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ハンドボール部

2021.09.22

関東学生秋季リーグ 9月19日 神奈川・東海大学湘南キャンパス体育館

明大に逆転勝ち! 開幕4連勝を挙げる

 試合が終わると、コートでは選手たちのガッツポーズが見られた。ここまで関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)3連勝で波に乗る早大。秋季リーグ4戦目で迎え撃つは、秋季リーグで勝利こそないが、高さのあるプレーヤーを多く擁(よう)する明大。序盤、明大の堅いディフェンスに苦しみ、ペースを握られる。しかしその後は、ディフェンスからの速攻を中心に得点を重ね、12―14の2点差で折り返した。後半に入ると、サイドシュートやポストシュートなど幅広い攻撃で相手を翻弄し、逆転。そのまま逃げ切り、最終スコア27―25で秋季リーグ4戦目を勝利で飾った。

 試合開始直後は、明大の高いディフェンスに阻まれ、シュートを決めることができない。しかしLW神前伶(スポ3=埼玉・浦和実)が速攻から連続得点を決め、試合のペースを引き戻した。早大の足が徐々に動き始め、ディフェンスで粘りを見せる。すると、それが速攻につながり、両者得点を奪い合う展開が続く。前半戦中盤、GK中村匠(スポ4=千葉・市川)の好セーブからLB青沼健太(社学4=千葉・昭和学院)が落ち着いてシュートを決め、8―8の同点になるが、直後に早大オフェンスにミスが続いたところを明大に攻め入られ、連続3失点を許してしまう。その後、LB山田和直(スポ3=群馬・富岡)と「行く姿勢」を意識したと話すLW遠近拓海(教4=東京・早実)のシュートで食らいつき、12―14の2点ビハインドで前半を終えた。リードされているものの、焦ることなく我慢しながら得点を重ねた早大は、勝利を目指して後半戦へ。

ゴールを狙う遠近

 迎えた後半戦、CB村井達也(スポ4=富山・高岡向陵)が獲得した7メートルスローを神前がキーパーを見定めて確実に決め、早大が先制する。その後は両者ともサイドシュートやロングシュートなど多彩な攻撃を見せ、再びシーソーゲームへ。後半開始から足を止めず、着実に得点を重ねた早大。しかし18分、強烈なステップシュートを口火に、明大に20―22でリードされると、すかさずタイムアウト。ここで粘りを見せたい早大。すると再開直後、スピードを上げた試合を展開する。「粘ることができたのは大きかった」と語る中村がロングシュートを防ぎ、速攻につなげる。オフェンスでは、青沼がスピンシュートを決めれば、山田が3連続得点、神前もサイドシュートを2本連続で決め、追い上げを見せた。6分間で6点を決めた早大は、後半27分で26―24と逆転。その後、両者とも1点ずつを決め、最終スコア27―25で試合終了。試合終盤まで足を止めずに走りきり、秋季リーグ4勝目を挙げた。

シュートを放つ神前

 リーグ前半戦の山場であった明大戦、前半は我慢しながら、後半ではディフェンスからの速攻やクイックスタートなど、早大らしいプレーが随所に見られた。試合後に青沼が語ったような「しっかりディフェンスをして走る」ことと「うまいプレーは割り切って考える」ことが体現できたからこその勝利だったように思える。見事開幕4連勝とした早大は、今大会1部リーグで1位に躍り出た。次戦の相手は、早大と同じく速攻を得意とする日体大。今回の勝利のように、チームで一丸となって白星をつかんでほしい。

(記事 落合俊、写真 澤崎円佳)

関東学生秋季リーグ
早大 27 12ー14
15-11
25 明大
GK 中村匠(スポ4=千葉・市川)
CP 遠近拓海(教4=東京・早実)
CP 青沼健太(社4=千葉・昭和学院)
CP 中惣健友(スポ3=石川・小松)
CP 永橋優太朗(スポ3=千葉・市川)
CP 佐藤法俊(スポ4=長野・屋代)
CP 神前伶(スポ3=埼玉・浦和実)
コメント

青沼健太主将(社4=千葉・昭和学院)

――試合を終えて、今の率直な感想をお聞かせください

昨年勝っている相手で、しっかりディフェンスして走ることと、相手は良い選手が多いので、うまいプレーは割り切って考えるということをチーム全体で共有できました。僕がこういう風にやっていこうと言ったことがチームで共有されて、それが実際に実を結んだことがすごくうれしいなと思います。

――明大戦に向けて、どういった対策をしてきましたか

今までは9mラインのところまでしっかりあたろうという感じだったのですが、明大はそれよりも上のところで良いシュートを打ってくる選手が多かったので、そこよりも上まであたって最悪はサイド勝負に持っていこうと話していました。ミドルでやられたのが何本かで、あとは逆速攻という感じだったので、そこはプラン通りに進んだかなと思います。

