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競走部

2021.09.20

日本学生対校選手権 9月17~19日 埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

男子4継悲願の連覇! 男女ヨンパーもアベック優勝でエンジ輝く

 台風の影響が心配された中、それを吹き飛ばすかのような熱戦が繰り広げられた。男子トラック優勝を目標に突き進んできた早大。全員が万全といえる状態ではない中、その目標には届かなかったが、4×100メートルリレー(4継)の連覇をはじめ、男女400メートル障害は6人全員が決勝に進みアベック優勝、男子100メートルでは三浦励央奈(スポ3=神奈川・法政二)が表彰台に上るなど、『臙脂(えんじ)で染めろ』を体現した。

(記事 布村果暖)

★三浦が3位入賞! 同日4本目のレースながら自己記録も更新(男女100メートル)

接戦の中3位でゴールした三浦

 100メートルでは、男子の三浦励央奈が勝負強さを発揮した。昨年この種目で6位に入っていた三浦。今年は見事3位入賞を果たし、全カレの個人種目では自身初となる表彰台に上がった。

 男子100メートルには、三浦に加えて佐野陽(スポ4=埼玉・立教新座)が3年ぶりに出場したが、惜しくも予選で敗退。また、予選で10秒41(+1・2)の自己新記録をマークしていた稲毛碧(スポ2=新潟・東京学館新潟)も準決勝で姿を消した。一方の女子100メートルでは、鷺麻耶子(スポ1=東京・八王子東)が準決勝で11秒81(+0・6)の3着と健闘したが、タイムは全体9番手。決勝にはわずかに届かなかった。

 男女を通じて唯一決勝に残った三浦は、予選、準決勝ともタイムで拾われるかたちながら、確実に次のステージに駒を進めていった。決勝ではリアクションタイムが1番の好スタートを切って先頭に立つと、2人の追い上げを許したが、最後は粘り切り3位でゴールに飛び込んだ。

 決勝当日、三浦は昨年と同じく、優勝した4継を含め3本のレースを終えてからの出走であった。しかしその中でも10秒35(-0・2)と自己記録を更新して3位に入り、一層成長した姿を示した。1位とはわずか0・02秒差。頂点は、目の前に見えている。

(記事 朝岡里奈、写真 EKIDEN News 提供)

★「3枚残し」はならずも2年連続のダブル入賞(男子200メートル)

コーナーを抜ける松本

 4×100メートルリレーの2連覇のメンバーでもある松本朗(スポ4=福岡・戸畑)、澤大地(スポ3=滋賀・草津東)、三浦励央奈の3名が出場した男子200メートル。3人全員で決勝に残る「3枚残し」を目標に掲げていたものの、澤は惜しくも準決勝で敗退となり、決勝には松本と三浦の2名が進出。決勝のレースは、8着までが20秒台でのフィニッシュというハイレベルな戦いの中で、松本が4位、三浦が6位と健闘した。

  決勝のレースは松本が一番外側の9レーン、三浦が一番内側の2レーンからのスタート。序盤は松本の一つ内側のレーンの選手が飛ばすが、大きな差にはならないままホームストレートへ。終盤になって城西の鈴木涼太、近大の上山紘輝、環太平洋大の池下航和の3選手が抜け出しそのまま1〜3位でゴール。4着以下はほとんど横一線だったが、得意の後半に猛追した松本が混戦からわずかに抜け出し、4位に食い込んだ。疲労や脚の痛みもあり、万全の状態ではなかったというが、「レースの内容的にはすごく良かった」と満足した様子で最後の全カレを終えた。3種目に出場し、全てで決勝に残った三浦は最終種目、初日から数えて8本目のレースを20秒92という好タイムの6位で締めくくった。

 表彰台には届かなかったが、松本の4位、三浦の6位という順位はともに昨年と同じで、変わらない強さを印象付けることができた。松本は今年で卒業となってしまうが、三浦と澤は残る。また、昨週松本に次ぐ部内2位の好記録をマークした西裕大(教2=埼玉・栄東)らの下級生も力を付けていて、早大の200メートルの強さは衰えないだろう。「3枚残し」の夢は来年に持ち越される。

(記事 及川知世、写真 EKIDEN News 提供)

★小竹が8位入賞も複数入賞はならず(男子400メートル)

雨の中、決勝レースを走る小竹

 男子400メートルには、小竹理恩(スポ4=栃木・佐野)、新上健太(人2=東京・早実)、藤好駿太(スポ2=福岡・修猷館)の3選手が出場した。小竹は決勝まで進み8位入賞を果たしたが、新上は準決勝で、藤好は予選での敗退となった。

  腰を痛めて、夏の時期に十分な練習を積めなかった中でも決勝まで進出した小竹。スタートしてからは、「前半はある程度しっかり乗せつつ、200から300(メートル)にかけて全体の流れを把握」というレースプラン通りの走りを見せた。しかし、「ラストに勝負」というレースプラン通りにはいかず。ホームストレートに入ってから徐々に前を走る選手との差が開いていき、8位でのゴールとなった。

 小竹が4年生の意地を見せて、目標通りチームに得点をもたらした。その一方で、好タイムを持つ選手を擁しながら複数入賞が果たせなかったのも事実だ。今回は悔しい結果となった新上、藤好の2年生コンビは、来シーズンでの巻き返しを誓う。

