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相撲部

2021.09.09

第48回東日本学生個人体重別選手権 9月5日 東京・靖国神社相撲場

栗田が悲願の大学初タイトルを獲得!  1年園田は堂々の第3位

 東日本学生個人体重別選手権が行われ、早大からは7人が出場。結果次第で全国学生個人体重別選手権(全国体重別)進出が決まる。さらなる高みを目指す早大相撲部にとっては大事な大会だ。この日早大勢として初めて大会の土俵に立った園田陽司(スポ1=福岡・博多)が100キロ未満級でいきなり3位入賞の大健闘。それに続くように栗田裕有(スポ2=新潟・海洋)が6連勝を飾ると、115キロ未満級で見事優勝を果たした。試合後、栗田は「応援してくださる方々への恩返しをしたいという思い」が自身を突き動かしたのだと振り返った。

 この日、チームに勢いをもたらしたのはルーキー園田だった。「楽に勝てた試合は1試合もなかった」。その言葉通り、終始手に汗握る展開が続いた。初戦から、相手の猛攻に圧倒されるも驚異の粘りで押し出し、なんとか白星を拾った。続く3連戦も、バランスを崩す場面こそ何度もあったものの、そこから勝機を探り続けた。準決勝では惜しく敗れたものの、結果は堂々の3位。個人戦鮮烈なデビューを飾るも、「今回の結果には全く満足していない」と本人は納得のいく結果ではなかったようだ。

表彰式後、賞状とカップを掲げる園田

 この日一番の活躍を見せたのは栗田だった。試合前のアップから体が良く動いていたという栗田は、取組でも動きで相手に勝り、決勝まで危なげなく白星を重ねた。勝ち進むにつれて徐々に強まっていった優勝への強い意識。プレッシャーに押しつぶれそうになるも、「応援してくださる方々への恩返しをしたい」という思い を胸に土俵に上がり続けていた。そこで迎えた決勝。栗田よりも体格の勝る相手に互角の立ち合いをみせると、足を前に運び続けた。必死の反撃を試みる相手にも冷静に対応し、最後は強烈な押し出し。この瞬間、栗田は大学初タイトルの獲得を決めたのだった。

金メダルを首にかけた栗田

 二見颯騎主将(スポ4=東京・足立新田)は部全体として「比較的に自分の相撲を取れていた」と今大会を振り返った。「皆さんに元気を与えられるような激しい相撲」で全国の舞台でも優勝を目指す栗田。第3位という堂々たる結果を残すも、悔しさを滲(にじ)ませた園田。二週間後に迫る全国体重別での二人の活躍に期待が高まる。また、下級生の活躍がチーム全体にも勢いを与えるはずだ。早大相撲部からますます目が離せない。

(記事 渡邉里奈、写真 早稲田大学相撲部提供)

※掲載が遅れてしまい、申し訳ありません

結果

個人戦

二見颯騎(スポ4=東京・足立新田)
1回戦 ◯対齊藤参段(東洋大)押し出し
2回戦 ●対角田初段(拓殖大)押し出し

田太隆靖(スポ3=東京・足立新田)
1回戦 ●対江連弐段(東洋大)押し倒し

鳥居邦隆(社3=愛知・愛工大名電)
1回戦 ◯対小野里弐段(東洋大)押し出し
2回戦 ◯対石塚弐段(駒澤大)下手投げ
3回戦 ●対須藤参段(日大)引き落とし
全国体重別出場者トーナメント1回戦 ●対岡田参段(東洋大)押し出し

栗田裕有(スポ2=新潟・海洋)
1回戦 ◯対穴吹参段(東洋大)押し出し
2回戦 ◯対新谷参段(日大)寄り倒し
3回戦 ◯対小湊参段(法政大)押し出し
4回戦 ◯対須藤参段(日大)押し出し
準決勝 ◯対小関参段(日大)押し出し
決勝 〇対川上参段(日大)送り出し

土屋和也(スポ2=静岡・飛龍)
2回戦 ●対里弐段(日大)不戦敗

大村晃央(社1=静岡・飛龍)
1回戦 ●対田畑初段(日体大)押し倒し

 

