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弓道部

2021.09.30

東京都学生連盟リーグ戦 9月26日 早大東伏見弓道場

ライバル・中大に勝利! 1部昇格をかけた入れ替え戦へ

 2連勝で迎えた東京都学生連盟リーグ戦(リーグ戦)の第3戦。相手は同じく2連勝中の中大だ。この直接対決を制した者が1部リーグ昇格への挑戦権を手にする。いつも以上の緊張感が漂う中、早大は大一番で勝負強さを見せた。毎試合、接戦を演じてきたライバル・中大に一度もリードを許すことなく、2部リーグ優勝を果たしたのだ。

 試合は、監督、コーチ、そして選手全員の気合が入った円陣からスタート。勝利に対する強い気持ちは射にも表れていた。1立目に4人が皆中を決め、中大に3中差をつける好調な出だしとなった。その後も、リーグ戦に新人として出場した吉田廉(国教3=埼玉・所沢西)、田沼翔太(スポ2=東京・桜修館中教校)、東海枝航平(スポ2=埼玉・浦和)の2立連続皆中という活躍もあり、2立目を終えた時点で差を4中に広げることに成功。後半の安定さに課題を抱える早大にとって、前半の勢いを維持したいところであった。

 

好的を披露した吉田

 ところが3立目、それまでの勢いは衰え、チーム全体に崩れが見え始めた。チーム内に不穏な空気が流れる。この流れを断ち切ったのは、田沼と東海枝の序盤から変わらない安定した射だった。さらに中大の崩れも相まって、早大は4立目に調子を取り戻す。そして、調子を保ったまま5立目を終えた。東海枝は再び2立連続皆中を決め、19中。田沼は確実に的中を決め続けて20中とし、見事に皆中賞を獲得した。チームとしても10中差と健闘し、勝利を収めた。

 

皆中賞の活躍を見せた田沼

 「田沼と一緒に頑張ってチームを引っ張っていきたいと思っていました」と東海枝が言うように、田沼と東海枝の2年生コンビがチームの流れをつくる今回の試合となった。3連勝という結果で2部リーグ優勝を決めた早大は、1部リーグ昇格をかけて入れ替え戦に臨む。残された時間は約1カ月。一発勝負の入れ替え戦で勝利するために課題を修正していく。目標とする1部リーグ昇格に向けて、勝負の日々はもう始まっている。

(記事 中村日菜美、写真 中村日菜美、新井沙奈)

結果

壱ノ立
大前 田沼 20射20中
弍的 東海枝 20射19中
落前 眞武希光(社4=東京・早実) 12射6中
   平山侑紀(政経2=東京・早大学院) 8射3中
落  善村泰成(教4=東京・早実) 8射5中
   村上史哉(法4=熊本) 12射8中

弐ノ立
大前 村岡晃輔(文構3=群馬・高崎) 20射15中
弍的 黒羽航平(文構2=東京・早大学院) 20射14中
落前 吉田 20射15中
落  千葉智広(先理4=東京・早大学院) 20射16中

○早大121中−中大111中

コメント

本野凜太郎主将(人4=東京・国学院久我山)

――今日の試合を振り返って、チーム全体としていかがですか

今までは(練習では)気持ちを楽にして弓を引いて、テンポよく当てようというふうにやっていたのですが、それでは本当の勝負どころで当たらないというのが分かってきていたので、最近では練習から的中を求めて、選手にはすごく負荷をかけて精神的に追い込んでやってきました。出だしの1立、2立で(的中数がそれぞれ)26中というスコアで、いいペースでスタートを切れたので、試合の流れとしてはそこでいけるという確信を得ることができました。

――3立目で的中数が減って、チームの雰囲気が崩れてしまった場面がありましたが、選手の皆さんにはなんとお声がけされましたか

3立目はこっちが崩れたのですが、それ以上に相手が崩れてくれていたっていうのが本当に心の救いで、そこで負けることはないというふうに声をかけました。それと同時に相手が相当に崩れていたことでちょっと気が緩んでいるところがあったので、慌てなくてもいいけど気持ちを切らさずに集中してほしいと伝えました。

――ここからチームとしてどのように練習に取り組んで、入れ替え戦に臨もうと考えていますか

まだ現状では(試合に出場する)選手は全然固定されていません。そのため、一人一人が試合に出て活躍したいかという闘争心を刺激しつつ、今までと変わらず練習でも結果を求めて追い込んでいって、追い込まれている中で結果を出せる人を選んで、強い気持ちの選手を使っていきたいと考えています。

千葉智広(先理4=東京・早大学院)

――最後のリーグ戦でしたが、どのような思いで臨みましたか

今年はあまり当たらなくてみんなに迷惑をかけていたので、試合だから緊張するとかではなく普段通りにというのを心がけていました。同期の善村(泰成、教4=東京・早実)にも一本一本の意識で引いてこいと試合の中でも言ってもらって、そのような気持ちで臨みました。