(記事 高橋優輔、写真 EKIDEN News 提供)

★山内が宿敵を破りついに優勝! 全員が決勝進出で層の厚さ示す(男子400メートル障害)

1位でゴールに飛びこむ山内

  宿敵についに打ち勝った。東京五輪に出場したエース・山内大夢(スポ4=福島・会津)が 同じく東京五輪代表の黒川和樹(法大)らを破り、4年生にして悲願の初優勝。また後藤颯汰(スポ3=長崎・五島)と田中天智龍(スポ2=鹿児島南)もそろって決勝に進出し、レース後は3人で喜びを分かち合った。

  山内にとって黒川は「今シーズンずっと負けてきた」相手だ。うち2回は0・2秒以内の僅差であり、その背中は近いようで遠かった。しかし準決勝で先着し「いい感覚がつかめた」。決勝ではこれまでと同様、前半に黒川が飛ばしそれを山内が追い上げる展開に。山内は課題の前半で勢いに乗り「5台目の時にいつもより黒川が近くにいた」。勝負と見ていた10台目でついに黒川をとらえると、最後は気迫の走りで突き放してゴール。感極まってトラックに倒れ込んだ。

  エースに負けじと下級生も奮起した。「一点でも多くチームに貢献」(後藤)、「出場できなかったメンバーの思いも背負って」(田中)との思いで臨んだ後藤と田中も躍動し、出場した3人全員が決勝に進む「3枚残し」を達成。全カレ初出場の二人の活躍で、層の厚さを示した。これまでブロックを率いてきた山内は卒業後も競技を続け、日本のトップで戦い続ける。そして、その背中を追う下の世代も目覚ましい成長を遂げている。強い早稲田の系譜は、確実に引き継がれていくだろう。

(記事 名倉由夏、写真 EKIDEN News 提供)

★諸冨健闘するも2年連続表彰台にはわずかに及ばず(男子3000メートル障害)

障害を越える諸冨

 男子3000メートル障害決勝には、昨年3位の諸冨湧(文2=京都・洛南)が出場した。諸冨は惜しくも表彰台を逃したが、4位入賞を果たした。

  序盤から、東京五輪入賞者である三浦龍司(順大)と、服部壮馬(順大)がレースを引っ張る展開に。それは「レースプラン通りだった」と話す諸冨は、先頭集団で周りの動きを確認しながら冷静にレースを進める。1周目は1位と約1秒差の4位で通過した。2周目で一時6位に下がったものの、3周目終了時点で4位に再浮上する。その後、1位から6秒ほど後方で繰り広げられた熾烈(しれつ)な2、3、4位争いに加わりながらレースを進めた諸冨。ラスト1周では、1位とは10秒差にまで離されるも、懸命にくらいついていき一時3位に上がった。しかし、「力んでしまい競り負けた」というように、直後に筑波大の選手にかわされると、そのまま一歩及ばず4位でレースを終えた。

 今後は駅伝シーズンに備えることとなる諸冨。駅伝の長距離への対応としては、「普段のジョグからベースを上げて調整していきたい」と話す。昨季の全日本(全日本大学駅伝対校選手権)、箱根(東京箱根間往復大学駅伝)での借りを返すべく、駅伝シーズンに向け鍛錬に励む。

(記事 森田健介、写真 EKIDEN News 提供)

★川村・関本が表彰台に上がる! 村上も8位入賞(女子400メートル障害)

ワンツーフィニッシュする川村(左)と関本

 表彰台独占を狙った女子400メートル障害には、関本萌香(スポ4=秋田・大館鳳鳴)、村上夏美(スポ4=千葉・成田)、川村優佳(スポ2=東京・日大桜丘)の3選手が出場した。三人とも予選・準決勝で安定した走りを披露し、危なげなく決勝に駒を進めた。

  最終日に行われた決勝では、予選で唯一58秒台を出し、「絶対自己ベストを出して優勝したい」と2年ぶりの優勝を狙った関本が前半から飛び出す。中盤までは独走態勢だったが、調子が良かったが故に「(ハードルとの)足が合わなくなってしまった」と終盤に失速。そこで関本に並んだのは、川村だった。「前半でいい流れを作る」というレースプラン通りに落ち着いて入ると、後半に勝負強さを見せて関本を抜き、1着でゴールに飛び込む。タイムもシーズンベストを更新し、「今回の優勝が自分にとっては大きなプラスになり、これからの早稲田を引っ張っていく覚悟ができた」とレースを振り返った。今季好調の村上は「調子は良くて自信はあった」というが、前半から流れに乗れず、終盤に粘りを見せるも8位でのゴールとなった。

 目標に掲げていた三人での表彰台独占とはならなかったが、全員が決勝に残り早稲田の400メートル障害の強さを見せつけた。さらに、最上級生の関本に2年生の川村が勝ったこと。その姿は、強い4年生が抜ける来シーズンもエンジの伝統が受け継がれ、世代交代による衰えがないことを証明した。

(記事 加藤志保、写真 EKIDEN News 提供)

★チーム力の高さを発揮し、連覇達成!(男子4×100メートルリレー)

