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ア式蹴球部

2021.09.11

第43回関東女子選手権(兼)第43回全日本女子選手権関東予選 9月11日 会場非公開

一つ目の『冠』を目指す戦いが開幕 5得点の猛攻で好発進!

皇后杯関東予選 第2回戦
早大 3-0
2-0
FARINA高崎FC
【得点】
(早大)2分 廣澤真穂、31分 三谷和華奈、34分 髙橋雛、47分 船木和夏、80分 並木千夏
(高崎)なし

※得点者の記載に一部誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。

 心地良い風が吹く会場で、ア式蹴球部女子(ア女)が目指す『四冠』の一つ、皇后杯関東予選優勝のタイトルを懸けた戦いが始まった。この大会でシード権を持つア女は、この日の2回戦から大会に参加する。相手はFARINA高崎FCだ。試合開始直後にゴールを決めると、前からプレッシャーをかけるディフェンスで相手にボールを持たせない。主導権を握ったまま前半のうちに2点を追加すると、後半はPKや途中交代で入った選手の活躍でさらに2点を追加。最後まで相手を圧倒し続け、5-0で勝利した。

 

追加点を奪った三谷

 

 「私たちが優位に立ってボールを回せるということは分かっていた」とGK近澤澪菜(スポ3=JFAアカデミー福島)が話すように、ア女はゲームの入りから力の差を見せつける。試合開始直後の2分、MF三谷和華奈(スポ2=東京・十文字)のカットインからFW廣澤真穂(スポ3=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)が左足で先制。ゴールライン際をえぐり、角度のないまま打ったボールがそのままゴールネットを揺らした。ディフェンスでもア女は相手にボールを持たれてもすぐに取り返し、常に相手の陣地でプレーすることで、自分たちのペースに持ち込む。31分にはまたも三谷がエリア内でボールを受け、相手のGKの頭上を狙ってゴールを決める。勢いが衰えないア女は34分、廣澤のクロスをFW髙橋雛(社3=兵庫・日ノ本学園)がゴールマウスに背を向けたままシュート。技ありの追加点を押し込み、3―0で試合を折り返した。

 後半もア女の猛攻は止まらない。47分、DF船木和夏(スポ3=日テレ・メニーナ)がエリア内で相手GKと接触し、転倒。PKを獲得した船木本人がPKを冷静に決め、相手を突き放す。守備面では選手交代をしながらも、FWからプレッシャーをかけて相手を誘導しボールを奪うなど、一度も相手に好機を与えない。80分には、廣澤が狙ったシュートが惜しくも右ゴールポストを直撃する。こぼれ球を途中出場のMF並木千夏(スポ4=静岡・藤枝順心)が冷静に流し込み、ダメ押しの5点目を獲得した。その後も試合終了まで全く相手を寄せつけず、5―0で皇后杯関東予選初戦を突破した。

 

PKを落ち着いて決める船木

 

 『四冠』の1つを目指す大会の初戦で、ア女は落ち着いた戦いぶりを見せた。最初の『冠』まではあと3勝が必要だ。特に明日の相手は、今季の公式戦でア女が唯一敗北を喫している筑波大であり、「絶対に勝たなければならない試合」(並木)だ。一筋縄ではいかないが、「今日と同じように自分たちがやるべきサッカー、積み上げてきたサッカーをしっかりと体現する」と近澤。やるべきことは変わらない。ライバルともいえる筑波大相手にどんなサッカーを見せてくれるのか。明日行われる大一番に注目だ。

(記事 内海日和、写真 内海日和、手代木慶)

 

スターティングイレブン

 

早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK ◎1 近澤澪菜 スポ3 JFAアカデミー福島
DF 2 船木和夏 スポ3 日テレ・メニーナ
DF 5 後藤若葉 スポ2 日テレ・メニーナ
DF 20 浦部美月 スポ2 スフィーダ世田谷FCユース
→52分 29 田頭花菜 スポ1 東京・十文字
DF 22 夏目歩実 スポ2 宮城・聖和学園
MF 26 木南花菜 スポ1 ちふれASエルフェン埼玉マリ
→68分 8 並木千夏 スポ4 静岡・藤枝順心
MF 6 ブラフ・シャーン スポ3 スフィーダ世田谷FCユース
MF 18 三谷和華奈 スポ2 東京・十文字
→62分 12 黒柳美裕 スポ4 宮城・聖和学園
MF 19 笠原綺乃 スポ2 横須賀シーガルズJOY
→68分 28 白井美羽 スポ1 ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ
FW 9 廣澤真穂 スポ3 ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ
FW 11 髙橋雛 社3 兵庫・日ノ本学園
→62分 30 築地育 スポ1 静岡・常葉大橘
◎=ゲームキャプテン
監督:福田あや(平20スポ卒=神奈川・湘南白百合学園)

