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庭球部

2021.08.21

全日本学生選手権 8月20日 三重・四日市テニスセンター

女子シングルスは4人が3回戦突破 女子ダブルスは3組が初戦を勝ち上がる(女子)

 連日熱戦が続いている全日本学生選手権(インカレ)は4日目から5日目にかけて女子シングルスの3回戦、5日目に女子ダブルスの1回戦が行われた。昨年のインカレでは2回戦で現3年生の選手たちが全て敗れるという悔しい結果に終ったが、今大会はパワーアップした姿を見せている。3回戦では3年生の3選手と、神鳥舞(スポ2=東京・早実)が勝利。ベスト16に早稲田の選手から4人が残った。そして女子ダブルス1回戦では3組が突破した。

★2、3年生が躍動 4人がベスト16進出(女子シングルス3回戦)

 

ベスト16進出の安藤

 安藤優希(スポ3=東京・日出)は第1セット、一切の隙をみせることなく試合を運び、6-0と完璧な戦いぶりでセットを奪う。第2セットもすんなりとゲームカウント5-2まで持ち込み、勝負は決したかと思われた。しかし、勝利を目前にしてペースを握られてしまう。一挙に4ゲームを連続で奪われ、セットを落とす可能性すらも浮上したが、第12ゲームをキープしなんとかタイブレークに持ち込む。すると、疲労が色濃い相手選手に対し、安藤が果敢な強打で得点を重ね、7−5で第2セットを奪取。ヒヤリとしたものの、勝利をつかみ取った。押川千夏(社3=福井・仁愛女子)は2回戦に続き、この日も強打で攻める姿勢は変わらない。つなぐ時はしっかりコートの深いところに返し、チャンスボールがあれば鋭いストロークを突き刺していく。第4、5ゲームを連取してリードする状況をつくるとそのまま逃げ切り、6-4で第1セットを獲得した。第2セットは相手にいきなり3ゲームを連取されるも、直後に3ゲームを取り返す。その後5-4とし、勝利は間近かと思われたが、粘り強い相手に対して決めきれないポイントが続き、タイブレークの末に勝負は第3セットに突入。体力的にまだ余裕のあった押川が動きの弱くなった相手に対して優位に立ち、序盤から立て続けにポイントを奪う。危なげなく逃げ切り、4回戦に進出した。

 

神鳥は2日間にまたいだ試合を制した

 神鳥は降雨の影響で、19日に第2セット途中までが行われ、20日に第2セット途中からの再開となるイレギュラーな状況となった。第1セット、序盤こそ神鳥のペースで試合は進むも、鋭いストロークを繰り出す塚田結(筑波大)に苦しめられ、思うように得点を重ねることができない。次第に自身のプレーに苛立ちを隠せなくなった神鳥は、5-7で第1セットを落とす。続く第2セット、強烈なショットに苦しむことは変わらずも、次第に粘りから敵のミスを誘発する場面も増加。5-3とリードした状況で19日は大会終了となった。続く20日、リードを守りきり第2セットを奪い、勝負は10ポイントタイブレークへ。先行し得点を奪った神鳥は、10−7でこのセットを取り、苦しみながらの白星となった。同じく19日に第2セット途中で試合が持ち越しとなっていた石川琴実(社3=東京・白鵬女子)。第1セットを7-5で奪っており迎えた第2セットであったが、攻めの姿勢をみせながらもなかなか決めきることができず、一時は4-5とリードを許す展開。それでも、強打を緩めることはなく第10、11、12ゲームを連続で勝ち取り、ベスト16へと駒を進めた。松本妃那(スポ4=福岡・柳川)は慶大の3番手である永田杏里と対戦。序盤からロングラリーが続き、深く返球してくらいつき強打も放ったが、粘り強さもある相手に対して攻めきることができない。流れを悪くし、第1セットを1ゲームも取ることができないまま失ってしまう。第2セットは第5、6ゲームに相手に攻めに来させてミスを誘発し、2ゲームを返しが反撃はここまで。松本の最後のインカレは3回戦で幕を閉じた。

★3組が初戦を突破(女子ダブルス1回戦)

 