レース後に『W』ポーズを見せる優勝メンバー(右から1走三浦、佐野、澤、松本)

 「絶対に連覇する」(松本)。前年の覇者である早大は、連覇をかけこの種目に臨んだ。初日に行われた予選は、三浦励央奈、稲毛碧、澤大地、松本朗のオーダー。一走の三浦から先頭でレースを進め、「バトンは詰まったりしてあまり良くなかった」(松本)ものの2位以下に1秒以上の大差をつけ危なげなく決勝へ駒を進めた。

  そして迎えた翌日の決勝。早大は、二走を稲毛から「心も体も常に準備はしていて、いつ言われても大丈夫な状況」だったという佐野陽に変更し、昨年と同じオーダーで挑んだ。ミスなくつないだが、アンカーにバトンが渡った時点では、ほぼ横一直線。その中から「自分の走りをすれば絶対に大丈夫だと思った」という松本が後半に抜け出し、立命大らとの競り合いを制して1着でフィニッシュ。「チームで勝てた」(松本)早大は見事連覇に輝いた。

 この結果により、早大は8年ぶりの優勝を果たした昨年に続き、4継連覇を達成。「リレーの早稲田」を体現した。「みんなの顔とかを思い浮かべたらすごく込み上がってくるものがあった」という佐野の目には涙が光る。この4人で挑む最後のインカレ。悲願の優勝に、メンバーからは喜びがあふれた。

(記事 戸祭華子、写真 EKIDEN News 提供)

★ラスト50メートルまでトップを守るも、強敵東洋大に逆転許す(男子4×400メートルリレー)

関カレと同じく東洋大に僅差の2位でゴールする早大(山内)

 3日間を締めくくる最終種目、4×400メートルリレー決勝。前日の予選をトップで通過した早大は、小竹理恩、西裕大、澤大地、山内大夢の布陣で挑んだ。4×100メートルリレーで優勝した勢いそのままに、2冠を狙ってトラックへ足を踏み入れた4人。終始レースを引っ張るも、4走で東洋大に逆転を許し、2位に終わった。

  1走の小竹が上々な走り出しを見せると、先週の関東学生新人から好調が続く2走の西が第1コーナーでスピードに乗り、オープンレーンを利用して先頭に躍り出る。バトンを受け取った3走の澤は、後続に追われながらも首位をキープ。アンカーの山内へとバトンを託した。山内は先頭を譲らぬままホームストレートへ。逃げ切りたいところだったが、山内の背後で力をためていた東洋大の中島佑気ジョセフにラスト50メートルで追い抜かれ、2番手でゴール。関カレでのレース同様、東洋大に逆転負けを喫し、優勝を逃した。

 昨年の全カレは、大会記録と早大記録を更新したものの、0・02秒差で日大に惜敗し無念の2位。またしても、あと1歩届かなかった。しかし、小竹が「4人がそれぞれ持てる力を発揮して、想定通りのレースを作ることができた」と振り返るように、ベストメンバーではない中で健闘を見せたマイルチーム。次こそ、必ず、勝ちを獲りにいく。

(記事 大滝佐和、写真 EKIDEN News 提供)

結果

 ▼男子

▽100メートル

 ▽予選

佐野陽   10秒61(−0.3)(3組3着)

稲毛碧   10秒41(+1.2)(7組1着)準決勝進出 自己新記録

三浦励央奈 10秒47(+0.7)(8組3着)準決勝進出

 ▽準決勝

三浦 10秒39(+1.6)(1組4着)決勝進出

稲毛 10秒93(+1.1)(3組8着)

 ▽決勝(−0.2)

三浦 10秒35(3位)自己新記録

▽200メートル

 ▽予選

三浦  21秒11(+0.4)(3組1着)準決勝進出

松本朗 21秒15(+0.6)(5組1着)準決勝進出

澤大地 20秒99(+0.7)(8組2着)準決勝進出

 ▽準決勝

三浦 21秒01(+0.9)(1組3着)決勝進出

松本 21秒01(+1.4)(2組2着)決勝進出

澤  21秒18(−0.1)(3組4着)

 ▽決勝(+1.3)

松本   20秒88(4位)

三浦   20秒92(6位)

▽400メートル

 ▽予選

新上健太 48秒18(6組2着)準決勝進出

藤好駿太 48秒29(7組3着)

小竹理恩 47秒28(8組2着)準決勝進出

 ▽準決勝

新上 49秒07(1組8着)

小竹 47秒38(2組3着)決勝進出

 ▽決勝

小竹 47秒83(8位)

▽男子5000メートル決勝

井川龍人(スポ3=熊本・九州学院) 14分21秒92(16位)

中谷雄飛(スポ4=長野・佐久長聖)  途中棄権

▽110メートル障害

 ▽予選

森戸信陽主将(スポ4=千葉・市船橋) 14秒32(+0.8)(3組5着)

池田海(スポ1=愛媛・松山北)    14秒25(−1.0)(6組3着)準決勝進出

勝田築(スポ4=島根・開星)     棄権

 ▽準決勝

池田 13秒93(+1.4)(3組5着)