――今回の試合において、オフェンス、ディフェンスそれぞれのキーマンは誰でしょうか

ディフェンスは、本当は全員って言いたいのですが、相手が良いシュートを打ってくることを考えたらキーパーの中村(匠、スポ4=千葉・市川)かなと思います。前半、振り抜かれたシュートはなかなか止められていなかったですが、後半は相手の良いシュートもしっかり止めてくれたのですごく助かりました。オフェンスは、両サイドの遠近(拓海、教4=東京・早実)と神前(伶、スポ3=埼玉・浦和実)。練習試合では、相手の190㎝くらいあるキーパーになかなかシュートが入らない場面が多かったのですが、今日は確率高く決めてくれて、チームが楽になるし盛り上がるような展開を作れたのですごく助かりました。

――お互いに点数を取り合う展開でしたが、精神的な面で意識したことはありますか

こういう良い試合をしていると3年生も4年生もすごくコミュニケーションをとる選手が多いので、タイムアウトとかではあまり声を掛けずに、チームが盛り上がらなきゃいけない部分だったり、数字に表れない部分だったりは大事にしようと思っていました。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

僕は相手のディフェンスを見てしっかり判断をしてプレーをするタイプなのですが、前半は走ろう走ろうと意識しすぎて自分1人のプレーに固執してしまった部分があって。自分がやりたいことをずっとやりつくしちゃったというところで、チームのバランスというかリズムを崩してしまったなという印象がありました。ディフェンスはその分、前に出てあたるとか、クロスカット出るとか、チームとしての共有事プラスアルファでできたつもりなので、プラマイゼロくらいかなと思っています(笑)

――次戦に向けて、意気込みをお願いします

僕らは速攻を得意としているのですが、相手も速攻を得意としているチームなので、ディフェンスから速攻がやっぱり大事になってくるのですが、それに加えてバックチェックまで意識を持っていかなければいけないので、そこでの失点を少なくして、セットオフェンスでも得点できるような展開にしていければいいかなと思います。

中村匠(スポ4=千葉・市川)

――試合を振り返って、感想をお願いします

まずは4連勝できてとても良かったなと思っています。後半かなり粘れたのが勝因だったと思います。次も頑張りたいです。

――試合の後半、どのように粘ることができましたか

前半は、僕自身もあまりロングシュートを取れなくて、点もあまり伸びず、リズムに乗れていませんでした。後半は、少し速攻が出るようになり、ディフェンスでも手が上がるまで守ることができて、そこからの失点もなくなって、そこで粘ることができたのは大きかったと思います。

――試合の要所で得点を防いでいたと思います。意識していたことはありましたか

前半で相手の正サイドの選手を止められず、合っていないと思ったので、後半はあまり勝負しないで、左側で勝負しようと話していました。また手が上がった時に、ディフェンスが頑張って枝を上げてくれて、それを我慢して、僕が止められたのが良かったのかなと思います。

――相手はサイズがあるチームでしたが、そこに関してはどのようにお考えですか

サイズがあって、ロングシュートが速いというのは試合前にも考えていたのですが、流れの中で打ってくることがあまりないので、いつも通りチェックにいって、単発のシュートで勝負しようと話していました。けれど今日はチェックが甘かったり、フリーで打たれたりして、決められてしまっていたので、そこは次の試合では改善していきたいと思います。

――次の試合に向けて、意気込みをお願いします

次の試合に勝てば、かなり優勝に近づけると思います。相手は強いのですが、頑張りたいと思います。

遠近拓海(教4=東京・早実)

――試合を振り返って、感想を教えてください

相手の選手が大きく、真ん中からの得点が難しく、フローターの青沼健太くん(社学4=千葉・昭和学院)や山田和直くん(スポ3=群馬・富岡)が苦しいのは想定していたので、サイドやポストが動いて、スピードをつけて点を取りにいって、速攻で押し切れたのが良かったと思います。

――チームとしての勝因を教えてください

オフェンス面では、サイドにパスを出してくれたおかげで、飛び込んでシュートが打てました。チームとしては、サイドシュートが入ったことで、真ん中が割れるようになって、楽な展開になったのかなと思います。ディフェンスはいつも3枚目が頑張ってくれていて、それに対応して1枚目が簡単に点を取らせないように連動したことで、結果的に苦しいシュートを打たせられたのが良かったです。

――個人として意識したことはありますか

速攻に関しては、飛び出るという約束事があって、そこでいかないと4年生としての威厳を見せられないと思います。行く姿勢というのでチームの雰囲気も変わってくると思うので、そこは意識していました。

――ディフェンスはどのように守っていましたか

できるだけ僕の方で守ろうと考えていました。背が高い相手のスーパーシュートに関しては、決められても落ち込まないで、切り替えてクイックスタートでいくという約束事をしていました。

――次の試合に向けて、意気込みをお願いします

日体大はすごく走ってくるチームなので、僕も頑張って走ろうと思います。また奥村陸生(スポ4=神奈川・法政ニ)や角辻(尚樹、スポ3=奈良・畝傍)、小笹(絋大、法3=東京・拓殖一)を信頼して出し切って、無理ならすぐに代わるという気持ちで望んでいきたいです。