予選から勝ち上がるも敗れた渡邉早、齋藤組

 前田優歩(社3=沖縄尚学)、神鳥組は第1セット、危なげなく試合を運んだ。強烈なサーブを打ち込むと、前衛が呼応しボレーを叩き込むなど、5ゲームを立て続けに奪う。しかし、敵の前衛が積極的な姿勢をみせたことでショットが伸び、3ゲームを失ってしまう。それでも続くサービスゲームをしっかりとキープし、第1セットを獲得する。続く第2セット、序盤は互いにゲームをキープする展開となったが、第5ゲームにブレークに成功すると、そのままゲームを取り続け勝利。1回戦突破を果たした。安藤、押川組は序盤からクロス、逆クロスでのラリーでストロークを主体に攻める展開を作りだす。安藤、押川とも強力なストロークを打ちこみ、相手がそれをミスすることもあれば、甘くなった球をポーチに出た前衛がボレーで仕留めるなどしてポイントを重ねた。第1セットは相手を寄せ付けずに6-0とすると、第2セットも同じような展開が続き、6-2。快勝で2回戦に進出した。

 シングルス予選で2人とも敗れるも、ダブルスでは勝ち上がってきた渡邉早和子(社3=愛媛・新田)齋藤優寧(スポ1=岡山学芸館)もストロークを主体に攻めるプレーを展開。しかし、狙いにいった球が惜しくもアウトになるといったポイントが散見され、思うように試合を進められない。第4ゲームからは続けて4ゲームを奪われ、第1セットは3-6とされる。第2セットは序盤からサービスゲームをキープし合う展開。リターンから強打してブレークを狙うも、ポイントに結びつかない。第9ゲームにはブレークを許してしまい万事休す。1回戦で敗退となった。同じくシングルス予選では2人とも敗れてしまっている足立理帆(社3=埼玉・山村学園)、松田望愛(文構3=東京・早実)組はミスの多い相手に対して序盤から優位に立ち、甘くなった球はボレーで仕留めていく。しかし所々でもったいないミスもあり、大きく相手を引き離すことはできず。ストレート勝ちで1回戦を突破したが、さらに安定して決められるように修正が求められるだろう。

 

(記事・写真 山床啓太、橋口遼太郎)

結果

女子シングルス
▽3回戦
○押川千夏 [6-4、6(3)-7、10 -4] 吉川ひかる(亜大)
〇安藤優希 [6-0、7-6(4)] 伊藤日和(同大)
○石川琴実 [7-5、7-5] 末野聡子(慶大)
○神鳥舞 [5-7、6-3、10 -8] 塚田結(筑波大)
●松本妃那 [0-6、2-6] 永田杏里(慶大)
女子ダブルス
▽1回戦
○足立理帆・松田望愛 [6-3、6-4] 畠山紗衣・岡崎美琴(北大)
〇安藤優希・押川千夏 [6-0、6-2] 猪川結花・上伊倉理子(法大)
○前田優歩・神鳥舞 [6-3、6-2] 末野聡子(慶大)
●渡邉早和子・齋藤優寧 [3-6、4-6] 中山麗未・吉川ひかる(亜大)

コメント

松本妃那(スポ4=福岡・柳川)

――相手は永田選手でしたが試合に臨むにあたって対策などはありましたか

相手は2年前にもこのインカレという同じ舞台でやっていて、その時も粘って粘って頑張ってという感じだったのですが、今回は少しでも自分から攻められるように頑張ろうかなと思っていました。

――序盤からロングラリーが続く中で相手もつなげてきて決め手に欠いているように見えましたが振り返っていかがですか

なかなか自分が打っても決まらないし、相手も良いボールを深く打ってきたので、ラリーの面で向こうの方がしっかり攻めてきていたから、そこは負けた原因かなと思います。

――そこに対して何か修正しようとしたところはありましたか

やはり同じテンポのラリーをしていて相手がやりやすそうにしていたから、そこを崩そうと思ってスライスや高いボールを入れていたのですが、チャンスボールが来た時に1歩中に入れなくて、というところがあったので自分から攻められなかったから勝てなかったのかなと思います。

――セカンドセットについては2ゲーム返しましたが振り返っていかがですか

2ゲームは気持ちを切り替えて吹っ切れて、しつこく自分から打つのではなく打たせてみようかなというように変えたので、相手のミスが少しだけ出たのかなと思います。

――今回が最後のインカレになりましたが予選からここまでを戦っての感想は

なかなかうまくいかない時期が多かった中でしっかり予選から5試合、最後まで戦いきれたということはすごくうれしいし、最後は永田さんと戦えて負けてしまいましたが、楽しみながらテニスができたので良かったかなと思います。

――今後はチームとしての戦いが始まると思うのでそこに向けての意気込みをお願いします

メンバーに入るかメンバーに入らないかはわからないのですが、もし出るとしたらチームの代表として絶対に最後まで諦めない姿勢や勝ちにこだわってやっていきたいなと思います。もしメンバーでなくてサポートだったら4年生として周りを見渡して選手のプッシュをできるように頑張っていきたいと思います。