▽400メートル障害

 ▽予選

田中天智龍 50秒91(2組2着)準決勝進出 自己新記録

後藤颯汰  51秒91(3組2着)準決勝進出

山内大夢  50秒91(6組1着)準決勝進出

 ▽準決勝

山内 50秒35(1組1着)決勝進出

後藤 51秒23(2組3着)決勝進出

田中 51秒01(3組2着)決勝進出

 ▽決勝

山内 49秒28 (1位)

田中 50秒49 (6位)自己新記録

後藤 失格

▽3000メートル障害決勝

諸冨湧 8分47秒21(4位)

▽走幅跳決勝

青栁柾希(スポ4=千葉・成田) 7メートル15(+0.9)(30位)

▽4×100メートルリレー

 ▽予選

早大(三浦ー稲毛ー澤ー松本) 39秒53(5組1着)決勝進出

 ▽決勝

早大(三浦ー佐野ー澤ー松本) 39秒15(1位)

▽4×400メートルリレー

 ▽予選

早大(小竹ー西ー新上ー山内)3分8秒77(4組1着)決勝進出

 ▽決勝 

早大(小竹ー西ー澤ー山内) 3分5秒38(2位)

 ▼女子

▽100メートル

 ▽予選

鷺麻耶子 11秒82(+0.5)(1組1着)準決勝進出

 ▽準決勝

鷺 11秒81(+0.6)(1組3着)

▽400メートル

 ▽予選

津川瑠衣(スポ2=東京・八王子) 59秒16(1組6着)

▽800メートル

 ▽予選

髙田真菜(商3=東京・早実) 2分13秒84(6組4着)

▽100メートル障害

関本萌香 棄権

▽400メートル障害

 ▽予選

関本萌香 59秒05(2組1着)準決勝進出

川村優佳 59秒20(4組1着)準決勝進出

村上夏美 60秒41(6組1着)準決勝進出

 ▽準決勝

川村 59秒64(1組1着)決勝進出

村上 59秒95(2組2着)決勝進出

関本 58秒26(3組1着)決勝進出

 ▽決勝

川村 58秒57(1位)

関本 58秒83(2位)

村上 60秒60(8位)

▽1万メートル競歩決勝

木村和(人3=秋田・横手) 52分15秒14(15位)

▽4×400メートルリレー

早大 棄権

コメント一部抜粋(全文は別途掲載いたします)

小竹理恩(スポ4=栃木・佐野)

――大会前の調子はいかがでしたか

正直なところ、ずっと腰を痛めてしまっていて、7月8月はほぼ走れず9月から走り始めました。どうかなというところはありましたが、必ず得点を持って帰らなければいけないと決めていました。その使命感というか、体の調子どうこうではなく、できることをやるしかないと考えて、調整をしてきました。コンディショニングは得意で、実際に大会に行くと、初日に走れる感じがありました。こうして走ることができて、良かったと思います。

――体の動きはどう感じていましたか

そこは全く問題なかったです。

――決勝では、どのようなレースをしようと考えていましたか

前半はある程度しっかり乗せつつ、200から300にかけて全体の流れを把握して、ラストに勝負できたら良いかなというレースプランを考えていました。

――決勝前のコンディションはいかがでしたか

心理的な面では、直前に4継が優勝してくれたのを見て、ここはちゃんと走らなきゃいけないなと、自分の大一番だなと考えていました。

――結果をどう捉えていますか

僕の順位やタイムが悔しいというよりは、早稲田に1点しか持って帰ってこれなかったのが何より悔しいです。せっかく決勝に行ったのに申し訳ないなという気持ちでした。

――マイルリレーのレースを終えて、率直な感想をお願いします

勝ちたかったという気持ちが一番あります。どうやったら東洋に勝てるのかという思いでやってきましたが、彼らの方が一枚二枚上手だったなと痛感しています。ただ、早稲田の競走部としては、4人がそれぞれ持てる力を発揮して、想定通りのレースを作ることができたと思います。その点は良かったです。

――1走として、どのような走りをしようと考えていましたか

とにかく先頭争いができる順位で持ってこなければいけないというところで、信頼していただいて1走をやりました。

――どのようなレース展開を狙っていましたか

負けてしまってはいますが、プラン上は完璧にできたと思います。僕が先頭集団で確実につないで、西がスピードをもって1位でバックストレートを抜けてくる。澤も同じように走って、山内が得意の後半で勝ち切る、というプランです。藤好や新上が不安がある中でインカレに臨まなければならないという状況で、西の関東新人からの好調も加味してこのようなメンバーになりました。

――ご自身の走りを振り返っていかがですか

1番手で渡さなければいけないなと感じていましたが、柴崎悠斗(東洋大)に勝って1位でつなぎたかったという思いはあります。彼とは高校時代からライバルとしてずっと競っていて、大学でも紆余(うよ)曲折ありましたが最後に一緒に走ることになりました。僕が1位だったら、西にも澤にも楽をさせてあげられたと思いますし、山内にももう少し貯金があったのかなと思うと、申し訳なさがあります。

佐野陽(スポ4=埼玉・立教新座)

――体のコンディションはいかがでしたか

練習に向かう中で、短距離を含めて全体的に、関東新人(関東学生新人選手権)を含めて周りでいい記録が出ていて、そういった選手たちと切磋琢磨(せっさたくま)して日々お互いを高め合ってできていたので、スピードや動きは洗練されていたのかなと思います。