――弐ノ立の落としてチームの中で最後に行射をされますが、責任は感じていましたか

やはりチームのトリを飾る者として、その立場に恥じないようなきれいな射をしたいと思ってやっていました。

――4立目に2本外した後、5立目では皆中されました。気持ちはどのように立て直しましたか

田沼が20射皆中した時にいいムードができたので、それを絶対に壊してはいけないなと思いました。自分が当てるとかではなく、きれいな射をしなければいけないと思って引いていたので、当たりにこだわることがなくなったのが大きかったと思います。

――最後の入れ替え戦になりますが1部昇格に向けて意気込みをお願いします

絶対に僕が当てて、1部に昇格したいと思います。

吉田廉(国教3=埼玉・所沢西)

――初心者として入部してこのリーグ戦で初めて選手に選ばれましたが、今日の試合を振り返っていかがですか

試合には昨日初めて出たのですが、昨日の最後の立で1本しか当たらなかったので、それをどうにかしたいなという思いで今日は臨みました。

――1立目、2立目で皆中を出した後、後半も粘り強く的中をとっていきました。どのような気持ちで引いていましたか

初心者なのであまり大きなこと言えないのですが(笑)、最初の2立を全部当てた時は選手として選ばれたからには、全部当ててチームを巻き込んでいけるような存在になれたらなと思って引いていました。3立目以降はみんなに引っ張っていってもらうような感じだったので、後半は周りに大きなダメージを与えないように、失敗しないように意識して頑張りました。

――これから入れ替え戦に向かいますが、まだ選手は固定されてないということで、どのように今後取り組んでいこうと考えていますか

今のペースを維持しつつ、(試合でも)練習と同じような引き方で、同じように当てられるように練習したいと思います。ポイントを徐々に今後の試合に向けて絞っていって、試合の緊張感の中でも練習と同じ射ができるようにしたいと思っています。

田沼翔太(スポ2=東京・桜修館中教校)

――前回の試合では20射19中ということで、悔しい思いをされました。今回皆中という結果ですが、率直にいかがですか

1番はうれしいなっていう気持ちが大きいです。昨日19中で最後抜いてしまったのがすごく悔しくて、終わってから(最後の一手に)戻りたいなって何度も思ったので、今日は最後気合いで詰められたので良かったです。

――5立目では何度も深呼吸をされている様子が見受けられましたが、どのような気持ちでしたか

19本目を当てて次に自分のターンが回ってくる時は、昨日の止め矢がすごく頭の中をよぎりました。昨日はそこで弱気になってしまったので、緊張しても最後は気合いだと思って、気合いで強く引いて当てようとそれだけを考えていました。

――大前というチームのリズムをつくるうえでも重要な役割を任されていらっしゃいますが、入れ替え戦に向けての意気込みをお願いします

やはり大前の初矢が1番大事になってきます。今回のリーグ戦では3回とも初矢を全部詰めることができたので、入れ替え戦でも自分のやることをやって初矢を当てて、チームに勢いをつくれたらいいなと思います。

東海枝航平(スポ2=埼玉・浦和)

――20射19中とチームに大きく貢献されたと思いますが、今日の試合を振り返っていかがですか

一昨日少し調子が悪かったのですが、今日負けてしまったらシーズンが終わって、4年生はもう引退になってしまうので、4年生には今まですごく迷惑をかけてきた分恩返しできたらなと思って臨みました。自分が活躍して(大前と弐的として)田沼と一緒に頑張ってチームを引っ張っていきたいと思っていました。とにかく今日が最後になるかもしれないという思いから、一射一射思いを込めて丁寧に引けたのが良かったと思います。

――3立目に1射外した後、4立目と5立目を皆中で終えられました。どう気持ちを切り替えましたか

昨日も試合があり、またすぐ今日も試合という感じで結構体も疲れてきていて、だいぶ苦しいなという状況だったので、抜くならあの辺かなと思っていました。3立目で壱ノ立、弐ノ立両方とも数字を落としてしまったので、次に絶対皆中しなければと思ったのですが、焦ってもやることは変わらないので、そこはしっかり丁寧にやっていこうともう一度気持ちを持ち直しました。

――入れ替え戦に向けてどのようにこれから取り組んでいこうと考えていますか

(入れ替え戦まで)あと1カ月ちょっとあるので、修正するところは絞れているのでそこは早めに修正しようと思います。あとは自分のやれることを緊張した状況でもしっかり出せるようにするための練習を全体的に取り入れて、それを試合で出せれば必ず勝てると思うので、とにかくやることを決めてこの1カ月頑張っていきたいと思います。