メニュー

バレーボール部

2021.07.06

春季関東大学オープン戦 7月4日 敬愛大学 敬愛アリーナ

フレッシュな力が躍動も 敬愛大にフルセットの末敗戦

 新型コロナウイルスの影響で本来の形での開催断念を余儀なくされた春季関東大学リーグ戦が、オープン戦という形で3日・4日に開催された。3日に皇后杯都予選を戦った早大は、4日のみの参加。1年生を多く起用し新たな顔ぶれのチームで臨んだ一戦は、流れをつかみかけたものの逆転を許し、セットカウント2-3(25-20、25-20、22-25、5-25、12-15)で敗れた。

 スターティングメンバーには、実に3人の1年生が名を連ねた。第1セットの序盤、早大に流れを引き寄せたのは藤井陽奈子(政経1=香川・高松一)のサーブ。サービスエースを含む5連続得点で6-1とすると、前衛に立ったエースの中澤恵(スポ3=大阪・金蘭会)も、技ありのスパイクやボールを繋ぐ姿勢でチームを勢い付けた。同じく3年生の橋本彩里(教3=東京・早実)がクイックを決めると16-10。その後リードを保ちながら、途中出場で桑野祐衣(教2=埼玉・早大本庄)と神庭有花(先理3=埼玉・市浦和)がリーグ戦のコートを経験した。最後は中澤が決めて25―20。「ナイストス」の声が飛び、セットを先取した。続く第2セットの前半は、相手のセンターを生かした攻撃にブロックが対応しきれず。8-10とリードを許すが、中澤がクロスに打ち込むなど4連続得点で逆転に成功。ピンチサーバーの南里和(商1=東京・女子学院)が起用に応えるエースを決めて16-12とすると、その点差を守りセットを取り切った。しかし「リズムが悪いなという印象があった」と橋本美久主将(社4=福島・郡山女大附)が語るようにミスが散見され、流れに乗り切れないままセットを終えた。

セッターとしてもチームを牽引する橋本美久主将

 第3セットは序盤に両サイドがブロックに捕まり、2-6と先行される。藤井のフローターサーブはこのセットも有効で、追いすがるものの中澤が苦しい体勢を強いられる場面が増え、追い付くことができない。秋重若菜(スポ1=大阪・金蘭会)のスパイクで18-18とついに背中をとらえるが、続く長いラリーを失うと流れは相手に傾く。22-25でセットを落とし、悪い流れは第4セットにも尾を引いた。セットカウント2-1で迎えたこのセットはミスから連続失点を許し、突破口を見出せないまま2-13。徳山奈々美(商1=兵庫・加古川西)がクイックを決め一矢報いるも、5-25と大きく引き離されセットを落とした。15点先取の第5セットは5-5の場面、秋重のスパイクでリードするものの8―6から逆転を許す。二度のタイムアウトの前後にも得点され8―11とされてからは、中澤にトスを集めた。しかし、反撃には遅く12-15。フルセットに及ぶ戦いに敗れた。

1年生ながら高い得点力を見せた秋重

 オープン戦という形ではあるものの、同じ関東2部リーグを戦う相手との一戦だった。勝ち負けにこだわることも重要なのは間違いないが、早大にとってはそれ以上の意味をもつ実戦経験になっただろう。実際の試合、それも大学のリーグ戦にしかない緊張感や流れを1年生らが経験できたことは、大きな収穫と言えるはずだ。次の公式戦は9月からの秋季リーグ戦。悲願の1部昇格を果たすため、ミスでの失点を減らし、この日片鱗を示したポテンシャルをコートで十分に発揮したい。梅雨が明ければ、自己とチームを『磨く』季節が始まる。

(記事 平林幹太、写真 水島梨花)

セットカウント
早大 25-20
25-20
22-25
5-25
12-15

敬愛大
スタメン
レフト 秋重若菜(スポ1=大阪・金蘭会)
レフト 中澤恵(スポ3=大阪・金蘭会)
センター 橋本彩里(教3=東京・早実)
センター 徳山奈々美(商1=兵庫・加古川西)
ライト 藤井陽奈子(政経1=香川・高松一)
セッター 橋本美久(社4=福島・郡山女大附)
リベロ 神戸彩有(文構2=長野・松本県ヶ丘)
コメント

橋本美久主将(社4=福島・郡山女大附)

――今日の試合全体を振り返って

1・2セット目は自分たちの流れでできて良いプレーも出ていましたが、2セット目あたりからリズムが悪いなという印象はありました。3セット目は出だしが良くなくて、相手に流れを持っていかれてしまいました。あの場面で私が4年生としてチームに声をかけて、もう一回立て直さなければならなかったのですが、難しいことがいくつもありました。試合の中で流れがなかなかこちらに来ないとき、何をしなければいけないのかがまだ理解しきれていませんでした。

――4セット目は特に流れが相手に傾きました

3セット目が終わってから、次だよという気持ちで切り替えてはいましたし、チームの中でも声がけはしていました。ですが、私たちはやっぱりレセプションからサイドアウトが取れないと厳しいので、そこが機能しなかったのが大きかったです。

――セッターという立場から見て、今日のチームの攻撃面をどのように評価していますか

レフトに必ず2枚ブロックがついてくることが分かっていたので、どれだけミドルやライトを使えるかという部分が重要だったと思います。ですが競った場面や必ず点が欲しい場面が多すぎて、点を取る方にばかりトスを上げてしまって広く攻撃を使えませんでした。

――昨日の皇后杯予選と比べると今日の試合は

昨日の相手(日大)には練習試合で一方的にやられていたので、どちらかというと挑戦する気持ちが強かったです。そのため良いプレーも多かったのですが、今日はしっかり勝たなければいけないという思いから、弱気なプレーやかみ合わないコンビがありました。昨日も今日も良いプレーはあったのですが、今日はミスが出るなど、自分たちのやらなければならないことができていなかったように思います。

――今後に向けて一言お願いします

予定通りいけば次は9月から秋リーグがあるので、夏の間に自分たちの課題を見つけて、そこにどれだけこだわりをもって練習できるかということが大事になります。キャプテンとして、その意識統一ができるように声をかけてやっていきたいと思います。

秋重若菜(スポ1=大阪・金蘭会)

――今日の試合を振り返ってください

最悪ですね。個人的には大学に入って初めてのリーグ戦だったので課題が見えたなと思いました。初めてではないのですが大学に入ってサイドに転向したので、サイドからの新たな課題が見つかったという感じはします。

――自分のプレーを振り返ってください

最大が10だとしたら半分の5ぐらいの出来です。やりきれなかった感じでした。

――昨日の皇后杯の試合と今日の試合を比較して今日の試合はどのように評価しますか

皇后杯は相手が強かったので、向かっていく姿勢がチーム全体としてもあったと思います。ですがリーグ戦は同じレベルのチームとの対戦なので、どこか締まらないような雰囲気がチームにありました。そこから考えても今日の試合はダメだったのかなと思います。

――今日はスタメンに1年生が3人選ばれていましたが、それについてはどうですか

1年生3人ですよね、すごいですよね。フレッシュさですね。1年生は元気にやろうぜって感じなのですが、かなり静かなことが多くて。これからはフレッシュ盛り上げていきたいと思います。

――今後に向けて一言お願いします

秋リーグは1部昇格を目指しています。このリーグで出た課題と日頃の練習で足りていない部分を修正して、リーグ優勝したいと思います。