――4×100メートルリレーについて伺います。まず連覇が決まった時の率直な気持ちは

去年勝ってから、4継メンバー全員で連覇するということを1年間の一番の目標として置いていたので、狙っていた大会でその目標を達成できたのはうれしく思いました。

――リレーは決勝で2走を走りましたが、いつ決まったのですか

100メートルの準決勝が終わった後に、「行くぞ」と言われて。「はい分かりました」となりました。

――2走での準備をされていたのでしょうか

元々僕はリレーでは補欠というか、チームに何かがあった時に走るというピンチランナーの役割でした。心も体も常に準備はしていて、いつ言われても大丈夫な状況でした。

――それでもバトンパスも走りも素晴らしいように見えましたがいかがでしたか

100メートルで三浦がすごく走れていたので、出の部分では思い切って出ても絶対渡してくれるというのは走りを見ていて分かっていました。加速の部分で何の迷いもなく思い切って出られたのは、彼の走りが大きかったと思います。後ろの走者も強くて、自分の仕事というか自分の走りをすればあとは後ろが決めてくれるという安心感もあったので、仲間に助けられたレースだったと思います。その安心感があったからこそあのパフォーマンスが引き出されたという感じです。

――昨年の優勝も影響していましたか

そうですね。去年1回やっていて成功しているという成功体験は一つ自信としてありました。連覇が掲げられて、周りからも期待されて、もちろんプレッシャーがなかったわけではないですが、それよりも自信があったというか。去年1回勝ってるから自信持っていこうというところもあったので、心の面も大きかったと思います。

――最後、涙をこらえているような表情に見えましたが、どのような感情だったのですか

本当にうれしかったので。僕が最後の全カレで、短距離ブロック長という立場からも4継の連覇はすごく意識していたし、絶対に達成したいなという部分があって。自分が走っても走らなくても絶対に達成したいなという思いがあったので、それが達成できたうれしさと、去年勝っていることもあって、4継は欠畑コーチ(欠畑岳短距離コーチ、平27スポ卒=岩手・盛岡一)と礒監督(礒繁雄監督、昭58教卒=栃木・大田原)をはじめとしてコーチングスタッフの方に手厚く指導していただいていたので、それを思い出したり。あとは周りの声援もすごくあったので、みんなの顔とかを思い浮かべたらすごく込み上がってくるものがあって。涙もろいので、こらえきれずに泣いてしまいました。

松本朗(スポ4=福岡・戸畑)

――4継は2連覇がかかっていましたが、どのような思いで臨みましたか

絶対2連覇するという思いで去年から1年間ずっと練習を積んできたので、今回も絶対優勝するという思いで臨みました。

――予選が着順ではなくタイムを出さないと突破できないかたちでしたが、チームとしてどんなプランで臨みましたか

安全バトンでいっても勝てるかなとは思っていたのですが、タイムを狙えたらいいかなみたいな、気負わずに予選はいけました。

――バトン等も含めて予選はどう振り返りますか

バトンは詰まったりしてあまり良くなかったというふうに思っています。

――予選から決勝にかけてチームとして修正した部分はありますか

攻めのバトンをしないと優勝できないなと思っていたので、DQ(失格)になってもいいくらい攻めようという話をしました。

――決勝は1走からの展開をアンカーの地点からどう見ていましたか

1走の三浦がリードして、佐野もそのままキープしていたので、あと澤と僕は、自分で言うのも何なのですが安定感があったので「これ優勝できるな」と思って待っていました。2走の時点で勝てるな、と思っていました。

――アンカーは混戦だったと思うのですが、それでも抜ける自信があったという感じですか

そうですね。3人とも良い走りをしてきてくれたので、そのまま自分の走りをすれば絶対に大丈夫だと思って、自信を持って走りました。

――ゴールに飛び込んだときの気持ちを教えてください

なんかほんとに「仲間のみんなにマジで感謝」って感じで、おめでとうございます! ってゴールしました(笑)。その思いから三浦を抱きしめに行ってしまいました(笑)。あれは本当にチームで勝てた、仲間で勝てた、という勝利だったので、僕が活躍したから、とかそういうのはなかったですね。みんなのおかげです。

――結果について一言でお願いします

これで引退するのですが、もう悔いは無いです。

――200メートルでの目標は何でしたか

1位になりたいなと思っていたのですが、疲労や痛みで脚の状態があまり良くなかったので、3位以内に入れればいいなと思っていました。そこはかなわなかったのですが、レースの内容的にはすごく良かったと思ったので、順位に関しては仕方ないなと思います。

――最後のインカレを終えた感想はいかがですか

早稲田大学で良かったなと思います。

山内大夢(スポ4=福島・会津)

――まず400メートル障害で優勝した率直な感想を教えてください

全カレの優勝を目指してやってきたので、しっかり最後に黒川を差し切って優勝できたのは嬉しく思います。

――黒川選手には僅差で敗れることも多かったですが、ついに直接対決を制しました

今シーズンずっと僅かな差で負けてきたので、最後の10台目で競るだろうなと予測はできていて、気持ちの勝負だと思っていました。10台目を越えてからは自分が黒川より少しでも先にゴールすることだけ考えて走りました。