 

MF並木千夏(スポ4=静岡・藤枝順心)

――復帰戦となりましたが、辛い道のりでしたか

そうですね。前にハムストリングスをけがしていて、ももの前を痛めちゃってやっと今日(復帰しました)。まだ全然調子は戻っていませんが。

――初戦でしたが、上級生としてどんな心持ちで臨んでいましたか

主将(加藤希、スポ4=アンジュヴィオレ広島)と副将(桝田花蓮、スポ4=ちふれASエルフェン埼玉マリ)が不在で4年生があまりいなかったので、自分が代わりになるという気持ちでした。自分は全然(及ばない)ですが、プレーや声出しで自分なりに頑張りました。

――前半はピッチから戦況を見守るかたちでしたが、チームの戦いぶりはどう見えていましたか

(スタメンで)出ている選手や下級生はすごく信頼しているので、不安感は全くありませんでした。うまくいっていない時間帯はありましたが、みんななら大丈夫だと思って見ていました。

――後半起用されて、復帰戦でゴールを決めました。その場面を振り返っていかがですか

監督からは、とにかく前線への動き出しを増やしてほしいと言われていました。それを意識しつつ、本当はシュートのシーンではもうワンプレー早く廣澤(真穂、スポ3=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)が(エリアに)入った時にサポートに入って、左に落としてもらって打ちたかったのですが、出遅れました。でも、そこでシュートのこぼれがちょうど自分のところに来て、あれはもう流し込むだけでしたね(笑)。

――初戦は5-0で好スタートを切りましたが、明日の準々決勝は上級生としてどのようにチームを勝たせていきたいですか

自分たちがやってきたことを出して、今日分かった課題をピッチで改善していきたいです。自分は改善点を明確に言葉にしていきたいです。明日も絶対に勝たなければならない試合なので、全員でいい雰囲気を作って試合に臨みたいと思います。

 

GK近澤澪菜(スポ3=JFAアカデミー福島)

――今日の試合を振り返っていかがですか

スカウティングの時点から、私たちが優位になってボールを回せるということは分かっていました。その中で今まで自分たちが積み上げてきたサッカーを体現することをテーマに試合に臨みました。前半から思っていたようにボールを持って3点取れて、後半も2点取れてかなり良いかたちで試合を進められたと思います。

――DF加藤希主将(スポ4=アンジュヴィオレ広島)やDF桝田花蓮副将(スポ4=ちふれASエルフェン埼玉マリ)が不在の中でゲームキャプテンとして意識していることはありますか

特にはないです(笑)。のんさんがいても、かれんさんがいても自分がキーパーとしてやるべきことは特に変わらず、後ろから声を出し続けられるところが自分の特徴だと思うので、そこをしっかりやって、その結果チームがまとまっていけば良いなあという気持ちでした(笑)。

――最後列から見ていて今日のディフェンスの出来はいかがでしたか

誘導して取ることもできていましたし、個人の部分でもフィジカルで勝っている部分が多かったので、あまり心配することはなかったと思います。

――皇后杯予選の具体的な目標は何でしょうか

『四冠』というのを目標に掲げていて、その中の一つがこの皇后杯予選で優勝することなので、優勝したいと思います。

――明日は筑波大が相手ですが、どのような試合になると思われますか

前回の関カレで負けているので、ライバルとも言えると思います。相手がやってくることの想定はできているので、そこをしっかりと抑えて、今日と同じように自分たちがやるべきサッカー、積み上げてきたサッカーをしっかりと体現して、それが勝利につながれば良いと思います。

――明日の意気込みを教えてください

絶対勝つぞ!!