最後に、これからの駅伝シーズンに向けての目標をお願いします

チーム全体として3冠という目標を立てているので、その目標に対して少しでも自分が力になれればいいかなと思っていました。全日本、箱根でしっかりと区間賞を取って、チームに1秒でも貢献できるようにすることが目標です。

菖蒲敦司(スポ2=山口・西京)

――今日のレースの位置づけはどのようなものでしたか

出雲の10日前ということで、出しすぎず出雲に向けて調整するのを念頭に置いて走りました。

――レースプランはどうでしたか

合宿が明けてあまり時間が経っておらず、個人的に2次合宿をけがして遅れた分、3次合宿でボリュームを多めに練習したので、その疲労を感じながらのレースでした。集団でリズムを作って、ラスト800(メートル)からフリーという指示を受けていたので、そこで動かして終わろうと思っていました。

――体の動きはいかがでしたか

昨日刺激を入れたのですが、体が重くてどうかなとは思いました。アップでかなり動いたので、なんとかなるだろうとレースに臨みました。

――タイムについてはどう捉えますか

タイムはあまり気にせず、14分切りができたのは出雲に向けて、チームとしてもかなりの人数の集団で走れたので、いい結果かなと思います。

――以前課題に挙げられていた中盤以降の走りはいかがでしたか

終盤きつくなる部分はありましたが、合宿で走り込んだ分、自信や走る体力がついてきているのを今日のレースで実感することができました。

――現在の状態はいかがですか

今シーズンずっといい状態できていると思うので、いつも通りですね。平常心を保っていこうと思います。

――出雲への意気込みをお願いします

今年は3冠という目標をチームで掲げているので、それに貢献する走りができたらと思います。