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弓道部

2021.08.23

第69回全日本学生選手権 8月11・13日 愛知・日本ガイシホール

個人戦での出場 それぞれの結果を糧に

 全国から約4800人が予選を戦い、勝ち抜いた強豪が愛知・日本ガイシホールに集った。今年度の早大は、団体での出場はかなわず、個人としての出場となった。大学弓道における最大規模の試合である全日本学生選手権の試合は、大きく近的大会と遠的大会に分かれる。早大からは近的3人、遠的4人の出場となったが、近的では2本目までで全員敗退、遠的では東海枝航平(スポ2=埼玉・浦和)が予選通過し、決勝2本目敗退と健闘した。

 初日に行われたのは男子団体、個人の近的大会である。個人戦の試合形式は1本の射詰形式で、射が外れた時点で敗退となる。つわものぞろいの予選を勝ち抜いて本選の出場を決めた3人は、緊張感の漂う中、早大の名を背負って試合へと挑んだ。ところが、1本目を的中させた田沼翔太(スポ2=東京・桜修館中教校)、村岡晃輔(文構3=群馬・高崎)は、2本目に臨むも敗退。悔しさが残る結果となった。

 大会3日目、遠的大会が行われた。試合は、一次予選では2射のうち1射以上の的中で通過、二次予選では2射皆中で決勝進出となる。決勝は1本の射詰形式で行われる。初日に不完全燃焼に終わった田沼、村岡にとっては雪辱を果たしたい一戦だが、ここで活躍を見せたのは東海枝であった。一次予選は全員が通過し、二次予選で4人中3人が敗退する中、東海枝は決勝へ進出。決勝でも安定した射で1本目を的中させた。2本目は惜しくも的を外れ、決勝射詰2本目で早大は姿を消すこととなった。

 大きな大会を終えて選手たちが得たものは多い。村岡の「新しい選手たちが、今回の試合を通して何か学ぶことがあればいいと思います。」という願いどおりに、1年生の宮﨑滉巳(社1=埼玉・浦和)は「自分のやるべきことをひとつひとつ明確にしていけば確実なものになるのではないかということが学べました。」と言う。今後は定期戦や練習試合を経て、一部リーグ昇格をかけた東京都学生連盟リーグ戦に臨む。1年の総決算ともいえるこの試合で、これまでの学びを発揮できるのか。今年度の経験を糧に、シーズン後半戦へ突入する。

(記事 中村日菜美)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

近的大会
黒羽航平(文構2=東京・早大学院) 射詰1本目敗退
田沼 射詰2本目敗退
村岡 射詰2本目敗退

遠的大会
宮﨑 一次予選2射1中 二次予選2射1中
東海枝 一次予選2射1中 二次予選皆中 決勝射詰2本目敗退
田沼 一次予選2射1中 二次予選2射1中
村岡 一次予選2射1中 二次予選2射0中

コメント ※後日リモートにてインタビューを実施しました

村岡晃輔(文構3=群馬・高崎)

――予選も含めて今回大会を振り返った感想を、個人として、チームとしてそれぞれ聞かせてください

団体のほうは、今大会は新しい選手が結構入っていて、チームが新しい感じで挑んだのですが、実際は敗退してしまいました。経験が浅かったというのはあるので、いた仕方ないとは思いますが、これからに向けて新しい選手たちが、今回の試合を通して何か学ぶことがあればいいと思います。個人は、自分が予選で団体に出られなかったので、個人は絶対に当てて本選に出てやろうという気持ちで引いていました。予選まではうまい感じでいっていたのですが、本番になってみるとやはり会場の雰囲気にのまれてしまって、本来の力が出せなかったので、もう少しメンタル面を鍛えたほうがいいと個人的には思いました。

――以前の取材でも試合におけるメンタル管理が課題とおっしゃっていましたが、改めてこの点についてどのように改善していきたいですか

弓道は技術とメンタルの両輪で、僕自身あまり高校の試合に出ていなかったので、慣れができていないと思っています。練習をして、練習試合などにしっかりと出られるようにして、経験を積んでいきたいと思います。

――今大会は個人での出場となり、早大の選手としては最年長でしたが、試合前後で後輩選手と何か言葉を交わしましたか

個人で、負けても勝っても自分のところにしか責任は来ないので、後輩たちには気楽に引いてくればと言いました。一人は、大会は全関(全関東学生選手権)しか出たことのない選手だったので、気楽にと声をかけました。団体戦と同じで、そこから何かを学んでくれればという気持ちでした。

東海枝航平(スポ2=埼玉・浦和)

――今大会は遠的での出場となりましたが、本番までの準備で意識していたことがあれば教えてください

遠的はやはり近的とは競技が少し違くて、高校の時に遠的で日本一をとっているので、当時何を意識していたかを思い出しました。あとはいつもの試合どおり、やることを3つくらいに絞って、本番で意識してできるかどうかでした。

――予選を通過して決勝射詰2本目まで進出したときはどのような気持ちでしたか

近的などのいつもの試合形式とは違うので、一本一本集中してやっていけば問題ないと思っていました。いつもみたいに全部当てようというよりは一本一本集中してやるべきことをやるというのを徹底して意識していました。

――今後も大切な試合があると思いますので、意気込みを教えてください

チームとしては、今年は他の大会でタイトルを取れなかったので、最低限、リーグ(東京都学生連盟リーグ戦)で二部優勝して一部に上がるというのを達成したいという思いがすごく強いです。個人としては、田沼と一緒にチームを引っ張っていくような人間にならないといけないと思って日々練習しています。2年生だから先輩に甘えるとかではなく、しっかりと闘争心を持って、自分がチームを引っ張るという意識を常に心において練習して、試合で結果を残したいと思います。

宮﨑滉巳(社1=埼玉・浦和)

――1年生ながら全国から強豪の集まる大きな大会に出場していかがでしたか

緊張はすごくしました。高校の時も全国大会とかに出してもらっていたのですが、やはり緊張には慣れないという感じでした。1本目が一番緊張しました。

――今大会で学んだことがあれば教えてください

他大学の選手などの大会当日の過ごし方が良く見えて、やはり強いところは過ごし方からして他大学との違いが見られるというのを学びました。ルーティーンというか、自分のやるべきことをひとつひとつ明確にしていけば確実なものになるのではないかということが学べました。

――この経験を今後どのように生かしていきたいですか

大会には出してもらえましたが、やはりまだ良い結果が出せていないので、この2年3年と大会に出場し続けて良い結果を残せるようにというのを今一番思っています。