――どんな目標を立てていましたか

最後のインカレなので、4年生として勝って終わりたい気持ちがありました。チームでもトラック優勝やマイルリレーを優勝して終わりたい気持ちがあったので、4年生として結果を残したかったです。

――準決勝、決勝とこれまで勝てていなかった黒川選手に先着しました

オリンピックが終わってから調子を崩す選手がいるというのは、そういう経験をしている選手を見てきて、分かっていました。自分もそんなに調子が良かったわけではないのですが黒川もきっと一緒だろうなと分かっていたので、その中でどういうレースをするかを考えていました。黒川のレースを準決勝で見て、5台目の時に追える位置にいれば後半で差せるなといういい感覚をつかめたのが良かったと思います。

――決勝の走りを振り返っていかがですか

前半をかなりスムーズに走ることができて、5台目の時にいつもより黒川が近くにいて、「これ後半差せるな」という感覚で6台目7台目に向かっていきました。8台目から10台目で最後に黒川を差せる位置に持って行って、10台目を越えてから差し切れたのは良かったと思います。

――ゴール後はガッツポーズが飛び出して感情が爆発していたように見えましたが、山内選手にとって珍しいことですか

いや、けっこう感情は表に出すタイプなので、ゴール後はああいう感じです(笑)。最後は優勝したいという気持ちと、女子も川村が優勝して、前日に4継も優勝していて流れも良かったので、チームのためにも自分も勝ちたいという思いもあって。優勝できて本当に良かったという気持ちでガッツポーズしました。

――400メートル障害では男女6人が決勝に進出して男女アベック優勝しました。山内選手は障害ブロックを率いる立場として、この結果をどうとらえていますか

正直、女子3人は残ると思っていましたが、後輩2人についてはどうなるかわからなくて、僕は残るとしてあと一人残ってくれればいいなと思っていました。でも準決勝では2人とも気を吐いてくれて、6人とも決勝に残れました。400メートル障害をこの1年率いてきて、日本インカレという大きな舞台でかたちにできたことと、後輩たちががんばって決勝に行ってくれたことが嬉しかったです。準決勝が終わった後、みんなで「やったぞ」という感じで喜びあいました。

――マイルリレーについて、レースを終えて率直な感想をお願いします

みんながほぼ予想していたレース展開で1位で持ってきてくれて、最後は逃げ切ることしか考えていませんでした。東洋のアンカーにラスト50メートルで差されてしまったのは、自分の力不足でしかありません。昨年の日本インカレもちょっとの差で負けて、今年も関カレで東洋に負けて、今大会は絶対に勝ちたいし、4継が優勝した分マイルも優勝したいと話をして臨んでいました。2位で終わってしまったのは悔しいです。

――レースプラン通り、トップで山内選手にバトンが渡りました

そうですね。1走の小竹から3走の澤までいい流れで来ているなと思いましたし、あとは僕が逃げ切るしかないと思いました。

――後ろにつくよりも、前に出る方がやりやすいのでしょうか

関カレは、前半を抑え過ぎて後半の勝負で負けてしまったという失敗がありました。なので、今回は前半からしっかり入って、最後勝ち切るということを意識して走りました。100パーセント出し切れたと思いますが、レース展開や走力の差で負けたなという感じです。

田中天智龍(スポ2=鹿児島南)

――今大会の目標は何でしたか

初めてのインカレだったので、まずは楽しむことを一番に考えて挑みました。目標は50秒50で決勝進出でした。

――体の調子はいかがでしたか

調子は良かったです。ベストは出るなと思っていて、50秒5がないと戦えないなと思っていたので、そこを目標にしていました。

――予選から決勝までどんなレースプランを考えていましたか

前半リラックスして入って、6、7、8台目でしっかりリズムをつかんで、後半100メートルで勝負するというレース展開をイメージして臨みました。

――実際その通りに走れたという感覚はありましたか

予選と準決勝は10台目降りてから、もがけなかったというか、もっと動かせたなと思ったのですが、決勝はしっかり自分の力が出せたかなと思います。

――では決勝が一番いいレースができたという感覚なんですか

そうですね、やっぱり決勝は雰囲気も良かったですし、周りの速い選手に引っ張ってもらって速いタイムが出たなと思います。

――50秒50と決勝進出という目標をどちらも達成されました。結果についてはどう捉えていますか

今大会は目標を達成できて、楽しむこともできて、1点でも多く取るという目標も達成できて、一つ上のステージに上がれたいい大会だったなと思います。

――自分の出来に点数をつけるとしたら何点ですか

90点です。目標を達成できたというのがやっぱり一番大きくて、自分の出せる力は全部出せたので。あと10点は、自分にこれで満足するなという意味を込めて(笑)。

――予選、決勝と自己ベストを更新されましたが、その要因は

やっぱり決勝ならではの雰囲気はもちろんあると思います。決勝までのアップの動きが良くなくて、でもここまで来たらやるしかないという、捨て身ではないですが、もう行こうという気持ちで走れたのが良かったかなと思います。

――決勝の雰囲気はやはり違いましたか

全く違いましたね。やっぱり山内さんや黒川(和樹、法大)をはじめとして、トップレベルの選手しかいない状況で、こんな機会はなかなかないと思うので、自分の中でも燃えるものもありましたし、予選、準決とは違う緊張感がありました。