園田陽司(スポ1=福岡・博多)
1回戦 ◯対竹原初段(東洋大)押し出し
2回戦 ◯対藤澤参段(東農大)押し出し
3回戦 ◯対田中参段(日大)引き落とし
4回戦 ◯対松本弐段(日大)引き落とし
準決勝 ●対由留部参段(中大)叩き込み

二見颯騎主将(スポ4=東京・足立新田)

――今大会に向け、ご自身はどんな目標を、またはどんな相撲を心がけて臨まれましたか

 ベスト8を目標に、前に出る相撲を心がけました。

――ご自身の結果をどのように受け止められていますか

 東日本選手権 前のけがと解散期間で、土俵での練習はあまりできていなかったので、練習不足の結果となりました。残り少ないですが、また次の試合に向けて練習に取り組みます。

――今大会、栗田選手の階級別優勝などを踏まえて早稲田勢全体の結果をどのように受け止めていらっしゃいますか

 他の選手は、比較的に自分の相撲を取れていたと思います。2人入賞もしていますし、まずまずの結果だと思います。

――1年生は個人戦初大会となりました。お二人とも前大会の団体戦から活躍されていますが、二見主将にはお二人の活躍、普段の稽古の様子がどのように映っていますか

 二人とも普段の稽古から真面目に頑張っています。1年生が頑張っていることで、他の部員の刺激にもなっていると思います。

――今後の大会に向けて、個人としての意気込み、団体戦への意気込みをお願いします

 個人では、自分の相撲を取ることだけに専念します。団体では、責任感を持って自分の役割を果たせるように頑張りたいと思います。

栗田裕有(スポ2=新潟・海洋)

――優勝おめでとうございます。今の気持ちをお聞かせください

 まずは、日々の稽古の指導をしてくださる指導者の方々、共に戦って くれるチームメイト、応援してくださる全ての方々に感謝します。ありがとうございます! 今の気持ちとしては素直に嬉しく思っています! 大学生になって初めての優勝だったので、優勝できて本当に一安心したという感じです。

――第三戦も第四戦も動き勝ちして、相手を圧倒しました。今大会通して、どのような点が良かったと思いますか

 試合前のアップをしっかりとして体がよく動いていたので、そこがとても良かったポイントだと思います。特に下半身がよく動いていて足が前に出ていたので相手を押すことができていました。

――勝ち進むにつれて、特に意識したことはありますか

 勝ち進むにつれて自分自身の中で優勝という言葉が濃くなっていき、「絶対に優勝してやる!」と強く意識するようになっていきました。試合が始まる前から「絶対に優勝してやる!」という思いで挑んでいたので正直、緊張していましたし、すごくプレッシャーも感じました。その中で応援してくださる方々への恩返しをしたいという思いで戦いました。

――最後に、全国体重別への意気込みをお願いします

 全国体重別でも優勝目指して頑張ります! 皆さんに元気を与えられるような激しい相撲を取れるよう頑張りますので応援よろしくお願いします!

園田陽司(スポ1=福岡・博多)

――第3位おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください

 うれしいという気持ちもありますが、優勝したかったため悔しい気持ちの方が強いです。

――今大会に向けてどのような準備をしてきましたか

 体を大きくすることをしました。無駄に体重を増やすのではなく、筋肉で体重を増やすようにしました。他に特別なことはせず、いつもと同じように生活するようにしていました。

――初戦から粘り強く戦って勝利した試合が多かったように見えましたが、いかがですか

 自分より実力が上の選手ばかりなので楽に勝てた試合は1試合もなかったですが、思い切って試合をすることを心がけていたのが今回の結果につながったと感じています。

――最も印象に残っている相撲は

 初戦が1番印象に残っています。初戦で粘り強く戦い勝つことができたので、それ以降良い流れで相撲をとることができました。

――全国大会への意気込みを聞かせてください

 今回の結果には全く満足していないので、全国大会では優勝し、いつも支えてくれている家族に良い報告をしたいです。