――山内選手や同じく決勝に進んだ後藤選手はどんな存在ですか

山内さんも後藤さんも、いつも練習から下の学年の僕とか、関東新人で優勝した新井を引っ張っていってくださって、そういう先輩がいたからこそ僕も新井も今シーズン自己ベストを更新し続けられているのかなと思います。

――やはり先輩の姿は刺激になりますか

やっぱり山内さんのオリンピックの姿には感動しましたし、刺激ももらって、もっと頑張らないとなと感じて練習に取り組めています。

――最後に、次の試合とその目標をお願いします

田島記念のグランプリ(田島直人記念)ですね。まずは50秒5をもう一度切って、グランプリでもベスト8に入れるような走りをしたいと思います。

諸冨湧(文2=京都・洛南)

――今大会の目標はどのようなものでしたか

昨年度も表彰台に入ったので、今年も表彰台を狙うところを意識してレースに臨みました。

――今日のレース全体を振り返っていかがでしたか

余裕はあったのですが、最後にちょっと早まったというか、ラスト1周で力んでしまいました。そこまでは余裕を持って走っていたのですが、そこで力んで硬くなって最後競り負けてしまいました。今後の駅伝でも競る展開はあると思うので、反省点というか、そこが一番大きいと思います。

――レースプランはどのようなものでしたか

三浦(龍司、順大)が出るということで、たぶん三浦が同じ順大の服部(壮馬、1年)のペースメーカーみたいな感じで行くのかなと思っていました。ただそんな感じでも(三浦が)一人だけ速かったので、周りの様子を見ながら行こうかなと思っていました。終盤まではどちらかというとレースプラン通りにいけたのですが、後半下がってしまったところが一番だめなところなのかなと思います。

――最後の1周を振り返っていただけますか

ラスト1周になって一回ギアを変えたのですが、硬くなりすぎてしまって、そこでもっと行くなら行く、行かないなら行かないというふうにもう少しはっきりつけた方がよかったのかなと思っています。中途半端な出来になってしまったので、結局後ろも離れなかったですし、自分も勝てなくなって自滅したみたいな感じだったので、そこはもっとどうにかできたのではないかなと思います。3000メートル障害のレースもこれまで何回もやってきているので、初歩的なミスで自滅してしまったという感じがあります。

――タイムに関してはどのように捉えていますか

全然話にならないレベルの記録だと思います。これから合宿シーズンが終わって秋の出雲(出雲全日本大学選抜駅伝)などが始まってくるので、そこに向けてもう少し体のキレや、ラスト競り負けるというのは駅伝でもチームの勝利に関わってくることなので、1を削るという意味でもそういうところはもっと反省すべきなのかなと思います。

――駅伝シーズンに向けてどのように調整していきますか

走り込みは大きな故障なくできましたが、距離は十分に踏めてないというのはあるので、普段のジョグなどベースを上げながら、うまく距離を伸ばしていって駅伝に対応できたらと思います。

関本萌香(スポ4=秋田・大館鳳鳴)

――関東インカレから早大競技会まで、長らく試合から遠ざかっていました。全カレにはどんな状態で挑みましたが

関東インカレで肉離れしてしまって、そこから試合に出られなかったのですが、全カレ前の1カ月でようやくしっかり練習できるようになって、追い上げてだんだん調子も上げてきていました。今回は1種目に集中できるということで、記録にもこだわって試合に臨みました。

――最後の全カレでしたが、どのような思いで臨みましたか

400メートルハードルに出る全員が決勝に残って、後のマイルに流れを作れたらいいなとみんなで話していたのですが、そこが達成できてすごく良かったなと思っています。個人としては2年生の時に1回優勝しているので、2年ぶりの優勝というのを目標にしていました。それにプラスして自己ベストも絶対出したいなと思っていたので、どちらかというと順位よりも記録にこだわって臨みました。

――予選と準決勝のレースを振り返っていかがでしたか

久々の公式戦だったので、レース勘をしっかり確かめながら走りました。ちゃんと自分のリズムは崩さず、決勝につなげたいと思っていました。タイムはもうちょっと出したかったのですが、順調に通過できたので良かったと思いました。

――決勝ではどんなレースプランを思い描いていたのでしょうか

自己ベストは絶対出したいと思っていました。天気が良かったのもあって、アップ時の状態もすごく良かったので、前半から攻めることにしました。8台目ではストライドを大きめに行った方が歩数が合ったのですが、ピッチが上がって足が合わなくなってしまいました。体がよく動いたせいで早い動きになったのが原因だと思います。足が合わなくなってからは崩れてしまいました。攻めた結果だとは思っていますが、そこをまとめて、最低限優勝したかったです。

――調子がいいが故にハードルとの距離感がずれてしまったのですね

予選準決勝とは全く違ったので。 天候も違いましたし、自分の調子も上がっていて「行くぞ」と意気込んでいました。決勝に懸けていましたね。

――結果については、やはり悔いが残るのでしょうか

そうですね。 だいぶ悔いは残ってます(笑)。本当なら絶対自己ベストを出して優勝したかったので。しかも調子が良かったので、もっと行けたなという思いもあります。 ただ(男女)6人で決勝に残って、後輩の川村もすごく成長した姿を見せてくれたので、安心してバトンタッチできるなと。それはすごくうれしかったです。

――川村選手には負けてしまいましたが、後輩としては頼もしいということですね

まさにそうです。もちろん悔しいですが負けた相手が川村で、彼女が力をつけて行って3ラウンドしっかりこなせたのは頼もしいなと思います。これから伸びる選手だと思うので、すごく楽しみです。

―― 今大会を振り返っていかがでしたか

マイルリレーではメンバーのケガがあって人数がそろわなかったので棄権になってしまいました。それでも個人種目でちゃんと自分の力を出し切れたので、すごくいいインカレになったなと思います。男子も400メートルリレーを勝って流れを作ってくれたので、早稲田全体が盛り上がってすごく楽しい雰囲気でできました。

――次戦の意気込みをお願いします

来月の田島記念に出るつもりです。今回記録を出せなかったので、ここで狙いに行こうと思います。

村上夏美(スポ4=千葉・成田)

――試合に臨む前の体の調子はいかがでしたか

昨日(予選、準決勝)も、試合が始まってアップの時から調子が上がっていたので、自分としてはコンディションが良くて、いけるなという自信はありました。

――予選、準決勝のレースを振り返っていかがですか

コンディションが良かった割には思ったより結果がついてこなくて、そこには少し後悔が残っています。

――決勝でのレースプランは

決勝では前半をリラックスしながら走って、3台目で逆足に切り替えるのですがそこでもテンポを崩さないよう意識しながら、200メートルを過ぎたコーナーのあたりでもテンポを崩さず、ピッチでうまくつなげていきたいと思っていました。

――実際にレースを走ってみていかがでしたか

昨日の疲労があって、ハムストリングスに少し違和感というか、動きづらいなというのがありました。そこを踏まえながらのレースで、思ったようなレース展開ができなくて、後悔が残っています。

――60秒60で8位という結果についてはどう感じていますか

決勝では表彰台独占をもちろん目指していたのですが、よくて3番、出せて4、5番を目指していたので、8番という順位には悔しい思いがあります。記録に関しても昨日よりもコンディション、天候なども良い中だったのですが、疲労もあって思った以上にうまく合わせられなかった部分があったので、不完全燃焼というか、もう少しできたなと感じています。

川村優佳(スポ2=東京・日大桜丘)

――今大会の目標を教えていただけますか

当初は3位以内を目指して、今回のレースを走りました。

――調子はいかがでしたか

5月に行われた関東インカレで、軽度だったのですが4継の際に肉離れをしてしまって、その後日本選手権も振るわずにいってしまいました。夏合宿のあたりから(練習を)積み始めて、全日本インカレの前は自分でも動きのタイミングやハードル間のタッチダウンタイムがかなり上がってきて、かなりいい手応えをつかめていました。

――予選の走りはいかがでしたか

今回のレース3本とも通して、前半の5台まで16歩で逆足を使うのですが、前半でいい流れを作って後半でしっかり上げていくというレースプランでやっていました。予選、準決勝共に逆足を使うところ、最後の7台目、8台目あたりでハードリングが崩れてしまうところがあって、そこを反省点として決勝に挑みました。

――決勝では、後半から追い上げていきましたが、レースを振り返っていかがですか

決勝は予選、準決勝での逆足やハードリングの乱れが自分でも気になっていました。前半でしっかり後半につながるようなハードリング、その間の走り、そして後半もたせるためにかなりリラックス感を持って前半は入りました。

――関本選手の位置は把握されていましたか

6台目くらいから関本さんが内側から来ているのが分かって、私は後半追い上げるタイプなので、関本さんについていこうと思っていました。後半関本さんが少し崩れたのは気になった部分もありました。しっかり冷静に自分の走りをしようという思いでラストは走って、走りながらだんだんと詰まってくるのも分かりました。冷静に自分の17歩の走りができれば、勝てるのではないかと思って走りました。

――優勝の結果はどのように捉えていますか

今回3位入賞を目指して優勝したので、あまり実感が湧かないという感じです。来年はしっかり優勝を狙うという目標を持って、優勝したいと思います。冬期や来シーズンに優勝できる実力を頑張ってつけたうえで、学生対校戦に挑みたいという気持ちになりました。全日本インカレという大きな舞台で優勝できた経験は自分にとってすごくプラスになることですし、これから3年生、4年生になって迎える学生の対校戦で自分が早稲田を引っ張っていくという覚悟というか、責任を改めて感じられたレースだと思っています。

――4年生にとっては最後の対校戦となりました。来年以降、女子障害ブロックとしてどのように対校戦に臨みたいと考えていますか

早稲田の400メートル障害は対校戦の得点源としても、チームを成績で引っ張るという面でもチームの核となる部分だと思うので、今回出場していない清水(羽菜、スポ2=東京・白梅学園)と津川(瑠衣、スポ2=東京・八王子)ももっと一緒に私が巻き込んで3人でしっかり戦っていけたらと思います。今回初めて対校戦で400メートル障害に出場しましたが、流れがとても大切だなと今回の試合で感じました。前日の4継の優勝など、そういうことでかなり刺激を受けて頑張れた部分もあったので、女子400メートル障害、男子400メートル障害共にそういう存在になれたらと思います。